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週刊少年ジャンプ36号感想 [WJ感想2008]


来週から夏休み@常磐です


そういえば、P4が累計20万本を突破したそうですね。

P4はまだオープニング程度しかやってませんが、P3のおどろおどろしい雰囲気とは違って
どこか明るくノンキなイメージがハッピーエンドを予感させていい感じ。
(P3は何だかんだいってあんまりハッピーじゃなかったからなぁ…)

そして今度は葛葉ライドウ新作の発表だそうで。
限定版(?)には真・女神転生ノクターンマニアクスクロニクルエディション同梱だとか。
同じメガテンの流れとはいえ全く違うシリーズの組み合わせに、一体何とち狂ったかとも
思いましたが、評価は高いけど入手困難な品が手に入るのは素直に嬉しい。

しかし再販不可になった一番の理由であるアレは出てくるんですかね、アレは。


未開封ゲームが増え続ける、今週のジャンプ感想です。

今回はどの作品も結構良かった。
たまにはこんな豊作な日があってもいいよね。



■■■週刊少年ジャンプ36号感想■■■


【巻頭カラー】『トリコ』

■捕獲レベル21

レベル5から始まって徐々にランクアップしていった捕獲対象の危険レベルですが、
養殖されたゴリラが野生の獣よりも危険レベルが上とか、すでに何を基準として
危険なのかすらわからない状態になり、ついに今回はレベル21

もうここまで来ると「魔人ブゥってミスターサタンの何倍強いの?」ってくらいの
比較するのも馬鹿らしい展開になってきましたね。
いっそ数値ではなく「それトリコ何人分?」くらいの比較にした方がわかりやすそうです。

で、今回のレベル21。

見た目の大きさとおぞましさもさることながら、トリコの威嚇にもココの毒にもビビらず、
彼らの必殺技をかわせるだけの身体能力と、複数の相手にもっとも適した対抗策を
瞬時にとれるだけの学習能力を持つ爬虫類。


…この世界における「人間」って何なんだろう?



■小松の立場

さて、何だかんだでトリコやココといった人外の美食家たちと心を通わせてきた小松クン。
何者かに拉致られたと知り「ここは俺に任せて探しにいけ」というココに


トリコ「小松は自分の意思でついて来たんだ(中略)
    毎回きちんと遺書を残してきてるから」


え、それでいいの? と思ったら、


ココ「そうだな」


意外とあっさりと受け入れるココ。
でもまあ、そんなモンだよね。

仮にここで「洞窟の主」相手に小松をかばいながら戦うよりも
足手まといなしに2人で思う存分戦う方がいいわけで。
かえってオロチに食い殺される危険性がなくなった分安全と考えてもいいかと。

結局この作品における小松クンの存在価値は単なる「驚き役」にすぎないんだよなぁ。
5つ星ホテルの料理人というポジションではあるけど、捕獲後すぐに丸焼きにして
食べてしまう彼らの食生活では何のメリットも生み出さないし。

つーか、この世界における「料理」の存在感のなさは異常。




『BLEACH』

■綾瀬川vsシャルロッテ

先週あれほど煽って、始まりもイヅルの戦いだったにもかかわらず、
蓋を開けてみれば、絶好調「口撃」中の綾瀬川とシャルロッテの戦いがメインでした。
うん、まあ大多数の読者は予想してた気がするよ。

折れろ折れろブサイクブサイクブサイクブサイクとどう見ても美しくない言葉の応酬のあと
綾瀬川に髪を切られ本気になったシャルロッテの「斬魄刀解放」の姿は


シャル「煌け!!
     080805_1.jpg
     『宮廷薔薇園美女王(レイーナ・デ・ロサース)』!!」 
 


どう見ても変態です、本当に(ry

それにしても久保先生は変態を描かせるととたんに輝きだすよなぁ…
ザエルアポロさんしかり、マユリしかり。

こういう変態どもの戦いを見ているのは結構楽しいのですが、もれなく長引くのが玉に瑕。
いまだ前座の前座のそのまた前座の段階だってのに、この暑苦しい戦いが1ヶ月以上は
続くだろうと思うと、夏バテの予感にちょっとぐったりです。




『ONE PIECE』

■黄猿&くまvsウルージ&ドレーク&ホーキンス

うーん…何で強いもの同士が共闘するという展開だけでこんなに楽しいんだろうw


古代種の動物系悪魔の実(多分ティラノサウルス系の肉食獣)の能力者ドレーク
おそらく身体能力のみで巨大化したウルージ

しかしウルージは黄猿のレーザーの能力を持ったくまに貫かれ、
油断したところを”光速の蹴り”で吹き飛ばされてノックダウン。

そしてドレークも恐竜化して頭に噛り付き、くまに血を流させることに成功したものの、
今度は背後からの黄猿自身のレーザーに焼かれ、変身をといて終了。

残ったホーキンスは巨大なわら人形の姿となりついに本性を現した、と思ったら


ホーキンス「目がぁ!!


とまるで某ムスカ大佐のラストシーンのような断末魔の声をあげて戦意喪失。
さらに連続のレーザーを立て続けに浴びせられ、あっというまに瀕死の状態に。

てかホーキンス…アンタあんだけ大物ぶっといて何か一番ショボいんですけど…
あと彼の部下たちも船長のピンチなんだから駆けつけるなり加勢するなりしたらどうなんだ。

初登場時いかにもカマセっぽかったキッドやウルージがそれなりにいいところを見せたのに
ホーキンスはダメージを能力で肩代わりしてもらっただけで本性出したら2秒で終了って…
いくら”大将”が相手だったとしてもショボすぎやしませんか。



■”海鳴り”スクラッチメン・アプー参戦

そんな絶体絶命のホーキンスに、ずっと上で見物していたアプーがついに参戦。
アゴをシンバル、背中をドラム、歯がピアノで腕をリコーダーに変化させ、軽快なリズムを
打ち鳴らす”海鳴り”スクラッチメン・アプー。

思わず「何だあの騒がしいのは」と見上げた黄猿の腕を


アプー「”斬(シャーン)”♪


の音と共にずっぱりと切断し、


アプー「”爆(ドーン)”♪


の音と共に内部から爆発したように吹き飛ぶ黄猿。


おお、何かえらく格好いいぞ!


