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週刊少年ジャンプ12号感想 [WJ感想2020]

イベント無事終了しました@常磐です。



コロナ関係で開催自体がなくなるのではないかとちょっと不安でしたが
ひとまず何事もなく(?)開催し無事終了したみたいで何よりです。

自分はコロナ対策というより花粉症のためマスクとゴーグル着用での対応と
なりましたが、都内で電車で通勤している身ですし、知らずに感染していて
無症状キャリアとなっている可能性はゼロとは言えないので念のため。

貴重な休日をほぼ丸々使い、重い荷物(在庫)を抱えて朝早くから出陣、
そしてまた重い荷物(在庫+新刊残り)を抱えて家に帰れば全身筋肉痛。

花粉症で頭は重いし、原稿制作による眼精疲労に寝不足、そして金欠と
毎回なんでこんな苦しい思いをしてまでイベント参加なんかしているんだろうと
脳の数少ない理性的な部分がそういっているのですが、イベントの最中の
買ってくれた方の顔とか、直接感想言ってくれた方の言葉とか、同じ苦しみと
楽しみを共有する方々との交流を思いだすとまたやりたくなる。まさに中毒。

部屋の一角に詰まれた大量の在庫(いつもの3倍刷ったのだから当然)を前に
「来週の春コミ参加しておけばよかった」と思っているあたりすでに末期です。
(一週間くらいあれば8ページのコピー本くらい作れそうだしなあ)

とはいえ11月の冬コミ原稿開始からここまでの3か月、ちょっと根詰めすぎて
いろいろなことがおざなりになっていたところもあるので、しばらくはそういうの
から離れて放置してたP5Rの続きでもやりたいところ。


次のイベントは5月、今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ12号感想■■


【巻頭カラー】『アクタージュ』

■祝2周年

アクタもついに2周年か……なんとも感慨深いですね。

まったくの私事で恐縮ですが、ちょうどアクタが連載開始したころ
精神的にちょっとあれだった時期でして、当時いろいろと迷走していた
この作品に対して少し…いやわりと…かなり批判的な感想を書いていた
思い出がありまして。まあ実際共演者に飛び蹴りくらわすなどかなり
無茶苦茶していた時期ですのでその感想自体を改めるわけじゃないんですが。

ここまでいい作品に化けると知っていたならもう少し優しい乾燥にしておけば
今頃もう少し大きな顔ができていたのかなあと…冗談ですすみません。

閑話休題

で、カラーの話ですが。こういう両雄並び立つ(女優だけど)構図好きなんですよね。
それぞれの座り方に隠し切れない個性と作者の性癖が浮かんでいるところも好き。

しかしそれよりも注目すべきは背後に待機しているサポートの2人×2。
無能・役立たず(少なくとも現時点では)の甲組の二人と
有能・お役立ち(同上)の乙組の二人との対比もなかなか面白い。

まあ花子さんはこの後変わる可能性もありますし。
今すごいすごいと盛られまくっている黒山監督も実際やってみたらただのポンコツ
だったという可能性もありますしね、油断は禁物。



■人気投票

こちらは夜凪と天使との一騎打ちかなあ。
アラヤはいいとこ付けると思うけど王賀美はちょっと微妙な予感。

自分としてはやはり主人公には1位を取ってもらいたいから夜凪かな。
ってまあいつものごとく投票はしませんけどね。



■夜凪の謝罪

夜凪に謝罪されることが一番花子さんを追い詰めることと知っててやってるなら
ちょっといいなと思いましたがさすがにそれはないか。とりあえず刃物だけは
やめておけと忠告する王賀美と、それをたしなめる共演者との関係が良好そう
なのが彼女の功績と言えば功績か。あんまり笑えないけど。

まあ花子さんに関しては今回の件でもう許したけどな!
夜凪羅刹女の変化を見て一番ショックを受けているのは彼女自身ですし、
そもそも演出に関しては本当にド素人だったとは…本当に何で連れてきた。
確かに原作者だから物語のイメージを一番明確に持っているんだろうけど
それがメディアミックスの舞台で有利かと言えば必ずしもそうじゃないし。

とはいえこのまま終わってしまうのは彼女があまりにもみじめすぎるし、
それを連れてきた天知の無能さがさらに浮き彫りにされてしまうから
2回目以降の舞台で何か変化があると(今度こそ)思いたい。

ダメでもこれ以上の期待はしてないから。


■天使の舞台

そして次はいよいよ乙組の舞台

先週までの話で彼女は何かをつかんだようですが、それが何なのか読者には
わからないようになっていたので答えは本番で、というところか。

触れれば焼かれそうなほどの怒りの形相で本番を迎えた夜凪とは対照的に
振れるものを優しく包み込んでくれそうなくれるようなきれいな笑顔の羅刹女。
甲組で話の大体の流れは知っている読者からすればこちらの方がより不気味に
映りますが、果たしてどういう羅刹女になるのか、楽しみです。

