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週刊少年ジャンプ39号感想 [WJ感想2013]


やっぱり目が痛い@常盤です。


ツイッターで流れてきた情報で知ったのですが、P4Uの続編の発売が決定したそうですね。
まあ前作のストーリーモードが妙に中途半端で黒幕も不明な時点で予想はしてましたが。

新作ではP3より新たに順平とゆかりの参戦が決定!…ってこれ以上「3」のキャラを増やすと
本格的にP「4」Uのタイトルの存在意義が分からなくなるような…だから最初からオールスター
バトルとかそんなタイトルにしておけと言ったのに。

あと「シャドウモード」なるシステムが追加されるそうで。対戦時はともかくストーリーモードで
どんなふうにシャドウが現れるのかはわかりませんが、4のキャラよりもよっぽど突っ込みどころ
の多い3メンバーに自身のシャドウがどうツッコんで来るのか、考えるだけでwktkです。

で、ちょっと気が早いけど、シャドウスケ番長予想図描いてみた

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セーラー+三つ編み+眼鏡+もう一人の自分=??? 今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ39号感想■■■

【巻頭カラー】『黒子のバスケ』

■久しぶりの巻頭カラー…なのに

表紙には久しぶりの火神、カラー見開きには輝いていたころのキセキ…とくれば
ついに長い長い(前半は良かったけど後半は)ただ陰鬱になるだけの過去編がようやく
終わって現代に戻って来るのか、と思ったら。


まさか今シリーズ最大の鬱シーンをここに持ってくるとは。


確かにさぁ、入学前からずっと引っ張ってきた旧友との試合がこのシリーズのクライマックス
に使われることは大体予想してましたけどー、何もここまで絶望の淵に叩き落とすことない
じゃないですかぁ…いや黒子クンじゃなくて読者をね。

でもまあこれで大会以来彼がバスケ部を辞めた理由も、高校入学時バスケ自体を辞めようと
思っていた理由もよく分かりましたね。うん、これじゃ無理もない。むしろ辞めて正解。

しかし現時点で一番気になるのは、旧友との約束を最低な形で裏切られた荻原君が
このあとどうなったのかということですが。勝った側の黒子クンがどんな言葉をかけた
ところで気休めにすらならないしなあ。むしろ屈辱と受け取られる可能性もあるし。

つまり来週も鬱展開かorz
そろそろ現代に戻りませんかね、もう鬱展開はいいよ、もう良くわかったから><



■赤司の変貌

さて、今回の悲劇を引き起こしたのは間違いなく赤司クンの黙秘と同意ですよね。。
もちろんその「ゲーム」を言い出した青峰らに責任がないとは言えませんが、赤司さえ
同意しなければそれは起こらなかったわけで。いわば未必の故意か(ちょっと違う)。

彼にそこまでさせたのはおそらく試合前の荻原との会話が理由なんでしょうが、
あの程度の会話であんな行為を容認する程子供ではないような(いや中学生だけど)
むしろそのあとの黒子クンとの会話で、黒子クンが荻原君をあれだけ気に掛けることに
対してああいう態度にでたってことかな?…いやアッーな意味じゃなくてね。

赤司が合流した時の会話から見ても、なんだかんだ言ってキセキ同士の信頼関係は
失われてないみたいですし。一応彼らにとっては特別なのだろう、黒子クンも。
つまり赤司クンが今回の行為を容認どころか逆に煽るような言動をしたのも、黒子クンが
未だに過去の友人を気にかけていることに腹を立てた、と考えたほうが自然かと。

それとも強くなりすぎて徐々に悪い方へ悪い方へと変わって行ってしまった自分たちキセキ
の中で唯一当初の(バスケに対する)純粋さを失わない黒子クンに嫉妬したとか?
まあ理由は一つだけとは限らないか。多分どっちにもムカついたんだろう、彼は。

で、ここで重要なのは、それがこの過去編のキモである「赤司が二人いる」にどうつながって
行くのかということですが…まさかこれまで出てきた赤司クンの豹変っぷりがそれを意味して
いるとはちょっと思いたくないので、最後にもうひとひねりあると期待しておく。

だってこのままじゃただ鬱々としたまま黒子クンが退部して終わりじゃないですかー!
それから彼らが卒業するまで抜け殻のような中学生活を続けましたじゃつまらないよ!
最後にガーン!と読者がショックを受ける「赤司が二人いる」の回答が欲しいよ藤巻先生!

