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週刊少年ジャンプ49号感想 [WJ感想2012]


1週間遅れのハロウィン@常磐です。


halloween4.jpg
お菓子が欲しいなら戦えばいいじゃない


あーやっと描き上げられた・・・10月アタマから描きたい描きたいとは言っていたものの
なかなか構図が決まらなくて悩むこと2週間、やっとある程度イメージが固まったところで
描き始めるまでに1週間、そして実質作業時間30時間弱、と気づけば結構な長丁場に。

この1か月間ずーーと脳内の一部を独占してきたものがようやく吐き出せてあーすっきり。
こういうイベントネタでもないと集合絵なんて描けませんしね。描いても描いても終わりが
見えない頃は正直心が折れそうになりましたが、一度突き抜けると逆に楽しくなってきたり。


~集合絵を描くときの自分的心得~
 1.終わりの見えない状況に泣きそうになっても、泣かない。
 2.頑張ったところが重なって見えなくなっても、泣かない。
 3.遊びで入れた小ネタに気づいてもらえなくても、泣かない。
 4.思ったより反応が薄くて哀しい気持ちになっても…いやこれは泣いていい。


いやまあ今回は割と反応が良かったんで満足だけどね! 今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ49号感想■■■

【巻頭カラー】『ニセコイ』

■1周年記念フィギュア

設定画はすごい可愛いのに出来上がったフィギュアは何か残念…と思ったら、
これ造形師じゃなくて最近話題の三次元プリンタで作られた奴なのか。
せっかくフィギュアになるなら普通にねんどろとかのほうが良かったなあ・・・。

ところで小野寺さんのアイデンティティって生え際だったんですか?



■全ては千棘のために

基本的にラブコメには興味がないので、この作品に関しても右から左でスルー対象だったの
ですが、ここ最近TLとか某所とかでやけにこの作品が盛り上がっているので、一体何が
あったのだろうと過去のジャンプ(7週分くらい)を掘り起こして一気見したのですが。


いやなるほど。確かに酷ェわ、これ。


小野寺の告白を楽が居眠りスルー→聞いてたはずの千棘も聞き間違えて進展なしまでは
とらぶる的な神の力でまだgdgdさせたいんだなということで割と普通に流せたのですが
そこからの千棘イライラ→文化祭ガンスルーで恋愛脳展開の流れはちょっとひどすぎる。

文化祭というクラスが一丸となって一つの催し物を完成させなければいけない時に、
一人自分勝手な理由で周囲を白けさせてボイコット→それを注意した相手をビンタ、と
まあこれだけなら彼女が周囲から総スカン食らうだけの話なので別にいい。
(彼女の行為に反感を持っているのが楽だけで、周囲がスルーなのには違和感あるが)

本番直前になって一番頑張っていた小野寺が怪我で出場できず、代役として一緒に練習
してきたマリーも風邪で欠席、このままではみんなで頑張ってきた努力が水の泡になると
涙する小野寺のために楽が千棘を連れてきて、皆も何故か歓迎ムード・・・えー・・・。

そして(泣くほど出たかった小野寺の前で)「土下座するから仕方なく」と上から目線、
台詞もほとんど覚えてないため周囲のフォローと(何故か)外野の乱入で何とか乗り切り、
ついに楽への恋心を自覚した千棘、これからが彼女のマジコイ物語・・・って。


なんかもー、あれだ、全てが千棘のための踏み台なんだな、これ。
文化祭もロミジュリもクラスのみんなの頑張りも小野寺やマリーや鶫のマジコイすらも
全てが彼女のマジコイ物語を作り上げるための舞台装置でしかなかったんだなと。

いやまあ確かにこれは「ニセコイ」ですし、要するに楽と千棘の偽恋がマジ恋になる過程を
描く物語なのですから、最初からマジコイの小野寺やマリーやらが入る隙間はなかったと
言うことなのでしょうね、それなのに彼女たちにも少しは希望があるかと期待したほうが
馬鹿だったんですよ、きっと。


121105.jpg


この小野寺がこの物語の(千棘ファン以外のすべての)表情を代弁していると思う。




『ONE PIECE』

■女の扱い方

結局ゾロは女を斬れるのか斬れないのかよく分からないままに終わってしまいました。
いや確かに最後のだけ見れば「斬れた」と言えるのだろうけど、覇気を使ってないという
ことは殺す気はなかったということになるしなあ。

その辺が「何はあっても女には手をあげない」サンジとの違いってことなのかね。
彼も2年間で少しは変わったかと思いきや、「女と戦うくらいなら死を選ぶ」とか
1周まわってカッコよく見え…ないな、やっぱり。

