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週刊少年ジャンプ28号感想 [WJ感想2010]


カプセルは無事回収されたようですね@常盤です。


昨夜は結局ニコ生には入れなかったので和歌山大のネットライブ中継を見つつ、
いくつかの画像を拾って前エントリを更新したところで寝てしまったのですが、
あの後JAXAの公式会見だのカプセル発見だのいろいろあったそうですね…見逃したorz

念には念を入れて20x20km四方を確保したのにほぼ予定通りってどんだけ…。
七年間灼熱と氷の世界にさらされていたはずのパラシュートも予定通り開いたし
てかあの写真が本当に最後の一枚だったとか何それもう…

ていうか精度すごすぎませんかね、60億キロの距離を誤差1キロとか。
今までSFかアニメの世界でしか見られなかった「人工衛星からのピンポイント爆撃」
現在の技術で可能だってことを今回実現しちゃったってわけだw


え?今回は軍事転用は目的じゃない?…ああそうでしたね。
夢とロマンと希望と絶望と燃えと萌えが詰まってる、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ28号感想■■■

【巻頭カラー】『ONE PIECE』

■サボの最期

いやしかし…思ってた以上にあっさり殺されましたね、サボ。

でもまあこんな時代に、子供たった一人で、何の装備もなしに、しかも海賊旗を掲げて、
その上「あらかじめ天竜人が来ると分かっていた方角に」出航したんだから、
そりゃあ撃沈されても文句は言えないよなあ、うん、これはサボが悪い、仕方ない。

しかしサボの死の描写がこれだけだって事は…死んでない可能性のほうが高い予感。
ちょうど先週、ドラゴンら革命軍との間にフラグも立ててたし、この回想が終わった直後に
実は生きていたサボが革命軍の中核として登場しても驚きません。

個人的にはあれだけ貴族を嫌がるサボをバカにしてたように見えて(しかも彼にとっては
サボの存在は目の上のたんこぶのはず)
彼のピンチに本気で動揺して叫び、わざわざ
危険な山賊のアジトにまで彼の死を伝えに来たドグラにびっくり。

聞けば彼も元はルフィ(は微妙か)たちと同じく一般庶民以下の階層の出身とのこと。
それがどうやって貴族の養子にまで成り上がったのか、それもまた興味深いところですが
まあその辺の疑問は置いといて、逆の立場とはいえサボの葛藤を理解できていた彼なら
もしかしたら別の形で良い兄弟になれたのではないかと思うと少し惜しいですね。

せめて出航前に相談していれば…いや今更言っても仕方ないか。



■エースの悪癖

そして今まで散々言われ続けていた「エースの悪癖」についてもようやくフォローが。
ダダン(の回想のガープ)曰く、なるほどロジャーの血筋…というか気性なのか。

てか守るものが後ろにいると「逃げられない」どころか「逃がさない」ってどんな狂犬よ。
今回と、そして彼が死んだ時も理由はルフィがいたから、と思えば納得もいきますが。
そういえば白ひげに制止されても黒ひげを追ったのもそういう下地があったということか。

しかしこれ、なんか無理矢理綺麗にまとめようとしてますけど、
「仲間を侮辱されただけで一国を滅ぼす」とかはた迷惑すぎですよねそれ。
ましてや彼は「船長」と言う立場で、多くの仲間の命を抱えているというのに。
特攻隊的な役柄にいるのなら便利だけど、正直リーダーには持ちたくないなぁ。

そういえば0巻でも数では数倍も勝るシキを相手に一歩も引かなかったどころか
停戦と協力を求める相手にむしろ率先してケンカ売ってましたっけ…
結果として(天災とか偶然的要素もあって)勝ったから良かったものの、下手したら
そこでシャンクスやバギーもろとも終わっていてもおかしくは無かったわけで。

ガープも「運良く生き延びたから海賊王になった」と言っているけど
いや本当によくもそれだけ単純な男が利用されもせずにトップに立てたものですね。
実はそこまで計算できるキレた男だったのか、副官や参謀が有能だったのか…

もしかしたら影で彼を操っていた存在がいたのかもしれない…とも思いましたが
それだと「海賊王」の名が地に落ちるからさすがにそれだけはないと信じたい。


閑話休題。


ダダンは口調は厳しいけど、彼らのことを心底心配しているってのが分かるから好きです。
そしてエースがルフィのことを「弟」として庇護する存在に決めたのはこれがきっかけか。

