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週刊少年ジャンプ36・37号感想 [WJ感想2010]


振り向きざまにリバース!@常磐です。


すっごい動くよ!



ワラジ虫(うp主)さんの動画はネウロMADの頃から好きだったんですが、
最近新作がなくて残念だなあと思ってた矢先にまさかのこれですよ、感動した!


草食系とかマジ勘弁、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ36・37号感想■■■

【合併号特集】

■表紙

さて、夏の合併号ではもう恒例となりました、全作品の主人公集合表紙。

各作品の主人公が流しそうめんよろしく流されてきて、三枚看板がそれを食べるという
何とも現在のジャンプを風刺するかのような構図となっております。
上段に中長期安定作品、下段に新人&下位掲載作品が流れているのも何かの暗示か。

まあ最も現在のジャンプは、三枚看板が圧倒的な人気と売り上げで支えているからこそ
ぽっと出で売り上げが未知数な新人が平等に連載できるチャンスがあるわけですが。
(逆に三枚看板が強固すぎるせいでなかなか新人が根付かないという問題もあるけど)

感想としては最初に目に入ったのが上段半ばくらいにいるボッスンの変顔でしたorz
てか他キャラがみんな楽しそうな顔をしている中、何でこんな顔してるんですかこいつは。
とはいえ、思わず最初に目が行ってしまったことを考えると、篠原先生的には作戦成功
なのかもしれませんね、なんだかとっても悔しいです。

そしてなぜか寄り目<◎><◎>な黒子くんのスポーツマンとは思えないくらい白い上半身と、
彼とは対称的に意外と色黒マッチョなリクオとのギャップを楽しみつつ、
あくまで救急箱を手放さないハデス先生の先には――ラッコ11号!?

何気にバクマン作品中作品の中では一番読んでみたい作品だったので嬉しいのですが、
下手に読んでつまらなかったらせっかく高位置安定の平丸さんの株が急落どころか、
そんな作品をアニメ化する「作品内ジャンプ」の評価まで…。

って、読む前からそんなことを言っちゃだめかw
少し不安ですが、元ギャグ漫画家としての実績のあるガモウ&小畑先生に賭けましょう。



■折込ポスター「河下先生によるWJヒロイン百花繚乱」

表面は尾田先生による久しぶりにストレートな麦わら海賊団集合イラスト。
思えば彼らが離れ離れになってからそろそろ2年になるんでしたっけ?
(調べてみたところ仲間が散り散りになったのは2008年41号だからほぼ2年でした)
長い長いとは思ってたけど、やっぱり長かったんだなあ…戦争編。

…と、そんな感慨にふけっている場合じゃなくて、問題は裏面で。


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う わ あ 。


いや…うん、可愛い…確かに可愛いんだけどさ…何というか…えーと、誰?

ナミにサクラ、神楽は分かる、織姫にカントクにつらら、たまこ先生に亜豆に雨宮さんもおk、
麗子やめだか、葵ちゃんの判別に若干時間は掛かったものの、まあ大体分かったんですが
なんだろう…このなんとも言えない微妙な感覚は…。

まあ麗子とかヒメコとか、作中ではそれなりに美人設定であっても作者の絵柄のせいで
どうしてもそう見えないキャラとかがこんなに美人に描かれることなんて今後ないだろうし
やはり他の作家のヒロインを扱う以上、そんなに毒のある絵も描けないだろうから
(ビューティ田村は置いといて)、皆同じような笑顔にならざるを得なかったのかもね。

以前の村田先生の歴代ジャンプヒーローズ集合イラストとまでは行かなくても、
こういう企画、年次の合併号の恒例にしてくれないかなあ。

次は小畑先生あたりで。




【巻頭カラー】『ONE PIECE』

■脱落者はボニー

最近めっきり海賊漫画らしくなってきたワンピース。
今回もボニーの縛り方とか言葉責めっぷりが野蛮人らしくイカしてましたね。

腕だけを縛って脚は自由とか、狙いすぎだよ尾田っち!



