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週刊少年ジャンプ33号感想 [WJ感想2013]


「銀魂」劇場版観に行ってきました@常盤です。


感想は…うーん、なんといえばいいかとても難しいのですが…


何かすごくジャンプアニメっぽい映画でした。

いやもちろん面白かったんだけどね!予想以上に爽やかすぎてちょっとびっくりしたというか。
帰り道、隣のTSUTAYAで「傾城鈴蘭編」のDVDを借りたことに他意はありません。

以下ちょっとだけネタバレ↓

なんかすごいハッピーエンドっぽく終わってるけど、一人だけ報われてない人いませんか?
5年間ずっと自分を殺してくれる男を待って、その間はずっと泣いていただろうあの人。
いや確かに歴史改変とそれに伴う時空収斂であの人の存在自体がなかったことになったけど
なんかさあ…ある意味彼が一番悲惨な思いをしたんだし、最後に何か一言欲しかったなと。



戦争って・・・無くならないよね、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ33号感想■■■

【新連載】『銀河パトロールジャコ』

■おかえりなさい鳥山先生

「サンドランド」「KOWA!」に引き続き、今回も10週ちょいの短期集中連載ですか。
何というか、ジャンプでそれが許されるってこと自体特別な存在ですよね鳥山先生。
この人もこち亀やハンターとは別の意味で「掲載することに意味がある」んだろうなあ。

まあ掲載されたらされたで売り上げも上がるんだろうし、実際に下手な中堅クラスよりは
はるかにうまいから仕方ない。むしろ短期で終わらせてくれた方が現連載陣やそれを応援
してる読者にとっては嬉しいでしょうし。

では、10+1週、楽しませていただきますかね。



■巻頭カラー&本編

あれ、フルCGなんだ…そっか、さすがにもうあの緻密すぎるアナログ絵はないか…。
本編もトーン多めでこんな絵柄だったっけ、そういえば前回・前々回の短期連載のころは
ちょうどジャンプから離れてた頃だったから最後の記憶がDB末期の絵柄なんだよな…。

話は全体的にホンワカした中に哀愁と笑いとか程よく噛みあっているところに
ラストの「人間だけを滅ぼす」という台詞でちょっとした緊張感が追加。
でもきっとラストはハッピーエンド、そんな予感を感じさせる第1話でした。

いや…もしかしたら来週いきなり地球無くなってるかもしれないけど。




『ONE PIECE』

■ローラの能力

ブルックがムンクになっていることより、ナミが幼女体型になっていることに驚愕。

てかナミ達の顔を見るに、ドレスローザの人形たちっていつものファンタジーじゃなくて
能力で人形っぽくされた小人なのかね、いや能力者自体がファンタジーなのは知ってるけど。
この世界、巨人や小人が普通にいるから、人形が動くのも普通にあるのかと思ったが
そっち方面は世界観的にありえないのか、難しいなあ。



■苦悩するベラミー

ベラミーだけじゃなく、このあたりまで来る海賊たちはみんな何かしらのしがらみを背負って
来てるって感じがしますね。自分のやりたいようにしたくても、政治的な絡みがそれを許さない。
下手に逆らえば相応の制裁があり、逆に従えばメリットも…多少はあるわけで。

つーか、ローと同盟を組んだルフィも本来はそうなるはずなんだけどなw



■大人気ルフ…じゃないルーシー

結局のところルフィの強さってのは、老若男女構わず魅了するカリスマ性なんだよなあ。
そしてそれに伴う強さと度量…頭脳は…残念ながら扱いどころに困るところが多いけど、
その欠点を補って余りある強運が結果的に彼を正解に導いているから参っちゃう。

人、それを「主人公補正」と言ふ。




『暗殺教室』

■第2次ドSサミット

理事長と生徒会長のうふふあはは会談に某シックスとのドSサミットを思い出したのは
私だけではないと思いたい。思えばあの頃がシックスが最大に脅威に思えたころだった。
学秀くんもそうなっちゃうのかなぁ、いや理事長の息子なんだし、もう少し粘るかも。

