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週刊少年ジャンプ46号感想 [WJ感想2010]


目がしぱしぱする@常磐です。


そういえばSQで連載再開したとらぶるが凄いことになっているようですね。

内容自体は初回ということでキャラ紹介を含めたいつものとらぶるという感じだったのに、
一つ一つの描写が週刊時代とは比べるべくもないほどに過激になっておりました。


(例)
WJ:階段を転げ落ちたリト君が古手川さんのパンツに顔面を突っ込む

SQ:↑の状態でさらに誤ってリト君がパンツの上端をくわえてしまい、
   勢い余ってパンツごとずり落ちそうになる
   そして当然ながらリト君の目の前には古手川さんの×××が…


うーん…なんというとらぶるがとらぶるを生むToLoveる症候群。
長谷見&矢吹両先生、しょっぱなから飛ばしすぎです。

しかし以前に自分の許容できる範囲のエロスを説明するのに「とらぶる程度」
言っていたのですが、今後はこれに「WJ時代の」と注釈をつける必要がありそうです。

個人的にはあの頃の少年誌ぎりぎりアウトなレベルのエロスが好きだったんだけどなあ。
これじゃただのエロによるエロのためのエロい人に送るエロマンガじゃないですか。
もっとも、そのレベルでのソフトエロ表現はWJでやりつくした感もあったので、
その代わりに描写を過激にすることで新たな読者を掴もう…ということなら仕方ないけど。


一方、相変わらず絶好調のテニス様はというと。

手塚が天衣無縫の羽根を生やして元部長を下し
そのままドイツへと飛んでった。


な、何を言っているのかわからねーと思うが…本当にワケがわかりません。
前も書いたかもしれないけど、この作品で一番の天衣無縫は許斐先生自身だよなあ…。


すでに来週の読切が気になって仕方がない、今週のジャンプ感想です。
今日はなんか目が痛いので軽めで。あとで追加するかも。




■■■週刊少年ジャンプ46号感想■■■

【巻頭カラー】『黒子のバスケ』

■巻頭カラー

一時期掲載順が低迷していて「もしかしてヤバイ?」と思われたこの作品でしたが、
こうやって○周年など特に何のイベントもないのに巻頭カラーをゲットしたことを考えると
そこまで心配することはなかったのかな、とちょっと安心してみたり。
(まあ次週は”あの”スケットが巻頭なことを考えると単なるローテのような気もしますが)

しかし当初は火神だの黄瀬だの緑間だのといった個性の強いキャラに押されて、
作中設定だけでなく物語的にも影が薄くなるのではと危惧されていた黒子くんですが
なんやかんやで気づいてみたらもうすっかり「主人公」の貫禄になっていますね。
さすがは「主要キャラの立たせ方」に定評のある藤巻先生、さすがです。

まあ「目立たない」のが信条の彼がこんなに目立っていいのか、という話はありますが。



■緑間vs黒子

ミスディレクションの効果も切れ、現時点のデータでは用なしとしか思えない黒子クン。
その黒子くんが今更ながらに登場してきたことで、侮るようなセリフを吐く秀徳メンバーに


緑間「むしろ逆なのだよ
    ヤツがこの場面で手ぶらなどありえない
    出てきたからには
必ず何かある


「人事を尽くす男」緑間が冷水を浴びせるような真剣さで一喝。
一転して黒子警戒モードへ。

こういう細かいところでちょくちょくと「キセキの世代」同士の信頼感が見えるのはいいですね。
思えば黄瀬が青峰にフルボッコにされている時も黒子クンだけは黄瀬が何かやろうとしている
と感じていたり、あれだけ周囲の存在を馬鹿にしている紫原も黒子には一目おいてたり。
黄瀬は最初からあからさまだし、緑間はツンデレだし、桃井はいわずもがな。

赤司クンが顔見せしてキセキ全員が揃ったらまた帝光時代をやって欲しいなあ。



■消えるドライブ

目の前で確かにいたはずの黒子くんが何の前触れもなく消えるという現象について
現時点ではその原理も方法も全くわかりませんが、とりあえずひとつだけ気になることは
「この状況が観客からはどう見えているのか」ということですかね。

緑間&笠松が体験したのと同じように観客の目からも彼の姿が消えているのか、
それとも観客からは黒子くんが見えていて、彼らはただ呆然と棒立ちの状態のまま
黒子くん一人がかるーく抜け出したように見えるのか…。

個人的希望としては前者のセンで行って欲しいところ。


ところで火神が「速いとか巧いとかじゃねー」とか何気にスゴいこと言ってて笑ったw
速いでも巧いでもないってことは技術じゃないのかよ!
黒子くんが「姿を消したい」と思ったらそうなる、という現象なの?

