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週刊少年ジャンプ2号感想 [WJ感想2011]


諦めたらそこで試合終了です@常磐です。


陳情書の期限は明日14日正午まで!


…っつても本日、第一段階が通ってしまったんですけどね…。

都の性描写規制案、総務委で可決 出版業界は強く反発

ああそうですか、15万余名の反対署名とそれと同じくらいの陳情書の山は、
その半分にも満たない(6万程度らしい)署名と一部の偏見オヤジの権力の前には
全くの無力だったってことですか…なんか怒りでちょっと泣けてきた。

とはいえ、これは総務委での可決であってまだ本会議で可決されたわけではないので
これに反対する人でまだ署名や陳情書を出してない人は14日正午までに送ってもらって、
一人でも多くの陳情書が議員のもとに届くことを願っております(私はもう出した)

まあもし可決となっても表現者の方々には自重しない創作を続けてほしいけどね。
規制なんて知ったことか、俺は描きたいし、それを見たいやつもいるんだ!的な感じで。
どうせ全ての作品チェックなんてできるわけがないし、仮に取り締まられたとしても
逆にそれで有名になるチャンスかもしれないし…ごめん今適当なこと言った。

今回はAB蔵ばかりでこの問題をスルーし続けたマスコミも、流石に表現内容が原因で
出版差し止めということになれば、間違いなく憲法の「検閲の禁止」に引っかかるから
ニュースでも扱わざるを得ないはず…と言いきれないところが怖いけど。


あーもう、とりあえず愚痴はここまで! 以降は普通のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ2号感想■■■

【巻頭カラー】『NARUTO』

■ナルト修行中。。。

しかし一体ナルトはどこまで技の殺傷能力を磨くつもりなんでしょうか。

現在彼が必死で修行している「尾獣螺旋丸」がどれだけの威力があるのかは不明ですが、
螺旋丸というからにはやはり効果は単体だけで命中率はカスだろうという予測はつきます。
そして修行の様子を見る限りその威力は強大で、また術者にも相応の負担がかかる様子。

そんなものを持ってきたところで、現在の暁vs忍連合という多対多の争いに
一体どれだけ役に立つかと言えば…うーん、正直微妙ですね。

ってあれ、そういえばナルトはいま仲間と暁が全面戦争になってるの知らないんじゃ?
とするとこの「尾獣螺旋丸」は来るべきサスケとの戦いのために開発しているのか…。
なんかもうストーカーとかヤンデレとかそんなレベルじゃないですね、恐ろしい。

とりあえず、サスケ逃げて逃げてー!



■戦争は情報戦へ

カブトが敵から得た遺伝情報を使って穢土転生を行えば、
忍連合は情報部隊のテレパシー能力か何かで各部隊に情報伝達。

いや確かに近年の戦争では「情報を精するものが戦いを制す」と言われてるくらい
情報の重要性が指摘されていますが、いきなりナルト世界でDNAとか言われてもww

忍側は忍側で情報部隊の格好がシュールすぎてギャグだかマジだか分かりません。
何ですか「電」って! 左右のタンクに電解質でも入れて発電でもしてるの!?
だいたい「来た」とか「よし」とか言ってる人が何をしてるかわかんないし!

そういえばちょっと前にも邪眠具(ジャミング)とかいう概念も出てきたしなあ…。
作中では高度な情報戦が展開されているつもりなのでしょうが、そのネーミングセンスと
世界観とのギャップを埋めるための諸々の仕掛けのせいでイマイチ緊迫感がなくて困る。

とはいえ、その辺を除けば今週も結構面白かったです。
やっぱりこの作品、主人公が出ないときのほうが面白いよなあ。




『ONE PIECE』

■サンジ瀕死

女人の妄想をするだけで(鼻から)吐血しまくるサンジを見て、
以前読んだ漫画に登場した吐血病弱キャラが思い浮かんだのですが…誰だっけ?
確か事あることに血を吐いてて…血を吐くことが芸風になってたキャラなんですが…

ああもうここまで出てる気がするのに!

