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週刊少年ジャンプ1号感想 [WJ感想2010]


ワンピ映画公開まであと4日@常磐です。


そういえば今日何気なくニュースブログ見てたらメンズノンノが凄いことになっているらしい。

漫画「ONE PIECE」の主人公ルフィが「メンズノンノ」表紙に!

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今回の映画には東映に集英社にと関係者総出で相当気合入れているようですね。
内容は尾田っちだから心配はないとおもうけど、やっぱり漫画と映画は別物だからなあ…。


コケないことを切に祈りつつ、今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ1号感想■■■

【巻頭カラー】『ONE PIECE』

■巻頭カラー

いつもは原色中心の、どぎついくらいの勢いで迫ってくるカラーが印象的なのに
今回は全面がパステルカラーでとても目に優しい配色。
あまりの違いに印刷ミスかと思って他のジャンプと見比べてしまいました。

先週は映画ポスター風のためかナミがハブられていましたが、今回はちゃんと全員集合。
しかしこういう仲間全員揃った平和な日々はいつになったら帰ってくるんですかねえ。
てかあまりに絵が穏やか過ぎて「もう帰ってこない日々」みたいで怖いんですけど!

早く仲間たちと合流して欲しい、でも今のこの緊張感ある戦闘も捨てがたい。
どうしたらいいだろうか…そうか、映画に行けばいいんだ(・∀・)!



■やはり手も足も出ないルフィ

現時点でのルフィ最強技である”ギア2”も3大将はおろか黄猿一人すら突破できず、
あえなくエース処刑を見ているだけと絶望するルフィ

しかしそれを阻止したのは――


クロコ「――あんな瀕死のジジイあとで消すさ
    その前にお前らの喜ぶ顔が見たくねえんだよ!」


なんとまさかのクロコダイルでした。

「あとで消すさ」の言葉も、前回白ひげのピンチに思わず叫んでしまったあとでは
うがった見方をしなくても素直になれないツンデレにしか見えませんぜクロコダイルさん。
そりゃドフラミンゴも嫉妬して思わず首を切り落としちゃいますよ!



■”世界最強の男”の実力

ルフィ・マルコ・クロコの3能力者が隔壁を越えて乗り込んできたことで
にわかに混乱を始めた海軍サイドと一気に気勢を上げる海賊たち。

そこに白ひげがぎりぎりまで隠していた(ちょっと強引だがまあいいか)外輪船を引き上げ、
直接突っ込むのではなく、オーズの力を借りて船ごと海軍広場に全軍を突入。
そして――


白ひげ「下がってろよ息子たち…
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ウェアアアアア!!


ものすごい量の”覇気”を含んだ一撃で、中将以下全ての海兵を吹き飛ばす白ひげ。
「世界最強」を示すにはこれ位しなきゃなんだろうけど、ちょっと極端すぎはしないだろうか。
今までかろうじて現実的な戦いだったのに、いきなりのトンデモに思わず笑ってしまいました。

もしこれがカードバトルとかだったら反則レベルの強さだよね、絶対。


「デッキオープン! ルフィ”ギア2”!」
「残念だけど”覇気”のカードがないと黄猿には通じないよ
 この隙にフィールド魔法”エースの処刑”発動!」

「くっ、ならばここでクロコダイルの”砂刃”!
 フィールドを無視して”エースの処刑”阻止!」

「あ、ずりぃ!いまクロコはドフラミンゴと交戦中だろ?
 だったらその隙にドフラミンゴの攻撃!首切りだー!」

「ざーんねんでした! クロコはロギアだから直接攻撃は通じませんー
 さてドフラはクロコに任せて”不死鳥のマルコ”召還!」

「ふん、単独で来たところで形勢はこっちが有利!
 次のターンで再び”エースの処刑”を発動すれば終わりだ!」

「それはどうかな…(にやり)」
「なん…だと…? そのカードは…!」
「デッキオープン!”リトルオーズ”と”外輪船”を生贄に
 フィールドに”白ひげ”を召還!」

「ま、まて! やめろ!」
「さらに”白ひげの覇気”発動!
 これにより
海軍中将以下の全ての海兵が消滅する!」
「う、うああああっ! …いやまだ負けてないぞ!
 こちらにはまだ三大将もセンゴクも残っているからな!」

「そうだな、つまりこれからは…」
「ああ…」
「「タイマンバトルだ」」


そんな感じで、そろそろお約束のタイマンバトルの開始の予感。

今までの戦略バトルがすごく面白かっただけに一気にトーンダウンしそうですが、
手負いの白ひげに勝ち目のないルフィ、いまいち活躍しきれてない革命軍に、
いい加減「囚われのお姫様」ごっこはやめろエース、と見所は満載。

