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週刊少年ジャンプ4・5号感想 [WJ感想2020]


ジャンプフェスタ2019行ってきました@常磐です。


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信じられるか…これ全部無料配布なんだぜ…?
しかも入場無料…この出版不況のご時世にずいぶん大盤振る舞いだよなあ。
特に右上のキャップなんてかなりしっかりしてるし、デザインもシンプルだから
普段使いも可能、しかも会場限定のキャラグッズ。主催者大丈夫なのこれ。

そして最大の目的である原画展もいってきました。
今年は(もしかしたら去年から?)スマホでなら写真撮影OKということで
とてもありがたかったのですが、そのせいで非常に混雑していてじっくり
鑑賞できる状況じゃなくなってしまっていたのが残念。

しかしやっぱり今はジャンプでもデジタル原稿が圧倒的なんですね。
現連載陣でアナログはワンピ・ヒロアカ・鬼滅・ハイキューくらい?あと多分ハンターか。
もちろん内容にも絵の魅力にも優劣はないのですが(むしろ仕上がり綺麗さ
ならデジタルに軍配が上がる)、純粋に鑑賞対象としてみるにはやはりアナログ
の方が筆運びや修正のあと、はみ出しやトーン削りなど見れるのが楽しい。

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特に見てよこの尾田先生のカラー!B3サイズ全体に描きこまれているというのに
一切迷いのない線と鮮やかな色彩!アップで見ると色のにじみとかホワイトの
ハイライトの盛り上がりとかが見て取れてもう最高。

ちょっと前だけどクレイモアの八木先生の描いたまるで油彩のようなクレアとか
シンプルなだけにごまかしのきかない久保先生の描いた海辺の一護たちとか
ずっと見ていたかったな…画集も持ってるけどやはり生原画には及ばない。

だからいくらきれいでも「複製原稿」ならいらないんですよね。
この原画そのものが手に入るならいくら積んでもいいけどさ(まあ買えないが)。



私もいつかアナログに挑戦したい、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ4・5号感想■■


【巻頭カラー】『ハイキュー!』

最終決戦を前にしての全員集合、それぞれの現在を紹介し、
そして第一話のセリフに被せるような日向と影山の再会…思わず今週で最終回
なのかと別の意味でドキドキしてしまいました。2019年最後の巻頭カラー最終回
とかちょっとした花道ですしね。あーびっくりした。

しかし大地部長が県警、菅原さんが教師で東峰さんがアパレルって
なんかもうすっげー「らしく」て笑ってしまった。まあそうなるよね。

それと決戦前に彼らの姿が高校時代のそれに近づいてくれたのは良かったです。
誰が誰かわからないわけじゃなかったけどやっぱり一瞬「?」と思っちゃいますしね。
せっかくのオールスタードリームマッチなんだからストレスなく観戦したい。


てかハイキューが終わるとなるといよいよジャンプからスポーツものが消滅かぁ…。
いや今までも途切れていた期間はあったけど、ここまで完全に次の弾がない状態で
なくなるのって久しぶりじゃね?読切も最近はファンタジーとかそんなんばっかだし。

というわけで今持ち込みするならスポーツがねらい目だぞ!
オリンピックも近いし意外とマイナー競技とかも需要があるかもしれない!
そういえば以前ニセコイの古味先生が描いてたeスポーツ漫画はどうなったんですかね。
当時はゲームがスポーツ?とか思ってたけど今では割と普通に認知されてるし。




『ONE PIECE』

■クリスマスプレゼント

・ロジャーは回想の15年以上も前にログの果てに到達していた
・そこはラフテルではなくもちろんワンピースでもない
・4つのポーネグリフが真のゴールへの地図
・ポーネグリフの古代文字は光月家の暗号と同じ
・空島のポーネグリフに文字を代筆したのはおでん
・黒ひげは眠らない

お…おお…あまりの情報開示の大盤振る舞いっぷりにちょっと混乱してます。
これはあれか、ワンピ考察班への一足早いクリスマスプレゼントですか。
正月休みで暇なんだからこれでゆっくり楽しんでてね!みたいな。