…とハードルあげてみましたが…まあ言うだけならタダだし別にいいよね。




『ONE PIECE』

ローさんが不憫すぎてもうどうすればいいやら。

ただでさえドフラミンゴ本人と海軍大将に囲まれて絶体絶命だというのに
一緒に行動していた奴らは何やら楽しげに小人たちと戯れていて
船長は楽しいバトル中、船の奴らからは逆に助けを求められて―――って

いや、本当にもうこれ終わったらとっとと同盟関係解消してもいいんじゃね?


てか今エピソードでルフィ達ももう少し(頭の)いいところ見せないとさすがに残念すぎる。
新世界編からはただ強さだけじゃなく政治的取引や情勢を読む力も重要になるわけで、
現時点ではそれをローがやってくれてるけど、彼がいなくなったらどうするつもりなんだ。

かといってあまり打算的過ぎるのもルフィらしくないしな…
ロー加入時はサンジやロビンあたりがその役割を担ってくれると期待していたけど
今回の状況を見るに目先の欲望>>>最終的な目的って感じで…使えねえorz

ナルトやDBとかでもそうだけど、いちルーキーとして傍若無人に暴れまわっていれば
良かった頃と比べて、今の中途半端に大物扱いな立場って少年漫画の主人公としては
微妙なんですよね…考えなしの行動はとれないし、うまく立ち回りすぎても違和感あるし。

尾田先生がルフィを、そして麦わら海賊団をどういう立ち位置に置きたいか、
このシリーズで明らかになるといいなあ。




『暗殺教室』

■エロは世界を救う

こうですか、分かりません!


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昆虫採集で一攫千金というとどうしてもとび森のアレを思い出す。
そういえば最近あんまり釣りも虫獲りもしてないなあ、朝一で起動して終わってる感じ。

しかし「絵柄は好みだがシチュエーションが肌に合わなかった」って妙にリアルで嫌だなw
いや確かにそういうのってよくあることだけど!いやエロの話じゃなくてね!?

「このキャラとこのキャラでこんな雰囲気の絵を見たい」と思ってもなかなかそれがなくて
仕方なく自分で描いてみるんだけど画力の壁にぶち当たって結局挫折してみたり、
上手いこと描けてもやっぱり自分の絵じゃイマイチ萌えなかったりして…って何の話だ。


まあ、なんですね、E組と世界は今日も平和です。




『食劇のソーマ』

■唐揚げブーム

商店街の客を奪う大型店舗のシェフと料理勝負って、なんかいきなり味っ子っぽくなったな。
まあこの手の料理漫画でこういう展開がない方がむしろ珍しいが。学校と違って相手はすでに
多くの客を相手にしているプロなんだし、それなりにいい勝負になりそうな予感。

しかし先週はスルーしてたけど相手が「駅ナカ」って…それあまり商店街と関係ない気が。
駅ナカってそもそも駅構内から出たくない人が利用するイメージで、そういう人は最初から
商店街なんか行くわけがないし。普段商店街を利用している人がわざわざ駅構内まで入って
買いに行くものかなあ?まあ最初は物珍しさや知名度で行列ができるのは普通ですし。

これが有名店のスイーツとかだったらまだわからなくもないけど…唐揚げかぁ…分からん。
まあ最近ウチの近所にも唐揚げ専門店ができて、そこに結構主婦や帰宅途中のサラリーマン
とかが並んでるのを見るから、おそらく唐揚げブームは起こっているっぽいけど。



■勝つことだけが全てじゃない

ラストの引きを見る限り、中学生にウケる唐揚げを作る感じですかね。
確かにライバル店は女性向けだったり主に駅利用者だったりするから、ターゲットを中高生
向けにすることは間違ってないと思います…が、それは勝ったことになるのだろうか。

いや実際のところ勝ち負けなんかじゃなく、駅ナカも商店街もどちらも生き残れる道を
模索するのがベストな解決法なんだし、落としどころとしては悪くないかも。

あと全然関係ないけど、さらっと裸になってる肉魅とソーマに笑ったw
もうその程度のインパクトじゃ驚けないあたり慣らされちゃったなあと思いました。




『トリコ』

IGOのトップと美食繪の料理長たちがグルメ界の奇妙な世界で「美食神のフルコース」
を巡って戦う、という作中でも屈指の好カードになることが期待できる展開なのに
何故か全然燃えないんだよなあ…何せ「惨劇」がもう確定してるんだから。

美食繪も大概だけどIGOも基本的に利己主義で、全人類の安全よりも神のフルコースを
ゲットすることの方が重要だと考えてる奴らだから、どちらが勝ってもメテオスパイスは
降り注ぐことは想像に難くない。いやむしろそういう奴らの頂点に立っていた美食神が
自分のフルコースを奪われることを嫌って罠を仕掛けていた可能性も考えられる。

つーかさ、結局メテオスパイスで何人死のうが、美食繪たちに何人の料理人が殺されようが
美食神のフルコースを食ったら全員生き返っちゃうんでしょ?




