SSブログ

週刊少年ジャンプ45号感想 [WJ感想2006]

アニメリボーン第1話見そびれた@常磐です。


今週は土曜発売だったのすっかり忘れてました。
てなわけで1日遅れのジャンプ感想です。

いつもどおりとか言わないで下さい。


■■■週刊少年ジャンプ感想■■■


【巻頭カラー】『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■完全に六道骸化したクローム

幻覚なのか現実なのか、声はおろか姿すらも骸化したクローム。
個人的にはクローム嬢の姿のままで戦って欲しかったので、ちょっと残念。

でもよく考えれば骸は人気投票の「敵キャラ」部門で第1位を獲得したわけで、
こんなチャンスを逃すはずはないですよね。

しかし、カラー1ページをフルに使って復活をアピールとは…なかなか気合が入ってます。



■マフィア風情が

そうそう、確か彼らは自分達をこんなにした「マフィア」を憎んでいるんでしたっけ。
だとしたら「マフィアの跡目争い」であるこの闘いに参加する事に矛盾は生じないのでしょうか。
それとも、ツナは彼が一目置いている存在だから特別とかそういう話なのか。

ツナが見た骸の記憶の中では、ツナ父が眼鏡と犬を保護するという条件で
骸が「霧の守護者」になることを了承したとありますが、そもそも骸と彼ら2人の間に
それほどの仲間意識があったようには思えないのですが。

ツナと出会ったことで、骸の中に何らかの心境変化が起きたということなのでしょうか。



■クロームと骸とリボーンとの関係

前回の骸の登場の仕方と、今回の話から察するに、骸の肉体そのものは
どこかの厳重な監獄に閉じ込められたままで、クロームと何らかの”契約”をすることで
クロームの存在を残したまま骸も表に出てくる事が出来るようになったと考えるべきでしょう。

いや理屈とか原理とか、そんなのは全く理解不能ですが。

このバトル終了後に、ある程度の説明があることを期待します。



■精神世界内での骸の姿

全身を太い鎖で縛られ、両手は頑丈そうな手錠に拘束され、
彼自身を象徴する右目には極太のコードが取り付けられ一体化している…

まさに「骸」という名前がぴったりの姿は、まるで「サイコ」の世界。
これが単なる彼の精神状態を表すというだけでもアレですが、実際に彼の身体が
こんな状況だったりしたらもっとイヤですね。

しかし、骸のこんな姿に思わずコーフンしてしまう私は、いろいろダメかもしれない。


猟奇萌え



■さて決着は

先週までの展開とは正反対に、ヴァイパーを圧倒する骸。
幻覚とは分かっていても、すでにブリーチやテニス様以上の超常現象対決になってますね。

幻覚って便利。

相手がアルコバレーノだけに、このまま骸の圧倒で決着が付くとは思えませんが、
来週の展開も楽しみです。




『BLEACH』

先週の予想は外れましたが、「ルキア登場」は当たりました。
てか、本当にこのまま「戸魂界編」の再現となってしまうのでしょうか。

しかし今更この2人が加わっても、今までの経験からか「戦力3から5になった」という
現状そのまんまの印象しか受けないあたり、哀しいところです。


せめて死神隊長全員集合くらいのことはしてくれないと。




『ONE PIECE』

■短期集中表紙連載「気配ある穴ボコ」

どうやら月には普通に大気も重力もあって、しかも何か気配もある様子。
太陽に向かうイカロスのような本編の終わりっぷりとはうって変わって、エネルと楽しい中間達
みたいなほのぼのファンタジーになりそうな予感。

まあそれはそれでワンピらしいっちゃらしいんですが。



■ゴーイングメリー号の真実

メリー号はフランキーの根城から流されてそのままたどりついたのではなく、
アイスバーグさんによる一応の応急処置をされた上で、自ら船出して行ったとのことでした。

そしてアイスバーグにも聞こえた、”メリー号の声”。


”もう一度だけ 走りたいんだ”


