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週刊少年ジャンプ5・6号感想 [WJ感想2011]


全・快・宣・言@常磐です。


ジャンプ感想リンクからいらした方々につきましてはあけましておめでとうございます。
今年も当ブログ「夢告」をよろしくお願いします。


さて、年末から微妙に患っていた耳下腺炎の件ですが、本日経過の確認のためと、
血液検査の結果を聞くために病院に行ってきまして、

あらためておたふく風邪ではないと確認されました。

まあ一安心といったところですが、逆に考えると免疫を取得できるタイプの病気ではないので
今後また何かの拍子で罹る可能性もあるとのことで…やれやれ、まいったね。

まあ知り合いには「いつも馬鹿みたいに健康なんだからたまには病気もありじゃね?」
と慰めなのか励ましなのかよく分からないお言葉を年賀状とともに頂きましたが。


馬鹿でもいい、たくましく生きていきたい、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ5・6号感想■■■

【巻頭カラー】『ONE PIECE』

■巻頭カラー

魚人島かそれとも他の島か、夜光虫の降り注ぐ密林でキャンプ中の麦わらクルー達。
淡いブルーを基調にどこか落ち着いた雰囲気のイラストは、少し大人になった彼らの象徴か。

それはともかく今回の「ONE PIECE」のロゴはやたらとシンプルですね。
流石の尾田先生も年末進行の忙しさでロゴデザインにまで凝ってる余裕はなかったのか、
それとも絵の雰囲気に合わせてわざとシンプルにしたのか、まあどっちでもいいか。

しかし、ああ、ここでロビンのために傘をさしかけるサンジは素直に格好いいのに。



■S型RH-

本編の尾田先生によるサンジいじりっぷりにはもう絶頂感すら覚えるっ…!

てかここでルフィやチョッパーがいくら「仲間のために!」と必死になったとしても
その原因はサンジの自業自得ってあたりがまた別の意味で泣けてきますね。
もうここまできたらヤツが一体どこまで堕ちていくかを見守るのもまた一興。
いっそこのまま戦線離脱などという最悪の事態になっても驚かない覚悟ができました。

来いよ尾田っち、どんなサンジでも私は受け止めてやる。


ところで、S型RH-ってAB型RH-と同じくらいのレア度でいいのでしょうか。
しかし出血多量でも死ぬのか…そういやエースも最終的な死因は出血多量でしたっけ。
毒>出血>切り傷・火傷・感電>打撲って感じですかね、ワンピ世界の危険度としては。

え、階段から落ちて死んだキャラがいる? またまたご冗談をw




『NARUTO』

■過去の名シーン台無し

再不斬と白との波の国エピソードは最期までお互いがお互いの気持ちを知り合えないまま、
しかし心の奥底では繋がっていたんだよという描写が、あわやサスケ死亡かという演出とも
あいまって何とも物悲しく、美しいままに終わった印象があったのですが。

こうやって死んでしまったあとに、さらには本人を目の前にしてその真意をバラされるとか
どんな羞恥プレイだよって話ですよねコレ。

あとふいに思い出したのですが、そういえば当時から役立たずでしたね、サクラ。



■霧と氷と熱と爆弾

それはそれとして共闘するには相性悪すぎませんかねこのメンバー。
再不斬が霧を呼び寄せて白がそれを凍らせるまではいいとしても、
その近くで熱気むんむんの発火能力霧で火薬が湿りそうな爆破能力って…。

とはいえ相変わらずモブには容赦ない血継限界の戦いっぷりには結構燃えました。
無駄な状況説明や能力解説がないだけでこれだけテンポ良くなるんだなあ。

首切り包丁を手にした再不斬をカッコイイと思ってしまったのは内緒です。




『BLEACH』

長髪オールバック(名前忘れた)の説明が回りくどすぎていい加減イライラしてきました。
いやーこれが最近ついぞ忘れかけていましたがオサレってやつでしたっけ。

常に力を出し惜しみして相手の暴発を誘うのがバトルのオサレなら、
回りくどい説明と言葉遊びを弄して相手の怒りを誘うのが会話のオサレということか。
次回こそは結論までたどり着いて欲しいところですが、今週でようやく登場したチャドと
一護との間でもうひと悶着ありそうですし、やっぱり無理かもしれない。

それと、今回再登場のツインテールにはものすごいひよ里臭を感じました。
きっと力を取り戻した一護に泣かされ、本番では胴体をぶった切られるに違いない。




『バクマン。』

■○回連載表彰式

はー…そんなのあるんですね。

まあ確かに新連載のほとんどが10週から20週前後で終了するジャンプで、
50回以上、つまり1周年を迎えることがどれだけ困難なことかは想像もつきませんが
それでもわざわざ作家集めて表彰式までやるんだ…へえ。

飴と鞭とはよく言ったもんだ。



■邪道バトル

ガ、ガモウ先生…ジャンプスーパースターズに続いてこっちにも喧嘩を売るかっ…!