しかし仮に今回のテストでA組が勝ったとして、理事長から事情を教えてもらったところで
彼は一体どうするんだろうね。結構いろんなことに首を突っ込みたがるタイプみたいだから
自分も暗殺に参加したいと自らE組落ちとかしたら面白そうだけど、「エリート」たる自分を
捨てられるとも思えないから無理か。A組のまま暗殺行為に加担するのは難しそうだし。

秀才キャラはすでにカルマ君がいるし、ここはやっぱりE組と対を成すA組の筆頭として
殺せんせーや理事長とは違う立場で主人公たちの前に立ちふさがっていただきたい。



■久しぶりの回想系モノローグ


この賭けはテストのあとの僕らの暗殺を大きく左右することになる


かつてネウロでも多用された回想系モノローグktkr。
通常のと違い、これからの物語の転換点ともなりうる特別な意味を持つモノローグですね。
ってことはいつものイベントに思えた今回の試験編は結構重要なエピソードってわけか。

しかしその内容が、テストの結果でもA組との勝敗でもなく「テストのあとの僕らの暗殺」
というところが気にかかりますね。

もし今回のテストでE組が学秀クン以外のA組に勝って科目トップを取ったとしたら
彼らが望むことは当然(?)E組からの脱却&A組のE組落ちあたりだろうが、
そうなると現在E組と一部の人にしか明かされていない暗殺教室の秘密を知る者が
広がってしまう(思えばカルマ君が自主的にE組残留を望んだのも結構ギリギリだった)

逆に学秀クンの思い通りにE組がコテンパンにやられたら、彼らは先生の期待に応えられ
なかったばかりか、エリート曰く「死ぬよりキツい命令」を与えられるわけで、それはそれで
物語的に面白くないというか、そりゃないよ、って感じになりますし。

そもそも「隔離されたE組の中で行われる暗殺教室」「勝ち組になればE組脱却」との
2つの設定が矛盾してるような気がするんだよな…。彼らをどんな優秀な暗殺者に育てた
としてもその子がE組脱却したら意味がないし、代わりに素人が入ってこられても困る。

まあ松井先生だしアレをアレして何かいい感じにおさめるのかな、とは思ってますが。




『トリコ』

ああやっぱりあの時の「調理された鉄平」は夢でも幻でもなく現実だったのね。
変えられた直後は自分の意識があったけど、少しずつ自我が失われていくとかマジホラー。
それとも普段は普通通り過ごさせてもらえるけど、呼ばれた途端ただの人形になるのかしら。

しかしなんかもう完全にバトルマンガになっちゃったなあ…今更ですが。
直後のソーマと合わせて読むと「料理ってなんなんだろう」と思ってしまう今日この頃。




『食戟のソーマ』

メニュー選びが完全に計算外だったのは意外でしたが、彼の出身ができたてを食べてもらう
ことが前提の定食屋だったことを考えると納得かも。むしろ課題が「驚きのある卵料理」なのに
本当に普通のスフレオムレツを出してきたことの方がガッカリでした。

奔放で放置タイプと思われていたパパンが結構父親らしいことをしていたのも意外。
そうか、なんだかんだ言って彼の面倒見の良さは父親譲りだったのね。
今回の覚醒で「ただのスフレオムレツ」がどんな驚きのある料理になるか楽しみです。

この作品は下手に展開予想するよりも何も考えずに次の話を待つ方が楽しいかも。




『ワールドトリガー』

■チカの才能

我慢強いとか真面目とか集中力があるとかはともかく、意外と体が柔らかいって
一体いつから、どれだけ千佳ちゃんを観察してるんだこのムッツリ眼鏡!
…と突っ込みたかったけど、褒められて嬉しそうな千佳ちゃんが可愛かったので許す。