雨に打たれたメリー号の船首が、まるで泣いているように見えるのもナイスな演出です。



■メリー号の最期

最期の航海を終え、あらためて最終通告をされたメリー号。
誰の目にも明らかな損壊状況と、アイスバーグの言葉に、ルフィもウソップも覚悟を決めます。


ルフィ「じゃ、いいか? みんな」


メリー号に火をつけるのは、船長であるルフィ一人。
他の船員は別の船に乗り、離れたところから見守っているのが”神聖な儀式”っぽくて泣ける。
読んでる方も思わず神妙な気持ちになっちゃったりして。



■追想の淡雪

メリー号から出る煙に触発されたのか、晴天から一転、降り注ぐ淡雪。
…と共に、メリー号との思い出が走馬灯のように蘇るルフィ海賊団。


ウソップの故郷で初めて出会い、
まだ乗組員が4人だった頃からすでに傷が付いていたメリー号。
灯台を抜け、リヴァースマウンテンを越えてグランドラインに突入
巨大鯨に飲み込まれ、巨人に吹き飛ばされ、空を飛び、空から落ち、
時には船首が折れ、マストが破壊され、帆が燃やされ、切り傷・穴は数知れず。


そんな思い出を乗せて燃えつきていくメリー号の姿に、ナミも思わず涙をこぼす。
もう完全に燃えつきて沈もうというその直前、


”ごめんね”
”もっとみんなを遠くまで 運んであげたかった…”
”ごめんね ずっと一緒に冒険したかった…”


今度はルフィ達だけでなく、ガレーラの船大工達にも聞こえる、その”声”。
その声を聞き、最後ぐらい神妙でいようとした(だろう)ルフィの目にも涙が。


ルフィ「ごめんっつーなら! おれ達の方だぞメリー!
     おれ舵ヘタだからよー! お前を氷山にぶつけたりよー!
     帆を破った事あるしよー! ゾロもサンジもアホだから
     色んなモン壊すしよ!!
     そのたんびウソップが直すんだけど、ヘタクソでよォ!!」


汗に涙に鼻水にヨダレ、顔中から汁という汁を垂れ流しながら泣くルフィ。
そういえばルフィがこんなに泣いたのって、シャンクスが片腕を失って以来じゃないでしょうか。


”だけどぼくは 幸せだった
”今まで大切にしてくれて どうもありがとう”
”ぼくは―――本当にしあわせだった”


その”声”を受け、さすがのロビンですら涙ぐみ、最期を惜しむルフィ海賊団。
そしてそのまま海に沈んでいくメリー号。


てかヤバいから! マジ泣くから!


思えば空島でのクラパウダーマン登場に始まって、何度となく「意思があるんじゃないか」という
伏線が張られていたメリー号。

アクア・ラグナ直前に海に投げ出されたにもかかわらず、自力でウォーターセブンにたどり着き、
アイスバーグに修理を願い、最期の航海に出たメリー号。

そしてそのまま、まるで意思を持っているかのようにエニエス・ロビーまでたどり着き、
ルフィ海賊団の絶体絶命のピンチを救ったメリー号。

ちょっと演出がクサすぎるんじゃないかという批判もありそうですが、
ここまで周到に伏線が張られているだけに、むしろ「伏線王」としての面目躍如という感じ。


かつてのジャンプフェスタで、「仲間が一人減ります」という発言をした尾田先生。
(思えばまだ空島に突入したばかりの頃だった…)
しかしいつまで経ってもその公約は果たされないままウォーターセブン編に突入し、
いなくなるのはウソップか? ロビンか? といろいろなフラグを立てつつすべて回避し、
ラストにメリー号を持ってきてこの演出とは。

確かにその発言があった時点で「実はメリー号なんじゃないか」という意見は少なくなかった
のですが、「さすがに船を”仲間”というにはどうだろう」という意見のほうが大勢でした。


でも、ここまでやられたらメリー号も”仲間”として納得せざるを得ないじゃないですか!


