週刊少年ジャンプ24号感想

僕が悪魔でも友達になってくれますか＠常磐です。


ＳＪはまだカリーナで迷走中です。ダークゾーンなんて嫌いだ…！
てか主人公ニュートラルなのに合体結果がカオス悪魔ばかりでもうどうすればいいかと。
しかも耐性とかスキルとか、何気にカオス悪魔の方が優秀だったりするから困る。

じゃあいっそ「自分以外皆カオス」なパーティにしてみたら、確かに強いのですが
主人公の疎外感が強すぎて泣けて来る…＞＜。弱点突いても誰もついてきてくれないし、
逆に仲魔がみんなで追撃しているというのに主人公だけ参加させてもらえないしね！

プレイヤー「みんな、ヒトナリ君も仲魔に入れてあげてよ」
モムノフ「やだよ、だってコイツだけスタンス違うんだもん」
リリム「優柔不断でどっちつかずだし」
ハルパス「妙に真面目かと思えば急に身勝手になるしな」
雪女郎「マンセマットを”胡散臭い”といいながら
　　　　　躊躇なくオーカスバスターも使いますしね」
ドッペルゲンガー「ウガアァア…ウアア…ァア」
ヒトナリ「（´・ω・`）」

…何だか書いてて余計哀しくなってきた…。
いいんだもん！　私にはアントレアから一緒のイッポンダタラの小傘ちゃんがいるんだから！

小傘「ん？」

元ネタが同じでも解釈次第でこんなに変わるものなのですね、今週のジャンプ感想です。

■■■週刊少年ジャンプ24号感想■■■

【新連載】『メタリカメタルカ』

■表紙＆カラー

タイトルはメタル…メタリカ、じゃないメタリカメタル？　…面倒なので以下メタメタでいいや。
ルフィっぽい外見と冒頭の説明に「ツギハギ漂流作家」を思い出したのは内緒です。


何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ！


今週はこの言葉を胸に、感想を書いていきたいと思います。



■本編

質量保存の法則はどうしたとか等価交換の原理はどこ行ったのかとか（作品が違う）、
盗掘だけでなく武器まで炭鉱で作ってたらいくらなんでも音でバレるだろとか、
ウォードさんベラベラ秘密をしゃべりすぎとか、いろいろ突っ込み所はありましたが
このジャンプで王道ド真ん中を行こうという意気込みだけは素直に評価したいですね。

武器も「金属」ってことで、金槌から刃物から鉄砲までといろいろ応用が利きそうですし。
能力がシンプルで分かりやすい、というのは最近のジャンプに必要な才能だと思います。

しかしぶっちゃけそれ以外には特に印象に残るものがないのが気になりますが。
まあどんな作品でも第一話は様子見ってことで。

次週以降の展開に期待です。

『ONE PIECE』

■悪ガキ３人組結成！

そういえばかつてココヤシ村でルフィがアーロンに向かって言い放ったセリフ、

「俺は助けてもらわねえと生きていけねえ自信がある！」

の精神はすでにこの頃からルフィの中にあったんですね。

エースはエースで生まれて初めて「自分を必要としてくれる人間」を見つけることができて
何だか嬉しそうだし、いつの間にかサボも仲間入りしたところで”出会い編”は終了かな？
正直もっとドラマティックな話題で引っ張るかと思ってたけど意外とあっさり終わりましたね。

しかしお前ら…海賊から逃れるためにダダンの元に戻ったんなら、少しは仕事を手伝えよ！
ダダンの権威の傘の下にいながら義務も果たさず悪ガキ行為（というレベルじゃないが）を
繰り返すとか、およそ主人公格のキャラのやることじゃないよなあ…。

まあそんな感じですくすくと強く悪く成長していったルフィたち（ガープ涙目）でしたが、
その平穏を崩す存在は刻一刻と彼らの元に近づいていたのであった…。

…ということで、ここでまさかの「天竜人」登場ときましたか。
ワンピ世界での負の側面の塊のような彼らとくれば、待っているのはおそらく悲劇なわけで。
「ゴア王国」の名の通り、そしてワンピ過去編のお約束としてそろそろ誰かが「ゴアる」予感。