ログの果ての島がラフテルでないことは以前から言われていた気がしますが
実際にここまで断言されたのはこれが初めてかな?違ってたらごめん。
4つのポーネグリフの内容をつなぎ合わせるとラフテルへの地図となる、
これも既出情報ではあるがロジャーの口から直接語られたのはかなりの収穫。

そうそう、この時点で「ラフテル」という言葉は一つも出てこないんですよね。
ということはこの名前はロジャーが到達したときにつけた可能性もあるのかな。
ちなみに映画で初めて明らかになったラフテルの綴りは「laugh tail(笑い話)」
うーん意味深。

そしてポーネグリフの文字が光月家の暗号だったというのは、
光月家がポーネグリフを作った古代の一族の末裔ってこと?なんかあの文字と
ワの国の雰囲気とが全然合わなくて違和感しかないんだけど。

それにしてもロジャーの野望っていったい何なんですかね。
白ひげが思わず鼻で笑い、おでんが感服してついていくとまで言わせる内容とは。
(てかこの瞬間のロジャーの顔がまんまルフィで笑うw本当に赤の他人か?)


しかし相変わらず白ひげは不憫。あれだけ断ったのに強引に乗り込んできて
実力は認めてるから兄弟分にまでしてやったのにこれですよ。
しかもこの時点でのおでんはモモの助と日和という無力な幼児と赤ん坊を
連れているわけで。そりゃ止めるよ白ひげ。基本善人だもんなあの人。

まあ止められるわけもないのがおでんなんだが。



■バギーとシャンクスと黒ひげ

改めてこの時代のバギーとシャンクス仲いいな!
ルフィとウソップどころか義兄弟…いやそれ以上の仲を感じましたよ。
以前の一瞬の再会シーンがちょっと馴れ馴れしすぎじゃ…と思ってましたが
これだけ着やすい仲だったのなら仕方ない。むしろドライすぎるくらいだ。

さらに黒ひげの「俺は人の倍生きている」の理由もここで明らかに。
てか眠らないで生きることってできるのかな…まあワンピ世界の住人なんだし
見た目は人間でも実は人間じゃなかったって可能性はあるか。




『鬼滅の刃』

■伊黒小芭内の過去

てっきり先週の流れから縁壱と炭吉の話の続きかと思ったら
いきなり現在に戻さないでください!現実に戻さないでください!

ていうかここで伊黒さんの回想とかやめてほしいんですけどぉ!
死ぬじゃん!絶対死ぬじゃん!内容からして生きる理由じゃなく死ぬ理由じゃん!
無惨を倒したら告白じゃなくて、無惨を殺して死んだら来世で告白とか悲しすぎる!

そして地味に甘露寺さんのダメージもでかいぞ…?あれたぶん筋肉八倍娘だから
かろうじて体の形を保っていたけど多分普通なら八つ裂きコースだった。これでは
仮に生き残っても障害コースかな…いや今は生き残ることより死ぬことより無惨を
倒すことが第一で、それ以外を選ぶことはありえないんだけど。

しかしですね、現在と過去、同時中継でじりじりさせるのやめてくださいワニ先生!
縁壱もヒノカミ神楽も炭治郎の生死も伊黒さんの覚悟の行方も全部来年に
持ち越しですか本当にひどい人だ!

ジャンフェスで「読者に生きる力を与えられる作品にしたい」とか言ってたそうですが
これのどこが…いや確かにこの結末を見るまでは死ねないという謎の活力が
与えられたから間違ってないのかもしれないが・・・。

今年は本当にお疲れさまでした!来年も頑張ってください!




『チェンソーマン』

一方で2019年の締めにふさわしく綺麗にまとめてくれたのがこれ。
え、血まみれ泥まみれでちっとも綺麗じゃないって?
綺麗な人しか出てこなかったじゃん、眼福でしょ?

