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劇場版「ペルソナ4 the Factor of Hope」感想 [P4]


P4Gゲットォォォ!@常磐です。


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色々悩んだけど、結局一番おまけが多そうなファミ通DXパックにしました。
まだVita本体がないため(白待ち)プレイはお預けですが、早くやりたいなあ。

発売日が決定した時は「6月なんて遠すぎる!」なんて思ってましたが、いざその時期に
なってみると意外とあっという間でしたね。特にアニメ終了からの2か月は本当にあっという間
で、気づけば一日が終わり、一週間を過ぎ、いつの間にか一か月みたいな感じ。

思えば去年の今頃は朝から晩まで番長日記のネタに頭を悩ませつつも、
投稿したらどんなツッコミが来るのかなーなんてwktkしながらPixivを見る毎日で、
結構きつかった気もするけどなかなか充実した日々を過ごしていたように思います。

あの頃は丸一日番長のことばっかり考えていた気がするしなあ…。
せっかくだから「番長日記・ザ・ゴールデン」をやろうかな、なんて思ってたのですが


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おっそろしい顔のシャドウクマに念を押されてしまったのでやむなく諦めることに。

あれ、でもツイッターや動画サイトってことは、こことかで普通にプレイ日記を書くくらいは
問題ないのかな?Pixivとかはアウトだろうけど、自サイトや自分のブログですらプレイ日記
も書けないなんてことは流石にない…です…よね?


ちょっと不安になりつつ「ペルソナ4 the Factor of Hope」の方の感想です。
以前書いた内容に2回目見てきた感想を追記しただけです。


完全ネタバレにつき閲覧注意。



■■■劇場版「ペルソナ4 the Factor of Hope」感想■■■


前半20分と後半20分(おそらくBD収録用のTrue Epsode部分)は文句なしでした。
原作の真ED部分を過不足なしでまとめつつ、鳴上悠の物語としても完結していて
「ああ彼の物語は終わったんだな」と感慨深い気持ちで終了――


って最後のアレは何だよオイ!


あのカレンダー演出は卑怯すぎる…本当にびっくりしたなもう…。
――まあその話はまた別の機会に置いといて(長くなるしネタバレだし)以下感想。



■アメノ戦再編

いきなりアメノサギリ戦から始まる構成にちょっとびっくり。
いや確かに25話再構成+αの26話目と考えれば当然なのかもしれませんが、
これは流石に初見の人は混乱するんじゃないかな…初見の人がいればですけど。

個人的にはTV版では割愛された円陣シーンをやってくれたのが嬉しかったです。
千枝の「変って言うからヤダ」は原作でも可愛かったけどアニメでは倍可愛かった。
原作での「>せーの、って言ったらオーね」が来るかとひそかに期待してましたが
流石に場の空気を読んだか、無難な「>頑張ったぜ、オー!」でした。

足立関連のフォローがTV放映版の部分すら完全カットだったのはちょっと謎。
個人的にあれがあったからこそ真エンドでの足立からの手紙があると思うので、
A立P曰く「劇場版になくBD版にはある」らしい追加シーンに期待しておこう。

そこから25日のクリスマス(さすがにイブのアレやコレやは割愛されたかw)から始まる
3月20日までの3学期部分の描写はすごく良かったです。

初詣、雪合戦(背景に節制親子発見)、小西弟と一緒にフードコートでテスト勉強、
何気に直斗からももらえたらしい完二のバレンタイン…ってこれGで見れるのかなあ。
(つーかネタバレ云々言うならこっちの方がよっぽどネタバレじゃね?まあいいけど)

…と、ここまでがおそらく再編集版25話と思われる部分。



■総集編部分

さて、いきなりのマーガレットビンタから始まる総集編部分。

全25話中事件関連のエピソードだけでも相当あるのに、よくこんな簡潔にまとめたなと
感心するところではありますが、すでにTVで見ている身としては正直あまり思うところは
なかったです。マヨナカテレビ4連発は面白かったけど、主に完二と鳴上番長が。
(雪子の影に唖然としたり、りせの影を見て録画連打している彼は何度見ても笑える)

まあ本音を言うなら「総集編より3学期が(オリジナルでもいいから)見たかった」
ということなんですけどね! たとえ一枚絵でもあんなにwktkする画を見せられたら、
無茶でもそっちに尺をとって欲しいと思うのはしょうがないじゃないですか。

