SSブログ

週刊少年ジャンプ42号感想 [WJ感想2014]


DLC課金600円は高いか安いか@常盤です。


PQはやっと第4の迷宮ボス直前まで到達してそろそろクライマックスという感じ。
迷宮の仕掛けはタルかったものの、もうすぐこの祭りも終わりと思うとちょっと寂しいね。
しかし祭りよりも何よりも重要な問題がパーティ内で発生中。


0913.jpg


DLC買おうかどうしようか、今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ42号感想■■■

【新連載】『ハイファイクラスタ』

■ロッコートッカ

以前掲載された読切版で(悪い意味で)印象を残した作品の連載版。
読切ではあまりにクズすぎてどうしようもなかった少年ではなく、その上司となる予定の
目の下クマ男が主人公となり、名前も「ロッコートッカ」から「ハイファイクラスタ」に。

・・・なったものの、少年のクズっぷりは相変わらずで、周囲やクマ男の説明的台詞の
多さも相変わらず、そして変なところでタイトルコールと、なんかいろいろカッコいい
ことをやろうとして思いっきり滑ってる感がハンパないですね。
特にラベル名がヤバい、SSK=KZRとか語呂悪すぎ。MYMT=MSSはさらに酷い。

てかこれヒロアカと完全にネタ被ってるよね?
主人公が元無能力者とか超法規的な「才能」が世に認められている社会とか・・・
まあジャンプでは同時期に似たような作品を連載させて競わせるのは昔からやってるから
今更と言えば今更か。後発な上に新人なこちらが絶対的不利なのは気の毒ですが。

あと何となく気になる所は「こんなに線が太かったっけ」てことなんですが。
確かに読切版も黒が多めで全体的に暗かったけど、特にベタ塗りがされてないところまで
真っ黒になりそうなほど線は太くなかったと思うんですけど。何か汚く見えてしまって
唯一のいいところであった「きれい目な絵」という印象すらなくなってしまったし。

まあ、あえて良かったところをあげるなら、準主人公であろうぺーた君のクズっぷりが
読切と比べて少しはましになっていたところですかね。交通事故をごまかすために
勝手に売り物のピザあげちゃったり、自己顕示欲だけで悪い仲間に入ったりは変わらない
ものの、ラベル強奪は不慮の事故に変更され、ラストできちんと逮捕(?)されたことで
少しはマシな印象になっています。あくまで読切版と比べてですが。

つーか読切でダメだと思っていた部分(説明過多・クズ描写)がほとんど改善されずに
ほぼ焼き直し状態での連載第一話だったことに少なからず驚愕している私がいます。
もしかしてアレ好評だったのだろうか・・・最近の傾向は良く分からん。




『暗殺教室』

先週に引き続き烏間先生が完全に人間やめてて笑ったw
絶対この人人類じゃないだろ・・・。

一方でもう株価ストップ安のビッチ先生。
どう収拾付けるんだこれ、と思ったら「ビッチ先生はまだ未熟」路線に行っちゃったか。
確かに彼女の出自からしてそんな傾向はあったけど、実際そうなるとちょっと萎えるなあ。

確かに幼女時代の彼女は可愛かったし、その境遇はとても悲惨で可哀想だったけど、
実際に裏切られて今まさに殺されようとしているE組の生徒たちにまで同情されると
いうのは流石にどうかと・・・いやまだ二十歳の彼女にそこまでのプロ意識を求めた
自分の認識が甘かっただけなのかもしれないが、やっぱりちょっとがっかり。

でもふと気づいたけど、そういえばこのエピソードって最初からメインはビッチ先生
だったっけ。E組の頑張りと烏間先生の人外っぷりに目を奪われて忘れていたが。

とするとやっぱり彼女の落としどころはその辺なのかなあ。
確かにこのままだと彼らのところにどの面下げて戻るのって感じになっちゃうしね。
E組の生徒たちが「ビッチ先生はおっきい俺ら」だと受け入れてくれる体勢がないと・・・