■結局答えはおあずけ

今週号をなめるように読んだものの、先週のルフィの問いに対する答えはありませんでした。
まあでもチョッパーが元の島に戻ったことや、サンジが再び地獄に舞い戻ったこと、
そして2人ともが「次の再会に向けて成長する」と決意を固めたことを考えると、
先週から各地で予想されていた


写真のルフィの腕の刺青(ペイント?)が「2d3Y」(2に×印)となっていることから
「2日後ではなく3年後に集合」という意味で、
16点鐘の意味するところもキッドの「おれが新たな時代を作る」は読者へのミスリードで
「16点鐘」=「始まりと終わりの街・ローグタウン」で集合の意味
また0巻のコメントに「ルフィ17歳最後の冒険」と書かれていることから、
次に映画が作られる時は
ルフィはすでに17歳ではなくなっているという暗示


この解読内容でほぼ確定…ですかね?
少なくとも再会に関しては「今すぐではなく成長してから」なのは確実なようです。
それが作中内時間で何年になるのか、現実時間でどれくらいになるのかは不明ですが。

前回、私自身もルフィのとるべき道は「強くなって再会」「権力を得る」かの
どちらかだと考え、時間的な問題で前者は却下したわけですが、上記考察どおりに
再会が3年後だとすればその問題も解決するということになりますね。

そんなわけで…最初の成長イベントは扉絵連載の順番と同じくサンジから。
以前ドレス一枚であっさりオカマ化した彼が、果たしてどこまで理性を保てるのか。
女のいないこの島で、ホルホルの力により女性化した元・男とも戦えるのか、期待です。

…とか言って次回あっさりナミやロビンのエピソードに切り替わっている可能性も大だけどw




『NARUTO』

■お体に触りますよ…

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上のシーンのキー鮫さんの動きや音とかがどう見てもにしか見えなくて嫌だ。

あと真実の滝で「本当の自分」と向き合っていたガイさんですが、彼はどんなに恥ずかしい
過去の黒歴史を見せ付けられてもきっと”青春”の一言で解決するんだろうなと思いました。

つーか、ナルトの時もそうですが突きつけるべき「真実」のチョイスが甘いんですよね、滝。
ナルトならサスケのことが一番効くだろうし、ガイならリーへの無茶な修行について
突きつけてやればもう少し効き目もありそうなのに、なぜかそうしないわけで。

もっとP4のシャドウのようにその人の心に突き刺さるような「真実」を選ぶべき。




『バクマン。』

■長編で勝負

服部さんはいい人だしサイシューたちにはあっているのかもしれないけど、
逆に波長が合いすぎて暴走したら止める人がいなさそう
と思っていたことがいよいよ現実味を帯びてきてちょっと怖いです。

もっとも、彼らがやると決めた中長編が成功するかどうかはまだ分からないのですが、
かつてリリ犬がやったせいで(たぶん)失敗し、保健室が避けて成功した中長編。
ブリーチとリボーンは成功し、スケットも個人的には最悪だけどたぶん成功した中長編。

上手くすれば押しも押されもせぬ上位安定を狙えるけれど
下手を撃てば1位どころか打ち切り間際までに落ちる可能性すらある中長編。

成功か失敗かはガモウ先生のさじ加減一つではありますが、
久々に「バクマン。」の名の通りのバクチ打ち的展開になりそうでwktkです。




『銀魂』

で、こちらは長編も悪くないけどやっぱり短編ギャグがすばらしい銀魂。
今回もシリアス長編に向かうのではないかとドキドキしましたが、終始ギャグで〆。
チューペットの長い方から出ている液体はアイスなのか×××なのかは深く考えたら負け。

ちなみにウチはシャーベットは白くま派です。



『逢魔ヶ刻動物園』

園長はともかくとして、常に一生懸命なハナちゃんとか、半野生的で素直な動物たちの
ふれあいを描くシーンとかは結構いいなあと思うんですよね、この作品。
リリ犬の時もそうですが、作品世界が優しいと読者の心も温かくなるものですね。

本当、これで園長がもう少し親しみやすいキャラだったらなあ…。




『BLEACH』

■コイツが親玉や

藍染サマが死んでなかったのは予想外でもなんでもなかったんですが、
えーと、つまり何ですか? ギンは最初っから乱菊のためだけに動いてたってこと?

私の読解力不足なのかもしれませんが、先週と今週の回想シーンだけでは、
ギンが何を考えて藍染につき、そして裏切ったのかが全く分かりませんでした
久保先生…いくらギンを非オサレ化したくないからって情報が少なすぎだよ…。

それはともかく、着衣を乱して倒れている幼少乱菊ってつまり…「アレ」だよね?
ワンピといいこれといい、今週のジャンプはなんだかいろいろ危険です。




【金未来】『クロノマンション』


四ツ谷に動物園にこれと、最近「ドSな人外と人間の下僕」…いわゆるネウロコンビが
流行のようですが、今回のこれは主人公の顔も含めてより露骨にネウロっぽいですね。

とはいえ…私個人的にはすごい好きかも。
バトル描写も結構上手くて異形の造形も凝ってて面白いし、なにより世界観が(・∀・)イイ!!
各世界の背景に神話があるから連載になってもそうそうネタは尽きないと思うし。

しかしこれが連載になるのならヒーローの名前「ソラ」はやめたほうがいいと思う。
ただでさえ鍵で戦うとか物語世界とかデジャブ要素満載なんだから、これ以上デジャブを
増やすようなことは出来る限り避けるべきかと、特に相手は某○ィズニー王国

いくら天下のジャンプとはいえ勝ち目はありません。


とりあえずシダノかわいいよシダノ。…ってことで何となく描いてみた。
本当はカラーの予定だったのですが時間がかかりそうなのでグレースケールで。


crono.jpg


描いてて思ったけど、クロノって某は○てな○ようせいに似てませんかね?