しかしサンジの瀕死ネタはそろそろ飽きてきたんで終わりにして欲しいですね。
今は仕方ないにせよ、これから女性に出会うたびに血を吹いて倒れるんですか彼は。


サンジ「夢叶わず生きながらえるより
     人魚達をエロい目で見て死にたい」


そんな人生でいいのかサンジ…。
てか2年前は曲がりなりにも女性を「レディ」として紳士的に見ていた感のあるサンジですが
2年間の禁欲生活により情欲の対象としか見れなくなってしまったんですね、お気の毒。

気持ちは分からなくもないですが、君の真の目標はオールブルーを探すことですからね?
いい加減本人も読者も忘れてるかもしれませんが”奇跡の海”オールブルーですよ!?

そう、東西南北全ての海域の魚が集まる夢の海……ってアレ?
そういえばレッドラインの真下って4つの海の境目にあるんでしたよね?
だとすれば彼の求めるオールブルーそのものであるという可能性だって…

いや…もういいや、アンタはアンタの好きなように生きればいいよ。




『トリコ』

メルクは本当に声が小さいだけのただの親バカでした、と。
まあ包丁研ぎを依頼している職人からすれば一安心というところですね。

後半の2代目メルクの食事シーンは(百合牡蠣という食材の名前もあいまって)
描く人が描けばすごくエロイシーンになりそうなものですが、しまぶーじゃこれが限界か。
(食事とセックスはよく似ている、とは誰の言った言葉だったか)

しかしオリジナル包丁がないと調理できない食材ばかりというのも大変ですね。
今後小松がトリコのコンビとしてついていくことになればそんなに大量の包丁なんて
持って行けるはずもないし…その辺は料理人の知恵と腕でカバーするのかな。

それともこれから手に入れるであろう「メルクの星屑」にその答えがあるのでしょうか。




【センターカラー】『エニグマ』

■3度目のセンターカラー

先週今週と二週連続のドベにまで落ち込んだライトウィングとは対象的に
こちらは連載14回目にしてもう3回目のセンターカラーと、明暗がくっきり分かれましたね。

過去の黒子のセンターカラーラッシュの例を見ても分かるように、編集部は期待が持てそうな
新連載に対しては過剰なまでのプッシュをするようですから、この作品もスタートダッシュは
うまくいったと考えるべきでしょう…今はちょっとアレだけど。

この作品を読むたびに、デスノ初期の演出は本当に巧みだったんだなあと改めて感じます。
設定の矛盾点も突っ込みどころも多分この作品よりもずっといっぱいあったと思うのに、
ハッタリとケレン味と息もつかせぬ急展開の連続でそれを感じさせなかったんだから。

いやまあこちらも一応毎回が急展開のはずなんだけど…どうしてこうなった。



■クリスの正体

クリスが以前のテスト失格者という予想はすでに先々週の時点でいくつかの感想サイトで
予想されていたことなのでそこまで驚きはありませんでしたが、あのしつこいまでの
「ゲラゲラゲラ」が本人の意思ではなく影化によるものだと分かってちょっと安心。

なるほど、そういえば会長も影化したときやたらとゲラゲラ笑ってましたっけね。
無駄に攻撃的だった理由も影化が原因だとしたらそこまでおかしくもない…かな?
第一のパスワードで「写真の中のクリス」が笑っていた理由も今回ので説明がついたし
会長がすでに影化しているというのに何故薬を飲まずに隠したのかも分かったし、
一見突っ込みどころ満載に見えた展開の矛盾も実は伏線だったのなら仕方ない。

とはいえ今回の脱出劇はやっぱり突っ込みどころ満載だったけどね!

絶体絶命のピンチに仲間が駆けつけるところまでは百歩譲って主人公特権と許せても
写真の真ん中だけ燃やして刀だけが燃えるとか何そのピンポイント攻撃w
つーかスミオ君「仲間を信じてるんだっ」とか言ってますけど、タケマルさん問答無用で
写真に火をつけてますからね、一瞬彼らもろとも焼き殺すつもりかと思いましたよ。

あとクリスさん「貴様を人質に」ってすでに写真の中に引き込んだ時点で
貴方はスミオとしげるの2人を人質に取ったも同然なんだから、下手に動こうとせずに
そのことを外の3人に告げて取引の材料にすればよかったのに。