戦争編クライマックスに向けて盛り上げてくれることを期待しています。




『NARUTO』

■サクラの決意

前回いきなりナルトに嘘の告白をした時には「何とち狂ったか」と思われたサクラですが
それが「自分一人でサスケを殺す」決意をした結果の暴走だったとわかりちょっと同情。
そりゃ好きな人を殺すとなれば頭もテンパッてワケ分からないこと言い出しますよ。

サイの言うこともめずらしく筋が通っているし、なによりサクラを含めた先遣隊全員が
「サスケは殺すべき裏切り者」という命令を受け入れたことにはちょっと感動しました。

いや普通に考えれば当然の結論なんですけど、その「当然」が今まで出来てなかったわけで
たとえ心の底では納得していなくても、木の葉の忍者としての立場と状況を考えて
私情よりも任務を優先した彼らの決意は素直に評価したい。

問題はサクラ一人では間違いなく返り討ちにあうだろうということですが。
逆にここでサスケにサクラが殺されてしまえば、さすがのナルトもサスケを許さないだろうし
それでナルトのサスケストーカーの目的が別の意味になるなら悪くないかも。



■サスケの闇

そんなサクラの告白の真実を聞き、動揺するナルトにさらに追い討ちをかける我愛羅。


我愛羅「サスケはお前を見ていない、自ら闇を求めている」


「サスケはお前を見ていない」のセリフは良くぞ言ってくれた、という感じですが、
それに続くナルトへのアドバイスが


我愛羅「影の名を背負う覚悟を決めたなら
     サスケの友としてお前が本当にやるべきことをやれ」


となんとも微妙なニュアンスでいやな予感。

いや普通に考えれば「火影としてサスケと戦う覚悟を見せろ」ってことなんだろうけど
回想見る限り我愛羅も「ナルトをサスケの光明」と考えているみたいだしなあ…。
まさか「オレが火影になって抹殺をとめるってばよ!」なんてことにはならないよね…?

物語が進展したことに安堵しつつも一抹の不安をぬぐえない、そんな今週のNARUTOでした。




『トリコ』

それにしてもこの作品は「グルメマンガ」と銘打っておきながら、口から蟲を出してみたり、
それが腕を食いちぎったり目玉を抉ったりするんだから結構グロいよなあ…

「ぬらりひょんの孫」に先を越されたものの、ジャンプフェスタでオリジナルアニメということは
当然TVアニメ化を見越しての戦略だろうに、到底ゴールデンや夕方では放送できないような
内容を次々に展開しているのは何者かへの挑戦なのでしょうか。

そんな邪推はさておき、どうせ彼らも「美食細胞」の持ち主なんだろうし、センチュリースープを
食べるまで生きていられれば、普通にあっさり全回復しそうな気もしますがね。
(切れた腕はともかくつぶされた眼球までも復元するかどうかはわかりませんが)

そして謎のリーゼント男は”次郎”本人ではなく、どうやら彼の弟子らしい。
そういえば節乃食堂にはもう一人常駐スタッフがいると言ってたから、それなのかな?




『BLEACH』

■東仙虚化

東仙の言う「さらにすごい力」とは予想通り虚化のことでした。
盲目の戦士らしく目の部分には穴がなく、白一色で塗り固められた楕円形のフォルムの
中央にはまるで割れ目のような線が一本あるのみ。

そんな東仙が檜佐木を仰ぎ見た時のフォルムは―――


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どう見てもペプシマンです、本当にありがとうございました。


<追記>
…と思ってたんですがどうやら某所では「あれはマーラ様だ」と言う意見が大半らしい。
いやいくらなんでも天下のジャンプでそれはないだろう…ない…よね?





【センターカラー】『べるぜバブ』

先週のヒキでは最強のジジイがベル坊にどんな稽古をつけるのかとwktkのですが
結局男鹿と2、3回じゃれあっただけで、ベル坊とは最後まで一度も絡まないままに終了。
うーん、なんだかなー…。

まあラスト2コマのベル坊と男鹿の親子っぷりが可愛かったから別にいいか。
泣きながら一緒にガッツポーズをとる男鹿とか、もうすっかりいいお父さんって感じですね。

もっとこういうシーンが増えればいいのに。




『ぬらりひょんの孫』

■奴良組の知名度

名乗らなきゃ頭失格の腰抜けと呼ばれ、名乗れば力の差もわからぬ愚か者と呼ばれる。
弱小ヤクザの世渡りとはかくも厳しいものなのですね。

てか奴良組って一応は「羽衣狐を倒した」ぬらりひょんを頭目とする組なのに
なんで京都では雑魚扱いされるくらいに名が知られてないのでしょうか。
思えばゆらもぬらりひょんは知っていても、花開院との関係は知らなかったみたいだし。

ほとんど何もしなかったくせに後の子孫に「京の英雄」扱いされている花開院に
手柄を全部持っていかれたって感じかな?



