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【ネタバレ】『極限脱出9時間9人9の扉』プレイ日記 [ゲーム]


また目が痛い@常盤です。


9時間9人9の扉クリアしました。


極限脱出 9時間9人9の扉

極限脱出 9時間9人9の扉

  • 出版社/メーカー: スパイク
  • メディア: Video Game



制作はダンガンロンパでお馴染みのスパイク・チュンソフト(当時はまだスパイク)。
発売時期はこっちの方が先なのでダンロンの前身と言えなくも…ない、のか?

ちなみにこれを知ったきっかけは、昔ジャンプで「エニグマ」という作品が連載してた時、
やたらとこのゲームとの類似点を指摘されていたのを何となく覚えてたため。
で、実際にやってみたところ、こりゃ確かにパク…オマージュと言われても仕方ないか。



閑話休題


物語はいたってシンプルで、ある日いきなり謎の豪華客船に閉じ込められた9人の男女が
数字の書かれたドアを探して先に進んでいき、最終的に【9】の扉を目指すという話。
内容はストーリーを進める【ノベルパート】と脱出ゲームである【脱出パート】の2つで
構成されていて、ノベルパートの3つの分岐点+αにより次の脱出ゲームの種類と
最終的なエンディングが決定される、脱出ゲームとしては多分最もポピュラーな部類。



以降ネタバレ尽くしになるため、クリア後にネタバレでない感想を追記

率直な感想を言うと予想以上に面白かったです。

脱出ゲーム自体はちょっとチープな印象を受けましたが(バラエティ番組っぽい感じ)
ストーリーと演出が巧みで、各ルートごとにちりばめられている伏線が少しずつ繋がって
いく過程は気持ち悪いくらいに楽しい。やめどきが分からなくてずっと寝不足だったわ。

あと音楽も秀逸。ダンロンのように耳に残る曲は少ないけれど、要所要所のメロディが
焦燥感や悲壮感を煽っていて、ゲーム自体の雰囲気を盛り上げてました。
キャラデザも始めは微妙だと思ってたけど何度かやるにつれて味が出てきたし。


残念なところはやはり脱出ゲームのチープさ周回の面倒くささかなあ。

パズルの難易度が低めなのはありがたいけど、間違えてもペナルティなし・時間制限なし
というのは流石にちょっと物足りない気がしました。せっかく9時間というタイムリミットがある
んだから、多少長めでも制限時間を設けてくれたらもっと臨場感が出た気がするのに。
(なお脱出ゲームの雰囲気はダンロン2のファイナルデッドルームみたいな感じ)

1周のボリュームは周回前提らしく少な目で、テキストも1度見たものは早送りできるけど
毎回毎回律儀に脱出ゲームをやるのはちょっと面倒。まあ脱出ゲーム中にもルート分岐
の伏線が織り込まれているから仕方ないけど、せめて最初のルーチンワークくらいは
飛ばせるようにしても良かったんじゃないかなあ。チュートリアルは1回で十分です。

買ってから2週間、トータルプレイ15時間と普段やっているゲームの半分以下ですが、
満足度は十分。むしろ普段より短い時間で満足できたんだから効率はいいのかも。
システム面での不満点も、それらを組み込んで洗練された結果がダンロンなのだと思うと
なかなか感慨深いものがありました。

100点満点とは行かないけれど、十分期待値は超えた良作だと思います。





■■■『極限脱出 9時間9人9の扉』プレイ日記■■■



というわけで、以下ネタバレプレイ日記…というよりはただの感想。

1つのルート終了後にその時の感想を書いているので、初めの頃の予想や推理が
後半で覆ったり、単なる勘違いだったりする所もあるけど、あえて書きなおさずに
そのまま載せてます。プレイ日記はその時その時のライブ感が大事だと思うので。

言うまでもないと思いますが、未プレイの人は見ちゃだめですよ。



■1回目:【4】→【8】→【2】

攻略情報もルート情報も読まずにとりあえずやってみた1回目。

ルール自体は単純だし脱出ゲームも難しくはないけどこれ進めるの結構キツいな…。
ダンロンと違い死体を調べる必要がないので、死体そのものの描写は少ないものの、
文章で示される死体の凄惨な状況はけっこうグロいんだよなあ。血も赤いし。

ゲームのルール上、メンバーは常に協力することを要求されつつも、最終的には誰かを
切り捨てることを考えなければならないというのもなかなか厳しい。まあダンロンと違い
積極的に殺さなければならないよりはましか。最悪でも3人は生き残れるんだから。

なんて思ってたら主人公含め全員死亡のバッドエンド。(・3・)アルェー?