まあ今回の見る限り、クリスさんも影化したせいでゲラゲラ病にかかってしまっただけで
根は善人のようだから、結局追い詰められた時点で彼の負けは決まっていたのかな。

次回でようやくe-testの謎にも触れてくれるみたいだし、素直に期待です。




『バクマン。』

平丸先生はどこまで信用がないんだwww

蒼樹さんが一番だったのは意外でしたが、予想通り平丸さんが上位だったのは嬉しい。
あと新井センセイが地味に3位につけているのにはちょっと笑ってしまいましたが。
そして新妻先生のは単なる経験不足?…まあ尾田先生の恋愛モノとか想像できないから、
やっぱり向き不向きってのは普通にあると思うので、この辺は許容範囲かと。

サイシューは厳しい現実を受け止めてやっと現状を見直してくれたみたいで一安心。
福田さんも見た目はアレだけど地味に実績を積み上げてのアニメ化は素直に賞賛したいし
何だかんだいって雄二郎も優秀な編集者ですよ、見た目はアレだけど。

そして今回は完全に当て馬となってしまった岩瀬女史…ご愁傷様です。




【読切】『サジタリ』

カラーページで「どこかで見たことある絵柄だな」と思って
次のページで「あ、少女ファイトだ」と思ったらもう主人公が女にしか見えなくて
最後の「僕」という言葉でようやく主人公が男だと気づいてショックを受けてみたり。

しかしそんな私に「少女ファイト」から天啓が!


101213.jpg


というわけで、私の中では天彦クンは女の子になりました。
だってそのほうが萌え燃えるもん。弓道とか、野球とか、泣き顔とか。

男の娘? …すいません、そっちの属性は私にはないもんで。




『黒子のバスケ』

過去の先輩方の活躍よりも木吉の膝の故障の原因よりも悪童の存在よりも
一瞬だけ登場した帝光時代のキセキ6人
の姿に一気にテンションが上がってしまいました。


やれやれ、冷静を装っていてもやっぱり心は正直だぜチクショウ。




『LIGHT WING』

怖ェー、「あの人」超コエー。

勝って増長しているとか負けたことで凹んでいる相手ならともかく、
負けて、負けたことで吹っ切れた相手の心を一瞬で折るとかもうハンパなく怖ェー。
間違いなく過負荷だよこの人、それもかなりタチ悪いタイプの。

しかしユースの実力者ってのは皆何らかの形で他人の精神に影響を与える能力
持っているということがこれではっきりしましたね。

リヒト君はそこにいるだけで精神を高揚させ、限界以上の力を引き出すアッパー系能力で、
今泉クンはエンドラインに立っているだけで相手を金縛りにさせるサイコキネシス能力
そして「あの人」は存在そのものが相手の心を折るダウナー系の能力って感じかな。

今泉クンの力はダウナー系に近いけど、リヒト君の能力とは水と油。
直接対決すれば血を見るのは避けられない気もしますが…さてどうなるか。



しかし最近はこういう「同情の余地のない悪役」が増えたような気がしますね。

まあ少年漫画の黎明期などは「絶対的な悪役」と「正義の味方」との戦いが主流だったの
かもしれませんが、ちょっと前までは「悪役にも同情すべき理由がある」とか
「悪には悪の仁義や魅力がある」的な描写が主流だったように思えるのですが。

ここ最近に来てネウロの「絶対悪」さんとかワンピの黒ひげ(これは微妙かも)とか、
黒子の悪童さんにめだかの球磨川クン、そして今回の「あの人」と急に増えた印象。

流行りモノは現代の世相を映す鏡ともいいますし、何かと不安要素の多い昨今、
”明確な悪人”とそれを倒す”正義の味方”が求められてるのでしょうか。

よく分かりません。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


何か前半思いのままに書き綴っちゃったから言葉が微妙に汚いな…あとで直しとこう。
怒りや悲しみなどの強い感情は行動を起こす一番強い原動力となるけれど、
冷静さに欠けるからあとで見返して(´・ω・`)ショボーンとなったりもするわけで。

でも多分今は行動すべきとき…だと思いたい。


それでは。




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コメント 7

NO NAME

NARUTO
命中率は関係ないかと(仙人モードの螺旋手裏剣の性能を考えたら)
しかし殺傷力より破壊力の方がしっくりくるのは何故か

トリコ
>しまぶーじゃ限界
刃森尊が書いたら全ての回に肉が出る可能性はありますが・・・
いかがでしょう(ハモリストレベル1)

サジタリ
・・・他人の性別変換が趣味なんですかね?
常盤サン?
by NO NAME (2010-12-16 01:35) 

ムクロン

上のコメント私です!