そして結局たしぎちゃんは最後まで良いところがないまま終わってしまいました。
なんだろうなー、男とか女とか言う以前に、そういうところにこだわっているところが
ゾロに「これだから女は」と言われる所以なんじゃないかと思うんですが。

ところでいくらロギアとはいえ体を真っ二つにされた状態でなおもジタバタもがいている
モネさんの姿はちょっとグロかったです。




『暗殺先生』

■プロの殺し屋「レッドアイ」

今週先に斉木を読んでしまったせいか、レッドアイさんがただの中二病にしか見えなくて困る。
しかしこの世界の殺し屋はビッチ先生といい彼といい、みんな根は素直な可愛いヤツですよね。
渚クンとか先週のDQNとかのほうがよっぽど凶悪に見えるから不思議だ。

レッドアイさんは近いうち教員としてE組に赴任しそうだなあ。
美術やら生物やら観察系の科目で「返り血の咲く風景」の意義についてとかどうだろう。
生徒たちからは「赤目先生」と呼ばれて親しまれる…さすがにないか、うん。




『べるぜバブ』

参加動機も二人三脚も含めて神崎先輩が優勝だと思います!


それくらい今週の神崎さんは格好良かった。
主人公ペアとか対抗馬ペアとかがどうでもよくなるくらい格好良かった。
やっぱり幼女の純粋な夢を守るために努力する人っていいよね!




『ハイキュー!』

部長たちの孤独に影山の誓い、田中の妄想に縁下の野望、西谷の躾に東峰の決意、
烏飼の真面目さに相変わらずの日向に山口の願いと月島の複雑さ、とIHに向けて
それぞれのメンバーがそれぞれの思いを描いた今週でしたが、


最後の潔子さんの「がんばれ」が全てを持ってった。



いや確かにすごい破壊力だったんですけど、何より驚いたのがノヤさんや田中先輩だけでなく
主将や菅原さんや東峰さんまでが涙を流して感動してたのに一番びっくりしました。
てか3年やっててこれが初めてのまともな激励だったのかよ!ある意味凄いぞ潔子!

良く考えたら彼女も3年だもんなー。
最後くらいはみんなでインターハイ行きたいよなー。
コミックスのオマケに引き続き可愛い清水さんが見れたので今週は大満足でした。




『銀魂』

ダイ王子の巨人星の性格がマクバク族とディクスン星人の一番厄介なところを
掛け合わせた迷惑にもほどがある性質の宇宙人だったことはこの際置いといて。

あー・・・またなんかバトル展開になるのかなあ・・・

という気持ちの方が強いです。ギャグのままで終わって欲しかったのに。


ところで最後から2ページ目の2コマ目、銀さんと宇宙坊主さんとの横に立っている
携帯半開きのサムライがなんかやたらとカッコいいんですけど今後出番あるんですか!?




『めだかボックス』

■人気投票結果発表


1位:球磨川禊
2位:阿久根高貴
3位:人吉善吉



って、ええー・・・?
いやクマーの2冠は誰も疑ってなかったと思うけど、安心院さんやら不知火やら、
ついでにめだかちゃんやらと言った女性キャラを抑えて男3人がトップとは…。

いやまあ善吉はわからなくもない、なんだかんだ言って漆黒宴は彼がメインみたいな
ものだったし。実際の盛り上がりは安心院さんとクマーに持っていかれた感はあるが。
しかし選挙戦以来、見せ場どころか出番すらなかった阿久根が2位ってどういうこっちゃ。

アニメ見てないけどなんか活躍とかしてたのかなあ。
そういえば2期OPで半纏と安心院さんとクマーが出てたんだそうですね。
どう考えても1クールじゃそこまで行けないと思うけど、3期ももう決まってるんでしょうか。

なんにせよ裸エプロン先輩…じゃないや手ブラジーンズ先輩、二冠おめでとう。



■スキルとスタイルの違い

めだかの「言彦の強さの理由」については分かるようでまったくわからなかったのですが、
要するに3次元の存在は4次元以上の存在を認識すらできないとか、そういう意味での
「次元が違う」ってことなのかね、やっぱりよく分からないけど。

でもそれを言ったら宇宙開闢以前から存在しているはずの安心院さんの能力がまったく
通用しないってのもおかしな話だしなあ…まあこのめだか世界はジョジョやハンタのような
論理能力世界であるように見えて、最終的には「絶対的に強い相手には通じない」という
無理を押し通すブリーチ的な力関係もあるから予想を立てること自体が無理なのかも。

