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週刊少年ジャンプ42号感想 [WJ感想2008]


ノートPC買いました@常磐です


保障期間からちょうど一ヶ月過ぎて壊れたウチのVAIOノートに代わって
ようやく新しいノートPCを買うことができました。

中古品というか型落ちの新古品ですが、XPでメモリ2GのHDD160GBとほぼ理想どおり。
Win標準ソフト以外何も入ってないに等しいですが、まっさらな機体を私好みのマシンに
カスタマイズしていく過程は、手間はかかりますが楽しい作業ですフフフ。


ギアスが始まるまであと1時間弱、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ42号感想■■■


【新連載】『チャゲチャ』

■澤井先生復活

かの伝説の鼻毛漫画「ボボボーボ・ボーボボ」の作者であり、
ネウロの松井先生の師匠でもある澤井先生のジャンプ復活。

素直におめでとうございますと言いたいところですが、


やっぱり絵が受け付けない


思えばボーボボの頃も一度もろくに読んだことなかったっけなあ…。
確かデスノートとコラボしてたときに一度だけ読んだ記憶がありますが、
あまりのギャップの違いに笑うことはあっても、ギャグでは笑えなかったような覚えが。

とはいえ、同じように第1回目で「絵が受け付けない」と評したトリコが
最近では普通に読んで感想を書けるまでになりましたし、もしかしたらこの作品も、と
とりあえず最後まで読んでみましたが、


ゴメン、やっぱ無理。


なんというか、絵が強烈過ぎて純粋に内容が理解できないよ…

勢いはあって展開も速いし、インパクトも十分なのに絵の汚い澤井先生と
勢いはあるけど展開は遅く、インパクトを勘違いしている小畑・つぐみ両先生。

いっそまたコラボでもしたら面白い作品ができるかもしれない。



■とりあえず読んでみた

しかし読んだからには感想を書こう、ととりあえずはストーリーを箇条書きしてみたところ

最初にいきなり人間を成層圏彼方まで投げ飛ばしたかとおもえば
訳わからんウンコ状の物体を車内で七輪で焼いてみて
その辺の木をむしりとって火をつけて「天然の煙草」と笑ってみたりと
これでもかと言うくらいの豪快描写を見せ付けておきながら

立ちふさがる不良を前にツチノコに包丁を突きつけて脅し
さかさまになって襲ってくる不良(たぶんノーマル)に大ピンチ
という訳わからないパフォーマンスでみみっちい外道さと意外な弱点を演出し

あれ? もしかしてこの主人公って弱いの? と思ったら


ラストはワンピの「ギア2」並みの自己ドーピングで
身体能力を上げて勝利。



うーん…こういう勢い中心のギャグマンガに突っ込んじゃいけないんだとは
思いますが、さすがに主人公の強さに整合性がなさ過ぎやしませんか。

でもギャグだからいいのかな…よく分からないな…。




『ONE PIECE』

■サニー号の安否

さて、先週はついにルフィたち麦わら海賊団がくまに完全敗北し
一味もくまの特殊能力によりどこか彼方へ離散、下手すりゃまた仲間集めから
やり直しか、と思われたワンピース。

さすがにドキドキしながら最初の一ページを開いてみたところ


いきなりデュバル


あ、こいつらまだいたんだ…すっかり忘れてたわ。

とっくの昔に消えたかに見えた彼らでしたが、なんとサニー号の護衛として
まだシャボンティ諸島に残っていたようです。
もうとっくに襲撃と整形の借りは返したはずなのに…なんて義理堅い奴等なんだ。

このあと黄猿が麦わら海賊団の船を接収に来たらきっとブルブル震えながらも
必死で抵抗するんだろうな…と思うとちょっと泣けてきます。

もう逃げていいんだぞ! デュバル!



■ルフィ飛ばされ中

戦桃丸の言っていた通り、くまの肉球の能力で飛ばされた人間は
本当に「三日三晩空を飛ぶ」ようで、空気抵抗やら衝撃波やらの物理法則を一切無視して
ただ一直線にどこかの島へと飛ばされていくルフィの姿が。

しかしルフィのようなゴム人間ならともかく、普通の人間なら飛ばされた瞬間か着地の際の
衝撃で死んでしまうのではないか、と思いましたが


ベコンッ! ふわり…どさっ


と、なんとくまの肉球の残り香が、着地の衝撃までも吸収してくれる親切仕様。
おお、これならたとえ飛ばされたのが非能力者でも怖くない!

