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週刊少年ジャンプ52号感想 [WJ感想2010]


『HAYABUSA-帰還ヴァージョン』観てきました@常磐です


内容は通常上映分(帰還前に作成)に、ほんの数分間の追加があるだけなのですが
その数分間でカプセル射出に反転してカメラ起動、そして再突入とクライマックス満載で
パラシュートに揺られるカプセルが大地に降り立つところまで完全再現していてもう大満足。

6月13日のあの夜、泣きながら「彼」の帰還を見届けたときのことを思い出しつつ
一緒に観にいった友人(半ば強引に付き合わせた)の目が若干潤んでいたことには
積極的に見て見ぬフリをしてあげました。

ちなみにこの「帰還ヴァージョン」は現在渋谷のプラネタリウムでしか見られないようで。
しかも開館と同時にすべての回のチケットを販売するので、確実に観にいきたいなら
開館直前に行くのがよろしいかと(少なくとも昨日今日のは午前中に完売してました)

ところで先日なんかの番組で、このミッションがいかに無茶だったのかを示すのに
「日本からブーメランを投げてブラジルのハエに命中させ、手元に戻ってくる」
という、例えにすらなっていない例えをしていてちょっと笑ってしまいましたが、
まあそれくらいありえねー!ってことをやり遂げたはやぶさスゴイ、と解釈してみたり。


なんつーか、うん、私もいろいろガンバロウ、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ52号感想■■■

【巻頭カラー】『BLEACH』

■巻頭カラー

折込カラーの虚園編懐かしの面々(これって映画に登場するメンバー?)はもちろん
wktkモノでしたが、それ以上にその絵を封じている(ように見える)1対の角の生えた
ガイコツのデザインに一目惚れ。
何これスゲエカッコイイ。

思えばワンピ10周年や映画企画では渋谷や神保町をジャックしていたわけですが、
今度は池袋をジャックか…この池袋ってあたりがいかにもブリーチらしくていいですね。
実際の雰囲気はともかくとして、漫画やアニメの舞台としては一番オサレなイメージだし。

…さしあたって今週末にでも行ってこようかな。



■家族のヒ・ミ・ツ

しかし実際のところ、家族といっても意外と知らないことは多いもんで。

父親のタンスの引き出しに家族の誰のものでもない女性用の下着一式が入っていたとか
母親のバッグをひっくり返したらタバコとライターと携帯用灰皿が入っていたとか、
弟の部屋を掃除したらベッドの下に「薬用育毛剤」と書かれたスプレーがごろごろしてたり
父の姉弟3人が全て違う父親だったということを祖母が死んでから知らされたとか…


うん、まあいろいろあったよね、いやびっくりしたよ、本当に。


で、えーと何の話をしてたんでしたっけ、そうだブリーチだ。
思春期の女の子には色々秘密があるものですが、その一番重要な部分を「あの」浦原さんが
握っているというあたりは確かにお兄ちゃんとしては不安だろうなあ。

大体あの人なんで崩玉だの作ったりそれをルキアの義骸なんかに入れてたんだっけ?
藍染サマに対しての用意周到な鬼道や彼らにしか分からない会話で交わされた「霊王」など
作品中でも一番チートで一番胡散臭いのが彼ですからね。

かといって初対面のオールバックを信用するのもどうかと思うけど。


あとどうでもいいけど今週初登場のリルカが初期ペローナさまに見えた。




『ONE PIECE』

■頑張れカリブーさん

カリブーさんが何気にこの冒険における重要な役所になっていてちょっと笑ったw
そうだよね助けが絶たれてた今、もうこの船と一蓮托生するしかないんだもんね。

何気に船の仲間からの人望もあることも分かったし、このシリーズが終わっても
ヘタれずにルーキーズの一人として頑張って欲しいところ。



■頑張れサンジ

そして再会して以来、鼻血しか見せてなかったサンジが初めていいところを見せました。
2年間か…ある時はホルホルチェンジで女体化したオカマたちの誘惑にも耐えぬき、
またある時には自身が女体化されても逃げ続けてきたんだろうなあ…お気の毒w

大丈夫、仮に間違いがあったとしても、読者はきっと貴方の味方だから!