こうしてみると、ユーマとは別の意味で天然タラシ野郎だなオサム君。
今までの分析能力や判断基準を見るに、彼こそオペレーターに向いているのかも。



■実力派エリート勢揃い

お子様とかさもさした男前とか落ち着いた筋肉とか本当に楽しい所だな玉狛支部w
初見こそあまりの騙されやすさで株を下げかけた小南ちゃんですが、3人の中から
きちんと最強を見極めるところはさすがはA級と言ったところか。

個人的には落ち着いた筋肉木崎さんと柔らかい筋肉千佳ちゃんの狙撃手訓練に期待。




『黒子のバスケ』

以上、赤司豹変、もしくは彼がオッドアイになった日のお話でした。

ここまで引っ張った割には意外とあっさり判明したなあと。内容は特に意外でもないし。
とはいえこれはいいキャプテンだった彼が現在の彼に豹変したのであって、黒子クンのいう
「2人いる」とはまた違うような気がするのんですが、その辺どうなんですかね。

今後穏やか赤司クンと暴君赤司クンがたびたび入れ替わって「ぐおお!」とか「うあああ」とか
そんなサイコな展開になったりするのでしょうか、モンスターのヨハンかお前は。


助けて!助けて!僕の中のモンスターが破裂しそうだ!




『斉木楠雄のΨ難』

■貴重な斉木のおっふ(ただし中身は鳥束)


照橋さん 大 勝 利 !


…と思ったが彼女的にはこれを夢だと思っているから、結局満足は出来てないのか。
まあその方が読者的には楽しいですけど、某居眠りキムチよりは前進したし。

しかしもう完全に照橋さん斉木にベタボレじゃないですかー!
夢だからと普段の完璧さをかなぐり捨てて素直に甘えるデレ橋さんが可愛すぎる。
現実ならプライドが勝ってできないことも夢ならできるってやつですねチクショウ!

斉木爆発しろ。



■鳥束大活躍

そして今回は珍しく鳥束がいい目を見ましたね。斉木クンにとっても校内で自分の秘密を
知っている存在がいるのは助かるし、展開的にも霊能力よりそっちの方が動かしやすそう。

鳥束クンは思考はゲスいけど、本質はそこまで悪い奴じゃないんですよね。
今回だっていきなり消えたホテル跡地を前に皆の安否を心配したり(てっきりホテルに
残してきたエロ本を気にするかと思ってた)
。いきなりの代役にも阿吽の呼吸で協力したりと
下僕としては非常に使える人材でもある。

何より彼がいち早く斉木クンを起こしてなければ今頃ホテルはパニックだったし、
照橋さんはクマに襲われて死んでいた(もしかしたら彼女の強運で助かるかもしれないが)
ことを思えば、今回の件で鳥束クンの存在価値が一気に急上昇したのは事実かと。

人気投票…ネタとしてでも鳥束に入れてあげればよかったかな(ボソ




『ハイキュー!』

■大人たちもがんばる

こういうシーンを見るたびに烏野の顧問はこの人で本当に良かったと思います。
ちょっとポエマーだけど、こういうどう声をかけていいか分からない状況で、慰めでも
激励でもなく今立ち上がるために必要なだけの力を与えてくれる言葉をかけられるのは
凄い才能だと思いました。てかこの人も心が目で見えてんじゃねーの。

そして顧問とは違う形で負けた彼らをねぎらい、次の糧にしようとするコーチもいいね。
涙を流しながら食べ続ける彼らの姿にちょっとうるっときたけど、意地でも泣かないと
いう顏の縁下先輩や、こんな時でも表情を変えない月島が「らしく」て笑ってしまったw

彼らのIHはこれで終わりだけど、物語的には白鳥沢の強さとか東京での音駒の頑張りとか
やってくれたらいいなあ。当面のライバルだったもう青城は描写し尽くしちゃったから、
今後のライバルのことは少しでも多く知っておきたいので。