※「ゴアる」＝ストレンジ・ジャーニーにおいての「全滅する」の意味

『NARUTO』

■過去回想終了

ビーさんの過去編は長引くかと思いきや、意外にあっさり終わって拍子抜け。
まあナルトのことだからまだ終わってない可能性もありますが。



■人柱力は疎まれる存在

以前からずっと疑問だったのですが、人柱力はその名の通り「人柱」となって里の災厄を
一身に受け、平時の時はその力を抑え、有事の際は逆にその力を誇示することで国同士の
パワーバランスを保つという重要な役割を担っているんですよね？

だとしたらその人が人柱力になった時点で里の英雄と祭り上げられてもおかしくないのに
しかも封じられている尾獣は宿主の精神状態によって暴走することが分かっているのに
何でどの里でも人柱力を疎んだり嫌ったりするのが当たり前のようになっているのだろう。

かと思えばちょっとしたきっかけで一気に里の英雄にされたりもして
すると今までの迫害が嘘だったかのように「大した奴だ」と褒められて…。
でも彼らが一度でも「英雄らしくない」行動をとればあっさりと掌を返すんだろうし…。


うーん…


あーもう、何だろこの胸がムカムカするような気持ち悪さは。


ナルト、我愛羅、そしてビーさんに対する里の反応～劇的ビフォーアフター～は
今までずっと読者がこの作品に対して感じてきた気持ち悪さそのものなのに、
なぜ結論が「自分が本当に里に認められたか自信がない」になるのかなあ。

いや違うんじゃない？　問い詰めるべきは自分自身じゃなくて里の対応の方じゃない？
勝手に兵器にされて、自己を制御するよう強要され、失敗すれば死、成功しても利用される。
それなのに普段は蔑まれ疎んじられ、かと思えば持ち上げられて英雄にされて。


結局彼らが人柱力に求めることは唯一つ、
里にとって都合の良い「兵器」であること。


それが人柱力である彼らにとっての最善なのか。
本当に君たちはそれでいいのか。

ああ…でも彼らがそのコトワリから外れようとすると今度はサスケになってしまうのか。
かといってヤケになって尾獣に取り込まれればただの化け物になるだけだし、
結局のところ尾獣のイケニエになった時点で彼らの運命は決まってしまったのかな…。

正直、これほど体制にがんじがらめになっている少年漫画の主人公って珍しいかも。
まあ本来の職業としての「忍者」ってのはとかく掟に縛られる存在なので、そういう意味では
この作品で初めて「忍者らしい」描写といえるのかも…


いや、やっぱりよく分かりません。

『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■水野君はシャイボーイ

先週に引き続き、ピンポイントギャップ萌えキャラｷﾀ━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━!!!!

つーか正直ヤバすぎでしょうシモンファミリー。
こんな風に一人ずつ明らかになってくると、おそらく最後に護衛として登場するであろう
アーデルハイドさんの本性が楽しみでなりません。


ドＳと見せかけて本性はドＭだったらすごい萌えるな(;´Д`)ﾊｧﾊｧ

『黒子のバスケ』

じりじりと盛り上げてきて、しかしもう間に合わないかと思わせておいて
誠凛戦で成長したチームメイトの力で何とか盛り返す海常。
そんなチームメイトの信頼とサポートを受け、ついに――


黄　瀬　覚　醒　。


笠松さんの「倒してこい」のセリフと、直後の見開きに久々にゾクっとしました。
いいねえいいねえ、やっぱり主役格同士の試合はこうでなくちゃ！

で、主役は？　………えーと、誰だっけ？

『BLEACH』

最近の久保師匠のオサレのトレンドは「シンプル・イズ・ベスト」なのでしょうか。

思えば東仙さんも虚化したらえらくシンプルなフォルムになってたし、
市丸さんの「13kmや」も能力の先鋭化を突き詰めた結果のシンプルな答えなのかも知れん。

しかしそれにしたってＫＫＫ団はないでしょうよ、藍染さま。


参考：ＫＫＫ団

『ロックオン』

今週は初めてこの作品を面白いと思いました。

特に盗撮犯を追い詰める時の雰囲気がほとんど某Ｙ先輩のノリだったのには笑ったｗ
いやむしろ真田の全てを見抜く「真実の目」と大和の直接的暴力が背景にあるぶん、
四ツ谷先輩のそれよりもよっぽど「恐ろしさ」を感じたのは私だけじゃあるまい。

