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週刊少年ジャンプ48号感想 [WJ感想2012]


最近はやりの蝉ドンに挑戦してみた@常磐です。


1025.jpg
「里中、背中に蝉…」
「どーーーん!」
「なんでだああぁぁぁ…!」


話は変わりますが、斉木クンと殺せんせーのコラボ(とハイキューのカバーと黒子のしおりと
銀魂のポスター)
に魅かれてジャンプNEXTを購入したのですが、そのコラボ漫画の直後に
やたらと熱い音楽漫画が載ってて、なかなか面白いじゃないかと思って作者を調べてみたら
「LIGHT WING」の神海先生だったのでちょっとびっくり。

相変わらずどんな題材でも熱い展開にしてしまう天才だよな、この人はw
”音楽”という読者にはどうしても伝わらない部分を「心の鍵が見える」という主人公の能力で
ビジュアル的に音の迫力や何か分からない凄さみたいのが伝わってきました。

あと巻頭カラーに「エニグマ」の榊先生の読切も載っていたのですが、
こっちも全然変わってなかったなあ…いい意味でも悪い意味でも。


あ、コラボ漫画は普通に面白かったです、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ48号感想■■■

【巻頭カラー】『暗殺教室』

■巻頭カラー

ハイキュー、斉木に続き、こちらも連載から2回目の巻頭カラー。
新人の新連載が軒並み低調なここ最近のジャンプですが、連載経験者の2作目は
どれも外れのない面白さで、掲載順も好調なようでなによりです。

良く考えれば荒木先生や冨樫先生、あのイノタケ先生ですら初連載は爆死だったしなー。
だから今微妙な位置にいるタカマガや恋染やクロガネも、例え今回がダメでも次があると
思って、今のうちに信者…じゃない固定ファンを獲得しておけばきっと次回の糧となるよ!

で、話は戻りますが、ネウロ以来の久しぶりの松井先生の本誌巻頭カラー。
(いや新連載ももちろん巻頭だったけど、あれはキャラクター紹介的な感じだったので)
ネウロの頃は赤や紫を多用した、水彩のくせに毒々しい絵柄が特徴的な、まあありていに
言えば「気持ち悪さ」を前面に押し出したカラーが多かったですが、今回は牧歌的な
暗殺集団の雰囲気
を重視してか、緑あふれる自然の中での一枚となりました。

ああなるほど、確かに周囲が緑なら血の赤が映えますからね
流石は松井先生、お見事です。



■全て想定内です

先週の「班員が拉致られたとき」まではまだ想定可能な範囲内かなと思いましたが
「京都で買ったお土産が東京のデパートで売ってた時のショックからの立ち直り方」や
「鴨川の淵でイチャつくカップルを見たときの自分の慰め方」など、至れり尽くせりの
充実っぷりにはさすがに殺せんせーの異常さを再認識しました。

個人的には「お土産をあげた相手に微妙な顔をされた時の気の利いた言い回し」の
マニュアルがあれば教えてほしいです、殺せんせー。



■さようなら台無し先生

うーん、綿密なマニュアルを駆使してDQNの所にたどり着くまでは良かったけど、
結局途中で先生の手を煩わせる結果となったのは正直残念だったかな。
そこは最後までマニュアルと彼らの力だけで戦ってほしかった。

欲を言うなら囚われの身となった2人が暗殺者としての本性を発揮して、DQNを
ボコボコにしてくれたら
最高だったんですが…まだまだ修行が足りないのかな。

今後の彼らの(暗殺者としての)成長に期待。




『ONE PIECE』

■やさしいモネさん

基本的に利害のみで行動して、子供たちに対する反応もイレギュラーとして始末するつもりの
マスターと比べて、モネの行動原理が何となく「感情」によるものに見えるのは気のせいか。

とはいえ危険だと分かっているキャンディを進んで食べさせたり、逃げるモチャには容赦
無かったりと、いわゆる「愛情」的なものではないということだけははっきりしているものの、
かといって他のマスターとかドフラミンゴとかとは全く違う感情で動いている気がします。

打算で動く彼らよりも感情で動く彼女の方が最終的に厄介な敵となる予感。



■いつの間にか指揮してるサンジ

何かよく分からんうちに海軍からの信頼を得ているサンジに笑ったw
特にゾロとモネとの対決に乱入してからの

海軍「アニキ!ガキ共はいねえが
    ”海賊狩りのゾロ”です!」

サンジ「あいつは生意気な奴なんだ、よし、野郎ども
     
下唇を引っ張って馬鹿にしろ!
海軍「ヴィ~~~!!