■頑張れフランキー…の乳首

ニップルライトは場所的にもインパクト的にも非常に効率的な構造と思われますが、
悟空の乳首すら規制される(?)ジャンプでは単に光る胸でしかありませんでした。
てかこれもコミックスでは描き足されたりするのかね。

まあヤローの乳首なんざどうでもいいけどな!




『NARUTO』

うーん、先週のは面白かったけど今回のはなんか微妙だな…。
アレだけの爆発をやらかしても一人の死者(元から死んでいるのは除く)はおろか
連合サイドに傷一つ負わせることも出来ないって、どんだけ平和的なのよその芸術。

まあ、ブチキレたサイの表情には「サスケェ!」以来のwktkを感じましたが。
日頃死んだ魚のような目をしたキャラばかりだとこういう時に引き立ちますねえ。
もしかしてそのために普段はあえて能面顔にさせているのかと思ってしまいましたよ。

そしてゾンビは心残りがなくなったらたとえ命のストックが残っていても消えるのか…
ってことはアスマ先生あたりは紅の膨らんだお腹(もう出産したんだっけ?)を見れば
唯一の心残りがなくなって綺麗に死んでいけそうな気がします。




『黒子のバスケ』

なーんだ、日向とカントクの関係は高校どころか中学…いやそれ以前からだったのね。
どおりで高校で出会ったにしては熟年夫婦過ぎる関係だと思いましたよ。
当時のリコがバスケを嫌いなのも日向の影響だと思うと、なんかカワイイな、おい。

しかし黒子と桃井にせよ日向とカントクにせよ、この世界の男女関係はすでに出来上がって
いるのばかりでちょっとつまらないですね…いやそういう物語じゃないのは分かってるけど。

個人的にはこういう回想シーンとかどうでもいいからさっさと木吉の膝の話をやって
悪童だか紫原だかとの対戦に入ってほしいんですけどね。
どうせ過去のことを知ったからと言って木吉の膝が治るわけでもないし。




『エニグマ』

クリスの能力は「平面世界に入る」だけではなく
「他人を平面世界に入れる」こともできる能力だった――


と聞いて一気に夢が膨らみまくった今週のエニグマでしたが、
以降のエピソードで「(彼以外は)平面世界を動かせない」とわかり、期待も半減。
まあそうだよね、そんな都合のいい能力がそうそうあるわけないよね。


しかし「静止した世界」と言いきり、実際に植物や動物が石のようになっている描写をしながら
中に引きずり込まれたスミオやしげるが普通に呼吸してたり動いてたりしているとか、
相変わらずこの作品の”能力”は突っ込みどころ満載ですね。

あと動けないわけでもないのに何故スミオはクリスが逃げるのを止めようとしないんですかね。
能力の正体は分からないまでも、引きずり込まれた時の状況や逃げるときの雰囲気からして
彼にしがみつけばこのまま普通に脱出できるような気がするのに、何故それをしないのか。

そもそも、なんで今この時点でクリスがまだ校舎内にいるのかもわからない。
スミオが出て行ってから今まで、少なくとも一人分のパスを開けるだけの時間はあったし、
たとえしげるに抵抗されても今週のように彼女を写真の中に閉じ込めてしまえば、
下手すりゃ1人分のパスだけでクリスとしげるの2人が脱出できたかもしれないのに。


※追記:
なんかページを飛ばして読んでいたみたいで、読み返してみたら「今脱出しない」理由は
一応説明されていましたね、大変失礼しました。クリスの「このままでは出られない」とは
やはり彼が8人目のイレギュラーな人物だったからとかなのでしょうか。


仮にそういう脱出方法がエニグマにとって反則として認められなかったとしても、
今度はなぜしげるとスミオの2人を平面空間に閉じ込めようとしたのかが分からない。
これがまだスミオだけなら分かりますが(邪魔だからね)、なんでしげるまで一緒に?