ちなみにパソコンのデータを完全に消去するのに一番有効な方法は
ハードディスクを物理的に粉々にクラッシュすることらしいですね。
さすがは学生にしてプロの真田君、そういうことには詳しそう。

とはいえ今のご時世、すでにデータがネットワーク上に流れている可能性はあるので
全てのデータを完全消去することは不可能だと思いますが。

それは、まあ”言わぬが花”ってことで。

【最終回】『ヘタッピ漫画研究所Ｒ』

最後の最後でヘタッピがバクマンになっちゃった。

漫画道は一筋の道ではなく、前後左右真っ暗闇の中を進むようなもの
途中で先人の足跡を見つけたとしても、その先もずっとずっと真っ暗闇で
最後まで明確な答えなどのない、ただ「面白さ」だけを追求していく。

サイシューには「連載してまで読者に伝えたい何か」があるのかなあ。
そして現在連載している作家は一体何を読者に伝えたくて描いているのかなあ。
あと「締切は守れ」ってとりあえず言う相手が違う気が…。

まあ何はともかく、村田先生お疲れ様でした。
そろそろ普通の連載開始の準備ですかね、期待してますよ～。

『HUNTER×HUNTER』

■王様覚醒

ナックルとメレオロン死んダー！
と思ったら生きてたー！

それにしてもいよいよもって人間サイドに絶望的な状況になってきましたね。
現時点で王を人間サイドに引き戻すことができるのはコムギとピトーだけだったのですが、
そのピトーはよりによって主人公であるゴンさんに殺され、コムギも絶賛気絶中。

いやこれ本当にどうやって決着つける気なんだろ…？



■巻末コメント

そういえば最近はかつての「冨樫仕事しろ」の代わりに「冨樫休め」がブームとのこと。
某ニコニコ大百科の概要部分より引用してみますと、

　長らく、連載と休載の狭間をさ迷う冨樫のニート根性に疲弊してきた信者。
　ことあるごとに、「冨樫仕事しろ」を連呼してきた信者もそろそろ限界かと思われたころ、
　2010年ついに冨樫はハンタを再開する。

　信者の喜びも束の間、冨樫は読者の斜め上どころか、
　はるか上空13kmをぶっ飛ぶような展開を連発する。

　対人戦において、まさかの核弾頭での攻撃。えげつねぇなの一声である。
　さらに翌週かましてくれた護衛軍のヘヴン状態。だらしねぇな護衛軍。

　それでも冨樫なら白熱したピトー対ゴンの戦いを華麗に書いてくれる！
　という期待も軽やかに13km吹っ飛び、まさかのゴンさん登場。
　（髪的にも）歪みねぇ新兄貴生誕の瞬間である。

　少年漫画という制約を打ち破る、冨樫の「これで終わってもいい」という覚悟に、
　ついに信者も耐えられなくなるという妄想の日々。


　（中略）


　冨　樫　休　め


関連動画：

　

っつーか、あれだけ「仕事しろ」とか言っておきながら、展開が予想以上に酷い（褒め言葉）
になると今度は「休め」だなんて本当に読者なんて自分勝手なものですね、
まあ気持ちは分からなくもないのですがｗ