某ポルナレフの「催眠術だとか超スピードとかじゃあ断じてねえ」を思い出しました。





『ONE PIECE』

■先週の感想で

「幼きルフィって…読者にとってはそっちの方が馴染みがあるんですが」と書きましたが、
よく考えてみれば回想シーンの7歳のルフィのことですよね、誤解してました。

なぜかよく分からないけどすっかり記憶から抜けてましたわ…>ルフィ回想



■まだ集まらない仲間たち

さて、記念すべき連載600回目ということで、今週あたりに出航すると思いきや、
ゾロとサンジはあいも変わらず同レベルでケンカを始め、ブルックは引退コンサートの真っ最中、
そしてルフィは…まさかのニセ一味についていってしまったときたもんだ。

おいおい、一体いつになったら出航できるんだよ…。
「もっといろいろエピソードを詰め込みたかった」ローグタウン編を
「100話目で出航したかったから」という理由で切り上げた尾田っちとは思えませんな。
最後の海だからじっくりやりたいと言う気持ちは分かるけど…いい加減出発しようよ。


あ、あと今週の扉絵見る限り、ゾロの左目は傷だけで隻眼ではないようですね。
本編で頑なに目を閉じている理由は分かりませんが…とにかく良かった良かった。




『トリコ』

■研ぎ師メルク

グルメ界の入り口に匹敵するほどの巨大建造物を一人で築き上げ
百戦錬磨の美食家トリコを一瞬ビビらせるほどの闘気を発し、
捕獲レベル22のスケイルコングを包丁一本で丸裸にする、伝説の研ぎ師メルクとは――


幻影旅団団長ktkr。


クロロさんいくら本編に出番ないからって、何他作品に出張してるんですかwww
(蟻編もまだ終わりが見えないし…本当に彼の出番は来るのだろうか…)




『NARUTO』

復活してもアホなデイダラさんが相変わらずでほのぼのしました。

ところでナルトは一体なにをやってるの?




『バクマン。』

■文化の価値対立みたび

一回目は蒼樹嬢の考える自称「高尚な」漫画と、いわゆる「暴力的な」作品の対立で、
二回目は岩瀬女史の信じている「高尚な」文学と、いわゆる「低俗な」漫画との対立、
そして今回は「芸術性の高い」画家の世界と「庶民的な」漫画との対立って感じかな?

でもまあ、収入や一般的人気はともかくとして、世間の認識はこんなものかもね。
特に白鳥君のお母さんのような「世間体」だけで成功してきた人にとっては特に。
とはいえ、それをよりによってサイシューたちの前で言っちゃうあたりがアレですが。

今でこそ漫画は広い世代に人気が出て、一大コンテンツとして注目されるようになったけど、
いまだに漫画は「子供の読むもの」「低俗な大衆文化」と思ってる人もいるだろうし。

私個人的には漫画はむしろそうであるべきとは思ってて、芸術からサブカルにエロに暴力、
ほのぼのに哲学に萌えに燃えまで多種多様にあるというのが漫画の魅力だと思うのですが。
下手に「漫画は○○であるべき」なんてことになったらつまらなくなるだけだしね。

…と、話がそれました。


とりあえず白鳥ママは彼らのところへ直接行くのではなく、まず編集部に行くべきでしたね。
白鳥君も家を出たとはいえまだ未成年、しかもデビュー前なのだから親が心配することにも
理解があるだろうし、もしかしたら編集部経由で説得することも可能だったかもしれない。

まあ今回は白鳥ママがあまりにステレオタイプな教育ママだったから
こういう形にするのが読者的にもスカッとする展開だったってことなんだろうけど。
イマイチ他人事だったシュージンを焚き付けることも出来たし、まさに一石二鳥ということで。

どうでもいいけど、最後のコマのシュージンと白鳥クンはまるで兄弟のようですね。




【特別読切】『ばんからさんが通る』

連載作家の弊害として、登場キャラが既存キャラの誰かにしか見えないってのはありますね。
今回も扉のと封印中の番長がちょっとワイルドなトッシーにしか見えなかったもん。
そう考えると先週の岸本先生は上手いことキャラ付けが出来てたってことになるのかな…?

そして本編ですが、ポイントポイントで入る空知節は相変わらず面白いものの、
全体的に冗長でどこまでがギャグでどこからがクライマックスなのかがよく分かりませんでした。
まあタイトルや対立理由からしてシリアスの仮面を被ったギャグなのには違いないですが。


個人的には白馬先生がホワイトベースで出撃したシーンがピークでした。


っていうかタイトルも含めてネタが古すぎるよ、空知先生!
おニャン子クラブとかセーラー服を脱がさないでとか、アラサーの私でも無理だったよ!
大体先生も私とほぼ同年代でしょうが、なんでそんなネタ持って来るんですか!?