更にいうなら、スミオを写真に閉じ込める手段に何故こういう方法をとったのかも分からない。
クリスを探しにいった他のメンバーがスミオと一緒に行動する可能性もあったし、
うまく分散させたとしてもその写真をスミオが見つけるという確証はないわけで。


うーん、相変わらずキャラがストーリーにあわせた動きをしているよな、これ。




【センターカラー】『ブリーチ地獄編』

■さようならザエルさん&アロニロさん

アーロニーロやザエルアポロさんといった十刃の中でも特に好きだったキャラの再登場に
wktkしている間もなく、新キャラに一瞬で消滅させられて(´・ω・`)ショボーン

てかザエルアポロさんってば、一万年にも及ぶ(体感的には)永い永い死の瞬間を終えた
直後だというのにずいぶん元気なもんですね…それとも一度死んだらそれより前のことは
忘れてしまうようなシステムにでもなっているんでしょうか。

そういえば今週の折込ポスターにはノイトラさんやウルキオラさんはいても
アーロニーロやザエルアポロさんはいませんでしたっけ…としたらやっぱり彼らは
今週の番外編だけの出番ってことなんでしょうかね。

ザエルアポロさんの「受胎告知」とアーロニーロの「食べた相手の能力を吸収」
使い方と組み合わせによっては他の十刃どころか藍染さまさえも凌駕するほどの
可能性を持った能力だと思うんですけどねえ。



ところでこの映画版のブリーチと本編のブリーチって繋がってんですかね。
ザエルアポロさんの弁から言ってもこの地獄編が虚園編のあとの物語であることは
確定なのだから、当然この時点での一護は死神の力を失っているはず。

だとするとこの「地獄編」で一護が死神装束で斬魄刀を持って戦うとすると
こちらの世界でも一護の死神復帰が確定しているということになるわけで…。

あー…なんかよく分からなくなってきた。
まあ時系列とか気にせずに、単なるパラレルワールドと考えた方がいいのかな。




『バクマン。』

白鳥君一人立ち成功…と言っていいの、か?
確かに彼一人でも連載会議に持ち込めるレベルになったというのはかなりの進歩ですが
それが長期連載に耐えうる作品になるかどうかはまた別物だからなあ…。

せめて1クール…いや読者の反応が返ってくるまでだけでもシュージンが責任もって
「恋太」の製作指導をしたほうがいいんじゃないかなあとか思うんですけど。

過保護すぎるのかな…でもやっぱり一度読者に晒さなきゃ分からないことってあるよね。




『めだかボックス』

■負けるとか勝つとか

覚醒名瀬ちゃんの装備が「一番いい装備」っぽくなっていて笑ったw

しかし飛沫さんの性格は本当に全くわからんなー。
「勝って」と言われたら這いつくばってでも勝利にしがみつき、
「負けろ」と言われたら嬉しそうに校舎ごと破壊って…あ、これはこれで一貫してるのか。

小物っぽく登場した割には味方サイドの大物を倒し大物っぽく振舞った飛沫さんでしたが
やっぱりラストは小物らしく、まるで少年漫画のチンピラのように散っていきました。
まあこの辺での退場が妥当かな、あまりかっこよく散られても困りますし。



■凍る火柱

名瀬ちゃんが目覚めた過負荷は球磨川君の言うとおり、医術や科学両面での応用も効き
なおかつ彼女自身の意思でコントロールできることから考えてもかなり有益な能力ですね。
分類上は過負荷にカテゴライズされるとしても、少なくともマイナスではなさそうです。
(ざっと思いつくだけでも超伝導にコールドスリープも自由自在だしなあ…スゲエ)