【特別読切】『ラッコ11号』


さて、冒頭で不安視していた平丸先生の「ラッコ11号」ですが。


ヤバイ何これすごい面白ェwww


てか絶対これ平丸さんの体験談ですよね。

なるほど、吉田氏が平丸さんをなだめすかしつつも、決して満たされないようにしている
理由が分かりました…ラッコは彼が満たされなければ満たされないほど面白くなるのか…
と思ったら普通に吉田氏が登場しているよwww間違いなく私怨だwww

しかしシュールなネタといい絵のタッチといい完全にのなーさん意識してるような気がするのですが…いいのかこれ?
期待したとおりの面白さだったので不満はないですが、それだけがちょっと不安です。




『SWOT』

この世界では一体どうしたら争いを避けることが出来るんだろう。
先週の「自販機でジュースを買っただけで因縁をつけられる」も大概だと思いましたが、


いじめられていた女の子にケンカを教えた

不良になった

これじゃ看護婦になれない

ケンカを教えたお前のせいだ



って、いやそれ自業自得だから!蓮野さんまったく悪くないから!!
てか中学時代の話ならこんなトコなんか行かずに普通の高校行けばいいことじゃん!

しかし真面目に補習に出ている闇暗クンとか看護婦になりたい乃菊さんとか、
不良でも物怖じせずに引っ張っていく先生とか、そういえば蓮野さんも保母さん志望だし
何気に普通に勉学に励みたい人が多いんですね、この学校。

べるぜの石矢魔みたいなのを想像してただけに、ちょっと意外でした。




『めだかボックス』

おかしいな、くじらちゃんが妙に可愛いぞw

「そこにいるけど認識できない」能力者は黒子とリクオで打ち止めかと思いましたが
今度はめだかで「異常者最強かつ英雄の能力」として登場しました。
良く考えたらいかにも西尾先生あたりが好きそうな設定でしたよね、この能力。

しかし、これは作画の問題かもしれませんが、日之影先輩…そんなにでっかくないような…。
いやもちろん(能力意外は)リアル志向のめだかでそんなに大きな人は描けないのですが、
何せジャンプで「でかい先輩」といえばすでに伝説級となっているこの人がいるわけで。


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やっぱりすごさを表すには絵的な迫力というのも大事だと思いますね。
ワンピとかテニス様とか、初見で何の説明もなくても「只者じゃない」って感じrるもん。
この作品がイマイチ「シリアスな笑い」に至らないのはその辺に原因があるのかも。

ところで、そろそろ誰か私に異常と過負荷の違いを教えてくれませんか?




『保健室の死神』

作中でもネタにされているけど、最近安田出ずっぱりだなあ。

確かに彼は楽しい男だし、ギャグ回には欠かせない要因だから出したいのは分かるけど
彼が出てくると物語そのものが彼色に染められてしまう、いわばスケットにおける
浪漫ちゃんみたいなものなんだからあまり多用するのは良くないと思んですがねえ…。

…やっぱり長編のアンケが微妙だったのでしょうか。

とはいえ今週のネタは毛色を変えて登場人物全員安田化することで
安田だけが目立つのではなくそれぞれが役割を持った安田になって…ってややこしいなw
ただの安田暴走回とは違う印象を与えることに成功していました。

それとは別に、ローアングルみのりちゃんとかヒップアップ花巻さんとか
スク水にデッキブラシで戦うシンヤとかきちんとそっち方面へのアピールも忘れずに、
最後は安田が痛い目を見るところまできちんとお約束どおりだったので安心して読めました。

しかしハデス先生…いくら安田だからってその捕まえ方はどうなのよ…。




『メタリカメタルカ』

先週いきなり「メタリカ族は常にA以上のレアメタルを身に付けていないと硬直する」
いう設定がいきなり飛び出してきて、それって人間として…いや生物としてどうなのよと
思ったものでしたが、今週メタルを奪われ硬直しているルカの姿に違う考えが浮かびました。

つまりメタリカ族という種族はもともと生物ではなく
何かの鉱物によって作られたゴーレムであり
その稼動条件が「A以上のレアメタルを持つこと」なのではないかと。

以前ミネア協会でルカの父親が残したとされる「女性の姿が彫られた鉱物」も実は
彼らの一族の誰か(たぶんルカの母親とか)がA級メタルを失うか何かして
元の鉱物に戻ってしまったメタリカ族ではないのでしょうか。

だとすれば協会長の言う「メタリカ族にしか作れない」というセリフにも矛盾しないし、
たとえ鉱物に戻っても意思が残っているならそりゃあ哀しくて哀しくて涙も流しますよ。
その思いが見ている人にも伝わって涙を流させることになってもおかしくない。


そう、つまりこの作品のタイトル「メタリカメタルカ」とは…


メタリカ族がメタル化するという意味だったんだよ!