…いや、もちろんそれが無理なことは重々承知しているつもりですよ。
(今回のはあくまでBD収録版+αの内容を劇場放映しているだけだから、そのα部分に
未収録エピソードなんて盛り込んだらだれもBD版買わなくなっちゃうし)


とはいえ舞台挨拶の席でA立Pが「内容次第ではGやUも…」的なことを言ってましたし、
BDやDVDも普通に2期が作れるくらいには売れたらしいから、将来的に何らかの形で
あの一枚絵が動くアニメとして見れる機会が来ると信じています。



■幾万の真言

そして後半…まさかシャドウ鳴上が来るとは、びっくりしました。
原作にはない送別会シーンが意外と長くて、いったいいつになったらガソスタ行くんだと
思っていたら、その時点ですでにイザナミの術中にあったという演出にはゾクっとしました。

(もう一度見直してみたらもうその時点で堂島家の周囲にうっすらと霧が張ってるんですね
フードコートでも明るい音楽と雰囲気にだまされてるけど周囲は霧に包まれていたし)


視聴者目線では1回目の送別会の時点からそこはイザナミが誘い、鳴上が望んだ
「仲間と過ごす幸せな時間」を繰り返すループの一つであり、現実の彼と仲間たちは


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イザナミの「幾千の呪言」により死んだも同然の状態にされていた、と。
幾千の呪言の演出もゲームよりエグくて(ちょっと触手プレイっぽくてエロかった)
こんなの目の前で見せられたら流石に精神崩壊するわ、頑張れ鳴上番長。

とはいえイザナミの誘惑を受け入れたときの彼の表情はヤバかった…。
あんなに卑屈な笑みを浮かべた「番長」なんて原作はもちろん、ファンアートや二次創作でも
見たことありませんよ。今まで顏芸をさせなかったのはこのためだったのかと思うくらい。

そしてそこから始まる3月20日連続ループはもう見てられないという感じ。
久保の時とは違い自らが望んで受け入れた世界だから、自分から抜け出すのは難しい
と分かっていても、カレー(?)に菜々子のプリンを放り込んだり、物体Xを陽介の口に
突っ込んで嗤う彼の姿はヤバイを通り越してただただ怖かった。

総集編の足立との対決シーンでこれでもかと「現実を見ろ!」と言っていた鳴上クンが
現実を見ることを放棄して幸せな夢の世界(足立曰くシャドウだけが存在する新世界)
閉じこもっている姿は…なんつーか、皮肉ですよね。そりゃマガレさんもキレますわ。

多分マガレさんも初めの数ループくらいまでは静観しているつもりだったんじゃないかな。
でもいつまでたっても抜け出す気配はないわ、どころか鳴上自身がどんどん壊れていくわ、
仮にも自分が認めた男がこんな醜態をさらしている事実が許せなかったのではないかと。

本来ストーリーとは全く関係のない(2周目限定の裏ボス)マガレ戦を、こういう形で
ストーリーに絡めてきたのはいいですね。本当にこのスタッフは原作ネタの調理が上手い。
実際、本編中のイベントでも最初に厳しく激励してくれるのはマガレさんだったしなー。


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※こちらはゲーム番長。


しかしこの時点で完全に心が折れている鳴上クンは反撃することすらできず蹲るだけ。
かといってそれで手加減してくれるようなマガレさんではないわけで。
絶体絶命の彼を最初に助けてくれたのは…またも陽介、ではなくて菜々子でした。

そこから先のコミュキャラが自主的に彼を守ってくれるかのような連続召喚は熱かった。
序盤は守られるがままだった彼もコミュの人たちに励まされて徐々に戦う気力を取り戻して
ラストはテレビの中で「一人は嫌だ」と叫ぶ自身のシャドウを受け入れてイザナギ召喚。

個人的にこの「シャドウ鳴上」は自分の中でも葛藤があって感想を書くのが難しい。
やっぱり番長だけには最後までシャドウは出て欲しくなかったという気持ちと、
これは「番長」じゃなくて「鳴上悠」なんだから出てもおかしくはないという気持ちと、
シャドウすら出なかった空っぽな鳴上クンがずいぶん成長したなという気持ちと…