…と思ったら、今週の巻末にまさにこの読者の叫びに応えるかのようなコメントが。

冨樫「すごく幸せな誕生日でした
　　　　俺頑張らないとバチが当たるので頑張ります」

まさかの「頑張ります」宣言ｋｔｋｒ。
あくまでも読者の予想（と希望）の斜め上を行く冨樫先生の真意は何処に。

『保健室の死神』

■病魔「春酔（ヌーディズム）」

最近実際にあったニュース：

【話題】少女がいきなり目の前でスカートをまくりあげ5000円を要求する事件が発生

　美浜町和田と市内湯川町小松原の境界付近の道でこのほど、
　散歩中の男性に近寄ってきた中高生ぐらいの女の子がいきなり自分の
　スカートをまくりあげ、「5000円」と"チラ見料"を請求する露出騒ぎがあった。
　女の子はすぐに走り去り、男性は「いまのなに？」とお目目パチクリ。

これもまた春の病魔が起こした奇跡ですね、わかります。



■掲載順が…

しかし今週はこの掲載順を鼻で笑うかのような暴走回でした。
とはいえ脱ぎ方がすがすがしすぎるのと、老若男女の裸が混在しているからあまりエロさはなく、
むしろ先生のブリッジとかエロテロリストの暴走とか笑い要素の方が多かったように思えます。

まあでもてこ入れをするって事はまだ復帰のチャンスがあるってことですしね！
まだまだ三途川先生の謎もハデス先生の謎もアシタバ君の病魔も残ってるんだから
ときどきこうやって生き抜き息抜き回を入れつつ、続いていって欲しいと思います。

（;´-`）.｡oO（にしても藍本先生…そんなに余ったモザイクトーン使いたかったのか…）

- - - - - - - - - -

今週は以上。


来週からは久しぶりのスポーツモノの新連載がスタート。
予告を見る限りはいかにも王道テンプレっぽいですが、さてどうなるか。

しかしいくらヘタッピが最終回とはいえ、もともと不定期連載の作品が終わった
ところで大勢に影響はないのだから、２作の新連載を入れるにはリリ犬とあともう１作くらい
連載を終了させる必要があるってことですよね？

ちょっと前の予想では冨樫先生がまた長期休載に入って一旦アウトというのが
有力だったのですが、今週の巻末コメントを見る限りもう少し頑張るみたいだし。
とすれば一番可能性の高いのは今週のドベになってしまった保健室ですが…。

うう…リリ犬が終わってしまった今、せめて保健室だけは続いて欲しいなあ。


それでは。

コメント 4

NARUTOS
キラービーさんのポジティブさには驚いたと言うか…
ナルトがキラービー化…？
…う～ん…

リボーン
正直あのセリフはグルメ漫画向けかと…
今度はチョコの中に居るみたい…とか言い出しそうで怖いです。

黒子のバスケ
来週より黄瀬のバスケをお楽しみ下さい！

ブリーチ
KKK団は個人的に微妙な思い出が・・・（練習的な意味で）

今週一護は何をしたんでしょうかね？
by ムクロン (2010-05-19 22:10) 

ムクロン様

>一護
思わずジャンプを読み返して確かめてしまった
「何…だよ…」と驚いているだけですね、さすがは主人公ｗ

彼の目に映っているのは本当にＫＫＫ藍染さまと彼らの戦いなのか、
それとも全く違う光景なのかが非常に気になるところ。
by 常磐 (2010-05-19 22:17) 

ツギハギ懐かしいです。

ルフィ､サンジ、ナミ、バギー(＋ウソップ)に加え、我愛羅、大蛇丸、シズク(H×H)、今井裁判官(ムヒョロジ)､謎の村雨くんなどが一同に集い、正にジャンプオールスターズと言う感じでしたね。

他のジャンプキャラがツギハギに出演する度に、｢ツギハギの作者は 尾田先生にも そして岸本先生にだってなれる… 作者陣で最も恐ろしいジャンプ上のペテン師だ｣と思わずにはいられませんでした。

とりあえずメタリカは結構期待しています。
by 締切 (2010-05-19 22:48) 

>締切様
今のところメタリカはテンプレすぎてどう転ぶか分かりませんが
技のアイデア自体は想像が膨らんで面白そうなので頑張って欲しいですね。

個人的に気になるのは表紙のポニーテールの女の子ですが…。
by 常磐 (2010-05-20 23:52)