それはそうと本当に彼女のアップには気合が入っているよなしろ先生!
カラーページの目の描きこみぶりといい、絶対見た目はこっちが好きだと思う。




『ONE PIECE』

■釜茹での刑

…というからてっきり湯で煮られるものかと思っていましたが、用意されたのは
煮えたぎる油(200℃くらい?)という更なる地獄。誤って落ちた刑吏士が一瞬で
黒焦げになって死ぬほどの危険物。茹でるとかそういうレベルじゃねえ。

それを普通に…ではないけど1時間耐えるって…実際に耐えきれそうって…
いくら覇気という不思議パワーが存在する世界とはいえ盛りすぎだろこれ。
気合さえあれば何でも耐えられるのか!そうか、じゃあ仕方ないな!

ただ…裸踊り100人救済にせよこの釜茹で1時間にせよ、
本当にその約束を果たしてくれるかの保証もないままやるのはちょっとなあ…。

もちろんそもそもこうなった原因が、自分が国のことをないがしろにして
白ひげやロジャーたちの船に乗って遊び歩いて(ワの国視点)いたせいなので
彼がその報いを受けるのは仕方ないんだけど、それならそれで自分の命の価値を
もう少し考えて使うべきだと思うだよな、ぶっちゃけ投げ売り状態じゃん。

遠い未来にオロチだったかカイドウだったかがおでんを「バカ殿」と言ったのは
若いころの所業でも冒険の旅に出たことでもなく、こうやって無条件に人を信じて
しまう愚かさだったとしたら…やっぱり救いようがないなこの回想。

前半はあんなに楽しい話だったのに。
いやわかってたけどさこうなるのは。




『鬼滅の刃』

ここにきてさらに縁壱の強さを盛ってくるかワニ先生…!

先週の時点ですでに超えられない高みとして君臨してたわけですが
今週さらに「無惨の体に消えない傷を残し常に蝕んでいた」という
永続効果のある攻撃を付与していた事実を出してくるとは…!

なんかもう「人気ありすぎて負けさせられなくなった前作主人公」みたいな扱いだな
あるいは「ぼくのかんがえたさいきょうのきめつきゃら」でもいいけど。
実際ワニ先生はそのつもりで描いてるんだろうし。加減しろ加減!

てかこれに時間さえかければ追いつけるだろうと考えた兄上のお労しさが
さらに増したんですが。あんた鬼の最終形態になっても追いついてないよ!
こっちもこっちで死してなお不憫盛りに余念がない…もう許してあげて。

しかし炭治郎、死の淵から生還したときは「ついに縁壱に並ぶのか」と
思いましたが全然そんなことなかったね…むしろもう限界来てたね。
何とか復活した伊黒さんも痛々しいし…まあ彼にとってはもともとあまり使えなかった
眼だけで済んだのは運がよかったとさえ思っているかもしれない、手足は無事だし。

そしてまだまだ働く愈史郎とその猫。失礼だけどこういう時鬼は強いよな。
岩柱は駄目だという判断だけど、ちょっと前に五体バラバラになりながらも
戦い続けた無一郎と玄弥を見ているから多分まだまだ戦うと思う。

老化薬と弱点露出でもう少しだけ希望の目が見えてきたわけですが、
まだ夜明けまであと50分弱、禰豆子の参戦イベントもこれから控えているわけで
果たしてどう盤面がひっくり返るのか。全く安心はできません。




『Dr.STONE』

■敵は月にいる

真犯人=千空説はあっさりと覆りましたね、音声はただの録音ボーカロイドか。
とはいえ千空の関係者という説はいまだに捨てきれないのでキープ。

そして次の目標は月か…確かにこの物語の最終目的は「宇宙に行く」ことだとは
わかっていたけど、ここまで喫緊の目標にされるとゲンじゃなくてもびっくりですよ。
いや本当にどうやって作るの?木造の帆船ですら相当な時間かかったのに。

てかあれだけ苦労して作った船はここでお役御免ですか?
まあ龍水とか船関係なく大活躍だったから今更船長として活躍しなくても
この章の千空の相棒としてゆるぎない地位を獲得したからいいけどさ。

次の章の相棒は宇宙に詳しい…宇宙に?
まさかレイ君…はさすがにねーか。




『チェンソーマン』

先週コベニちゃんの車にはねられて死んだ(本人はとっくに死亡)奴が出てきて
普通に彼の旧友と酒飲み始めて訳が分からなかったんですが、あれ生き残った
三男が今度は死んだ男に化けてその友人と話してたってことか、なるほどなー。

長男次男と比べて三男は割と普通の人間的な感覚を持っており、
今回彼を殺してその姿を奪ったことにある程度の罪悪感を感じているようですが
友人の語る「兄の死」というキーワードに何かを吹っ切った模様。

まあそういった次の週にあっさり殺されてたりするのがこの漫画の魅力でもあるけどな!