もっとも、彼女が本気で全てを凍らせようと思えば、エターナルフォースブリザードを
唱えるまでもなく、全ての分子運動を静止させることも可能なんでしょうけどね。

「時よ止まれ、お前は美しい」…は別の作品だったか。


しかしおそらく多くの読者が期待したであろう「女の子同士の制服の脱がせっこ」
一人は一度はパンツ一丁になったものの、過負荷の氷で一番いい装備を作り上げ、
もう一人は炎で肉体ごと燃やされるとか…色気のない話でしたね、全く。




【センターカラー】『保健室の死神』

■人気投票結果発表

ハデス先生にアシタバ君に藤君が上位につけているのは大体予想がつきましたが、
まさかその中でもアシタバ君が一位とは…流石にちょっと予想してませんでした。

そして何気に4位に安田クンかよ!
美っちゃんと本好クンのコンビが並んで上位にいるのに一抹の不安を覚えつつ、
女性陣では鈍さんがまさかの8位、そしてシンヤを抑えて花巻さんが9位!

操ちゃんがまあそこそこの健闘を見せてくれたのは素直に嬉しいですが、
16位~30位までの13人のうち半分が麓介かよ!どんだけ偏ってんだこれ!

それにしても…もともと女性キャラより男性キャラのほうが多い作品ではありましたが
こうも上位陣を男性キャラばかりが締める結果となるとは流石に予想外だったかも。
やっぱり巷で言われているとおり女性読者のほうが多いのかなぁ…でももしそうだったら
美っちゃんはともかく安田センセイが4位なんかにつけるわけないし…うーん、分からん。

まあ、何はともかくアシタバ君、1位おめでとうございます。



■本編

大人版安田クンktkr。

漫画的超展開が実際に起こったらどうなるかを漫画の中でやったらこうなったと言う話。
うん、自分で書いていて意味が分かりません。

しかしみのり先生の狭量に見えて実は寛容な性格はあの兄との生活から生まれたんですね。
確かに日常生活で常に「読者に夢を与える」エロを考えなければならない人物と一緒に
生活していたらそりゃ多少のエロ妄想に関しては寛容になります罠。

ところで最近そこかしこで漫画家ネタを見てる気がするんですが、気のせいでしょうか。




『ぬらりひょんの孫』

おしとやかで健気でたおやかな山吹乙女はとても美しい
でも記憶を失って幼女の姿でさ迷い歩く山吹乙女はもっと美しく
愛する人を手にかけて絶望に打ちひしがれる山吹乙女はさらにさらに美しく

羽衣狐となり妖艶に微笑んでいた山吹乙女はもっともっと美しかった。


今回の話とは矛盾するかもしれませんが、個人的にはそんな気持ちです。
こういう救いのない悲恋話、私嫌いじゃないよ。




『LIGHT WING』

今週ノート君の覚醒により、彼の背に「2枚目の翼」が生えたのを見てふと思ったのですが。

このままメンバーが一人一人覚醒するたびに一枚ずつ羽根が生えていき、女マネを含めた
12人全てに羽が生えたとき、その羽根がすべてリヒト君の背に集まっていき、最終的には
12枚の羽根を持つ”織天使リヒト”が降臨するというイメージが浮かびました。

ユースでは同じ理由で12枚の蝙蝠の羽根を持つ”堕天使イマイズミ”が待っていて
最終試合の交流試合にて天使と悪魔の最終戦争(ハルマゲドン)が勃発…!


そんな妄想をしてみた。




【最終回】『PSYREN』

■もう一つの世界の結末

そっか…弥勒とグラナさんが頑張って…世界は救われたのか…そうか…はぁ…(ため息)。
カイルもマリーも他のみんなも無事で…光の差す世界で生きていくのか…うん。
そしてあっちの世界の人たちの声援を受けて、こっち側のアゲハが目覚める、と。


いやあ上出来上出来、素晴らしい結末、まさにハッピーエンド、素晴らしい!