入力し忘れていた・・・
by ムクロン (2010-12-16 01:36) 

真馬流

>NARUTO
この『リスクを伴わない』というのは、以前スリラーバーク編でチョッパーが言っていた「痛みを感じない生物は無敵なんかじゃない!」に似たものがありますね。
どこまでも理不尽でだからこそ恐ろしい術ということか。

>ONE PIECE
やはり頂上戦争の影響でこういった『新』ナントカ的な勢力も確実に増えてしまうわけで。(まぁそれを見越したうえで尾田先生も2年という間隔を置いたんでしょうけど)
大まかな勢力図に関しても同様に調整する必要があるので、本調子に戻るのは来年の春あたりでしょうか?

>バクマン。
なんか先週から蒼樹さんと山久さんの扱い酷くね?

>家庭教師ヒットマンREBORN!
大地の7属性とはなんだったのか・・・あと、「ヌフフフ」はやめたげてっ!

>めだかボックス
土を腐らせる(腐葉土)=植物を操るって・・・拡大解釈にも程があるだろ・・・

>ぬらりひょんの孫
部下の数やその強さではなく、『自分にも部下が出来た』ということが重要なんじゃよ。

>LIGHT WING
先週の感想はあくまで冗談のつもりだったのに・・・

by 真馬流 (2010-12-16 18:04) 

常磐

>ムクロンさま
>ナルト
しかしいずれにしろサスケ死ぬよなあ…あの威力じゃ。
いや、もうウジウジしないで殺すことを決めたってんならいいんですがね。
まだ連れ戻す気満々でしょ彼?

>トリコ
私はハモリストではないのでちょっと分からないんですが、
これが板垣作品だったらきっとおいしそうな肉が出てきたんでしょうね。

>サジタリ
最近漫喫で「らんま1/2」を見返して自分の原点を思い出しました。
やはり思春期に読んだ作品には良くも悪くも影響を受けるもんですね。
とはいえそれを恥だの無駄だのと思ったことは一つもないですが。

…まあ言い訳はともかく、本当にこの主人公が女の子に見えたんですよ。
で最終ページで間違いに気づいて、今度は男の子で読み返してみたら
何か今ひとつ物足りなくって。

最初の印象って大事ですね。


コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-12-16 20:21) 

常磐

>真馬流 さま
>ナルト
しかしもうすでに描写されている通り、自律させている死体は自分勝手に動いてるし、
何人かは満足して消えちゃってますからねえ、もうそれがリスクではと思わなくもない。
あと敵陣地に侵入しての死体集めも結構リスク満載だし…。
そこまで頑張ったんだから実際の運用ではリスクなしってのは納得できるかも。

>ワンピ
頂上決戦の緊張感とは比べられませんが、やはりルフィは仲間と一緒に
いるときが一番輝いているなあと思いました。

>バクマン。
それ以上に新井先生の存在ヤバくね?

>めだか
食物連鎖的には土が腐ることが即植物の成長には繋がらないんですがねえ。
土が腐る(状況不明)→腐葉土を餌に最近が窒素化合物を合成→
植物が窒素化合物を根から取り込む→光合成に使用して生育
と最低でもこれだけの段階を踏まなければいけないわけで。

まあそもそも原理不明の過負荷に合理的な機序を求める方が間違っているのかも
しれませんが。

>LIGHT WING
「言霊」とはかようにおそろしきものですね。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-12-16 20:37) 

名無し

今回の過負荷って要は「ゾンビに噛まれたらゾンビなる」と同じ理屈なんじゃね?

by 名無し (2010-12-16 22:03) 

常磐

>名無しさま
コメントが遅れてすみません

>ゾンビに噛まれたらゾンビになる
ああなるほど、つまり土を操れるんだから植物も操れると………

いやそのりくつはおかしい。
by 常磐 (2010-12-21 00:42) 

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