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週刊少年ジャンプ41号感想 [WJ感想2014]


雨すごい@常盤です。


PQは第4の迷宮の半ばまでクリア。

一つ目の迷宮が不思議の国のアリスで、二つ目が合コン、三つ目がお化け屋敷ときて
さて四つ目の「稲羽郷土展」はどんな迷宮かと思ったら


0908.jpg


男の下半身を順番に潜り抜け、股間の提灯に火を灯す祭りでした。
・・・うん、我ながら何を言っているのかさっぱり分かんないね。


凶悪な狂気に哀れな天狗がアッー!する迷宮、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ41号感想■■■

【新連載】『ジュウドウズ』

■世はまさに大格闘時代!

火の丸相撲の成功に味を占め…自信を持ったか今度は本格(?)柔道もの。

初っ端からこの作品内世界トップレベルの選手に囲まれて、しかもその中でもトップの
相手に勝ったのを見て「おいおい今度の主人公はいきなり世界最強かよすげーな」と
思ったら、彼にとってはこれは前哨戦に過ぎず、本命はヤワラ村の最強を決める村内競技
「ジュウドウズ」で優勝して村内の頂点に立つことらしい。

う、うん、まあ、なんだ、確かにまだ優勝候補の一人でしかない主人公が世界最強と
戦って勝つんだから、きっとそのヤワラ村というのはすごい村なんでしょう。
だからそこの頂点に立つということは世界の頂点に立つも同然、いやそれ以上だと。
ええわかります、わかるんだけど・・・何だろうなこの微妙なしょんぼり感。

てか「加納治三郎」ってこの世界における加納治五郎だよね。
そんな歴史的に神と呼ばれているような人もヤワラ村の猛者の前では赤子同前なのか。
うーん、主人公側の強さをアピールするためだとしてもちょっと失礼じゃないですかね。
「Jリーグ終了のお知らせ」とか「AKBはビートルズを超えた」的な何かをを感じる。

まあでも栄誉の証である金メダルを破壊して、自分の最も得意とする技を受け流され
最後には実際にあるのかどうか分からない(多分競技では反則技)で腕を折られても
なお笑って相手の健闘を称えられる井田さんが男前だったのが救いかな。

主人公本人についてはまだよく分からないので次回待ち。




『暗殺教室』

烏間先生マジTUEEE!!

いや確かにフリーランニングのあたりから凄い人だとはわかっていたけど、まさか世界的
殺し屋に匹敵するくらいの実力の持ち主だったとは・・・なんかもうパワーバランス分からん。

何といっても衝撃的だったのは片手でボウガンを止める・・・ではなく、片腕で鉄骨を
受け止める・・・でもなく、笑顔で猛犬を屈服させる犬が大好き烏丸先生の笑顔でしたが。

そしてビッチ先生はかすかに期待していた「生徒を守るため」という深謀遠慮もなく、
本当にただ死神さんにそそのかされていただけだと判明。あーあ、がっかりだなあ。
まあ確かに烏間先生ですら一瞬躊躇したように、一般的には世界>E組生徒の命ですし、
ここで彼女が殺せんせーを殺すことを優先するのは間違ってないんだよなあ。

殺せんせーを殺せる絶好の機会を前にして、生徒を取るか暗殺を取るかを選択して
烏間先生は生徒を、ビッチ先生は暗殺を取ったというだけなんだろう。
例え裏切者と呼ばれても、全員死んでしまえばそう呼ぶものはいなくなるし、
そもそも暗殺者が裏切って何が悪い、とか悪い意味で開き直ってしまった印象もあるし。

何にせよ、次回はようやくE組のターンになりそうで楽しみです。
彼らの最良としては殺せんせーを残してE組全員が無事檻から脱出し、死神さんの仕掛けが
作動して殺せんせーのみが水責めにという展開・・・が理想的ですが、さてどうなるか。




『暗殺教室』

ビッチ先生は完全に吹っ切れたと思いきや結構ブレブレな様子。
一方ブレない烏間先生は素直にカッコいい、と見事に両者の差が出た感じ。


『任務は遂行する』『生徒も守る』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが
「先生」の辛いところだな
覚悟はいいか? オレはできてる


とはいえこれだけ確実に先生を殺せる機会なんてそうないわけで、いくら彼に現場の
裁量が任せられているとはいえ、この決断は後々まで響くことになりそうな予感。
…まあ、それを受け止める覚悟の上での決断なんだから外野がとやかく言うことじゃないか。


先週も書いたけど、このシリーズが終わったら死神さんがE組の先生になってくれる
展開にはならないかなあ。きっといろんな意味で彼らにとっても刺激的な学園生活が
送れそうなんだけど。




『ONE PIECE』

最後の作戦がよく分からなかったのですが、ローのROOMの能力を利用してルフィと
ローの位置を入れ替え、ドフラに一矢報いたということでいいのかな。

でも直前のローの「秘策」「覚えてろ」のセリフを見るに、この作戦は一回限りの奥の手で
最後の最後でドフラを仕留めるために用意していたにも関わらず、ルフィがこの場のノリで
いきなり使っちゃったってことなんですかね。