『ソウルキャッチャーズ』

■有名人・刻阪&暴君

暴君と刻阪が天籟でも有名なのにはちょっと安心しました。
一応海外の有名どころにもスカウトされるという設定がちゃんと機能しているって感じで。



■世界のイチョウ

神峰が目なら、伊調クンは音で人の心を見抜く才能の持ち主という感じですかね。

彼の目が見ているようでどこも見ていない感じなのも、彼自身がその人の見た目よりも
その人が発する音の方に重きを置いているからなのかな。無意識に動かしているらしい
彼の指の動きがまるで「MONSTAR」のルンゲ警部みたいでちょっと怖いけどw

それにしても神峰君は初めと比べて精神的にだいぶ成長したなあ。
確かにあの宣戦布告は無謀としか言えないけど、立場だけ見れば同じ学生指揮者で
同い年なんだから喧嘩上等いいじゃん。実際刻阪や暴君は嬉しそうだったしね。

コダマ先生の「穴があったら入りたい」的な心境を見るとちょっとかわいそうだけど。



■音の遭難

音楽経験とかほとんどないけど神峰君の「遭難した」の感覚は何となくわかる気がします。
あの刻阪クンですら流されそうになるんだから、全国レベルを全身に浴びた彼が舵なんて
取れっこない。そんな状況を表現するのに「遭難した」ってのはとてもわかりやすいかと。

病院での演奏会でもわかるように彼は音を束ねて一つの「音楽」を完成したいのだろうが
個々の実力が段違いなせいでとても御しきれないとかそんな感じなんでしょう。

で、もがいた結果ひねり出した言葉が「虹を出してくれ!」…ちょっと難解すぎだろ。
これまで神峰の様々な抽象的要望を上手いこと音楽知識に変えて表現してくれた刻阪クン
ですら応えられるかどうか。てか虹っぽい音楽表現ってあるのかな実際。

百戦錬磨の天籟ですら彼の言葉に眉をひそめる中、唯一「虹」という言葉に反応した伊調。
おそらく彼も耳で「虹」を感じてはいたけれど、どうせ誰にもわかりっこないと思っていたとか
そういう感じなのかな。どう見ても素人に毛が生えた程度の神峰が自分と同じ感覚を持って
いるということに驚愕を隠せないみたいな。

このセッション、結果的には惨敗に終わったとしても
伊調クンにだけには一目置かれるって展開だったらそう悪くはないかも。




『スモーキーB.B.』

普通に熱い展開で嫌いじゃないのですが、これまでの経緯を見ると素直に楽しめないなあ。
だって自分で「対弁天だ!」とハンデ付きの勝負を仕掛けておきながらその相手に助けて
貰わないと負けるところだったってのは正直どうなんだろう…?

いっそこれまでの経緯すべて忘れて、主人公は苦労人で金はもらってるけどちょっと他より
強い球投げるだけの普通の気のいいヤツで、野球部の奴らも実は甲子園に夢見る高校球児で、
こいつならついていけると信じて…いや、うん、まだちょっと無理デス…。

素直になれない北里君は結構好きです。悪意の蛇の描写はちょっとシュールだったけど。
個々のキャラも結構立ってきたし、今は駄目でもそのうち忘れて楽しめるようになるか、な?
そういえば今週はほとんど皮肉もないしね、最初から皮肉じゃなかったという話もあるが。

とはいえ最後のクロスプレーにだけは文句を言わせていただきたい。
キャッチャーがホームベースの後ろで守るとか素人の目から見ても駄目だろ。
本格野球漫画を謳うのであればせめてそういう基本的なところだけはちゃんとしてください。




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今週は以上。


あ、先週の目の痛みの件ですが、眼科に行ったところ「ドライアイ」の診断でした。
薬局でもらった目薬を小まめにつけてそこそこ目を使わないように(多分)したおかげか
今のところ落ち着いてます。目が使えないと本当に何もできないもんな…。


それでは。




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