『斉木楠雄のΨ難』

■当たりの入ってないくじ引き

○田書店のことか―――ー!!!



■スリ許すまじ

いかに全知全能な超能力者である斉木クンも、人ごみの中何の罪の意識もなくやっている
スリに対しては事前察知も対策も取れなかったか、意外な弱点を知ってしまいました。

本気で怒った斉木クンまじコエエ。般若の面で追い回すだけならともかく、
相手の持ったナイフで指を切り落とそうとか普通に出来てしまうから余計に怖い。
まあ流石に本気ではないと思うけど・・・思うけ・・・ない、よね?

しかしスリって現行犯じゃないと取り押さえられないから、証拠品である財布を
持っていったら逮捕できないと思うんだけどまあいっか。
せっかくの夏祭り、嫌なことは忘れてたのしいことだけ覚えていればいいのです。





【読切】『火の丸相撲』

カラーページのあまりの暑苦しさに思わず次の作品まで読み飛ばしかけましたが、
前回のNEXTを思い出して土俵際で踏み留まって読んでみた(上手く言ったつもり)

…そうしたら、何これ、ちょっと、いやかなり面白いじゃん。
初っ端のモブからクラス委員に至るまで軒並みクズなのに「上品な校風」とか大笑いw
でもぽっと出の転校生に喧嘩売られてもいきなり暴力に走ることなく一応勝負に応じる
辺りは確かに「上品」と言えるのかもしれません(適当)。

主人公も決してバカではなく、どうすれば相手が自分の思い通りに動いてくれるかを
計算してやっているのがわかるし、レイナちゃんがそこまでクズじゃなかったのも
最後に悠人クンが「相撲」で勝負を挑んだのも好感触。嫌いじゃないよこういうの。

物語の流れは不良モノや格闘技モノにありがちなテンプレそのまんまなんですが、
キャラがいい意味で予想を裏切ってくれただけでこうも印象が変わるんですね。

他作品と比較するのはアレですが、前回感想を書いたNEXTの柔道漫画でも
同じようにクズな先輩が一方的に主人公に絡んできてぶちのめされてたわけですが、
主人公にやられてからはなんかいきなりフレンドリーになったりと妙にちぐはぐでした。
何つーか、いかにも一回限りのやられ役ですよーって感じで。

でもこの作品に出てくるクズたちは、みんなクズなりに譲れない一線というか
逆に「ここを超えたなら認めてもいい」みたいな雰囲気が常にあって、で、実際に
主人公がそれを超えて見せたからじゃあいいか、お前嫌いだけど認めてやるよ。
と、そういう心境の変化が読んでて伝わってくるのが実に素晴らしいと思いました。

今のところ絵が荒削りすぎて一見さんお断りの雰囲気を出しているから、連載となると
ちょっと厳しいかもしれないなあ。でもこの作品はこういう絵でないと熱さが伝わらない
というのもあるから悩ましい。

ソウルやサイレンもちゃんと読めば面白いのに絵で損をしているとよく言われるしなあ。
でもあの絵じゃなかったらやっぱりつまらないと思うんだよね、全く困ったもんだ。

連載になったら応援するよ!




『ワールドトリガー』

この作品にバトルのスピード感とか生死の緊張感とか求めるのは間違っているのかもな
――と今週ラストの首ちょんぱシーンのシュールさを見てそう思いました。

まあ個人的に私がこの作品に求めているのは玉狛や学校でのほのぼの日常なわけで。
バトルはチュートリアルをかねてさくっと終わらせて次のステージに行ってくれたら
いいんじゃないかなーと思うけど、それはそれで厳しいのかね、アンケ的な意味で。

でも来週はセンターらしいし、ようやくこの作品も軌道に乗ってきたかな?