実は作品中、初めて見せるエースの泣き顔、これが彼をどう変えるのか期待です。
(いやまあ本質は全然変わってないことはすでに証明されているんですけど)




『NARUTO』

■だってばよ、の原点

ナルト母が笑顔を見せれば見せるほどナルトの言う「九尾の本体」にしか見えないから困る。
彼女がいつどんなタイミングで九尾化するのかそればかりを考えてしまいました。

それにしても両親ともナルトの中に自分を残しすぎ。
いくら息子が心配だったからとはいえ、プライベートまで両親に見られてるとか嫌だよね…。
てか彼が壁画に落書きした時とか「男の子どうしの術」とかしだした時はどう思ったんだろう。


ナルト「こんな事(落書き)出来ちゃうオレってばすごいだろ?」
ナル母「あらあら、いい男になっちゃって」
ナル父「おいおい、こっちの方がいい男だろう…?」

ナルト「忍術”おいろけの術”!」
ナル父「おお超グラマラス!すごいぞナルトォ!」
ナル母「ふふふ、何が”すごい”のか教えてもらいましょうか?」
ナル父「か、母さんェ…((;゚Д゚)」

ナルト「忍術”男の子どうしの術”!」
ナル父「ナルトォ…父さんお前の趣味をどうこう言う気はないがな…」
ナル母「ナルト…大人になったのね…母さん嬉しいわ…」
九尾(…なんでオレこいつらに封じられてるんだろ…)


あれ、なぜか九尾が一番カワイソウなことに。
とにかく、今回のことで彼のストーカー体質が親譲りのものと分かりましたね。
死んでからも彼の中でずっと見つめ続けるとか、なんてディープラブ、まさに重すぎる愛

ならいっそのことナルトはサスケの封印の一部になれば(以下自主規制



■馴れ初め


正直、どうでもいい。


いままでいろいろ文句も賞賛もしてきたけど、これほどどうでもいいエピソードも珍しい。




『べるぜバブ』

不良サイドが真面目にバレーの練習してて、生徒会(?)サイドが
相手を殺すことしか考えてないってのはある意味新しいですねw
いやまあどっちも学校にとっては問題児の一言で片付けられるんでしょうけど。

しかし最近めっきりベル坊の影が薄くなってきてて寂しいな…




『BLEACH』

断界だの拘突だのより真っ先に藍染サマの生足に目が行ってしまった
私はどうかしてると思う。

てかもしかして彼は全裸にコート姿なのだろうか…だとしたら前方からの風だけで
いろいろヤバイことになりそうなのにあえて自分から風を吹かせまくるとか…。

どう考えても自殺行為です、本当にありがとうございました。

そんなことを思っていたら市丸が心配しているのはコトワリ云々ではなく
拘突を抜ける時に彼のデリケートゾーンがあらわになることにしか見えなくなるあたり

…うん、危険だね!(主に私の頭が)


しかし拘突を破壊したせいで空座町到着が遅れて、その間に一護が間に合うのかと思えば
特にそういうわけでもなく、逆にのんきに「最後の月牙天衝の伝承」なんて始めちゃうし。
一体、久保師匠は何を考えてこの一連のエピソードを入れたのかよく分かりません><

普通に考えればこれが打倒藍染、滅亡阻止の決め手になるんだろうけど。
それはそれで藍染サマとかが物語の都合で動かされている気がして何だかなあ…
まあ久保師匠のことですから「ああ、そんなこともあったね」で流される気もしますがw

久保師匠の真意を推し量ることは、ある意味許斐剛の展開を読むより難しい。




『バクマン。』

■新妻先生と岩瀬女史

先週半分ネタで描いたエイジと岩瀬との背中合わせのシーンがあっただけで今週は満足。

100608_1.jpg
エイジ「今回の原作、ファンタスティックでした」
岩瀬「当たり前です、私はこの世界でトップになります。
    新妻さんもいままで以上の作画お願いします」