いや確かにエニグマは密室脱出と能力モノというどこから見ても面白くなりそうな素材を
微妙すぎる演出と致命的な台詞回しの拙さで台無しにしている、非常に勿体無い作品だと
この感想でも何度も書いてきて、事実「もしこの作品をデスノコンビが描いていれば、
(全く別物になるだろうけど)面白くなりそうなのに」
とも書いたこともあったけど…。

何も本当に「これは俺達のほうがうまく描ける」みたいなことするなんてっ…!
これが…これがベテランのすることかっ…!


でもまあ今回の数ページだけでどちらの方が面白かったかを判断するのは難しいかな。
今でこそ苦笑要素の多いエニグマも、第一話目は素直に面白かったと断言できますし。

かといって本当にこのままサイシューの二人がエニグマばりの能力バトルなんかを
描き始めたりしたら間違いなくドン引きですが。いくら鬼畜なガモウ先生でも他作品の
ネタを(作品内作品とはいえ)自分のものにすることはないと信じたい。割と本気で。




『エニグマ』

で、そのエニグマですが。

えーと、何? つまりエニグマの目的は「サバイバルレースの勝者」ではなくて
「全員が協力し、一人も欠けることなく出てこれる仲間」ってことですか?

しかも外に出たとしてもすぐに報酬が手に入るというわけでもなく、
(報酬を医者からe-test再受験に切り替えたとしてもテスト3回分の開きがある)
その後エニグマから何らかの依頼や情報の開示があったという話もなく、
祀木会長は本当に普通の学生生活を送らされていたようですね。

うーん、連載当初に予想していた「e-testの目的」予想は完全に外れてしまったか。
普通なら予想が外れて悔しいと同時に今後の展開への期待が膨らむものですが、
こうも望ましくない方に外れてしまうと期待より失望の方が大きくなってしまうから困る。

できればこの予想を更に覆す展開になってくれないかなあと思うけど…無理っぽいか。


それにしても祀木会長の言動や行動、突っ込みどころ多すぎ。

「全員で助からなければいけない」と分かっているのにそれを告げなかったりとか、
クリスのために自分を犠牲にしようとしたとか…本当にワケ分かんねーですわこの人。
あと第2回の犠牲者はクリスだけじゃないんですけど…まあこれは仕方ないか。

そしてタケマルさんはもう意地を通り越してツンデレの領域にまで達してますね。
何かもう彼は彼でエニグマに「不協和音を起こす役割」を演じるよう命じられていると
思ったほうが納得できるような気がします。

ていうかこの作品の登場人物は全体的に「与えられた役割を演じているだけ」という
感が強いんですよね。監督:エニグマ、脚本:榊健滋みたいな感じで。

…なぜか無性に「シンジツの教室」の続きが読みたくなった今週のエニグマでした。




『めだかボックス』

はー、なるほどねー、球磨川君にとって耐え難い苦痛とは「無視されること」ですか。
なるほど、なにかと球磨川の動きを気にするめだかちゃんとは相性が悪いわけだ。

むしろ最近この作品でのめだかちゃんの存在理由がよく分からなくなってきています。
善吉クンも名瀬ちゃんも古賀ちゃんもお母さんも自分自身の意思で過負荷と対峙してて
過負荷の人たちもそれぞれの理由で彼ら異常たちに向かい合っているわけで。

そんな中、唯一「球磨川を更正させよう」とか「学園を平常にしよう」と考えている
めだかちゃんだけが浮きまくってる気がする。一番正常なのに。いや正常だからか?


てか、今回はこの作品で初めて球磨川クンの言うことに共感できた気がしました。

確かに彼が安心院さんの顔の皮を剥いだのは、常識的な考えに照らし合わせればそりゃ
異常この上ない話ですが、彼の考え自体は一応(狂ってはいるけど)筋が通っていて
安心院さんさえ合意すれば歪んだ愛の一つとして怪奇小説ではむしろ王道路線ですしね。

あー…しかし結局その行為で安心院さんは死んじゃったっていうことなのかな?
彼の「大嘘憑き」はその後発現したらしいから、当時の彼には彼女の顔を再生することも
彼女を生き返らせることも出来なかったとか、そんな感じなんでしょうか。

いや、でも球磨川クンの話によれば彼の持つ「大嘘憑き」も元は彼女の能力なんだよな…。
夢の中(彼が死んだ時?)限定とはいえその後も逢瀬があるということは、かの事件以降も
彼女と球磨川君との関係は良好だったってことになる…のかなあ。