序盤で9が死に、中盤で2が死に、最後の扉から戻ってきたら134が死んでおり、
ヒロインは瀕死だったが主人公の腕の中で死亡、ふと気づくと一緒に行動していたはずの
78も死んでおり、最後は脱出用潜水艦を目前に何者かに刺されて海に落とされ死亡。

うーん…決定的なミスはしてないと思うんだけど何が悪かったのかな…。
ルート選択だけで全ての結末が決定するのはあまりいいオチとは言えないぞ。
釈然としないながらも、とりあえず分かったことを書き出してみる。
  • 9年前、この船は何かの実験に使われていた
  • その実験に使われるため16人の少年少女が誘拐されていた
  • 7は当時刑事であり、その事件を追って船にいた
  • 誘拐されたうちの一人「ノナ」は8の娘らしい
  • 「ノナ」は無事帰ってきたが、当時の事は覚えてなかった
  • 7の記憶では誘拐されたうち一人は死んでいる
そして最後の主人公の末路から
  • この船には10番目のプレイヤーが存在する
これくらいかな。まあ最後に関しては誰かが死んだふりしている可能性も否めないので
もしかしたら違うかもしれませんが。

以上の事を心にとどめて、2周目へGO。
2回目以降はwikiでルート分岐のみ調べて重複がないようにしています。
脱出ゲームやパズルに関してはwikiの力は借りず自力でやる予定。



■2回目:【4】→【8】→【6】

9と2以外のメンバーの生死は不明なものの、8と主人公がナイフで殺されるバッドエンド。
まあ二人の数字を足すと「13」になるから、足して「5」または「14」となるヤツらが
容疑者にあげられそうですが、計算が面倒くさいし意味がないからまあいいや。

今回で分かったこと
  • 【9】の扉は二つあった
  • つまり9人全員が生きていれば全員脱出できた
  • 3には目に入れても痛くないほど可愛い妹がいたらしい
  • 【6】の部屋には空の棺の中にレトロな銃があったが置いてきた
と、これくらいかな。

今回は情報自体は少ないものの「9人全員生き残れば脱出できた」という事実は
予想外だったので感心しました。こういうのって途中までは協力してても最後に勝つのは
一人だけってのが通例なのに。

しかしストーリー上9と2の死亡は確定しているからやっぱり全員生存は無理か、残念。



■3回目:【4】→【7】→【1】 ※しおりとice9のフラグあり

9、2を除く全員が【9】の扉に到達するまで生き残ったものの、3の裏切りにより
ヒロインと8、1のみが脱出。途方に暮れる主人公を前に部屋の棺が中から音を立てるが
それを開けるための暗証番号が分からないまま終了。

wikiによると「正解に限りなく近いルートだが、特定のルートをクリアしないと先には
進めないルート」
とのことなので、逆に言うと特定のルートを先に見てしまうとこのエンド
には進めなくなってしまうらしい。じゃあやっとかなきゃね、ってことで。

今回は結構いろんなことが判明しました。
  • 2と4の兄妹は9年前の実験の参加者(被害者)
  • 3もかつて実験に参加していた?
  • 2は生きている可能性がある
  • 操舵室には「0」のバンドをつけた男の死体があった
  • この船には氷漬けのミイラ「アリス」が眠っている?
  • 操舵室で手に入れた鍵を使って【2】の扉に行けばアリスに会える?
ちなみにこの「アリス」とは、タイタニック号に乗っていたとされる幻のミイラで、
常温でも溶けない氷「ice9」で凍り付いていた奇跡と呼ばれる眉唾物のシロモノのこと。
普通に考えればそのあたりはフェイクで実際は…という展開ですが、なにせダンロンと
同じ制作会社だしなあ、本当に「アリス」がいたとしてもおかしくない気がする。

まあその辺の謎は今後の周回ルートで解き明かされるだろうからいいとして、
一番気になるのは3の行動かな。ひとつ前のルートでは率先して銃の放置を明言して、
【9】の扉の前でも最初に「全員が生き残れば脱出できた」と言っていた彼が、
一体どうして今回は真っ先に裏切ることになったのか。そもそもそんなことしなくても
さっさと脱出することもできたのに、なぜ全員揃ってからいきなり裏切ったのか。