ΩΩΩ<な、ナンダッテー!!!


おあとがよろしいようで。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


そういえばリリエンタール4巻(最終巻)を買いました。

本誌よりも最終回がかなり加筆されていて、さらに後日談「てつこの卒業式」が掲載。
そして葦原先生のコメント「第一目標はリリエンタールを好きになってもらうこと、
皆さん、好きになっていただけたでしょうか」
に何ともいえないもどかしさを感じました。

後日談や加筆部分についての感想はネタバレになるので詳細は省きますが、
何気にカナリーナの魔力が残っていたゆきちゃんに戦慄したのは私だけじゃあるまいw
あとサングラス組の2人とアキラとの関係が微笑ましすぎてちょっと泣けました。

いや本当に、いい作品だったよね。


それでは。



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コメント 5

ムクロン

>NARUTO
真実の滝でもう爆笑しましたw

ブリーチ
・・・結局ギンはなんだったのか、

ラッコ11号
一番面白いかもしれませぬ、
もうバクマンなんてアニメごと打ち切りにしてこれを出すべきかと。

めだか
大豪院邪鬼先輩・・・!

機皇帝ワイゼル
・・・一枚下さらないでしょうか・・・?
機械好きの私としては・・・!
by ムクロン (2010-08-13 21:50) 

ムクロン

・・・といい忘れてました
このMAD動きまくりですね・・・
アルコールがダメな自分には・・・ですが。(ただし乗り物には酔う!!)

・・・う~ん自分もかつて作ろうとしたMADを作ろうにも
覚えてるネタがいわゆる女性向け(表現をソフトに)しか・・・

カドケNB×P3のネタなら不謹慎なネタが1つあるんですが・・・
聞きます?(汗)
by ムクロン (2010-08-13 21:57) 

真馬流

少し遅れてしまいましたが、暑中お見舞い申し上げます。

>ONE PIECE
黒ひげの唯一の長所はこの切り替えの早さだな、と再確認。
あと、ドフラミンゴと話している人がすごくCP9ぽいです。

>BLEACH
「実は大前田より無能だった砕蜂の兄達」にしてもそうですが、『内容』としての良し悪し以前にそもそも『設定』として必要だったのか?というのが正直な感想です。

>クロノマンション(読み切り)
なんというか、すごく少年サ○デーでした・・・

>ラッコ11号
正直、ラッコの顔が妙にリアル過ぎて内容がほとんど頭に入らなかった。

>保健室の死神
水着に関しては、まぁ夏だからいいとして・・・とりあえずプールのフェンスに『電流』は危な過ぎだろ!!

>ピューと吹く!ジャガー
「記者達のマイクに押されて圧迫死」地味にありそうで怖い・・・

by 真馬流 (2010-08-16 14:51) 

常磐

ムクロンさま

>真実の滝
「お身体に触りますよ」と言ってくれたらもう大爆笑だったのですがw

>ギン
最近の師匠はオサレのためのオサレをやっているような気がして
凡人の私ではギンの真意を把握することなどできそうにありません。

>MAD
…なんか怖いから遠慮しておこう…

コメントありがとうございました!
by 常磐 (2010-08-17 11:19) 

常磐

真馬流さま
こちらこそ、残暑お見舞い申し上げます。

>ワンピ
黒ひげに限らず、海軍にしろルーキーにしろそれぞれが最善手を打って
これから先の新世界に臨もうというあたりがすごく好感が持てますね。
…もっとも、これからしばらく麦わら一味は停滞するんでしょうが…

>ブリーチ
ブリーチはライブ感が大事、とよく言われますが、正直その場のノリと
オサレ感に振り回されて大切なものを忘れてるんじゃないかなあ…

>保健室
>プールのフェンスに電流
気づかなかったけど確かにwwww
てかそこまでしなければならないほどに毎年そういう輩が現れるんですかねこの学校は。
何か病魔よりもよっぽど先に退治しなければならないものがあるような気がする…。

コメントありがとうございました!

by 常磐 (2010-08-17 11:24) 

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