スタイルが言彦に通じるとしても、そのスタイル自体は安心院さんやクマーが本気を出せば
自力で破られてしまう程度の貧弱な能力と言う印象しかないし。ああ分からん。



■善吉×半袖

先日「グッドルーザー球磨川小説版(上)」を買ったのですが、
相変わらずこの人の能力解説シーンは読みにくいな!目が滑ってたまらん。
解説自体は丁寧で、じっくり読めば理解できるのだろうけど、どうにも回りくどいというか
いいからさっさと結論を言えよ、いやもういいや、という気持ちになってしまうんですよね。

たぶん西尾先生はすげえ真面目な人で、推理小説でも読者に十分な情報を与えてから
一緒に推理しようというタイプなんだろうけど、その結果目の前で事件が起こっているのに
その状況説明や心情描写に重きを置いてしまって犯人が逃げてしまった感じというか…。

安心院さんとクマーや咲ちゃんとクマーのどうでもいい会話は普通に楽しめるのになあ。
いや内容的には面白かったんだけどね…クマーがきちんとクマーだったし

そしてこの話を読んで、今まで本誌ではイマイチ実感のなかった「負け続けの球磨川」の
意味がようやく分かりました。要するにそもそも勝とうという気がないんだなクマーは。
例えばサッカー勝負でいきなりボールを手に持って走り出したり、水泳勝負でプールサイドを
走ったりして相手が「反則負けだ!」と怒ったら「そんなルールはなかったことにした」とか
しれっと言うような。で、結局負けは負けで「ああ、今日も勝てなかった」と言うような。

そんな事ばかりしてれば(当時の)めだかがキレないわけがない。
そしてそんなクマーを上手いこと違う方向に誘導させて思い通りに動かせる安心院さんは
なるほどさすが全知全能なんだなと違う意味で感心してしまいました。

後編はちょっとくらい直接対決っぽいのがあるのかな、楽しみです。




【最終回】『タカマガハラ』

しり上がりに面白くなってきたこの作品ですが、ラストは打ち切り漫画のテンプレートを
そのままなぞったような終わり方になってしまってちょっと残念。

ソードマスター然りソドブレ然りタカヤ然り、打ち切り作品のテンプレは中途半端に広げて
しまった風呂敷をたたむのには便利なんだけど(だからこそ多用されるのだが)せっかくいい感じに
盛り上げたんだから最後にもうひとひねり欲しかったというのはただの贅沢か。

とはいえ連載中に絵もストーリーもどんどんこなれていった印象を受けましたし
今回の反省を糧にさらなる川井ワールドを展開してくれることを期待します。
とりあえず、次読切なり連載なりが掲載されたら真っ先に読むよ。

お疲れ様でした。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


今週末に「とびだせ!どうぶつの森」買ってくる予定です。
とりあえずは一緒に買いに行く友人に遊び方のコツを教えてもらって1年単位で遊ぶつもり。
オンラインもあるそうなので、もし「夢告」とか「常盤」とかそんなプレイヤーを見つけたら
(まだ名前は未定)私かもしれないのでひっそりと見守ってやってください。


それでは。




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コメント 2

真馬流

>ニセコイ
しかし、主人公の記憶障害&難聴に関してはそれ(踏み台)とはまったくの別件だという事実(苦笑

まぁある意味お似合いのカップルですよねw

>トリコ
デビル大蛇のライフが0どころじゃないww

>暗殺教室
今回の『修学旅行編』は太く短くあと4週ほど楽しみたいですね。

完全に余談ですが、ニセコイを読んだ後にこの作品を読むととても癒されます(ry

>黒子のバスケ
金縛りって・・・毒でも盛られたんじゃと本気で心配になったじゃないですかーーーーーーーー!!!(汗

>クロス・マネジ
ラクロスの試合は来年までありませんので予めご了承ください(嘘

by 真馬流 (2012-11-08 23:06) 

常磐

>真馬流さま
>ニセコイ
ハーレムラノベの主人公は恋愛関係の会話に対してとことん難聴なのと
似たようなものでしょうかwまああれは実は聞こえてたってオチでしたがね!

>トリコ
ビニール紐のように伸ばされましたからねえ…ある意味一番ダメージデカいかも

>暗殺教室
トンデモ学園モノなのにスケットよりもニセコイよりも学園生活を楽しんでいるE組ェ…

>クロマネ
そもそも試合まで連載が(ry

コメレス遅れてすみません
コメントいつもありがとうございます!
by 常磐 (2012-11-19 21:14) 

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