の小気味よいくらいのテンポの良さには思わず笑ってしまったw
いつの間にそんなに馴れ合っちゃってんだよ!可愛いじゃねえかチクショウ!

最後のたしぎちゃんの引きにはあんまり期待してませんが
そんな事よりもなんでゾロがモネを斬ろうとしなかったのかが気になりますね。

2年間の修行の間にベローナ様にレディーファーストでも叩き込まれたかな?




『トリコ』

ないわー、それないわー、先週までの引きでその展開はないわー。

・・・と思ったけど、プキンの「顔の傷増えてない?」のセリフに、もしかしたら鉄平自身は
一度本当に調理されて食卓に並べられた後、丁寧に再生された
だけなのかもしれない
と気づいてちょっとぞっとしました。

彼らの言う「食材の再生」がいったい何をすることなのかはよく分かりませんが、
もしそれが「死んだ食材を生き返らせる」ことではなく、「すでに死んでしまった存在と
まったく同じものを作り出すことができる」
であったら、つまり今の鉄平は前の鉄平とは
まったく別の存在・・・いわばクローンみたいなものだったりするのだろうか。

そして「再生」ができるってことはすなわち「量産」もできるってわけで…。
今回鉄平が遺伝子もろとも丸々調理されてしまった結果、同じものをいつでもいくらでも
量産できるようになったとしたら、なるほど再生屋とは恐ろしい職業なのかもしれない。

まあ実際はそんな事無しに、ただの鉄平の夢オチだったという可能性もありますが。




『斉木楠雄のΨ難』

今週の斉木クンは普通にイケメンっぽくてちょっと驚きました。

確かにいろいろ達観してしまっているところはあるけど結局のところ彼もまだ高校生ですし
凡才が凡才なりに精いっぱい努力をしてつないだバトンを無為にするのはさすがの彼も
心が痛むのかもね。もちろんズルをしたヤツに報いをというのもあるだろうけど。

なんだかんだ言って3組のメンツって基本いいヤツばっかりだしなあ。
あれだけ奇人変人が揃っていながら誰も排除されないで仲良しとか奇跡じゃね?


ハイキューとは違う意味で登場キャラの好感度の高い作品だと思います。




『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■リ・ボーン!

物語終盤に来てまさかの原点回帰!

そういやこの作品、始まった当初は主人公がパンツ一枚で白目剥いて駆け回る
ギャグなのかマジなのかよく分からないなんちゃってマフィア漫画でしたっけ。
いつの間にやらイケメン百花繚乱の能力バトル漫画になってたけど。

しかしツナが京子に告白したら今度こそ終了だろうな~。
でもきっとWJ版ToLoveるのラストみたいな状況になるんだろうな~。

まあなんだ、がんばれ、ツナ。




『ハイキュー!』

■宮城群雄割拠

今週はスポーツ漫画ではお約束ともいえる「他校のライバル紹介」で終了。

この作品にしては珍しく目新しいところのない展開ですが、多くの打ち切り作品が最終回近くに
他校の紹介だけして「俺たちの戦いはこれからだ!」で終わってしまうことが多いなか、本当に
近いうちに戦う相手として紹介したというだけで何故か感慨深い気持ちになるから不思議です。

まあ「お約束の展開」とはいっても、大王様率いる城西との再戦とか、ブロック以外でも何か
色々あったらしい伊達工業との一戦とか、ちらほらと今まで出てきた展開と絡んでいると
いうのはいいですね。少なくともぽっと出のチーム相手よりは先が楽しみですし。

次回からもう早速試合…なのかな?
この作品は展開速いからそれくらいでもいいのですが、出来ればもうちょっと彼らが
基礎力アップの特訓をしているところとかの描写もあるといいなあ。




『クロマネ』

ようやく主人公もやる気になってきたところでまた引っ掻き回す存在が登場か、と思われた
サッカー部のマネージャー(読切版では主人公の彼女)でしたが、意外に面倒見が良くて
今現在主人公を引っ掻き回している美空をも気遣う姿勢だったのにはびっくり。

しかしこの作品はテニス様や黒子とかとはまったく違った意味で「おいラクロスしろよ」
言いたくなりますね。本当にそろそろラクロスしようよ、これラクロス漫画じゃなかったの?