だとしたら本当にめだかちゃんは馬に蹴られて死んでしまえなポジションだったのかも。
そしてその言葉を受けためだかちゃんの動揺っぷりを見る限り…


うーん、何となくこの騒動はすべて安心院さんが元凶のような気がしてきたぞw




『ぬらりひょんの孫』

秘神カンパリktkr


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しかし相変わらず清継クンの妖怪回避能力はすごいですね。
彼のような人が来てくれたらきっとトイレの神様も喜んでくれるだろうに。




『保健室の死神』

絶花先生は本当にかわいい人だなあ。

正月のしかも冬休みの最中だというのに昼間から生徒達のモンハンに付き合ってみたり、
対抗心からとはいえ新年からただの一生徒にしか過ぎない彼らに食事をおごってあげたり、
多分モンハンをしていたときのファミレスの食事代も絶花先生もちですよ、きっと。

日頃アレだけ辛らつな言葉でカウンセリングをしているのにも関わらず
相談者があとを絶たないのは、きっと絶花先生が本質的には生徒を愛していると
分かっているが故の信頼感からくるものなのでしょう。

その辺はハデス先生も少しは見習った方がいいかもしれない。
愛の深さは同じでも、彼にはアピールが足りない。




『LIGHT WING』

シアン君とその信奉者の目が「-(マイナス)」になっているのに今気づいた。
そしてやっぱりシアン君とリヒト君の能力は対照的なものだったんですね。
つまりユースは自らの実力の底上げよりも対戦相手の弱体化を選んだということか。

てっぺんってなんだろう、てっぺんってなあに?





- - - - - - - - - -


今週は以上。


そして今号は合併号なので来週はジャンプ感想はお休みです。
連休もあることだし、今年の目標達成のために勉強でもやろうかな。


それでは。




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コメント 2

真馬流

では、今年最初のジャンプ感想を

>ONE PIECE
ジンべェ・・・まぁ確かに七武海を辞めた上に頂上戦争で海軍と敵対し、更に白ひげの死に便乗した海賊達の標的(『海軍』という後ろ盾を失い、懸賞金もおそらく跳ね上がっている)にされる危険を事前に避けたわけか。

人魚達がルフィ達に対して友好的だったのも、ある意味ジンべェの最善手があってこそか

>BLEACH
このオサレなやりとりが小学生の間で流行ったら、昼休みの教室がもれなく↓

少年A『なぁ・・・前の授業で貸した俺の教科書返してくれよ』

少年B『・・・教科書、あぁこれのことか?』

少年A『あぁそうだよ、早くっ!』

少年B『今、俺の机の上にあるこの本は確かに教科書かもしれねぇ・・・』

                  永遠に中略

>トリコ
とりあえず、グルメピラミットに行く前に今度は包丁の『鞘』を作ってくれる職人を探さないと・・・

>めだかボックス
ブリーチ→めだかと読んで今更気づいたのが、どちらも「驚く側」と「驚かせる側」が大抵一対一ですよね。(ここから更に第三者に振ればその過程だけで2~3ページは消費できるという算段か・・・)

>ぬらりひょんの孫
『例の4コマ』といい新年を迎えてもあえて主人公を放置するとは・・・なかなか思い切ってるな。

>LIGHT WING
あの眼はたぶん常磐さんが言うようにマイナス(-)のイメージと、悪魔的(山羊の目)の両方からきているんでしょうね。

しかし、彼にとっては「勝負に勝つ」ということ自体あくまで相手を絶望させるための『手段』でしかないわけで・・・あの能力?が実際に『チームプレイ』としてどのように発揮されるのかが気になる。

by 真馬流 (2011-01-06 20:05) 

常磐

>真馬流さま
>ワンピ
ジンベエは猪猛突進型に見えて意外と戦略家だってことですかね。
そういえば彼が七武海になったのも魚人島を守るためってのもあったっけ。

>ブリーチ
オサレ会話…考えただけでアレなのに文字にすると更にウゼエww
こんなやり取りされたらそりゃ一護じゃなくてもキレますわ。
むしろよく我慢したと(ry

>トリコ
鞘だけじゃなく、あの包丁の切れ味に耐えられるまな板と、
誤って振ってしまっても耐えられる厨房を用意しないと…って
まあアウトドア調理用と考えればどうにかなるのかな

>ライトウィング
>悪魔(山羊)の目
そういえば山羊もそんな感じの目してましたね、気づかなかった。
するとシアン君にとって彼の信奉者は彼の野望を達成するために
犠牲となる生贄みたいなイメージなのかしら。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2011-01-09 21:10) 

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