いろいろ複雑だったけど、最後の伊邪那岐大神がカッコ良かったからもういいや。
眼鏡を投げ捨てるシーンも原作ほど唐突ではなく、うまくまとめられていたし。

最後のお別れシーンも内容はTV版よりしっかり尺をとってくれて良かったです。
音楽もエンディングはNever Moreで締めてほしい、でもキズナノチカラも捨てがたい、と
そういう視聴者の願いを実現したかのような構成、さすがP4Aスタッフわかってる。
(最後の締めがクマなのに違和感がある人もいるかもしれませんが原作通りです)


まあその直後のアレにすべて持ってかれたけどな!(2回目)


内容自体は嬉しいけど、ちょっと複雑、かも。



■鳴上番長とゲーム番長について

これは個人的意見ですが、私は鳴上番長とゲーム番長とはほぼ同じ存在と認識しています。
まあ進めたイベントに多少の違いはあるのでそのへんは区別してますが、基本的に同じ人物
と思ってますし、今回のエピソードを見てもその気持ちは変わってません。
(唯一かつ大きな違いが女関係のアレコレでしたが、それもジュネスフェスで覆ったし)

よく鳴上番長がメンタル弱めだの変人すぎるだのと言った意見もあったりしますが、
プレイヤーの分身として神目線で物語を見られる「主人公」と違い、一人のキャラとして
独立した場合、ある程度の人間らしさは当然で、むしろそうでなきゃおかしいわけで。

ちょうど今やっているP2「罰」もそうなんですが、前作「罪」の時はあれだけ落ち着いていて
何者にも動じないと思われていた達哉が、実は一番悩める若者で意外とメンタル弱かった
という事実にプレイした当時は結構驚いたものですが、良く考えてみたらプレイヤーの分身
でもないキャラが黙々とゲームクリアに向けて動いてたらちょっと怖いですしね。

もちろんプレイした人それぞれに「番長」のイメージがあるから、こんなのウチの番長じゃない
という人もいて当然ですし、その意見を否定する気は全くありませんのであしからず。



■舞台挨拶とか

さて、真面目な話は置いといて、せっかく舞台挨拶を見に行ったのだからその感想もと。
ニコニコでの「マヨナカ生テレビ」出張版にあたるんですかね…普通に面白かったです。

映画本編の総集編とは別に、声優の方々とスクリーンで事件の詳細と真犯人を推理して
みようという展開になっていたのですが、ミツオ、生田目と来て最後のオチが…


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うろ覚えだけど多分こんな感じの映像で締めてたのに笑ったw

いや確かにあの時点で一番怪しいのは生田目でも足立でもなく鳴上クンですけどね!
最初からTVに腕突っ込めるし、シャドウなしでペルソナ出せるし、何より彼が来てから
立て続けに事件が起きてるし。堂島家のポストに脅迫状を入れることも、特捜隊の動向を
間近で観察できるのも、久保や生田目(ゲーム限定)と一番接触してるのも彼だし。

実際初回プレイで私が一番最初に疑ったのは番長だったもんなあ。
彼にシャドウが出なかったのは、彼から分離したシャドウが勝手に事件を起こしていた
だけなんじゃないかと半ば本気で考えておりました。まさか足立だったとは…。

あの雪の日の選択肢に(>主人公名)とかあったら絶対引っかかってたと思う。


とまあいろいろあったけど出演者もスタッフもまだまだP4関連で何かやりたがってるし
ED後のサプライズのアレもあるし、まだまだ終わりそうもないのが嬉しい。

ひとまずは第一部完ということで、本当にお疲れ様でした。



- - - - - - -



ところで本当に最後のアレはいつまで黙ってればいいんですかね…?
もう随所でネタバレされまくってるから今更隠す必要もないとも思うけど
一応舞台挨拶の場でイイコの返事をしてしまったのでどこで解禁させるか難しい。

とりあえず、来週あたりまでは黙っておきますかね。



それでは。

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ムクロン

こちらもP4A見てきましたー

最後のアレは卑怯ですな!
舞台挨拶とかも楽しかったようですねー

番長の内面を濃く感じたのは弱みを出したからなのか・・・

・・・そして待ち受けるはP4G・・・
北米版の特典はなにか・・・
by ムクロン (2012-06-18 23:59) 

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