週刊少年ジャンプ43号感想

Ｐ５は2016年まで延期だってさ＠常盤です


うん、知ってた。


つーか本当に今年中に出るなら８月くらいまでに何らかの発表があったはずだし
ゲームショウで発表するにしたって何らかの前触れくらいがあるのが通例だし
むしろこれだけ何もないことが発売延期の通例だし

だから全く落胆なんかしてません、いや本当に。

ちなみにゲームショウでは「ダンガンロンパ３」の発売も決定されましたが、
これも発売日は未定…まあ、守れない約束ならしないほうがマシかも知れませんが。

とりあえず、アトラスさんとスパチュンさんには期待と激励をこめて
モノクマさんのありがた～いお言葉をささげようと思います。


　

　迅速かつ早急なテコ入れが必要なのです。
　速さのない対応策など、後に立つ後悔と同じなのです。
　世界を支配するのは、すなわち早さだと思いませんか？
　だからこそＦ１ドライバーはモテるのです。
　遅い作業なんてバカでもクズでも誰でもできます。
　一生をかければ、ダメ人間でも名作を作れるのです。
　早いほうが賢くて偉いのです！
　平泳ぎや背泳ぎよりクロールのほうが偉いのです。
　カーブやフォークよりストレートのほうが偉いのです。
　懐石料理よりファストフードのほうが凄いのです。
　月刊漫画家より週刊漫画家のほうが賢いのです。
　つまり、速さこそが世界基準の価値なのです。

ちなみにこれは某クーガーさんのお言葉が元ネタらしいですが、個人的にモノクマの声で
言われたときの衝撃が凄かったのであえてモノクマの名言とさせていただきます。

まあこの言葉は自分にも突き刺さるんですが…２日遅れのジャンプ感想です。

■■■週刊少年ジャンプ43号感想■■■

【新連載】『左門サモナー』

■沼駿先生

先週の「ものの歩」に引き続き、今回も読切の記憶のない作品の連載。
作者も初めて聞く名前ですが、絵があまり新人っぽくない感じであるところからして
ダンス部の横田先生のように外部からの引き抜き立ったりするんですかね。

それにしてはなんとなく見たことあるような絵柄なんだけど。



■本編

善人の見本のような学級委員・天使ヶ原さんと
外道の見本のような転校生・左門くん。

一般的な物語だと善人たる彼女が彼に善意で付きまとって、それをうっとおしがる彼が
力で排除･･･というのがよくあるパターンなのですが、これは逆で悪人たる主人公が
一方的に彼女を嫌ってひたすら嫌がらせをするという、まあある意味斬新な展開に。

結果的に「彼女は何も悪くないのに勝手に殺されそうになる」という非常識極まりない
不愉快な内容になっていて、やっぱり無理に王道をはずすのは良くないのだな、
と半ば呆れながら読んでいたのですが。


最後のシーンですべて許した。


なんだ、これただの一周回ったツンデレか。

天使ヶ原さんも（彼のせいで）殺される直前まで彼を一片たりとも恨んではいなかったし、
左門くんもそんな（天使のような）彼女を心底嫌っているのが非常に良くわかったので、
今後もこの立場を崩さないままラストのような展開を続けてくれるなら支持できそう。

善でも悪でも天使でも外道でも、ブレないキャラは大好きです。

『ONE PIECE』

■麦わら大船団誕生

ルフィが彼らの申し出を断るのは予想の範囲内だったし、
それを聞いた彼らが勝手に兄弟の杯を交わすのも予想の範囲内だったけど
ようやくルフィが海賊王に必要な条件の一つを手に入れたのは素直に良かったです。

まあ…その前の展開でルフィにはちょっと失望してしまっていたため、感動するという
所まではいけませんでしたが。今後もドレスローザ編は悪い意味で尾を引きそうな予感

『暗殺教室』

今週はいっそすがすがしいくらいに内容がなかったですね！
でも最後の「殺せんせーの暗殺期限まであと２６日」のモノローグには
久しぶりにこの作品で爆笑することができました。

この言葉がこれほどまでに空しく響いたことがあっただろうか（いやない）。

『食戟のソーマ』

結局文化祭の勝敗とか一切うやむやにしやがった…！

砂上の楼閣で総帥ダンスを踊る菜切パパの道化っぷりはひとまずおいといて、
ネットリジットリとえりなに愛をささやくシーンは薄い本のいい材料になると思いました。

ていうか実際に薄い本で見たことある気がするよ、この状況。

『背筋をピンと』

暗い展開が長続きしないのがこの作品のいいところ。

モテ期到来かと思われた「つっちーの過去の女登場」が実は彼のコンプレックスの原因で
それがあったからこそ今の彼女に一番必要な言葉が伝えられたという展開は上手いですね。
普段のつっちーだったらぜったいそこまでうまいこと言えないだろうし。