そして相変わらずヤバそうなレズ…じゃないクァンシ様御一行と
それ以上にヤバイ予感しかしないサンタクロース。

てか「ハロウィン」ってことはここもそういう時期か?
サンタクロースが「何か」をしているところは渋谷のスクランブル交差点みたいだったし。
相変わらず渋谷は人を狙うには格好の場所だな。いっそお約束ともいえる。




【読切】『Little my mars』

すっきりと読みやすい絵柄に、かわいいけれどシリアスも行けそうなキャラ造形
(ちょっとだけ雰囲気がスパイファミリーに似てる?)バトルもうまいし背景もいい
ストーリーの構成も悪くないし何より漫画として読みやすい

結構作りこんだ世界観があるであろう雰囲気を出しつつも、今回の物語に
必要ない部分はバッサリ切ってできるだけ説明部分は簡潔にする思い切りの良さと
その分空いたところを主人公とヒロインの交流に使う…うーん素直に上手いなこれ。

あとこれは完全に趣味の話ですが、ヒロインの見た目から背負っている運命から
無垢な性格と相反する強大な力、そして不死身性までもが自分にドストライクで
そりゃ主人公も思わずほだされますわ。ほだされた結果の行動が実は正しかった
というオチもいいですね。世界は優しくないより優しい方がいい。

てかこれ本当に新人?
最近は外部から連載経験者を引っ張ってくることもあるらしいけど…。
まあどっちでもいいか、久しぶりに「あたり」の読切を読むことができました。




『僕たちは勉強ができない』

3人むせ梅の告白ごっこを聞いて先生と先輩が身を引き
そして迷っている成幸の後押しをする形で文系と理系が身を引き
ついにうるかへの思いを固めた成幸は空港へ―――

って本当にうるかエンドで終わりそうですねこれは。
変にドロドロすることもなく、女性陣5人仲良しの思い出は美しいままで
主人公はずっと彼を思って支えててくれた、そして最初に告白してくれた
うるかのもとへ行く。たぶんもう少しトラブルはあるけどその結論は確実。

この作品らしい綺麗な終わり方でしたね…本当に…本当に…なんで…


何でアニメで先にネタバレした


これに関しては本当に意味が分からない。
まあいま本誌で阿鼻叫喚になっているらしい五等分の花嫁の現状を見るに
アニメで先出しすることで本編への衝撃を和らげようとしたとも考えられるが
それって単に最終回がただの確認作業になるだけじゃね?それでいいの?

てか実際にそうなって自分的には非常に萎えてるんですがね。
アニメもなーもう連載終わって結論がわかっていたとしても3期で先生や
他ヒロインのあれやこれやが見たかったですよ。

本当に何でこうしたのか、最終巻のオマケでもいいから知りたいです。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


原稿作業がないので久しぶりにジャンプ感想に集中できる、と思ってたら
結局いろいろ遊んでしまってこんな時間に。駄目だなこれは。

筋肉痛で体バッキバキなので早めに寝よう。


それでは。





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真馬流

1月以降は毎週毎週コロナ対策のニュースがやってるわけですが
唾液からも感染するとなるとやぱりマスクは必須か、うがい・手洗いは毎回できても毎回顔を洗うとなると地味にハードル上がりますし。

>アクタージュ
・・・え?花子さん本当にこれで終わり?!

>ONE PIECE
今にして思えば、オロチがおでんを潜在的に?恐れていたのも幼い頃から嫌というほど目の当たりにしてきた『理不尽な暴力』そのものだったからなわけですね。
そして、オロチが作中で度々口にしていた「天国と見紛うワノ国」も(破滅の道を突き進むワノ国は自分にとって)正に天国!という最大の皮肉だったと。

>ぼくたちは勉強ができない
余りにもスムーズ過ぎてちょっと怖かった今週(汗

>夜桜さんちの大作戦
夜桜さんちが全然出てこねぇ、ポロの時もそうでしたが
全然息詰まるような段階じゃないのに勝手に迷走するのは最早悪癖では?
まあ『家族の死の真相』自体は本筋なんでしょうが、夜桜さんちが置いてけぼり過ぎる・・・。

by 真馬流 (2020-02-20 19:24) 

常磐

もうコロナはお腹一杯ですわ。

>アクタ
きっと…きっと次の上演で何とか挽回してくれる…かなあ?

>ワンピ
オロチはきっとどんな結果になっても「安心」することはないんでしょうね
自分が復讐者だからこそ復讐に来るであろうおでん一味の気持ちがわかるから
それが今の臆病者につながってると言われればなるほどですが

なんかもうすっかりご無沙汰で申し訳ないです。
コメントいつもありがとうございます。
by 常磐 (2020-03-09 21:59) 

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