エイジ「ラジャー!」


歴戦の編集ですら「化物」と言わしめる新妻先生に対抗する程の個性を持つ岩瀬女史。
エベレストより高いプライドと自尊心を持つ岩瀬女史すら一目置く技術を持つ新妻先生。

うん、やっぱり私、このコンビ好きだ。



■キャラデザとタイトル

タイトルとか登場人物の名前とか考えている時は楽しいけど難しいですよね。
あんまり他にないものをと思うと中二病くさくなるし、かといってありきたりすぎると
読者に覚えてもらえなくなるし(いまだにメタメタと疾駆の主人公名が思い出せないし)

しかしストラップに便利アイテムとメガネに小学生って…もろコナンじゃん…。
まあいくつモノ前例が示すとおり、多少デザインや元ネタが被っていたとしても
それに負けないオリジナリティや有無を言わせぬ面白さがあれば全然問題ないのですが

このマンガ…あんまり面白そうじゃないんだよなあ…。

いや設定見たときは面白そうに見えたんだけど、メガネかけて「犯罪モード(笑)」とか
今週冒頭の文章とか、なんかもうゾクゾクするほどに典型的中二病の香りがプンプンと。
そもそも基本的に頭ガッチガチの彼らに「シリアスな笑い」って描けるんですかね。
良く考えたら作中でほとんど描写されてないような気がする。

まあもうここまで舞台整えたんだから後は成功させるつもりなんだろうとは思うのですが
それにしたってもう少し説得力のある展開にして欲しいところです。




『黒子のバスケ』

■キセキパープル登場

黒子
黄瀬緑間青峰桃井赤司と来て、ラストは白か、意表をついて無色かと思えば


紫ktkr


しかも普段の青峰以上にやる気なさそうだわ、袋いっぱいのジャンクフードに方向音痴とか
藤巻先生…そろそろ新たなキセキのキャラ付けに限界が来てないか…?

とはいえ、よくあるインテリ眼鏡として登場した緑間が何気に一番イイキャラになってたり
イケメンお調子者かと思われた黄瀬が意外とコンプレックスの塊だったりと、この作品の
キャラは登場を重ねるごとに深みを増す傾向があるから第一印象で判断するのは早計か。

黒子くんがすぐに気づかなかったのはきっと中学時代より太っていたからだと予想。
でっぷり肥えたデブが軽やかに宙を舞い、弾丸のようなシュートを放つ…

そんな田仁志サマのようなキセキがいたっていいじゃない。



■黄瀬の涙

ところで、笠松さんと青峰が時々ダブるのは私だけでしょうか。
今週も黄瀬に手を差し伸べたのも「全国ベスト8だろ」と叫んだ姿も、
一瞬彼が青峰に見えて「え?」とか思ってしまいました。

あとゴメン、黄瀬の泣き顔はどう見てもSDの花道のアレにしか見えないわ。



■青峰の底

さて今回、黄瀬に完コピされ少し株を下げた感のある青峰クンにフォローが。
しかし桐皇のメガネですら知っていることを、中学のチームメイトである黄瀬が知らないはずが
ないわけで、そう考えると今回は別に「いい勝負」ってわけじゃなかったのか、ちょっと残念。

そしてそんな”底を見せてない”青峰にも勝てない黄瀬の覚醒コピーにも勝てない黒子くん…
いや彼単独で勝つ必要はないのですが、ここまで目標を高くするとキツくないでしょうか。

正直、黒子くんが完璧なミスディレクションをマスターして、なおかつ火神が完全な跳躍を
完成させたとしても、現在の黄瀬にすら勝てる気がしないんですが。




【特別読切】『魔境旅行師グラム』

相変わらず「気持ち悪い生物」を描くことにかけては他の作家の追随をゆるさない西先生。
今回もキャラデザと世界観で王道を描くと思えば「目玉昆布」とか「ナメクジドリ」とかで
西カラーを出してくるから侮れないw

しかしもう少しキャラデザは何とかならなかったのだろうか。
チビで逆毛とか純度1000%の塩とか、どう見ても西先生版メタルメタリカ
まあ多少ネタが被っても内容が(以下略)だけど、こっちもフツーにテンプレだしなあ。

てかせっかくグラマーでドジっ子属性な眼鏡っ子がいるのに、
敵サイドにはトカゲとか触手とか服をも溶かす灼熱ブレスとか盛りだくさんだってのに


なんで助手が自宅待機なんだよ!