チクショー、なんかムカつくけど、まあいいや。




【センターカラー】『P2』

たらたら進んでます。
まあ主人公のキャラがキャラだからしょーがないのかもしれませんが。

こんなのんびりとしたペースで大丈夫なのでしょうか。


川末先輩はツンの極地。
しかしメガネ分を増やして新鮮味をアップ。

ヒロムのデフォルメ姿はカワイイつもりなんだろうけど、あんまり何度もやられると引く。
とりあえず同じ中一キャラであるところの越前クンと足して2で割ったらどうだろう。

…と思って描いてみたが、2頭身デフォルメの越前クンが予想以上にアレだったので止めた。
慣れないことはするもんじゃない。




『NARUTO』

せっかく斬った首もあっさりつながって、
あっという間に”呪い”再開。


さようなら、アスマ先生。


しかし本当に残り2人は何の役にも立たなかったな…。




『魔人探偵脳噛ネウロ』

■匪口の理由

「犯罪者だらけの世界を作りたい」という彼の願望は、彼の少年時代に起因することでした。
…といっても、さすがにイマイチ理解できない話ですねぇ。

えーと、つまり? かまって欲しくてイタズラしたら絶望されて自殺されちゃった、と?
確かにトラウマになりそうな体験ではありますが、どうもなぁ…。

だって彼はその後もハッキング(クラッキング?)による犯罪を続けていたわけだし、
警察に協力するようになっても、自分の能力にむしろ陶酔してるかのような言動をとってたし、
とても「自分の行為で両親が死んでしまった」ことを後悔しているようには見えないのですが。

極端から極端に走るのが「電子ドラッグ」の影響としても、彼の場合、
「過去の記憶を引き起こされ、トラウマが変な方向に増大した」だけのような気がします。



■絶体絶命のネウロ

まあこれに関しては、実はそれ程心配してはいません。
まったくの無傷ではいられないかもしれませんが、何らかの策は打っているでしょう。

ネウロだし。



■弥子はどうするか

「結局ネウロの足を引っ張るだけの存在」と匪口に断定された弥子。
ですがネウロが弥子をあえて連れまわしていたのは、それなりの意図があるはず。

弥子も自分の役割がそろそろ分かってきたようですし、来週が楽しみです。




【センターカラー】『太臓もて王サーガ』

■センターカラー

構図はもちろん本編上位7人による、「ジョジョの奇妙な冒険」の表紙パロ。
巻数は残念ながら59巻ではありません。

ジョジョの奇妙な冒険 (41)

ジョジョの奇妙な冒険 (41)

  • 作者: 荒木 飛呂彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: コミック

元絵がアレだから仕方ないのかもしれませんが、宏海と密着しているあいすの左手が
妙になまめかしくて気になります。
最近、宏海との絡みも多いですし、何らかの意図を感じてしまいます。

ちなみにあいすと悠との間にいるメガネのおっさんについては、
本編見るまで本気で誰だか分かりませんでした。



■人気投票結果発表

人気投票の結果を本誌で、しかもセンターカラーで迎えられるなんてスゴいですねぇ。
作品終了後発売のコミックスで結果発表という作品も過去にはあるだけに、
無事この日を迎えることができて、ファンとしては喜ばしい限りです。

まあ、結局投票はしなかったんですが。


そしてこの機を逃してなるものかと、まるまる1話使っての結果発表。
結果発表までもネタにする…というよりは、結果発表だけで話のネタが成立するので
作者にとっては非常に楽な回だったことでしょう。