いやいや流石にこのまま終わったらE組の生徒が何を言おうと戻れるはずもないわけで
このシリーズが終わるまでには何か一つ「流石ビッチ先生!」と言われるような展開が
用意されているはず・・・たぶん・・・きっと・・・


■人気投票結果発表

1位カルマ、2位渚、3位殺せんせー、4位烏間先生と順位自体はまあ妥当だったんですが。


総投票数2598って何それ少なっ


え、何これどうなってんの、そんなに投票期間短かったっけ、と思ったら投票券制か・・・
ならまあ多重投票もやりづらいし仕方ないのかな、と一瞬納得しかけたけど
7位カワウソってどう見ても多重投票だろいい加減にしろ!

えー、いくらなんでも少な過ぎね?移籍したソウルですら万超えてたのに。
てかこれなら自分も出せばよかった、殺せんせー缶バッジとか普通に欲しかったのに。

そして私イチオシの律ちゃんは奥田さんと11位タイでした。
・・・うん、出しておけばトップ10に入れたのかと思うと純粋に悔しい、かも。




『ONE PIECE』

ギリギリまで立ち位置の分からなかった藤虎さん・・・というか海軍サイドでしたが、
やはり彼らとしてはいくら七武海とはいえ「海賊による支配」は業腹のようで。
なんつーかもう本当に崖っぷちだよねドフラミンゴ。

そしてようやくドフラミンゴの権力への執着の理由と、その根拠となるエピソードが発覚。
あー成程、彼は以前シャボンティにいた「チャルロス聖」みたいな子だったのね。
ああいうのが権力を奪われたらどんな悲惨な目にあうか想像してみたこともあったけど
まあやっぱりこうなりますよね、むしろここからよく這い上がったと感心するべきか。


ドフラ「その時俺は誓ったんだ!
    こいつら(天竜人)の牛耳るこの世界を
    すべて破壊してやるとな!」


うーん、こうしてみるとドフラミンゴってどっちかっつーと革命軍寄りなのか?
でも彼自身は自分が「天竜人」であることには誇りを持ってる感じだしなあ。


ドフラ「お前らの生きてきた人生とはレベルが違う!
    ガキと遊んでいるヒマはねえんだ俺には!」


うん、彼の言いたいことは分かる、やりたいこともよく分かった。今の権力を築くために
どれだけの努力をして来たかも。ただ天竜人というだけでここまでのし上がってきたわけ
じゃなかったという事実には素直に感心してるし。

で、それを踏まえて彼の現状を見てみると・・・哀れの一言に尽きる。
そっかー権力手に入れて天竜人見返したかったのかー、残念だったね、ルフィに関わった
ばかりにさ。めげずに頑張ってほしいけど、多分彼の運命はここで終わり、ああ可哀想。




『ジュウドウズ』

先週の話でてっきりジュウドウズ参加者は村の若い男だけとばかり思い込んでましたが
まさか「道端であったら即戦闘」の無法地帯とは・・・いい意味で予想を裏切られました。
確かにこんなルールなら技ありだのポイントだのは関係ないですね。

しかし華くんイケメン設定が初回以来まったく生かされてないのが気になります。
今回もバンダナで髪が隠されているだけで彼が誰だか気づけなかったしなあ。

柔道着を着こんでやる気満々の彼らよりも、Tシャツやスーツ姿で殺る気満々の
山田さんと吉村先生の方がイケメンに見えたのは内緒です。




『僕のヒーローアカデミア』

デクくんとかっちゃんの(ルール的な意味で)不毛すぎる勝負よりも
相手の能力と自分の能力とを比較分析して自分がどう動くかの駆け引きをしている
麗日さんとメガネ君との戦いの方が見てて楽しかったです。

メガネ君も相棒がもうちょっと頭が良ければ連携取れて勝てたかもしれないのにねえ。
まあヒーローが本当に孤高の存在であるならば、仮に相手がどんなに役立たずでも
結果を残さなければならないってことなのかもしれない。