うーん、そう考えるとやっぱりくまって(ルフィたちにとって)「イイ人」なんですかねえ…。
いくらスリラーパークで多少なりとも因縁があったとはいえ、そこまで彼が肩入れする理由が
わからないのですが…。

ところでこの肉球の能力ってもしかしてものすごい能力なんじゃないですか?
下手すりゃ彼らの主要な移動手段である「航海」そのものの常識が覆りそうなほどの
便利な能力のように見えるのですが。



■カラダカラキノコガハエルダケ

さて、くまのおかげで何とか無事に生き延びたものの、やはり近くに仲間はおらず
何もないジャングルの中ひとり途方にくれるルフィ。

ログポースもなく航海術もないルフィが、果たしてどうやって仲間のもとに帰るのかが
一番の不安要素ではありましたが


ルフィ「ビブルカードがあった! よかったみんなで貰っといて!
    よし帰ろう! とにかく帰るんだ!
    きっとまたみんなに会えるぞ!!」


と、とりあえず帰る方角だけは確保された様子。

先週「全ての仲間を失った」という絶望を振り払うように「きっとまたみんなに会える」
とまるで自分に言い聞かせているようなセリフを吐き、闇雲に走り出すルフィ。

しかしさすがのルフィでも完全敗北のショックはきつかったようで、
目の前で次々と消えていった仲間を救えなかった自分自身を思い出しながら
泣きそうな表情で走り続けるルフィが痛々しい。

…思いきや、意外にあっさり立ち直り、追いかけてきたイノシシを逆に丸焼きにして食べ、
その辺にあったキノコを食べまくって死に掛けるルフィ。

草葉の陰でサンジが泣いてるぞ!(死んでない)


それはそうと、全身にキノコの生えているルフィが


080914_01.jpg
ものすごく気持ち悪いのですが。


まるで伊藤純二の短編か蓮コラを見ているみたいで直視できません(じゃあ貼るな)。



■アマゾネス登場

そんな瀕死のルフィの前に現れたのは、大蛇を身体に巻きつけた女性たち。
やっぱり毒キノコだったルフィの身体を診察して、適切な処理を施す女性陣。
それにしても”適切な処置”が全身焼却って…もう死ななければ何でもありですねw

しかしさすがに戦闘と飛行、そして度重なる逃避行ですっかりどろどろのルフィを
治療する前にまずは身体を洗い流そうと川に連れて行ったマーガレットとスイートピー。


マーガレット「結局村のコじゃないみたいねスイートピー」
スイートピー「あれ、見てこれ
        
キノコがまだ一つ残ってる
        
股の間とは見過ごしてたわ


って、ちょっと待って、それは…!

そんな全読者の動揺をよそに、ルフィのその”股間のキノコ”をまじまじと見つめながら
「不思議な形」とか「伸びるわ」とか言いたい放題のアマゾネスたち。
いやいやまてまて、そんなトコにそんなコトしたら…


ニョン婆様「そなたら…こ…この者は”男”にゃないか!!」


あんなトコロをあそこまでされて気付かないルフィに別の意味で貞操の危機を感じつつ、
アマゾネスたちの意外な純情ぶりにちょっと笑った今週でした。

つーかこの島の人たちは、”男”なしでどうやって繁殖してるんだ…?



■しばらくは個人行動

先週予想したとおり、やはりルフィたちはしばらく別々に冒険をすることになるらしい。
まあもしかしたら同じ島に誰かが流れ着いている可能性もあるけど、
ルフィやチョッパーならともかく、この島にゾロやサンジがきたらシャレにならない気がするので
ここにいるのはルフィだけってほうが面白そうかも。

できれば来週は別々の場所に飛ばされた他の仲間達にもスポットを当てて欲しいけど
いきなり全員の安否が確認されちゃったら先週のヒキが台無しになるから難しいですかね。

ようやく”新世界”に突入かと思われた矢先でのこの寄り道は痛いけど
どうせならここで一旦それぞれが成長するシーンがあっても面白そうなので
とりあえずは我慢できるかな…まあ、1年くらいなら。

ところで一つ質問ですが


エースの処刑はどうなった?