…皮肉じゃないよ、本音だよ。



■岩代先生3年間連載お疲れ様でした

いや本当に楽しかったですよ、ずっとハラハラドキドキしっ放しで(いろんな意味で)
次回作、期待しています。充電期間くらいは待ちますけど、早く帰ってきてくださいね。

本当に、お疲れ様でした。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


あーあ、サイレン終わっちゃったかあ…。
まあほぼ予想通りの時期だし、伏線回収もちょっと荒っぽかったけどきちんと出来たから
読後感はそれほど悪くはないですね…ただ本当にお疲れ様って感じ。

そしてこれで今クールでの改編は終わり…なのかな。
次回予告を見る限り1号からの新連載はないようですが…はて?


それでは。




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ムクロン

NARUTO
魂ってスケールがでかいバトル物だと便利な言葉ですよね
パワーでもテクニックでも・・・

バクマン
サイコー「プーさん蹴るなァァァァ!」(ふざけるなァァァ!)
・・・来週コレくらいキレる事を期待したり・・・
いや、奥さんには話すべきでしょう・・・

めだか
凍る火柱・・・万能すぎでしょう
クーラー暖房いらずで環境にも優しい(生物にたいしてはどうかは知りませんが)

PSYREN
岩代センセ、お疲れ様です
・・・アレ、これしか感想浮かばない・・・
by ムクロン (2010-12-01 23:21) 

常磐

>ムクロンさま
>NARUTO
魂ニダ!<丶`∀´> …あれ、違う?

>バクマン。
いやいや、ようやく和解したのに何で切れるんですかサイコーさん。

>めだか
くじらちゃんの恐ろしいところはこの「凍る火柱」でさえも彼女の人体改造の
一つの可能性に過ぎないと言うところでしょうね。
その気になれば一般人のマイナス部分を引き出して全人類を過負荷にする
ことも可能なんじゃないかとさえ思えてきました。

>サイレン
いや本当に。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-12-02 19:16) 

真馬流

>ONE PIECE
コリブー達のデザインがこの演出のために作られていた・・・だと・・・?!
まるで天に召されているかのようだぜ。

>黒子のバスケ
話自体は悪くないのになんかいろいろ混ざっちゃった・・・

>トリコ
『たけし』の頃から読みだした自分としては、「女性の裸体とか描くんだ?」と普通に驚きました。

>ぬらりひょんの孫
終わりよければすべて良し!(決してよくはないが・・・)今週の演出は京都編の区切りをつけるという意味では十分な完成度でした。

>保健室の死神
リボーン等でよくみられる俗にいう「腐女子票」にあまり影響されていない?結果が意外でした。(これがリボーンだったら『ラウジ』とかは間違いなく20位以下なんだろうな・・・)

安田の理解者が良くも悪くも多かった(笑

>PSYREN
とうとう終わってしまった・・・そして最終回でこの掲載順は悲しすぎる。

せっかくなので、ここで個人的な総評を↓

岩代先生の作品を読むのはこれで二作目になるわけですが、まず前作と共通している点はキャラクターが良くも悪くも総じて『マイペース』だということです。
そして、岩代先生自身もそれを意識してか今作は予め「サイレンゲーム」という物語の結末に向けてのレールを用意していました。

バトル描写に関しては今後いくらでも改善の余地はあるでしょうが、個人的に「これは勿体ない」と感じてしまったのは『敵対する者同士の会話が不毛過ぎる』という点です。

これはこちらの感想でも何度か書いたことですが、「どうしても解り合えない」という現実味と引き換えにそのキャラクターが抱えているであろう『葛藤』を「黙れっ!」 「じゃあ死ねよっ!!」 などの暴言で強制的に中断させてしまっているということです。(実験体=人並みの感情など持ち合わせていない、ということを強調したかったにしても設定の段階できちんと作り込んでいるにも関わらずそれが作中の表現として十分に活かされていない)