あと【9】の部屋の棺の謎ですが…残されたのが457…つまり答えは7。つまりあと
2がいれば脱出が可能である事実、そして直前に示唆された2の生存の可能性…
以上の事実からなんとなくハッピーエンドへの道筋が見えてきたような気がします。

よーしテンション上がってきたぞー、と言うわけで次のルートへ。



■4回目:【4】→【7】→【1】※フラグなし

3回目とまったく同じルートだが「しおり」を受け取らず「ice9」の話も聞かないルート。

聞いてる内容は同じなのに上記を聞いてないせいで伏線をスルーするのがもどかしい。
前回と同様他の3人と合流し、そのまま【9】の部屋に行くと思いきや、4の提案により先に
【2】の扉を調べることを提案され、一同は了承。主人公を除いた3476が【2】の扉に
入るが戻ってきたのは4だけで、結局主人公も4に殺され終了。もちろんバッドエンド。
  • 4が操舵室から持ち出したのは0のバングル
  • 4は2を殺したのが3と7だと目星をつけ、殺すつもりで【2】の部屋に誘った
  • 6はそれを庇ったので殺した
  • 4が戻る直前にどこかに消えた1と8
今回は大した情報はないなあ。あえて言うなら4による0のバングル持ち出しくらいか。
前回のルートで2が生存している可能性は高くなったから、3と7が彼を殺したという
のも4の思い込みに過ぎないし。1と8の秘密の話というのもどうせ大したことじゃ―

――いや、待てよ、1+8=9。つまり彼らも0のバングルさえあれば脱出可能だから
もしかしたら2人は主人公に内緒で脱出しようとしてたとか?まあどっちにしても0の
バングルは4の手にあるわけで、結局出られないことには変わりはないのだが。

そういえば船長の男を殺した犯人もまだわかってないんだよな…
次のルートでわかるのだろうか。



■5回目:【5】→【8】→【6】

最初のルート選択で【5】の扉を選ぶ、なかなかチャレンジャーなルート。

行ってみると、このゲームの黒幕である「ゼロ」の目的が判明し、9年前の実験と
今の彼らとの関連性が示され、2殺害の犯人とゼロの正体がおぼろげに分かる、
いわゆる解決編というやつでした。

死亡者は1249。1が4を殺し、実は生きていた2が4の仇討ちに1と道連れに死亡、
他は生き残ったもののタイムアップ。とはいえ最後に主人公たちはまた睡眠薬を
かがされていたので、あのあと無事返されたのかもしれない。

なおこれをクリアするとスタッフロールが…って、スタッフロール?
そういえばこれを見たのは1回目にクリアした時だけで、そのあとは「BAD END」と出る
だけでスタッフロールは無かったような…。まあいいか、以下判明した内容。
  • ゼロの目的は9年前の実験に関わった4人の男女に復讐すること
  • その4人とは「製薬会社のCEO」「主任SEの女」「主任研究員の男」「大株主の男」
  • 1は「製薬会社のCEO」
  • 1は2を殺した犯人
  • 1はちょっとした障害を持っており、人の顔の判別がつかない
  • そのため1が殺したのは2ではなかった
  • 2の代わりに殺されたのは今までに登場していない人物
  • 9をだまして死ぬように仕組んだのも1
  • 2は(予想通り)【9】の扉のある部屋の棺の中にいた
  • 3の妹は9年前に事故で死んだ
  • 0のバングルは表記は「0」だが実際は「6」として機能する
  • なお6はヒロインの番号
今までになく情報が開示され、これまでのと合わせて大体の材料は出そろったものの
まだ決定的な答えにはたどり着けてない、そんな煮え切らない感じ。

このまま何も考えなくても最終ルートに行けば全てが明かされるのだろうけど、
せっかくだからここでいったん立ち止まって情報を整理してみようかと。

まずどのルートでもしつこいくらい出てくるキーワードとして「形而上的なんちゃら」
(スイマセンよく覚えてない)というのが今後の重要ポイントになるのは間違いないはず。
良く分かってないながらも説明すると、ある特定のモノが今までになかった変化を起こすと、
それにつられるように世界中で同じモノが同じ変化が起こるというもの。
場所も時間も関係なく一斉に起こることからテレパシー的な何かと想像されているらしい。
(まあ無機物にも起こるからその呼び方はおかしいのかもしれないが)

9年前の実験というのもそれを作為的に起こすためにやったものらしい。
今回と同じように客船と別の場所でそれぞれ同じゲームをやり、何かが起こることを期待
したらしいがその辺の事は全く分からない。それよりも重要なのは、その実験に2と4の
兄妹、8の娘、そしておそらく3の妹が参加しており、そこで3の妹は死んだということ。