今回もまたルフィは「世界の本流」からおあずけですか。
そもそもからませる気があるのかなあ…尾田先生。




『NARUTO』

■いきなり過去編?

かと思ったら先週ガマ仙人に手渡されたジライヤの創作本でした。
装丁は和書っぽいのになんで本文は横書きなんだろうと妙なところが気になる。



■ジライヤとの修行時代

今までほとんど語られることのなかったナルトとジライヤの修行風景。

微妙な成長ぶりの忍術とちっとも成長のない精神面に「一体何を修行していたのか」と
彼の師匠としての適性を疑問視する声もありましたが、どうやらそれなりに
師匠らしいことはしていたらしい。


ナルト「サスケは(中略)お前なんかに俺の気持ちは分からないって」
ジライヤ「ワシもお前と同じだ
      アイツに何もわかっていないと一喝されてのぉ…
      だがこの忍びの世に憎しみが蔓延っているのは分かる
      その憎しみをどうしたらいいのかワシにも分からん」


と、ナルトの悩みを過去の自分になぞらえて何らかのアドバイスをするかに見えた
ジライヤでしたが、


ジライヤ「だがいつかは人が本当の意味で理解しあえる
      時代が来るとワシは信じとる!」

ナルト「何か難しいってばよ」
ジライヤ「答えが見つからんかったときは
     
その答えをお前に託すとしようかのう!
ナルト「オッス!
     エロ仙人の頼みならしかたねーってばよ!」



って…


何の解決にもなってNEEEEEE!!!


結局「ナルトの解釈に任せる」って任せた結果がただのサスケストーカーだから!
相手の意見聞かずにとりあえず連れて帰ろうとするヤツだから!

やっぱりジライヤはナルトに何も教えてはいなかったようです…_| ̄|○



■サスケの復讐

そしてこっちもどこか迷走気味のサスケサイド。
復讐の対象であったイタチが実は木の葉の駒であり、里と自分を守るために
自らが悪者となったことを知ってしまったサスケ。

かつての思いを180度木の葉への怒りに変換し、今度は「イタチの復讐」のため
木の葉の殲滅と制圧を高らかに宣言。

まるで某アニメの反逆皇子ですが、対象が身内じゃなくてかつての故郷に
向くあたり、まだ健全ってことですかね。
そういえば目とか能力とかもよく似てるよな…って今更か。

しかし「木の葉のせいで…」ってのは敵であったマダラからの情報だぞ、大丈夫か?

まんまと敵の誘導になってトップを銃殺しようとした某アニメの扇ジャパンのような
愚かさが感じられるあたり、サスケもまた確固たる信念のないただの感情的に動く
だけのただのガキって感じですね。

そういう意味ではナルトとそっくりなのかもしれません。



■怒りの雷影さま

ムキムキの胸筋に片手でバーベルを持ち上げながら弟の拉致報告を聞く雷影。
とりあえず伝令役が何もしないで戻ってきたことにはツッコミはなしなのかな…

まあ伝令約としてはこれ以上ない働きをしているともいえるわけで、
さらに戻ってきた「先輩」がきちんと情報を伝えられれば十分に仕事は果たしたかと。

よく考えてみれば彼らが一番「忍者」らしい行動をしていたことにビックリです。




『BLEACH』

■後だし勝利の法則

「正解、正解」と常に精神的優位を崩さなかったフィンドールさんですが
檜佐木が斬魄刀『風死』を顕現したところであっさりと戦局は逆転。

あわてて仮面を全部剥ぎ取り「隊長と同格になった」と宣言するも時すでに遅し
逃げる彼を背後から強襲し一刀斬首、あっという間の決着でした。

それにしても破面さんたちは揃って学習能力がないなあ。
シャルロッテもアビラマさんも今回のフィンドールさんもみんな最初に自分の
必殺技を見せてからやられてるじゃないですか。


切り札は最後に取っておくほうがオサレ


この法則を知らないとブリーチ世界では生き残ることはできないのです。
(ただし登場一番に雑魚を瞬殺する場合を除く)