いずれにせよ今度こそ彼らペアのいいところを公衆の面前で見せてくれるんですよね？
大会編からもうずっとウズウズして待ってるんだから！もう限界なんだから！

【特別読切】『バクマン中学生編』

中学のころからシュージンは性格悪かったんだなあと改めて理解しました。

それに比べて岩瀬女史の可愛さといったら。
あと平丸さんが（ダメ社員だけど）意外にまじめに社会人していてビックリ。

後編はサイコーとエイジは確実として福田さんと中井さんくらいは出てくるのかな。
あとちょっとだけでいいから七峰くんとか出てきてくれたら嬉しい。

『銀魂』

■さようなら喜々さま

しかし喜々さまは本当に最後の最後までバカ殿様でしたね…。

一応パロディとはいえ徳川慶喜をモデルにしてるんだから一つくらいはいい所が
あるんじゃないか、一回くらいはこちらが感心させられる展開があるんじゃないかと
期待してたんですが･･･本当に一つもいいところなかったな、ある意味スゲエ。

歴史ファンというか徳川慶喜ファンから怒られそう、って今更か。

『ニセコイ』

万里花ママのセリフの一つ一つが痛快すぎて、
作中では酷い事のはずなのに

「よく言った！」としか思えなかった件。

『BLEACH』

■科学者とは


ザエルアポロ様来たー！！！


先週のやり取りで「マユリ様も人間らしいところあるんだな」と好感を持ったと同時に、
今までイメージしてきたマユリ様像から外れてちょっと失望したところがあったのですが。

即座にその根源を叩き潰して自己突っ込み（という名のザエルアポロ様復活）を
やってくれるとは。久保先生サイコー！惚れ直しました。
いやまあこの件に関してはきっと何かやってくれると信じてたましたがね！

ところでザエルアポロ様は今もまだ事象の地平線の境界を延々と漂っているのでしょうか。
いや肉体的にはとっくに滅んでるんだけど。


あとちょっと今回のセリフが格好良かったのでメモっておきます

　今、”絶望”したか？
　まさか”絶望”したのか？
　エ？　何だって僕の聞き違いかな？
　良く聞こえないぞ、もっと良く顔を見せてくれ
　そんな訳は無いよなあ？
　僕に”科学者”としての講釈を垂れたあの君がだ
　君は僕に言ったな？

　『改造生命体が死んだ？それの何が絶望だ？
　　科学者にとって”完璧”とは”無意味”
　　”完璧”とは”絶望”
　　私は”完璧”を嫌悪する
　　死んだならば何より！
　　完璧でないから死んだのだ！
　　それは更に良いものを作る余地があるということ！』と

　――あァ、成程
　君は彼の出来損ないの肉人形を
　”完璧”だと思い始めていたわけだ
　堕ちたな、涅マユリ
　ならば君はあの左腕のばけものに感謝せねばなるまい
　あの肉人形を殺すことで
　君の自惚れと怠慢を叩き潰してくれたのだ
　万策尽きて孤立無援
　自分が完璧だと思い込んでいたものも破壊された
　僕ならこの状況　全く笑いが止まらないがなあ！

いやあ本当に久保先生、彼らを描くときは生き生きしてるよな。

『カガミガミ』

あ、天城弥勒だ。

彼が出てきたってことはそろそろ終わりですね。
いやもちろん試合の話ですよ、試合の。

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今週は以上


そういえばいま期間限定で春画展をやってるみたいですね。
連休中は混みそうだからやめときますが、絶対に一度は見に行きたい。


それでは。

コメント 2

＞左門くんはサモナー
「地獄行きを宣告された主人公がそれに抗う」とかならある意味王道ですけど、それとはちょっと違うみたいですね（まぁそれこそが作者の狙いなんでしょうけど）

先ず地獄に堕ちるというのが既に確定していて、しかもその対象が主人公では無く『ヒロイン』で尚且つネウロのような実質、ダブル主人公とかともどうやら毛色が違う様子。

＞食戟のソーマ
かなりメタ的なことを言ってしまうと、これって要は『一人一人キャラ立てていくと時間が掛かり過ぎるから十傑同士で潰し合せよう！』ってことですよね（汗

＞バクマン。age13
連載中も書きましたが、SQあたりで岩瀬さんのスピンオフやらないかなぁ。

＞カガミガミ
コイツ等ってつまりは『コダマともっと親密になろう派』なワケだけど、どう見ても利用してるだけだよなあ・・・。

by 真馬流 (2015-09-26 21:11) 

>左門くん
私も始めネウロ的な雰囲気を連想しました。
「地獄に落ちるまでの話」ではなく「地獄に落ちる話」というのも意味深ですが
そもそも彼女の現状はすでに地獄なんじゃないだろうか…？

>ソーマ
そろそろ料理のネタも脱がしのネタも尽きてきてるみたいですしねえ…

>バクマン
岩瀬さんのスピンオフ見たい！
そこまで成功してなくていいからちょっと幸せな岩瀬さんを見たい！

>カガミガミ
あ、そういう話になってるんですね…今…

コメントありがとうございました
by 常磐 (2015-09-28 23:22)