SSブログ

週刊少年ジャンプ50号感想 [WJ感想2022]


すずめの戸締り見てきました@常磐です


いやあ良かった…すごく良かった…
見に行く前は「l君の名は」系か「天気の子」系かどっちかなーとか軽い気持ちだったけど、見終わってみればどっちでもなかったです。そしてこの中では一番良かった。

何でもかんでもゲームに例えてしまって申し訳ないのだが、ペルソナなどの「少年少女が不思議な力を手に入れ最終的に世界を救う」物語に慣れ親しんでいると新海作品の主人公とそのヒロインがまるでそのゲームのプレイヤーに見えてくるんですよね。

「君の名は」はヒロインも世界も救ったがお互いの記憶もなくなったビター寄りのグッドエンド。
「天気の子」はヒロインを諦めて世界を救う道も、もしかしたら両方救える道もあったかもしれないが確実にヒロインを救える道を選んだ一般的にはバッドエンドと呼ばれるもの。

では「すずめの戸締まり」はというと…まあそこはネタバレですので。
ヒーローはすずめでヒロインは草太です。性別ではなく役割的な意味で。


あとこれは完全にネタバレですが、311の描写がしっかりあるので実際に津波の被害にあった方やそれで親しい人を亡くされた方などは行くなら心の準備をした方がいいと思います。
終盤の描写とか直接被害を受けてない自分でも胸が痛くなったからなあ…いい映画だったけどもう一度見に行くのはためらってしまうくらいには心に刺さるシーン満載でした。

緊急地震速報や地震の描写があるとは事前に警告されていたけれど、あそこまではっきりやるとは思わなかったなあ。ドキュメンタリー以外でここまでやったのは初めてじゃね?しかもそれは重要なファクターではあるがメインではないという意味でも。

だからいい映画だと思うんだけど万人にはお勧めできないし、それが理由で批判されることは確実なのでそこが辛いところではある。でもきっとそんなのわかってて作ったんだろうし。


221114.jpg


そしてこちらが入場特典の新海誠の同人誌()にハッピーセットのオマケの絵本、そして思わず買ってしまったダイジンのマスコット付きケースです。特にマックについては直前のCMとあわせて視聴済みの観客の心をえぐってくるから是非なくならないうちに手に入れてほしい。


もう少し落ち着いたらまた行こ、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ50号感想■■■


【新連載】『一ノ瀬家の大罪』

■原罪の次は大罪

作者は知る人ぞ知る「タコピーの原罪」のタイザン5先生。
ゆる―い感じの絵柄に精緻な背景が印象的で、それ以上に読む側の情緒がヤバい奴。
たぶん初回無料で読めるので気になる人はそちらで。

タコピーはなんだかんだでジャンプラで短期連載だからこそできたネタだったとも思うので、そのままのノリを本誌に持ってくることはないだろうし、先週の予告を見るにほのぼの家族ものでちょっと黒さを出す程度の内容なのかなー


…なーんて、そんな前フリはわざとらしいか。
ああもちろんドロッドロのを期待してるさ!でもまあタコピーでも最初はほのぼの感出して読者をだましてくれたわけだし初回は流石におとなしく…



■そんなわけはなかった

しょっぱなから家族全員記憶喪失でお互い他人同士のあたりさわりのない会話から、とりあえず家族のロールプレイを始めるかと架空の思い出トークを主人公(たぶん)が提案し、何だかんだで盛り上がってうん俺たちなんかうまくやっていけそうだね!って流れから


こうきたか


しばらく帰ってなかっただけでは説明できないくらいに汚れたリビング。
大きなテーブルの上にはインスタント麺となんかヤバい本とスピリチュアルな物が散乱しており、いつからこの状態だったのか考えたくもない。この辺の細かい描写はタコピーから変わらねえな。

廊下は長く、部屋は各人個室で鍵がかかっており、そこに入った彼らが見たものは…

221114_4.jpg

あーうん…そうだよね…タコピーの人が最初から手加減なんてするはずなかったね…
ちなみにこれは主人公(たぶん)の部屋だけで家族それぞれヤバいんだろうなたぶん絶対。

そして次週予告は「学校で翼を待ち受けるのは…?」ですよ!
そんなのどう考えてもまともじゃないじゃん!
いじめかそれとも別の何かか…見たくない、でも気になる…やだもうこわい。