またそれに関わったとされる4人の人間…1が「製薬会社のCEO」であることは判明し
1との会話からおそらく9が「主任研究員」なんだろう。1の障害に関わるヒントを教えて
くれた8が多分「主任SE」だと思うけど、彼女の娘も実験台になっているから微妙かな。
そして「大株主」は操舵室で殺されていた0のバングルの男か、2と間違えて1に殺された
哀れな第3の男のどちらかですかね。初め3かとも思ったがちょっと若すぎるし。

しかし8がかつての実験の関係者だったとすると、4回目のラストで1が8を誘って
どこかに行ってたのはもしかしてこっそり脱出するためではなく(それもあるだろうが)
口封じに殺すために連れ出した可能性もあるような気がしてきました。
少なくとも今の彼女は彼らの仲間ではなさそうだし。無職だし。

また、3回目のルートで3がいきなりキレたのも、彼女の妹が犠牲者だったと考えると
全く様相が変わってきてしまう。なぜなら彼がともに脱出の相手に選んだのは1と8。
つまり彼にとっての妹の仇というわけで(一緒に連れて行かれたヒロインは文字通り
数合わせのためだけだろう)
そのあと彼らとの間で何が起こるかは想像するに難くない。

ラストに一番気になる「ZERO」の正体ですが。
0のバングルが6を示していたこと、ゼロは参加メンバーの一人だという予想、
5周目ラストの「私の負けだ」というセリフ。以上からどう考えてもヒロインなんだけど…
うーん、何か納得がいかないんだよなあ。

まず第一に動機がない。主人公とヒロインは同い年で現在21歳。ということは9年前は
12歳で小学6年生。彼らは小学校まで一緒だったらしいからどちらかが例の実験に参加
していた可能性はかなり低い。第二に彼女にこれだけの大規模なゲームを行える財力
があるとは思えない。第三に彼女自身の身が危ない。実際別ルートでは殺されてるし。

とはいえそういう要素をひっくるめても直感的に一番怪しいのは彼女なんだよなあ。
物語中にしつこいくらい説明されるテレパシー的なものの存在、謎の発熱…
あれ?そういえばなぜエニグマはこの作品のパクリと言われてたんだっけ?

――何かが見えたような気もしたけどこの辺でやめとこう。



■6回目:【4】→【3】→【2】

では早速真エンドに…と思ったがよく考えたらまだ一つだけ行ってないところがあったなと。
なお2番目の選択肢で【3】を選ぶと強制的に次は【2】となり、1回目のバッドエンドに
直行することになるらしい。面倒だからこれだけは途中でやめちゃおう。
  • 小学校の頃主人公とヒロインは小学校で飼育委員だった
  • そこで飼っていたウサギが全部惨殺されるという事件があった
  • 2人は犯人を捕まえるため学校に残っていたが犯人は現れなかった
これくらいですかね。なんかまたヒロイン=ゼロ説が遠ざかったような…
それにしてもいくら脱出しなければ先に進めないとはいえ死体と一緒の部屋で平然と捜査
できる彼らの精神力はすげえな…超高校級の彼らでさえそれができるのは数人だったのに。

しかしあの死体が2ではないと分かった今、改めて死体の状況を見ると不自然なところが
多かったことに気づく。容貌が潰れて判別できないのはいいとして、あれだけ頑丈だった
はずのバングルが壊れているとか、服が判別できる程度に残っているとか。

ていうか結局この男は誰なんだ?



■7回目:【4】→【7】→【1】

内容は3回目の時と全く同じパターン。しかし最後の最後で主人公の「謎のひらめき」
により棺桶を開けるパスワードを導き出して2を救出。かくして数字が9になったので
いよいよ脱出…と3回目のプレイで大体予想した通りの結末に。

しかしすぐその先に進むのではなく、主人公が「ちょっと気になることがある」と実験。
  • 0には6のナンバーが割り振られていた(5回目と同様)
  • 実はこれは【0】(ゼロ)ではなく【O】(オー)の意味
  • ヒロインのバングルは上下逆さに嵌められており、実際は9
  • その数字のズレを合わせるため、表示より3少ない数を持つ者が常にそばにいた
  • つまり3こそが0=ゼロ
おお…そう来たか…。ここまでヒントは分かりやすいくらいあからさまに示されていた
から、てっきりこの0のバングル=6の事実も額面通り受け取ってしまってたけど、
ここでもうひとひねり用意してくるとはね…単純なトリックとか思っててすいません。

良く考えてみれば3は常にヒロインと一緒に行動してもんなあ。普通に進んだ扉はもちろん
主人公が強引にヒロインを連れ出して進んだ【3】の扉においても真っ先に飛び込んだのは
3だったし。ヒロインと3との間に全く接点がなさそうだったからスルーしてたけど。

あれ、でも彼女が9なら最初に死んだあの男は?
5周目ルートでの1のセリフから考えるに最初に死んだ男のバングルは確かに9で…
でもそれじゃ9が二つあることになるし…あれ、あれれー?