■妖戦の極意

そして今回の戦闘で、改めて「妖怪同士」の戦い方がはっきりしました。


”化物が互いに化かしあい、相手を恐れたほうが負け。”


うん、分かりやすくて大変よろしい。
つーか畏だのハツだのといった某ハンタ的用語を使わなくても最初からこれでよかったのに。
この物語、初めから土台は任侠主役は妖怪、そして舞台はお化け屋敷なんですから。

どんな強い力を持ってても「畏れないリクオ」には触れることも出来ないし、
そしてそんなリクオを「畏れ」てしまった敵は、たとえどんな強力な武器を持っていたとしても
言葉一つでコナゴナにされてしまう――

こういう「力ではなく論理」で戦うバトルは結構好きです。




【センターカラー】『SKET DANCE』

■マイ・ベスト・エピソード

応募総数9164票

1位 カイメイロックフェス 2165票
2位 ハッピーリバースデー 1514票
3位 スイッチ・オフ 1356票 

なんかもう…どうなんだろうこのチョイス。

1位、自分の好きなバンドの曲をキャラに歌わせたいだけの回
2位、医師の犯罪が無視され、ボッスンと椿が双子だったことが書きたかっただけの話
3位、「グリン」しか覚えてないうえいまだに未解決のままの過去編

5位の「壊れてしまった特別な真理子」以外はどれも微妙なシリアス編ばかり。
そして一時期ちょっとしたニュースにもなり、後日紙面でお詫び広告の載った某ヘリウム事件
があるエピソード「ドロップ」も8位にランクイン。

かつて自分がアンチになりかけたこれらのエピソードがことごとくランクインしている現状には
読者投票という枠を超えた作者の見えざる意図のようなものをを感じてしまうのですが……
…悲しいけれどこれが現実なのよね。

逆に考えれば作者が気持ちよく描いたエピソードが読者にも等しく受け入れられたってことで
そういう意味では幸せな作品なんじゃないですかね、この「SKET DANCE」ってのは。
(棒読み)


で、本編についてですが。
今回の件で改めて私はスケットのシリアスアンチだと気づいたんで、もういいです。
さっさと終わらせて普通のスケット団の日常編が読みたい。




『家庭教師ヒットマンREBORN!』

初代晴の守護者が普通に山本にしか見えなかった。
てかあれだけ大々的に登場しておいて「やっぱり怪我でダメでした」ってどうなんだろう…?
普通は1週くらいは敵を圧倒する展開じゃないのかなあ。

次回雲雀がキレて増殖男を倒すのか、笹川兄が意地を見せるのかはわかりませんが
雲雀が登場するだけで敵サイドの勝ち目がほとんどなくなるのだから恐ろしい。

ある意味主人公以上の安定感がありますね、彼には。




『彼方セブンチェンジ!』

こういうことは言いたくないけど、今週のってほぼ同じ展開が日和にあったよね?
あっちはマンガ専門学校だったけど、リスペクトにしちゃそのまんますぎる気が…。




『ねこわっぱ』

股間の安全領域に幼女を入れようとするマッチョ狐とか幼女の匂いをかぎまくる変態猫とか
いったいこの漫画はどこの層を狙っているんだろう…?

そして小学生という前途あふれる少女に天井から照明を落とし亡き者にしようとする男。
てか「ちょっと怪我してくれれば」って、天井からの落下物なんて直撃したら普通に死ぬし、
死ななくても破片や照明の熱で火傷して一生消えない傷を負ってたかもしれないわけで…!

正直、あの攻撃程度ではすまないくらいシャレにならない犯罪だと思いました。

それにしてもこの作品ってリリエンタールと同系統かと思いきや
マシンガン乱射だの今回の照明落下だの、周囲の大人はほのぼのとは縁遠い存在でしたね。
…まあ、どっちもリアリティにかける存在だってことは共通してますが。




『賢い犬リリエンタール』

さてそしてそのリリエンタールは…ま た 紳 士 か

いや紳士が読切版に出てきた奴で人気があるらしいことは知ってますし
リリ犬との掛け合いも面白いから別にいいんだけど、仮にも「敵組織」として登場した
彼らがこうあっさりと馴れ合っているのはさすがにちょっと気持ち悪いです。

これが彼らを油断させるための罠だったら別にいいんですが
なにせかの紳士のことだから本気で裏表なしに馴れ合ってる気がして仕方がない。
まあでも彼らは「エリート組ですらさじを投げた難題」も解決したことのあるコンビらしいし
本気で遊んでいるように見えて実は全てが計算ずくだったという可能性もありますが。

そしてここでようやく「組織」の全貌が明らかに…されませんでしたねorz
てか「黒服で世界的で”組織”としか呼ばれない」とかそれ一体どこのコナ(ry。

思えばアレも登場した当初は単なるチンピラ程度にしか見えなかったのに
いつの間にやらFBIやらSWATやら出てきてすごいことになっているようですが。
ここ数年は全然読んでないんですけど、少しは進展したんでしょうか?