1話完結モノのギャグ漫画の強みってヤツですね。

ちなみに、過去やはり丸一話つかって人気投票をネタにした作品に、
かの青春柔道マンガの名作「帯をギュッとね!」があります。



■投票結果

真白木の10位は意外でしたが、他キャラはまあ順当な印象。
予想ではもっと木嶋が伸びるかと思いましたが、やはり女性キャラは強かったか。

そしてついに木嶋はテニスの橘さんの技まで再現。

跡部サマの短髪も発表された事ですし、そろそろ木嶋も覚悟を決める必要がありそうです。


結果については、1位宏海、2位は予想通り。
3位の大亜門は本人の言うとおり、ビミョーすぎてネタにもなりませんな。


亜門「ある尊敬する漫画家に(中略)最高だった…」


荒木先生とは無事に良好な関係を築けているようで何よりです。




『銀魂』

■オドロキの掲載順

ちょっと前までの連続カラーがウソみたいな掲載順。
まあ今はリボーンDグレアニメ化、新連載2作品というプッシュすべき作品が他にあるわけで、
相対的に順位が下げられてしまう事は仕方がないのですが。

それでもネウロ太臓こち亀より下位にあるのは少々不安を覚えます。
(いや別にネウロ太臓こち亀が下位作品といいたい訳じゃないんですが…)

作品自体のクォリティはほとんど変わってと思うので、
空知先生にはこのまま気にせず突き進んでいただきたい。



■あ~れ~だびっとそん!

ハーレーの格好よさはわたしにはイマイチ分かりません。
ですが、乗っている人はなぜか格好よく見える、そんな不思議な乗り物です。



■流されるばーさんじーさん息子に孫

直前までとまったく脈絡も関係もなく流されてくる彼らにメチャクチャ笑いましたww
てかこの人たち誰? この美術館の館長夫婦とか何かですか?

銀さん新八ハジが必死になって担いでいる脇で、一人首を吊っている小銭形もサイコー。


こういうテンポのいいネーム展開が、アニメでは今ひとつ再現できないのが残念です。




『テニスの王子様』

■第5の返し技(ファイナルカウンター)発動

さて先週の大ゴマに引き続き、更に1ページ消費して放つは不二の新技、その名も――


不二「百腕巨人(ヘカトンケイル)の門番


ヘカトンケイルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

なお、ヘカトンケイルとは(Wikipediaより)


ギリシア神話に登場する3人の巨人。五十頭百手の巨人の姿。

神統記では、ウラノスとガイアの息子のコットス、ブリアレオス、ギュゲスの三兄弟で、
あまりの醜さにウラノスがタルタロス(奈落)に封じ込めたとされている。
ティタノマキア(神話上のゼウスとティタンの闘い)の際に、地母神ガイアの勧めにより
ゼウスはこの三人を助け出した。
そのため、ヘカトンケイルたちはティタンと戦い、膠着状態に陥っていた戦況を変え
ゼウス側を勝利に導いた。 その後はタルタロスに幽閉されたティタンの監視に就く。


…ということで、まあ要するにギリシア神話上の神様の一人。

ちなみに現在3周目プレイ中の「ペルソナ3」でもヘカトンケイルが出てきているので
せっかくだからその画像をご紹介。

哀のヘカトンケイル

スキル:終末の予言
      メギドラオン  他

特徴:
 ほぼすべての攻撃を吸収

外見:
 前後にゆらゆら揺れる


神話の内容やこの姿を見ると、門番というよりは看守か囚人かという感じか。

まあ許斐先生の事だから「百本も腕があれば鉄壁のガード!」てなノリで、
ネットを越える事が出来ないカウンター=門番としたのは想像に難くないですが。

しかし直前まで鳳凰、麒麟、白龍とオリエンタルな神話神獣で攻めておいて、
いきなり新技がギリシャ神話とは。
いつものことながら許斐先生のフリーダムな思考展開にはお手上げ侍です。

底が知れねぇ。



■ネットを越えない打球

さて、不二の宣言どおり、ファイナルカウンターを返球した白石の球は、
まるでセンターネットに吸い込まれるかのごとく、すべてが勢いを失って落ちていきます。

しかし不二、いくら自信があるからって、打った後完全に相手に背を向けるってのはどうよ。
まあ”テニスの聖書”白石に「無駄の多いテニス」と呼ばれてしまったからには、
打った後の姿勢にもあくまでこだわりたいという事なのでしょう。