そりゃたしかに「最悪」だわ。




【センターカラー】『火の丸相撲』

■体の死と心の死

いきなりカラーでの「死ね」にはビビりましたが、本編を読んでみるとなるほどという感じ。
レスリングと相撲というルール上の勝敗(=生死)の違いを「肉体的な死」と「精神的な死」と
いうくくりで納得させたってわけか。うーん上手いな本当に。

確かにチヒロ君の意見はもっともで、まだまだ肉体的には戦える状態にありながら
土俵に手がついてしまっただけで「死」としてしまう相撲は、肉体の限界まで絞り切って
戦うレスリングからすれば「ぬるい」と考えてしまうのは当然と言えば当然。

一方、ほんの一瞬の油断、一瞬の技の攻防が即「死」につながる相撲からすれば
地面に手がついても背中がついてもまだ戦いが続いているレスリングを「ぬるい」と
思うかもしれない。いやきっと一部の人はそう思っている気がする。

多分その考え方はルールというよりも、その競技をやっている人の精神的なものであって
そこはお互いに譲れない部分として平行線になるかと思われたのですが。
潮くんがきちんとレスリング側の思いを理解した上で、その違いを「体の死」「心の死」
と捉え「心の死」をチヒロくんに見せつけることで納得させてしまうというのは
非常に素晴らしいアンサーだと思いました。本当この作品こういうとこ上手いよな。

これで潮くんが「相撲こそ至高、レスリングなんて軟弱」なんて頭の固いヤツだったら
到底こうはならなかったわけで。思えばユーマを誘うときもなかなか巧妙な話術だったし、
勉強は分からないが相撲に関しては結構策士なのかもしれない。

あと関係ないけど何気にきちんと解説者としてしゃべれている部長に笑ったw
ユーマ君は料理に気づかい、今回はいるであろうチヒロくんはレスリングにお節介と
着々と多芸な才能を持つメンバーがそろってきてますね、ダチ高相撲部は。




『僕のヒーローアカデミア』

デク君が「個性」ではなく自分の知識と身体能力とでかっちゃんと渡り合っているのは
ちょっといいなと思いました。そうそう、こういう展開が見たかったんですよ。

かっちゃんが自分の「個性」の絶対的優位性により自尊心をどんどん肥大化させていき、
しかもこの世界の「個性絶対主義」によりそれが無条件に認められたことで、その自尊心
は手の付けられないほどに巨大化してしまったというのは、これまでの描写でだいたい
分かっていましたが、ここまで歪んじゃうともう心の病気だな…。

まあ歪んだのはデク君の「心のヒーロー適正」とも言える博愛精神が原因の一端でも
あったわけですが。なるほど、確かに真逆なんだなこの二人は。

しかしここまでヒーローらしからぬことをしていても、教員たちの評価があまり変わって
いないのが逆に怖い。「個性」さえ強力なら精神面はどうでもいいということなのか、
それともまだこのレベルならば教師たちの「個性」で抑えられるから放っておこうって
ことなのか。どっちにしても怖すぎる。

てかこの作品内での倫理観というか常識が現実とかけ離れすぎてて、
どこまでが許される範囲内でどこからが犯罪なのかが分からないのがちょっと困る。
ギャグ描写だけど番外編では、巨大化したヒーローが自社ビルを壊して周囲に被害を
与えても損害賠償を課される程度で特に犯罪には当たらないらしいし。

1話から思ってたけど、何気に世紀末だよなこの世界。




【最終回】『イリーガル・レア』

■お疲れ様でした

先週の表紙が最終回っぽいと思ったが最終回じゃなくて今週が最終回だった。
意味ありげに出てきた闇の質屋が意味ありげに去って行った。
フクメンが最後にようやく覆面を脱いだが特に驚くような素顔もなかった。

素晴らしい投げっぱなしジャーマンな最終回、お見事です。

てかこの作品、途中から何をやってるのかよく分からなくなってたんですが、
あの白髪ロングの女性は序盤に出てきたおかっぱの市長でレアコレクターなんだよね?
何で見逃されてんの?主人公の身内だったから?なんかもうよく分からないや。

まあ流し読みでろくに理解してない状態であーだこーだいうのは失礼か。
ともかく、椎橋先生、お疲れ様でした。




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今週は以上。


次の新連載はハイファイクラスタか…たしか「才能」というラベルを貼ったらその才能を
使えるようになる才能万能社会で、でもそれを発揮できるかどうかは個人の資質による
とかそんな非常にヒロアカとよく似た設定だったような。

そして主人公はヒロアカのデク君とは真逆の、むしろかっちゃんよりのクズ野郎だった
ような記憶があるんですが、連載版もそのままなのかなあ、だったらちょっと嫌かも。

あ、椎橋先生お疲れ様でした(3回目)。


それでは。





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