『めだかボックス』

■安心院×球磨川

完全無欠で全知全能すぎて自分以外のすべてが石ころ同然にしか思えなかった彼女が
死ぬに当たり唯一の例外としてたった一人に残した不平等――

いやそれ以前にめだかを引っ掻き回す目的で善吉を贔屓したり妙な企画を主催したり
半纏さんを傍に置いたりと、本当に平等なのかと思える行動も過去に多々あった気も
しますが、彼女がそれを悪平等の一環だと思っているのならそうなんだろう。

まあ実際の行動はともかく、心情的には今まで一度も平等以上に接したことのない彼女が
最後にただ1回だけ特別扱いするというセリフになんかグッときてしまいました。
しかもその相手がクマー。めだかでも善吉でも言彦でもなくクマー。負け犬のクマー。

クマーの3年越しの恋は実ったといえるのだろうか、とにかくおめでとう。



■台無しの神様

しかしここまでやったからにはさすがに安心院さんの復活はなさそうな感じですね。
・・・とはいえ相手は誰あろう「台無しの神様」西尾先生だからなー。
このシリーズが終わった後しれっと復活していてもおかしくない気がする。

個人的にはきれいに終われたんだからそのまま退場しとけ、と思わなくもないですが
万が一復活してもクマーがピエロになるだけでどっちにしてもおいしい気がする。

どんな展開に転んでもおいしいなんて、本当にいいポジションにいるよな、この2人。



■善吉×半袖

そして前者とは対照的に本当にどうでもいい展開だったのがこの2人。
まあもともと作品中で一番気になる2人と一番どうでもいい2人だったから当然なのかも
しれませんが、内容的にも彼らの友情の再認識というどうでもいい展開だったしなー。

だって彼が半袖との友情を確認しようがしまいが、めだかは半袖を助けに行く気満々だし
半袖は半袖で箱庭学園に未練一杯だから言彦のことが無くなればしれっと帰ってくる
だろうし、ぶっちゃけここで善吉がどういう決意を決めようとあんまり関係ないような。

・・・と、まあ関係ないとまで言ったら悪いか。
なんだかんだ言って半袖と一番つながりの深そうなのは善吉なんですし、彼女が自らの
意思で帰るか帰らないかを決める時にはきっと一番重要な役割を持つのでしょう。

その時のことを考えると…ああやっぱりどうでもいいのです。




『タカマガハラ』

途中の修行も、いきなり性転換してしまったヒロイン(?)の葛藤もぶっ飛ばして
いきなり「あれから○か月」の展開か・・・こりゃ完全に終わりは見えちゃったかな。

でも実際、序盤はアレだったけどタカマガハラに行ってからは普通に面白かったし
これからの彼らの活躍がもったいなくはあるけど、次はきっと成功すると思うな!
いや気休めじゃなくてそう思うんで、川井先生には最後までめげないで頑張って欲しい。

それはそうとヒロインが性転換してこれほど萌えなかったのは初めてだ。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


もうすぐ日付が変わるから言っちゃいますが、今日私誕生日だったんですよ。
まあ流石にXX歳にもなると無邪気に誕生日を祝うという気持ちにはなれませんが、
それでもふとした時に10/30という日付を見ると妙にどきっとしてしまう不思議。


それでは。




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HIGE-PRIME

まぁ、千枝ちゃんに虫は禁物ですよね・・・
 お久しぶりです、HIGE-PRIMEです。
遅まきながらまどマギ劇場版見てきました。
 フィルムは終わってましたが、代わりにポストカードを貰いました。
 前編がさやかちゃんで、後編が杏子ちゃん。
 うめてんてーの描き下ろしっぽく、2つ合わせると微妙に見つめあう素敵仕様。
 内容は相変わらず重い話ですよねぇ。面白いんですけど。
 あと通してみると仕掛けは新しいけど展開はオーソドックスなんだなぁと思ってみたり。
009も面白そうですが、エヴァQ、ムービー対戦アルティメイト、
 ヤマトの4章と年末~年明けで見る作品が多すぎて・・・
 ギャバンとマクロズFB7は見てきたんですけどね。
P4Uの公式設定資料集はアイギスのヘッドバルカンの
 構造図が乗ってたのが一番驚きでした。
 ってか、考えてたんだ・・・
by HIGE-PRIME (2012-11-04 22:49) 

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