ちなみに、その設定に関しても前作を通して敵サイドの設定が『かつて虐げられた異能者が他者を蹂躙する』というケースに偏っている傾向にあるので(あるいはそれを共通のテーマにしている?)、次回作には『ダイの大冒険』のポップのようなムードメーカー兼「一般視点から成長していくキャラ」を敵味方を問わずに作って欲しいと思っています。

個人的にはカブトに期待していたのですが、敵にとっての『イレギュラー』ではあっても味方にとっての『ムードメーカー』には成り得ませんでした。

by 真馬流 (2010-12-02 20:27) 

罪人のクライム

今私が少年ジャンプで一番はやっているのはぬらりひょんの孫です。そして男子キャラで一番が主人公:奴良リクオ、女子キャラで一番が、山吹乙女です。その山吹乙女が今週の52号で死んだかもしれませんのでとっても残念な気持ちでいっぱいです。可能性としては低いと思いますが、新年号で山吹が生きている流れで物語を描いてほしいと思います。
by 罪人のクライム (2010-12-03 21:36) 

角笛

<ぬらりひょんの孫
私も罪人のクライムさんと同じ意見です。
by 角笛 (2010-12-04 15:54) 

魔刀 罪歌

山吹乙女もう最終回まで活躍してほしかったのに、ここで死なれたくないです。もうこの際、肉体が朽ちてないことを利用してまた別の人格が生まれて生き返ってもらいたい。
by 魔刀 罪歌 (2010-12-04 16:28) 

常磐

>真馬流さま
>ワンピ
いやあの水圧からして実際に天に召さ…いやワンピだからそれはないか。

>黒子
悪童戦に備えて自軍キャラの掘り下げをやろうというのはわかるのですが
やっぱりキセキのキャラが強すぎるせいか今更感が漂いますね。

>トリコ
某所で「まあしまぶーにしては頑張ったよ」と言われてて笑いましたw

>ぬらり
京都編はまさに羽衣狐…いや山吹乙女にあったといっても過言じゃないですからね。
彼女の死(かどうかは分からないけど)とともに終了したのはいいラストだと思いました。

>保健室
でも下位を見ると麓介無双なんですよね…他にも山田さんとか淀橋クンとか
個性的なキャラはたくさんいるわけで。まあいいか。

>サイレン
>『敵対する者同士の会話が不毛過ぎる』
>「黙れっ!」「じゃあ死ねよっ!!」などの暴言で強制的に中断
ああ…これは確かに私も感じましたねえ。
弥勒たち敵サイドだけじゃなく、雨宮さんやアゲハにもそういう傾向があるから
結果として双方が自分の主張を勝手に言い合って、ほとんど交わらないままに
バトルで解決、という展開が多かったように見られます。

彼らのコミュニケーションが唯一成功した、と言えるラストの説得についても
時間がなかったせいもあってかかなり強引な印象を受けたしなあ…。
いや、岩代先生のことだから、もし時間があったとしてもこの程度の描写だった
かもしれませんね。

まあでも、そういう「どうせ決裂する予定の葛藤を描かない」というのは
展開をスピーディにするためには必要な要素だったのかもしれないし、
個人的には登場人物がいちいちウジウジ考える展開は好きではないので、
これはこれでサイレンの魅力だったんじゃないかな、と思っています。

常に高クォリティだったこの作品がこんな掲載順で終わってしまったのは残念ですが、
「みえるひと」の倍以上の連載期間をもらえ、それなりに綺麗な最終回で終われた
のだからきっと次のチャンスも十分にあると思うので、期待しています。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-12-05 12:11) 

常磐

>罪人のクライムさま
>角笛さま
>魔刀罪歌さま

な、なんか皆様はじめまして。
今週のぬらりには思わず何かを書かずにはいられない
魔力みたいなものがあるのだろうか…

山吹乙女さんはここで終わった方がカッコいいんだろうけど
これだけ人気のあるキャラを捨てるのは勿体無い気もしますね。
個人的には残って欲しいけど…どうするつもりなんだろ。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-12-05 12:27) 

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