わかってないのか分かっててあえて外しているのかはよく分かりませんが、
とりあえずこれが連載になってもあまり興味はわかないだろうなあと思いました。

まあ、西先生お得意のうじうじ美少年を出さなかったことだけは大いに評価したい。




『銀魂』


○ングディンドン リ○グディンディンドン♪
○ングディンドン リ○グディンディンドン♪


…って最近、歌詞の一部を書き込むだけで怖い人が来ちゃうんでしたっけ。
一応伏字にはしてみたけど、やばそうなら消します。

しかし先週アレだけシリアスな展開で引っ張ったのに、今週平気でこんなギャグをやる。
そんな銀魂が、私は好きです。




『SKET DANCE』

ヒーローに憧れる少年が、ある日不良に絡まれている少女を救う…
…・ってこれってまんまスケット団のテンプレじゃん。

自虐プレイですか?


マンガネタということで浪漫の登場を期待したのですが、最後までスケット団だけで残念。
まあ確かに彼女が出てくると完全に彼女の世界になって収拾がつかなくなっちゃうからな…。

ラストの訳わからない展開は訳分からないながらも笑えたのですが、どういう経緯で
「助けて」「逃げなきゃ」「殺される」「むしゃくしゃするから殴らせろ」になったのか
その辺をきちんと描いてくれないと意味がないような気がします。

あとラストの「ワンダフル」は普通に意味が分からない。
本当に分からない。




『保健室の死神』

■新キャラ登場

なぜかよく分からないしどこが似てるとも上手く説明ができないのだけれど

新キャラの少年がP3のキタロー(主人公)に見えた。
それも無印初期版の、一番初期のヤツ。


100615_1.jpg
参考:キタロー(@ATLUS)


あれ? でもボディラインを良く見てみるともしかして女の子?
だとしたらずいぶんときわどい服を着せられてるなオイ。
これがいま流行の「男の娘」ってヤツなのでしょうか、私にはよくわかりませんが。

シリアスの中にも新たなエロ要素を発掘するとは…やるな、藍本先生!




『PSYREN』

PSI初披露で圧倒的な力を見せ付けたものの、トドメ直前で力尽きるアゲハパパ。
どうやら生きていたらしいイカレ芸術家に連れ去られてしまったマリー。
このまま「根」は壊滅してしまうのか、そしてアゲハたちの運命は…

まさに絶望的な状況の中、光とともにやってきたのは誰も予想しなかった「あの男」。


ミラクルドラゴンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


ど、どうしよう、すごい燃える展開なのになぜだかすごい不安です(´・ω・`)




『めだかボックス』

■どんどん小物化する王土クン

幼いうちに自らの異常性を知り、その力に溺れないために一人禁欲的に生きてきた。
でも両親と離れるときにはちょっと寂しかったし、かと言って操りたくはなかった。
そして七年たち、ようやく封印を解いたけどやっぱり支配欲は制御できてなかった。

…普通回想経るとスゴ味が増すものなのに逆に小物化するってどういうことなの…?


てかもうラストの時点で自己崩壊フラグが立ちまくっている時点でなあ…
あるいはめだかの「無条件の善意」まで徴収して逆洗脳されるか。


いずれにせよ、王土クンのご冥福をお祈りいたします。





- - - - - - - - - -


今週は以上。


四ツ谷先輩が相変わらず低空飛行と思いきや、今週はロックオンまで落ちてきましたね。
どちらも最近面白くなってきたと思ったんだけどなあ…(でもアンケは出さない私)

西先生の読切は良くも悪くも王道テンプレで正直食傷気味。
メタメタといい疾駆といい、最近の編集部はもう「王道なら何でもいい」状態なのだろうか。
それともバクマンの影響でとにかく王道ばかりを描いてくる志望者が増えたのかな?

そして来週は…村田先生の読切ですか、ヘタッピ終わったばかりというのにご苦労様です…
…って、今回稲垣先生とペアじゃないの?てかボンジェーって誰?

どうやら現実の編集部内でもいろいろ起こっているようですね。
事実は小説より奇なり、はやぶさに倣い私も何か一つ成し遂げたいものです(棒読み)。


それでは。




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