■破壊された柱

綾瀬川、イヅル、檜佐木とほぼ順当に相手を圧倒してきた今回の柱攻防戦。
さて次は一角の番か…と思いきや、


綾瀬川「…一角…!!」


そこには守るべき柱を折られ、ポウさんの足元で倒れ付す一角の姿が。
きっと彼は先に必殺技を見せてしまったのでしょう。

こういう部分では久保師匠はきわめて公平です。




『バクマン』

■ようやく描き始めたサイコー

描いてない描いてないと言う批判を受けたのか今回は描きまくりの主人公。

資料を参考にしたとはいえすでにアシスタントとしてはある程度働けそうなレベルまで
達しているサイコーの画力に微妙に(私が)嫉妬心を煽られつつ
それでも勢いだけで徹夜で絵を描き続けることができる彼の集中力には感心してみたり。

しかし彼はもう最初から「自分は絵だけやればいい」という感じですな。

普通なら描きたい物語があって、まずはそのキャラクターを描き起こして妄想して
それからそれにあわせた背景を…って感じだと思うんですが。
まあ一般的なアシスタントとして勉強したり、漫画の専門学校で学ぶことを
自宅で学習していると考えれば別に不思議じゃないのかな。


…結局技術無しじゃ何もできないしね!


なんてなことを偉そうに書くと、毎回ポーズや背景に悩んだあげく
結局自分で写真を撮ってはトレスしている私自身にブーメランが来るわけですが。

ああ妬ましい!!



■ひたすら漫画を読み続けるシュージン

実際のところ、シュージンの創作能力ってどんなレベルなんですかね。
よく考えたら彼に対しては「頭いいな」くらいしか言ってない気がする。

しかし「東大出の漫画家って格好悪くね?」とか
相変わらず主役2人の中二病演出には余念がありませんな、この作品は。

意図ととしては「退路を断って本気で取り組む」ための演出なのかもしれませんが
どうにも彼らが物事を軽く考えている上に、実際世界が彼らに優しすぎるため、
控えめな言動すらも鼻について見えるのがなんとも言えない気持ちになります。

…やっぱりわざとやってんのかなあ、大場先生。



■同年代の入選

そういえばこの間打ち切られた「ダブルアーツ」の作者は22歳でしたっけ?
ジャンプとかでも入選作は普通に10代とか20代前半くらいですしねえ。

しかし実際「早すぎるデビュー」ってのはどうなんですかね。
体力を必要とする仕事だし、本気で取り組むとなると私生活も仕事も学校もできなくなる
仕事だから、若いにこしたことはないとは思いますが、15歳ってのは…

まあその辺の事情は読者が推察しなくても小畑先生がよーくわかっている気がするし
当時のそういった裏事情とかを書いてくれたらそれなりに面白そうです。




『トリコ』

■小松の存在意義

連載当初からその存在意義を疑われていた「料理人」である小松の存在ですが
ようやく今回のフグ鯨捕獲によりその意味を得られたようです。

まあフグの毒抜きがはたして料理なのか、と言われたら疑問ですが。




『PSYLEN』

■カブト&アゲハコンビ

当たれば一撃必殺のアゲハの「暴走の月」と先週なにやら感知能力を見せたカブト
意外と相性良さそうなコンビ成立にちょっとwktk



■朧&ヒリューコンビ

逃げる際に負ってしまった怪我を庇いながら逃げるヒリュー君に
相変わらず爽やかな笑顔で戦う意志を見せる朧。


朧「どうやらコイツと戦うのは僕みたいだな」


どうみても朧の独壇場にしか見えません!
何だかんだいっていつもヒリュー君はいいとこ見せられないのがカワイソウ。



■雨宮さん開眼

そして唯一、単独でワイズとやりあわなければならなくなった雨宮さん。

有線トランスで相手の内部に入り込み、情報と共に精神破壊をしようと思ったものの
あっさり弾かれ、さらに「イカレ女」と罵られたことで


雨宮さん、ついにキレました。


雨宮「誰がイカレ女よこのトカゲ
    私の心(トランス)が脆いかどうか
    080914_02.jpg
    その全心で味わってみなさいよ
    
M・J”狂気の鎌”


電波ヒロインの本領発揮ktkr

やっぱり雨宮さんは瞳孔が開いているときの姿が一番ステキだと思います。




- - - - - - - - - -




今週は以上。


ちょっと短めですみません。

とりあえずワンピが期待通りの展開になってくれたのがうれしかったのと、
来週あたりの修羅場をどうやって乗り切るのかが気になるところ。
あいかわらずのヒバリの最強ッぷりにも注目しつつ、
久しぶりの雨宮さんの活躍を期待しながら

それでは、また。




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