『ソウルキャッチャーズ』

周囲の音で御器谷先輩の機雷を全部潰し、神峰の指揮でそれをさらに盛り上げ、
ついに隠されていた御器谷先輩の本領が発揮!しかしそのせいで全体のバランスが崩れそう
になるところを邑楽先輩+取り巻きが結束することにより演奏をさらに盛り上げる。

御器谷先輩の演奏で思わず飛び出してしまった外の世界には遠いけれどもまだ先があり
きっともう少し上のところには御器谷先輩が邑楽先輩を待っている。

一方、ここまでの演奏ですべての機雷(=卑屈要素)をすべて取り払われた御器谷先輩の
目の前には穏やかな草原が広がっており、あとはそこで思う存分ソロを吹くだけ…
みんなのやりきったという顔もいい味出してるし、青春だねえ。

暴君編でのセッションが「動」の暴走特急だとするならば、今回のは「静」の飛翔編か。
御器谷と邑楽、機雷と密室というどちらも「自分を守るための殻」から脱して新たな
世界へ一歩踏み出すための一曲。ストレートな悩みにはストレートな答えを。最高です。

そしてここでも何気にいい仕事していたのが棟梁ことパーカッションパート。
彼の攻略パート自体はありがちなネタで正直微妙だとも思ってましたが、こうしてみると
彼を最初に攻略したのは物語を滞りなく進ませるためには必要だったと思わざるを得ない。
ハイキューにおける、変人速攻を生み出す前の田中先輩攻略みたいなもんか。

しかしこんなにいい展開なのに、初回から今までどこをとっても無駄のない物語なのに
何でこんな順位なんだろう。普通こうなる作品って最初のあれがダメだった、ここはもう少し
こうしたほうが良かったんじゃないかっていう感想が出てくるんだけど、この作品に関しては
最初から完成形があって(多少駆け足気味だが)それに向かってきちんとこなしているという
構成力の高さも感じられるのに、それが掲載順に結びつかないというのは哀しいなあ。

ま…まあまだ諦めるには早いよね!
神海先生ガンバッテ!





- - - - - - - - - -


今週は以上。


何気なく巻末コメント見てたら藤巻先生のコメントに笑った…自覚あったんかいw
週刊連載でまさかのとび森に手を出してしまった松井先生とか、
今週「おっ」と目を引かれたクロクロクの見開きを描いたアシが卒業とか(デビュー直前?)
仲良く風邪をひいている空知先生と田村先生とか、今回は何気に裏事情満載だな。

松井先生・・・夢番地とか公開してくれないかなあ、絶対行くのに。


それでは。




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コメント 2

真馬流

>黒子のバスケ
なんというか、作品としての伸び代を作者自身が縮めてしまってますよね・・・

もうここまでやってしまったらキセキの世代を全員攻略した後にどんな新キャラを用意したとしても、最終的にはキセキの世代つえーって展開に持っていかなければ作中のパワーバランス的に明らかに不自然ですし何より読者が納得しない(というか文字通り納得できる『理由』が無い)でしょうし、ぶっちゃけ↓


赤司に試合で勝つ→最終回

赤司に試合で負ける→リベンジするまでの過程→リベンジ達成→最終回

の二択しか残ってない(汗

>暗殺教室
エロ本がある場所まで誘導する段階でもう一工夫していればマジで殺れてた予感w

>食戟のソーマ
今回のようなケースは相手を打ち負かすのではなく、『相乗効果で結果的に町全体が活気づいたからイイよね!』ENDが理想的だと思うんですけどね・・・お客ってのは欲張りな生き物なんすよ。

>クロクロク
ぬらり枠かと思ったらスケット枠だこれ!

なかなか安定した面白さなので個人的にはこの雰囲気を維持したままあと2~3年は続いてほしいところ。

>ワールドトリガー
キャラ設定とか世界観に関してはかなりしっかりした作りになってるので
後は展開の盛り上がり方(魅せ方)次第なんですけどね、良くも悪くも派手さに欠ける印象。
by 真馬流 (2013-08-29 17:45) 

常磐

>黒子
そうなんですよね、もう赤司以外のキセキは倒してしまったわけですから
これ以上やるとするとそれこそ世界編くらいしか思い浮かばない。
あえて言うなら萩原君が海外とかでものすごい成長とか闇堕ちとかをして
対キセキのラスボスとして復活…って火神だこれー!!

>暗殺教室
例えば…エロ本に対先生なんちゃらをつけるとか?

>ソーマ
実際「地方からこのために来る人もいる」と言われているわけですし、
上手く共存できれば今までのお客+外からのお客も望めるようになると
思うんですよね、その辺を落としどころにしてくれたらいいなあ。

>クロク
しかし時給10万(まだ言うか)
いや、ワープア寸前の自分には千秋の立場が羨ましくてねえ…
あか舐めのキャラは好きです、こういう変態路線なら指示したい。

>トリガー
一番盛り上がるポイントをチュートリアルにしちゃうのはちょっとなあ。
あと前回のヒキで今週は木虎のターンかと思っていたのですかされ
ちゃったのもちょっと不満。もう少し表情豊かなら…まあでもあの絵で
冨樫先生並みの顏芸されても逆に怖いかw

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2013-08-30 21:42) 

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