相手を追い詰めることにはとことん労力を惜しまない男、それが不二周助



白石「ちょ、待ちいや、コレ反則とちゃうんか!?」


不二「フフフ…僕のもっとも好きなことの一つはね…
    自分が絶対的有利に立ってると思っているヤツを
    その
幸福の絶頂で叩き潰してやることさ
   
 計 画 通 り 


なんて会話を交わしていそうな、対称的な2人の表情が印象的です。



■弟登場

そんな感じで、完全に自分のペースに乗り始めた不二を見守る影2つ。


裕太「やっぱ兄貴はスゲーよ!!」


不二弟キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
ついでに観月もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

「尊敬する兄貴」がどんな二現実ではアリエナイ球を打っても、反則まがいの返し方をしても、
無邪気にはしゃぐコトのできる彼は本当に変わったなぁと思いました。

それとは対照的に、思い切り焚き付けたくせに実際に不二の本気を見てビビっている
越前クンの表情がまたナイス。


兄に反発していた反動で、一足飛びに崇拝の域まで達してしまった弟と、
あくまで「倒すべき壁」と認識している越前クンとという、
試合の外でも対称的な人間模様が描写されています。


まーそんなことまで許斐先生が考えてやっているかどうかは知りませんが。



■どうやって返すのか

さて、不二のファイナルカウンターを目の当たりにし、少々興奮気味の乾。
解説なんぞそっちのけでどこか違う世界にイっちゃってます。


  乾「データだ… こんなデータが一度に集められるなんて…」
桃城「てかアレどーいう技なんスか、乾先輩」
  乾「データだ… データだ… フフフ…」
桃城「(うわ…完全に目がイっちゃってるよ…)」
観月「んふっ、それでは僕なりの予想を踏まえた解説をして見ましょう。
    不二くんはカウンターを返す前に、ラケットの両面を使って強力な
    回転をボールに与えています…それにより返球時には…」
  乾「ふむ…原理的にはリターンを自分のところに返す『手塚ゾーン』と
    ほぼ同列だが、さらに失速までさせるほどの回転を…」

越前「てかさ、オレの知りたいことは原理うんぬんじゃなくて
    どーやったらアレを返せるのか、ってコトなんスけど」

観月「うっ…そっ、それは…これから検討を重ねて…」
  乾「そっ、そうだぞ越前、まずはデータを集めて、その検証から…」
越前「データ集めたってすぐに使えないんじゃ、ただのゴミだね」
  乾「ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
観月「ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
桃城「え、越前… オマエ一番言ってはならんことを…!」


たぶん越前クンなら「蜻蛉包み」をあっさりパクって回転無効化くらいのことはしそうです。
原理は知らないけど色々試してみたらできたよみたいな。

でもそう考えると、「テニスの聖書」として、不二のような変態技が使えない白石クンには、
この球を返すための手段がないということになりますね。

やはり、変態技には変態技しか対抗手段がないというわけか…。


うーん、ミもフタもないw




『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』

■エンチュー登場

まさに「鴨がネギしょって」みたいな状況を妨害するかのように登場したのは
誰あろう、敵の親玉エンチュー

誰しも「何を犠牲にしても叶えたい願いがある」というエンチューに対して、
「ムヒョがどんな思いでオマエを救いに――」返す今井さん。
しかしそれに対するエンチューの返答は、


エン「救い? 偽善者どもめ…!
   ムヒョに僕の痛みなんか分からない
   僕の救いはムヒョの苦痛 ムヒョの叫びで心が満たされるなら
   世界を悪魔に売り渡して 滅ぼしたって構わない…!」


いやー、素晴らしい狂いっぷり。

そもそもムヒョは今までに一言だって「エンチューを救う」などと言ったことはないわけで。
そういった周囲と当人との考え方の剥離が今後の楽しみの一つではあります。

早く直接対決しないかなぁ。



■ミックの妨害

こうなればもうどうしようもないリオ先生は放っておいて、とにかく今井さんだけでも
救出しようといちかばちかの賭けに出た梅吉&七面犬。

あと1センチで手が届くと思われたそのとき、

いかにも楽しげなミック登場。

あーあ、こりゃ梅吉死んだかな?