『あかね噺』

■悪いうわさ

あーあれってやっぱり尾を引くんだ…。
芸事を仕返しに使うのはやっぱり心証良くなかったということかね、笑点とかで出演者がお互いけなしあうけどあれはプロレスみたいなものだってことは誰もが分かってるわけで。

ぺーぺーの彼女がそれやっちゃあ駄目だぞってことか。
あーもう本当にこういうのめんどくさいな。こういう業界だとはわかってて入ったのだから、郷に入っては郷に従うかそれとも実力でねじ伏せるか。全く怖い話です。

とはいえただでは転ばないのがあかねのいいところ…というかこの作品のいいところ。
魅力的なキャラがどんどん集まってきてるぞいいねえ。




『ONE PIECE』

■空白の100年

おいおい、あれだけ謎のまま引っ張ってきた空白の100年、あっさりネタバラシしちゃったぞ。
オハラの悲劇にも絡めてベガパンクとドラゴンとの交流もあってさらにサウロも生きていたことが判明。

つーかベガパンク(本物)頭でっけえな!まあ世界最高の頭脳というならそれも納得だが、バランスが悪すぎて不安になってしまう。大丈夫?どこかでぽっきりと折れたりしない?



■ベガパンク(本物)登場

そしてまさかの本物もここにいた―!
ずいぶん頭すっきりしてますね?いやもしかして空っぽでは?
ドクターノヴァのように頭チップになっちゃった?

肥大した分は6匹の猫にばらまいたとかなんですかね。
何にせよこの分だとベガパンクはルフィたちの敵にはならない感じかな。
まだまだネタバレシーンは続きそうなのでもう今から来週が楽しみです。




『呪術廻戦』

■がんばれお兄ちゃん

妄想の中とは言え壊相、血塗と並んでる虎杖の図はシュールだな…
おにいさん、その両脇殺したの真ん中なんですけど…いやもちろんそんなことはわかってて妄想してるのは読者も知ってるんだけど…やっぱりシュールだな。

正直死亡フラグビンビンに立っていたお兄ちゃんでしたが、なんか爽やかな半裸に昇華し始めたのと九十九さんが絶好のタイミングで出たところでこの場では死なないんじゃないかと思えてきました。
どうせ死ぬなら弟をかばって死ぬ方が彼としても本望だろう。死んでほしくはないけれど。




『逃げ上手の若君』

最近になって若君の笑顔はネウロのそれと同じなんだと気づいた。
圧倒的な力と権力、それとわかっていて醸しだす色気、何もかもが同じだ。

相変わらず松井先生の描くドSキャラは良い。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


冬コミ当選したのでこれからしばらく原稿生活に入ります。
ネームはある程度できてるし日記の再録も含めればまだ余裕はあるはずなんだけど結局いつもぎりぎりになるんだよなあ…毎日の更新もやりたいしスプラもやりたいし。

てか同人誌もいつまで作るかって話もありますしね。
この冬コミか、あるいは春に怪盗日記が終わるタイミングが潮時かなあと。
正直紙の本にそこまでこだわる理由もあまりないしね。


それでは。




nice!(0)  コメント(1) 

nice! 0

コメント 1

真馬流

お久し振りです
毎度毎度、副反応が大したことないのは有難いんですがその一方で「大丈夫?ちゃんと効いてる?」と疑心暗鬼になるので精神衛生上では余りよろしくなかったり・・・ともあれジャンプ感想です。

>一ノ瀬家の大罪
タイトルの時点でタコピーの原罪っぽいの描いてくださいと言われてるんだろうなぁ・・・というのは何となく察せるわけですが、今作はそのタコピーが不在なわけでいや本当にどうなるんだろうなこれ。

>あかね噺
君にも何か事情はあったんだろうけど私は遠慮して置く、なので寧ろ最初に向き合うことになった師匠がこの人で良かったと思うべきなんでしょうね。

>高校生家族
家族総出で告白に水差しまくったけどそのお陰?で実質、結婚を前提としたお付き合いになったからとんでもないファインプレーだこれ!

>逃げ上手の若君
上司「別に気に病むことはないさ君の事は信頼しているからね、なのでこれぐらいは余裕でこなしてくれるよね?」
罵ってくれた方が100倍マシなやつ

by 真馬流 (2022-11-17 18:38) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。