さてそんなことを考えている間にもタイムリミットは刻々と迫っているので
とりあえず【9】の扉を進むことにした主人公と247の4人。
奥に行くと天王星のマークの扉を発見。やれやれ、やっぱりまだ終わらないのか。

その部屋は書庫。いつも通り出口を捜索しながらも実験について2に話を聞く主人公。
あと1時間強でタイムリミットだというのにのんびり喋ってていいのかね。
  • 2は実験の事についてゼロから口止めされていた
  • 実験の黒幕4人は全員いかつい顔の男だった
  • つまり8は黒幕の一人ではなさそう
  • 実験の目的は人を自在に操ること?
  • テレパシーには送信側と受信側が存在する
  • 実験は送信者側をネバダ、受信者側を船に置いた
  • 拉致されたのは18人、しかし報道では16人のみ
  • 残りの二人は孤児で捜索願が出されてなかった
  • その2人の名前はで、死んだ一人とは妹の
  • ちなみにヒロインの名前も茜
えーと、あー、うー、何かよく分からなくなってきたぞ。
てかやっぱりヒロインとは繋がるのか…そうだよな、でなきゃ何で彼女のバングルだけ
上下逆につけてわざわざ常に一緒に行動するようにした意味が分からないし。

死んだはずの「茜」が生きてまたゲームに参加してるってのは一体どういうことだ。
これで3がいなければ「実は茜は葵の女装で…」とかいう予想も出来たんだけど、普通に
2人とも存在してるしなあ。ここにきて幽霊だったとかそんなオカルトなオチは嫌だぞ。

とまあ今考えてても答えは出ないのでとりあえず先に進むことに。

書庫を抜けた先は書庫の整理っぷりが嘘みたいなガラクタ部屋。4つのゲームをクリア
する過程でアリスと思われる棺を発見するも中はもぬけの殻。まあそんなもんだよね。
そしてここでようやく7の記憶が戻り、9年前の実験の概要が明らかに。
  • 船長室で死んでいた男は「大株主」
  • 7は船室で目覚めたあと、無事子供たちを助けられたらしい
  • しかし一人だけ逃げ遅れた子供がいて、それが「茜」だった
  • 3は「葵」という名前で「茜」の兄
  • 「茜」は当時の1の手により焼却炉に放り込まれ殺された
  • その「茜」とは間違いなくヒロインのこと
あらら、とすると8は黒幕とは関係なかったのか…一人女っぽい名前だったからてっきり
そうだとばかり思ってたけど、完全にひっかかっちゃったよ恥ずかしい><
3とヒロインとの関係についてはそれまでの話から大体想像はついていたのでそれほどの
驚きはありませんでしたが、結局ヒロインは死んでるの? じゃあアレは誰なんだよ?

疑問符ばかりが浮かんでくる中、舞台はいよいよ最後の「焼却炉」へ。
しかし長いな…9の扉を超えたら終わるかと思ってただけに予想以上に長く感じる…
しかもこれをやってたのは木曜夜の0時過ぎ。明日は仕事です。眠れねえ。


最後の焼却炉では1の悪事が明らかになるが3回目のルートと被るので割愛。
ここでようやく散々引っ張ってきた「形成上なんちゃら」の伏線が生かされることに。
  • 主人公は9年前の「茜」とテレパスでつながっていた
  • 彼女はまるでプレイヤーの如く、彼の全ルートを見ていた
  • だから主人公はこのルートでは知らない棺のパスも1の悪事も知っていた
  • 9年前の彼女は焼却炉から脱出するための装置の前にいる
  • ゼロ達の目的は主人公をそれと同じ状況に追い込むこと
  • そうすることで2人がリンクして彼女にその答えを教えることができる
パスワードやヒントをテレパスで伝える、というところまでは予想してたけど、その相手が
「平行世界の自分」や「現在のヒロイン」ではなく「9年前のヒロイン」とは予想外。
てか最初からターゲットは主人公一人だったのか…ただこの瞬間の為だけに…