『LIGHT WING』

今泉クンの言うあの人の部分が黒塗りになっているのを見るたびに
アンサイクロペディアの禁則事項ですとか検閲により削除の文言を思い出します。
きっと彼ら的にはハリポタの「名前を呼んではいけないあの人」のような存在なのでしょう。

それにしても最終コマの今泉クンKOEEEEEEEEEE!!!




『保健室の死神』

■運動会後編

猫は反則だろう、猫は。

水槽からシャチが飛び出し、小麦粉の中には手榴弾、そして蟻地獄って…ここは戦場ですか。
てか「金魚はだめだがシャチならおk」と考えたあかね町会長の思考回路は分かりませんが
確かに熱くなるとどうしてもライバルの失敗を願って変なことを考えたりしますよね、分かります。

みのり先生と花巻さんの水着シーンはこの作品恒例のエロテコ入れなんだろうけど、
ぶっちゃけセクシーポーズよりも観客にお尻を向けてうずくまっている花巻さんのほうに
より背徳的なエロスを感じてしまった
のは私だけじゃないと思う。

そしてこの状況になって「あれ、そういえば安田は?」と疑問に思った読者の気持ちを
代弁するかのように素早く入る安田の現況フォロー…か、完璧だ…!
淀橋クンら実況勢も諸所に小ネタが効いてて面白く、オチも秀逸、素晴らしい。


この作品は学園コメディとして完全に一皮剥けたって感じですね。
キャラが勝手に動いているように見えてその実すべてが藍本先生の掌の上、最高です。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


ああもう本当に目がゴロゴロしてて集中できない!
とりあえず来週の許斐先生の読切に期待しています!

それでは。




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コメント 5

ムクロン

黒子のバスケ
「ステルス迷彩です、15秒間の間透明になれます」
・・・じゃないでしょうね・・?(それはメタルギアだ!)

ワンピ
瞼に傷がついて筋肉が弱まったとか・・・?

もしくは十本刀の一人 盲剣の宇水さんの境地に立つ土台か・・・

バクマン
せめて犬のピースくらいは実家に返帰したほうが良いかと・・・
・・・個人的に漫画はベンキョー本です、漢字テストなんか書くより漫画見て覚えるタイプでしたからね・・・(読みに限る)
by ムクロン (2010-10-21 00:02) 

常磐

ムクロンさま
>黒子
「俺が時を止めた」…それくらいのナナメ上でもいいと思う今日この頃。

>ワンピ
まあ尾田っちのことだからあんまり意味がない気もしますが>ゾロの左目
何気にクルーの誰一人として突っ込んでないですし。

>バクマン。
私もそのくちでしたが、おかげで「本気」を「マジ」、「強敵」を「とも」、
「理由」を「ワケ」とか読むのだと本気(マジ)で思い込んでいました。

「あいつは…不運"(ハードラック)と"踊"(ダンス)っちまったんだよ…!」

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-10-21 20:50) 

NO NAME


>ONE PIECE
全員が合流してからのやりとりが見たいのに・・・

>NARUTO
転生させた相手と組む度にカブトの毒舌が冴え渡るのか(ゴクリ
あと、「あまり話題に~」のくだりで気づいたのがこの世界に『新聞』ってあるんだろうか。(中忍試験の時も『監視カメラ』はあるのに『テレビ中継が無い』という不思議世界なので・・・)

>ぬらりひょんの孫
ナントカ天狗が言っていたように羽衣狐を操ることは出来なくても、その依り代である『人間』の記憶は操作出来るわけか。(鵺=肉体は人間の記憶を操作出来るかの実験も兼ねていた?)

あと、「魔王の小槌」は土蜘蛛対策だったか。

>トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド
「腐海ネタを使う回はアタリ」という定説が出来たな。

>逢魔ヶ刻動物園
「キャラの活かし方」に関しては序盤から上手く工夫しているので、こういう展開は安心して楽しめる。

>保健室の死神
今回の話で鈍さんの出番が無かったのは、近々長編が来るという伏線なんだろうか・・・

by NO NAME (2010-10-22 18:54) 

NO NAME

名前書き忘れた↑真馬流です。(PCを使えなかった時の後遺症がまだ残っていたとは(泣き

by NO NAME (2010-10-22 18:57) 

常磐

>真馬流さま
>ワンピ
そういえばそんなイベントも残ってましたねー。
何となくですがシャボンティではルフィを最後に全員揃ったところで慌しく出航、
それぞれの挨拶は船の中という予感がします。

>NARUTO
でも確か侍会談の時にはテレビ会議とかやってましたよね>この世界
(五影会談のときはなぜか全員集まって話し合いしてましたが)
移動は徒歩で手紙は伝書鳩、なのにテレビやラジオのある不思議。

>保健室
いやあさすがにここでさらに鈍さんが出てきたら収拾がつかないからでは?
正直今回あまりにもオールキャラだったもんで鈍さんがいないのに気づかな(ry


コメントありがとうございました。
by 常磐 (2010-10-23 00:05) 

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