いやあヒーローは大変ですね。




『磯部磯兵衛』

話が長すぎて「一体何故彼らはマサムネを探してたんだっけ」という感じになって
いましたが、終わりよければすべてってことでもういいや・・・もう9月も半ばだけど。

ところでこの連休中、上野で開催している「北斎展」を見てきました。
前に別のトコでやってたのとは少し内容が違ってたけどやっぱりすごいわこの人。
あと意外とどの絵も小さい。一番有名な「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」の本物(?)も
今回初めて見たんですけど、どれもせいぜいA3くらい。なのに描き込みが細かい、スゴイ。

なお展示の最後には北斎の娘の葛飾応為の絵も幾つかあって、これもまた素晴らしかった。
磯兵衛では孫に北斎の魂がとり憑いたという設定になってますが、応為の作品は北斎とは
また違った魅力があって良かったです。特に女性の顏の表情とか、指先の動き一つ一つの
描写に関しては北斎より繊細だと感じました。(個人的な感想です)。

ちなみに鉄棒ぬらぬら先生の作品はなかった模様
以前の展示会でもなかったしなあ、やはり春画は刺激が強すぎるのだろうか。




【センターカラー】『火の丸相撲』

意外とあっさり相撲部に入ったチヒロくん。
本当にここの奴らは気持ちのいいヤツばかりだな、見てて楽しいです。

そして彼女が相撲部をやたらと敵視する理由も変なプライドとかそういうのではなく
お兄ちゃん大好きが行き過ぎた結果の行為だったということで好感度上昇中。
ユーマ君がそうわめく妹を暴力や脅しではなくカッコよく諌めたのもGOOD。

しかし意外と簡単に5人集まりましたね、5人目は何か強引な感じだったけど。
次号新展開ってどんな展開になるのかなあ、ここ最近の展開から日常編は微妙なことが
わかってしまったので、平時もガンガン攻めていく方向でお願いします。




『銀魂』

■御庭番衆と茂々さま

くそぉ展開はベタなはずなのになんかものすごくグッと来たぞ。
いままでのちゃらんぽらんな十蔵を思うと何を今更って感じもするのにグッと来た。
空知先生って本当こういうシーン描かせると上手いよなチクショウ。

このシリーズの映像化が楽しみです(もう終わった?どうせやるんでしょ)



『三ツ首コンドル』

■幾百の魔弾

初回以来あまりツッコミどころもなく、かといって面白いというには微妙だったせいで
あまり真面目には読んでなかったのですが、

今週ラストに出てきた魔物の姿には底知れぬ恐怖を感じました。

何なんですかねコレ、特に凝った造形でも特徴的な何かがあるわけでもない、
顏(?)の表面を覆う脳みそのようなものは気持ち悪いけどそれは他のモンスターも同じで
じゃあ一体何に恐怖を感じたのかと言われるとよく分からんのですが、とにかく怖いよこれ。

そんな怖いのを目の前にして真っ先に動けたスーさん凄すぎる。
てか本当によく読んでなくて申し訳ないんですけど、スーさんっていつの間にこんなに
デキる子になってるんですか?ぱっと見主人公より活躍してるんですけど!

気づけばこんな掲載順だしなあ…今更ながらもうちょっと読みたくなってきた。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


来週からは「Sporting Salt」ですか、運動の塩・・・スポーツソルト・・・どういう意味だろ。
予告見る限りスポーツに関する悩みを薬で解決!ってダメじゃん!