なんにせよ、これでようやくゼロ達の目的と彼らがこれからやるべきことが判明した所で
一体その「最後のパズル」とはどれほどの難題なのかとwktkしてきたぞう。
なにせ彼女はここまでかなりの難題を解いてきたはずで、その彼女が解けないんだから
きっと相当難しい、ラストのふさわしい超難解パズルに違いない。

そんなことを考えながら少しずつ露わになってくる最終パズルを待っていると、
でてきたのはまさかの


      数    独


飲んでたウーロン茶噴いたわ!どうしてくれる!
い、いや確かにこれ、9×9のマスに1~9までの数字を入れていくという、ある意味
ノナリーゲームの最後を飾るにふさわしいかもしれないけど、これだけ盛り上げた
クライマックスで持ってこられると…ごめん、笑ってしまった。

まあ数独は割と簡単な奴でも結構手間かかるからね、タイムリミットの迫っている状況で
いきなりやれなんて言われたら動揺してもおかしくない、ということにしておこう。

とにかくこれ以上数独に突っ込んでいても話が進まないのでさくっと解いて終了。
扉を抜け、階段を登った先に見えたのは…広大な砂漠の上の研究施設でした。
なるほど、こちらは彼らの言う「ネバダの実験場」だったのか。

一方で9年前の彼女たちもまた無事「全員が」船を脱出し、親元に帰れたらしい。
その中には何気に8の娘の名前「ノナ」もあったし、当然「茜」も含まれていて・・・・・・
・・・あれ?「一人死んだ」という話はどこに行ったんだ?

若干もやもやしたものを抱えつつも用意されていた車で脱出したところでスタッフロール。


ああこれで本当に終わりなのか、なんだかんだ言って結構楽しめたなあ…と思っていたら
どうやらまだちょっとだけ続くようで。
  • アリスの棺には木の根しか入ってなかった
  • 「一人死んだ」は7の嘘?

よく考えて見れば盲目の2や当時別の場所にいた4はともかく、7は確実に彼らと一緒に
行動してたんだから覚えていないはずがない。ゼロ達の計画に過去を知る7を入れるのは
普通に考えればありえないわけで、とするとやはり7はゼロの仲間と考えるのが自然か。

つまり記憶喪失も何もかも全部演技だったと言うことになるわけだが…
そんな器用な奴には見えなかったのになんてこったい。3やヒロインも大概演技派だと
思ったけど、彼はそれ以上だったのか…。

そしてラストは場違いにも彼らをヒッチハイクしようとする褐色の女性の後ろ姿で終了。
って、あれ?ちょっと待って、これってアリスじゃね?
え、どゆこと?アリスなんていないんじゃなかったの?木の根だったんじゃなかったの?


「俺がこの女性の正体をするのはもう少し後のことになる…」


私が続編の存在を知るのはもう少し後のことになる…。



■総評

上にも書いたけど期待以上の内容でした。
元々そこまで期待してなかった(失礼)なだけにすごい得した気分。
不満点も上に列挙した通りなので繰り返すのはやめとこう。

解決しない疑問も幾つか残ってはいますが…8の思わせぶりな態度や過去とか、
良く分からないタイミングで発熱するヒロインの謎とか、どう見ても金のなさそうな
ゼロ達がどうやって2回目のノナリーゲームをすることができたのかとか。

まあ最後の疑問に関してはダンロンと同じく「そういうことなの!」で納得させられ
そうな気もするので深く突っ込むのはやめとこう。だってゲームなんだから。




- - - - - - - - - - - --


以上、すっかり長文になってしまいましたがこれにて終了です。
書いた方も大概疲れましたが読んで下さった方もお疲れ様でした。


それでは。




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コメント 2

ものくま

感想……お疲れ様でした!
楽しかったです!

私は最初さっくり4にやられるルートからいきました。
ちょっと気に入ってただけにショックだった気が……

是非是非続編もやってみてください!
どんでん返しと、そうだったのか!っていうストーリーにはまりますよ♪
お疲れ様でした!
by ものくま (2014-06-18 02:34) 

常磐

>ものくま様
長文お疲れ様でございました。
4は始めなんだこいつと思ってたのにやっていくうちにどんどん可愛くなって
来るのが印象的でした。個人的に一番の萌えキャラは2。異論は認める。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2014-06-19 00:07) 

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