■パンジャ描いてみた

今回の話とはまったく関係ありませんが、パンジャのイラストをアップ。

予定では「コミックス最新刊パンジャ登場記念!」として発表しようと思っていたのですが、
最新刊の8巻では未登場のため、ややフライング気味の発表と相成りました。
(いやむしろ遅きに逸したとでも言うべきか)



(画像クリックで原寸大)※無駄にでかいので注意


パンジーの妖精(バックの花はパンジーですから!)のイメージで描いていたのに、
なぜか出来上がったのはメイドというか召使いというか。

「王子様、私をここから連れ出して」なイメージで描いていたのに、
なぜか出来上がったのは「王子様、私のところまで堕ちてきて」なイメージに。

どこかが激しく間違ったような気もしますが、まあそれもパンジャらしくていいか。




『斬』

■やっぱり月島さんは月島さんでした

リーチの絶対的不利を乗り越えて絶対に勝ってやる、と意気込んでいた月島さんでしたが、
絶好のチャンスにリーチを見誤って空振りしたところを、脚を切りつけられて絶体絶命。


月島「こ これじゃ動けない…」


と敗北宣言に近いセリフを吐き、床に座ってガチガチ震えることしかできない月島さん。
なんてこった! 第1話からほとんど成長してないよ月島さん!

でもこんな状況でも、斬クンが助けにきたら「横槍入れないで!」と怒るし、
いざ斬クンが戦いを始めたら「たあ!」と思いっきり横槍を入れてくれることでしょう。

それが月島さんクォリティ。



■鋭斬刀の弱点

鋭斬刀は切れ味がいい代わりに折れやすいとのこと。
つまりカミソリみたいなものですかね。

「何でも切れるカミソリ」vs「鉄棒」。
これだけ書くとなんか普通の不良同士の争いみたいですね。





- - - - - - - - - -



以上。

今週はテニス様が素晴らしすぎてそれに精気を奪われてしまった感じ。
いきなり「ヘカトンケイル」とか聞き覚えのある名前が出たときには思わず目を疑いました。

許斐先生はどこまで読者の想像の斜め上を行けば気が済むんだ。

あらためて許斐先生の恐ろしさを知った今週でした。


■拍手レス

>名前変更分は新技に数えられてない為
>蜉蝣包みの進化だったら、5つめの技にはならないんじゃないでしょうか


なるほど、まったくその通りでしたね。
実際に今回の「百腕巨人の門番」は過去4つの技のどれとも違う進化を見せてましたし、
おそらくまったく別物として考えた方がいいようです。

拍手ありがとうございました。


それではまた来週。



nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(5) 

nice! 0

コメント 3

やまだ

>ヘカトンケイル

常磐さんと同じくペルソナを連想したやまだです。
しかし普通の中学生に百腕巨人(ヘカトンケイル)なんて単語がパッと浮かぶでしょうか。
・・・・と、こんなツッコミは最早野暮でしかないですかね・・・・
by やまだ (2006-10-09 01:08) 

かずは

こんにちは!
パンジャが麗しすぎます!うわうわ、何あれ!何あれ!!(←落ち着け)
目の保養をさせていただきました♪はあ、もう、うっとり……
by かずは (2006-10-09 17:01) 

常磐

>やまだ様
わーお仲間がいました! うれしいです。
ヘカトンケイルは最近DSで復刻したFF3にも出ているそうなので
許斐先生がどこからこのネタを持ってきたのかは謎のままですね。

>かずは様
ありがとうございます。苦労した甲斐がありました…。
パンジャはキャラクターとしてはアレですが、作品中ではいちばん美人として描かれていたと思います。その思いが表現できていれば幸いです。
by 常磐 (2006-10-11 15:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 5