これだけは本当に読切を見た記憶がないのでまっさらな状態で読めそうです。


それでは。





nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

土屋緋紗子

葛飾応為の話題が出たので、コメントさせて頂きます。
彼女は北斎の娘として説明されることが多い人物ですが、父親に劣らない奇人であったそうです。
絵を嗜む水油屋の息子に嫁いだものの、夫の絵を馬鹿にしたために離縁させられ、一人暮らしだった父親と同居することになったとか。
誇張した明暗法と細密描写に優れた独自の肉筆画から、父から「美人画では応為にかなわない」といわしめる程だったようです。
彼女の肉筆と確認される作品は10点あまりしか知られていないそうですが、どうも父親の代作も手掛けていたらしく、その中には春画もあったとか。
応為の本名は「栄」なのですが、決して美人でなく、顎が四角く前に出ていたことから、北斎は娘を普段「アゴ、アゴ」と呼んでいたみたいです。 
春画といえば、前にこんなニュースが…。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/04/shunga-art-britishmuseum_n_4041308.html
森美術館でやっていた「会田誠展」への抗議騒動の影響もあるんですかね、日本で春画展ができないのって。 年齢制限かければ済む話だと思いますが…。
学芸員を目指している身なので、美術館・博物館関連の話題につい反応してしまいました。
by 土屋緋紗子 (2014-09-16 21:59) 

常磐

>土屋緋紗子さま
こんな辺鄙なところにコメントありがとうございます。
確かに女性の表情すごく良かったです・・・北斎のお墨付きとはなるほど納得。
しかし娘にアゴ・・・きっと似た者同士がゆえの気安さなんだろうな・・・。

>春画
イギリスで良くて日本でダメな理由はこれいかに。
磯兵衛曰く「見ただけで何かが出るスゲエ春画」ってどんなものか、是非実物を目の前で見てみたいなあ(けして下心からではありません)。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2014-09-17 21:13) 

真馬流

>僕のヒーローアカデミア
ちょっと疑問なんですが、主人公がターゲット(核)の真下にいるって状況は麗日さんの方は情報として共有してましたっけ?

せめてタイミングを決めるのが麗日さんの方だったら「お!ここで来るのか?」って思えたんですが。

>火ノ丸相撲
他の部活から勧誘する(まぁ今回はあくまで本人の希望でですが)という展開は出来ればやってほしくなかった・・・当然、これ一つで作品としての評価を一変しようとは思いませんがそれでもやっぱり「~より相撲の方が奥が深いから相撲にする」的なのはあまり多用しないでほしいですね。

>食戟のソーマ
ひたすらしょっぱい弁当の次はひたすら肉!のビーフシチューとかw

>NARUTO
これぶっちゃけ今のシステムを破壊した後の具体的な構想とか皆無ですよね(苦笑

もう会見で奇声でも上げてろ過ぎる・・・。

>BLEACH
ジジがゾンビを増やしている段階で『伏兵』としてこういうのを潜り込ませてれば様になったんですが、ライブ感のせいで実はこんなこともあろうかと!の応酬に(汗

by 真馬流 (2014-09-18 21:12) 

常磐

真馬流さま
>ヒロアカ
インカムでやり取りしてたのは知ってますが、位置関係までは難しいだろうなあ…
お茶子さんの能力の副産物で「重量物の位置がわかる」とかならともかく。
いいチームプレイと思ったけどよくよく考えてみるとちょっとツメが甘いのかもれません。

>火の丸
てかこれ相撲部全員がレスリング部も兼ねればいいんじゃないのかな
柔道部でも引く手あまたじゃないかな
確かに今回は相撲>レスリング的な価値観を感じてしまったのは残念。
まあチヒロ君自身が「格闘技で強くなれれば何でもおk」的な人だったから
納得はできtたけど、やっぱりちょっとレスリングに失礼ですよね。

>ソーマ
まさか2回戦から審査員が変わった理由は…!

>ナルト
ダデガ火影ニナッシデモ!オンナジヤオンナジヤオモデェー!ンァッ↑ハッハッハッハーwwwwwwア゛ン!!この火の国ンフンフンッハ アアアアアアアアア↑↑↑アァン!!!!!!アゥッアゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!コノヒホンァゥァゥ……ア゛ー!世の中を… ウッ…ガエダイ!

>ブリーチ
いつもキレのあるマユリさんの「こんなこともあろうかと!」ですが
あまり多用するとさすがに陳腐になってしまいますね。
・・・そこを突き抜けるとギャグになるけど。久保先生はマユリをどうしたいんだろう。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2014-09-21 23:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0