てかマキマさんの登場の仕方が怖ぇよこれ!ヒロイン(多分)のやっていい奴じゃねえ!
むしろ実質的に彼女にとどめを刺した天使くんの方がよっぽどヒロイン度が高いというね
何だかんだで笑顔で死んだ姫野パイセンも含め女子の方が楽しそうだよねこの作品。

そして久しぶりに登場のパワーちゃん。彼女はもうヒロインというよりはマスコットですが
彼女が出てくると途端になごむわー、ビームくん天使くんという2大ヒロインを前に
もうパワーちゃんいらなくねという意見もありましたが、やっぱりこの作品に彼女は必要。




『アクタージュ』

結局最後は夜凪の「役者魂」にかけるしかないのかぁ。
でもここまで油注いで風で煽って燃え上がらせた怒りの炎を一体どうやって
収めるんですかね。無理やり鎮めるにも何らかの理由は必要だろうし。

しかしこの羅刹女の怒りを「常に周囲に怒りをまき散らすヒス女」とか
「常時ピリピリしてて炎上寸前のネット社会」に例えたのはちょっと悪手な気が。
せっかく先週まで何とか持続していた羅刹女の怒りの「神性」がこの例えによって
一気にくだらないものへと矮小化されてしまった気分。
なんだよここは神域ではなくヒスるお局様におびえる会社の給湯室か。

まあこの羅刹女のモデルが内面ヒス女の花子さんだから仕方ないのかな。
毎週毎週ストップ安を更新し続ける彼女ですが、今後挽回のチャンスはあるのか。




『僕たちは勉強ができない』

■全員合格!

特にあしゅみー先輩は不安だったのですが無事合格でよかった…。
一緒に泣くほど喜んでくれたバイト仲間にほっこり。

一方で分離に対してはついに先生がその本音を吐露。
つられてこっちもうるっと…しそうになりましたが、ここであっさり本音を見せちゃうのは
ちょっとあざとすぎて残念だったかな。

ひとまず表向きは「おめでとう」と冷静ぶって終わらせて、
彼女たちが部屋を出たら「良かった…」と崩れ落ちるとか、
それに成幸が気づいてとか…うん、まあいいか。

とにかくヒロインズが仲がいいのはうれしい限りです。
どうせこれから大なり小なりぎすぎすせざるを得ない状況になるんだろうし。
今だけは幸せに、合格発表後の楽しい時間を過ごせばいいと思います。



■先鋒・うるか

とか思ってたらいきなりうるかの告白キター!

そしてこのタイミングで今年は終了かよ!
くそっ、くそっ、どいつもこいつも!




『Dr.STONE』

■石化装置

この戦いももう終盤で、あとはどうやって千空が勝つかくらいしか興味ありませんが、
決着のついた後の石化装置の扱いの方が気になりますね。

何せあまりに扱いが簡単すぎるから下手な人に持たせられないしなあ。
とりあえずは千空が持つことにはなるでしょうが、現実的な彼の思考と
ファンタジー武器の石化装置ってどうにもかみ合わないんですよね。

まあその辺のさじ加減は村田先生に任せておけば問題ない気もしますが。
巻末のリブートの方でもっとトンデモなサイエンスフィクションならぬ
サイエンスファンタジーを見せつけられたあとだとこの石化装置ですらも
常識的に見えるから不思議。まさかそれを狙ってのスピンオフだったのか・・・?




【最終回】『Dr.STONE reboot』

■生存確認

そしてそのリブートの方ですが・・・まさかのレイ君現代まで生存!

先々週はひたすら健気な機械が一人で頑張ってる姿に心を痛めて
先週はあまりにぶっ飛んだ展開に目を白黒させながらもその強さに心を打たれ
そして今週・・・泣く覚悟はできていたのになぜか笑ってしまったわ!
まあいいけどね!こういうオチも嫌いじゃないよ!

ただ一つ残念なのは、丸っこくてかわいいフォルムがただの美少女アンドロイドに
なってしまったことかなあ…あの人とはかけ離れた見た目で、ひたすら健気に
百夜を待ってるって構図が個人的にツボだったのに。

何はともかくboichi先生お疲れさまでした。
まじでスゲーわアンタ、本当に人間?



- - - - - - - - - -


今週は以上。


さて今年の仕事もあと4日、コミケが終わればもう来年!
昨年は悪い意味でいろいろあった年でしたが、今年はそんなに悪くなかった気がする。


それでは。





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コメント 2

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Dr.STONEで村田先生・・・?
それは稲垣先生のかつての相棒では?
by お名前(必須) (2019-12-29 15:11) 

常磐

ああごめんなさい素で間違えました!
by 常磐 (2020-01-05 20:07) 

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