『黒子のバスケ』

■青峰のバスケ

青峰のバスケは「どんなディフェンスも無効化する点取り屋」だそうで。
緑間の「コート上のどこからでもシュートが打てる」とは別の意味で絶望的な能力ですね。

それでも緑間の場合はシュート時の無防備なところを黒子に狙われると弱い、という
一応の弱点はあったけど、今回は本当にどうやって防げばいいかわかりません。

しかしこうしてみると黒子の「存在を消せる能力」ってあまりにも地味だし、
そもそも彼らの能力なら別に黒子のサポートなんていらない気がするけどなあ…。
今週ラストも黒子を出して挽回するつもりのようだけど、正直黒子の能力で
青峰を止める方法があるとは思えないし…。

さて、どうするつもりなんでしょうか。




『バクマン。』

しかしこの作品の男はどいつもコイツもクソだな。

とりあえずサイシュー亜豆見吉岩瀬蒼樹のあたりは全員が揃って直接会って話せば
多少もめても最終的には元サヤに収まるだろうから本気でどうでもいいです。

それよりも今週前半の蒼樹さんがとにかくかわいかっただけに
どこまでも不誠実なシュージンと本当の意味で最低最悪な中井さんの存在がムカつきます。
特に中井さん…いや中井のクズっぷりには「死ねばいいのに」と本気で思いました。

とはいえ先週の漫画を見る限り、蒼樹さんだけではとても連載に耐えられそうにないしなあ。
たった1ページだけだったけど、なんかもういろんな意味で目が滑って読めませんでしたし。
内容は置いといても、よくもあんな絵で3位が取れたものだ正直びっくりです。
(まあそもそもサイシュー作品が1位とる時点でアレなんですけどね)

蒼樹さんはいっそのこと奈津美女史と組んで連載しちゃえばいいのに。




『保健室の死神』

なんか急にハデス先生が若返っててびっくり。
校長もそうですが病魔感染者(罹人というらしい)は肉体を若返らせる効果でもあるのかな?

「悪夢」の中の出来事は、彼が病魔の患者になるきっかけとなったものなんだろうけど、
それを「効きにくい」というだけであっさりと打ち破り、そのまま倒してしまったあたりに
妙に展開をあせっているような印象を受けました。

確かに…掲載順もだいぶ下のほうになってしまったしね…。


あと個人的には真哉の「悪夢」の内容も気になるところ。
あの「返し刃」が涙を流してビクンビクンと悶え苦しんでいる姿はなかなかにエロかったです。





- - - - - - - - - -


今週は以上。


前売りは買ってないけど、別に0巻は前売り特典じゃないから大丈夫だろうと
楽観視してましたが、最近のワンピの勢いに俄かに不安になってきました。
てかワンピ新刊、出版史上最高の285万部を刷っておいてもう増刷とかどんだけ…!

いざとなったら先週のジャンプ切り抜くしかないか…。


それでは。




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コメント 4

abc

白ヒゲの一撃は覇気ではなく悪魔の実の能力では?
by abc (2009-12-08 20:07) 

常磐

abc様
あ、そうなんですか?
どおりで覇気にしては威力がありすぎると思ったら
by 常磐 (2009-12-08 23:09) 

ムクロン

トリコ食事による回復(修複?)ですがなんだか限度が見えないのが妙に恐ろしいです。
バキという漫画では格闘マンガなのに食事風景はグルメ漫画よりもはるかに美味しそうに食べるので・・・(?枚ののステーキとワインを食べ続ける事により銃創を回復するなど似たようなシーンが…)

…そろそろクチャラーが出てきても良いような気が(出ても困りますが)
センチュリースープですが…特に”個”が強い食材は何になるのか・・・
by ムクロン (2009-12-09 17:58) 

常磐

ムクロン様

コメント遅れてすみません!
バキで食べ物といわれて思い出すのは「バケツで砂糖水14㎏」ですね。
あの尋常じゃない回復を見る限り、バキの世界も美食細胞が(ry
by 常磐 (2009-12-13 21:15) 

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