おそらく「音」を武器に変えることができると思われるアプーの能力。
すぐ近くにいるホーキンスに全く影響なく攻撃できる指向性と、自然系の能力者にさえ
ダメージを(たぶん)与えることのできる攻撃力はルーキーの中でもかなり高度な能力のようです。

てか、これってどうみてもアプーがホーキンスを助けたってことだよな…
怒らせ屋アプー、意外にも情の厚い男説浮上中。



■その頃の麦わら海賊団

こっちはこっちでくまと対戦中の麦わら海賊団。

ルフィゾロサンジが力をあわせて戦う姿はそこそこ燃える展開ではあるのですが、
今回はあまりにも他のルーキーたちの戦いが熱すぎて印象が薄いのが残念。



■”くま”の秘密

そして今回、また一つ明らかになった”くま”の秘密。

つーてもパシフィスタだの訳分からない単語が出てきただけのようですが。
Dr.ペガバンクって海軍の研究者としてかなり有名な人だとか一度説明があったような。
(調べてみたらルフィとコビーとの会話で出てきた海桜石の研究者でした)


瞬間移動を操り、ゾロを試したスリラーパークにあらわれた”くま”。
黄猿のレーザーの能力を持つ、ルーキーたちと交戦中の”くま”。



どれも見た目は全く同じなれど、その持つ能力や雰囲気は全く違っていて
はたして本物の”くま”という男は存在するのかという疑問が沸き起こります。

一応かつて”暴君”と呼ばれていた海賊だったんだから実在しないはずないとは思いますが、
何か意味ありげにこの場に来ている「戦桃丸」といい、彼らの不自然な存在といい、
本物の”くま”はすでにペガバンクの手によって…なんて怖い想像が浮かんでみたり。

スリラーパークのDr.ホグバックといい、くれはやヒルルク、そして今回のペガバンク。
ワンピの「ドクター」とはマッドサイエンティストと同義なのか。




『銀魂』

■太陽は籠の鳥

女たちの顔を狙って斬りつけるとか、肝心の女は足の腱を切って歩けなくさせたとか
何だか今回の話ってやけに暴力描写が生々しくないですかね。
空知先生に何かあったんだろうか。

単に遊郭の支配者というだけではありえないほど日輪への執着を見せる夜王に
さすがにあきれたかその理由を聞く神楽兄。


夜王「わしにとって…いや夜兎にとって最も忌むべき存在
    そう、日輪(たいよう)が
    どれほどの苦難にあっても決してその瞳は光を失わない
    どれほどの苦界に身を落とそうとその魂は堕ちることはない
    その気高き姿は まさしくあの忌まわしき太陽よ」


このセリフだけ見ると熱烈な告白という気もしますが。
夜兎族=太陽の光に弱い=太陽が憎い=日輪を支配したいとなるのはまだいいとして
その結果が惚れた女を監禁して歩けないようにすらするとか病的すぎる。

この男女が逆転したらヤンデレヒロインが惚れた男を監禁調教…と
どこのエロゲかというツッコミ程度で済みそうな気もしますが(しないしない)、
男が女を、となると急に生々しさが増して嫌悪感すら起こります。

ネウロといいこれといい、あるいはブリーチの変態さんといい、
最近のジャンプは妙に変態度が増している気がするのは気のせいでしょうか。



■やっぱり生きていた銀さん

土蔵の壁を放射状に破壊する蹴りをまともに頭に受けながら
動くわしゃべるわありえない石頭ですね。

まあもともと本当に死んだとは思ってませんでしたが、
こうあっさりと復活すると銀さん自身の頑丈さよりもボスの弱体化が疑われますね。

しかし例え49人の女+1人が揃ったところで一向に勝ち目の見えないこのバトル
勝負の鍵を握るのは見物中の神楽兄か神楽の復活か。




【センターカラー】『NARUTO』

■意外に強かった八尾さん

変態ラップのポップな口調という強引なキャラ付けに
新生サスケの明らかなカマセかと思われた八尾さんでしたが…


八尾「オレ様のフック 感じさせてやるぜ」


というしまらない宣言の元に八本の小刀を取り出し、サスケの攻撃をすべて流しつつ
ハリネズミのように回転しながら逆にサスケを追い詰めていく八尾さん。

…あれ? 何か格好よくね?

サスケもまた「千鳥刀」という小細工は使いつつも、お得意の幻術や忍術ではなく
あくまで体術と剣技だけで応戦。

相変わらず1vs1なのは変わらないけれども、剣技と体術を駆使した肉体派バトル
繰り広げられる彼らの姿は、かつての幻術合戦のような脱力感もなく、
忍術対決のような必殺技披露大会とも違っていて……


…うん、正直ちょっと燃えた


まさかナルトのバトルシーンで燃えるときが来ようとは…ちょっとビックリです。


それはそうと


水月「こいつ刀を使い慣れてる ただの忍じゃないよ!」


刀を使い慣れてない忍って一体何ですか。




『D.Gray-man』

■クロス死亡


えっ、何で?


もしかしてレベル4戦であまりにも主要キャラが死なないとか言われてたのにキレちゃった?
無能なヤツラが死ぬのはむしろ大歓迎なんですが、秘密を知っている重要キャラが
どうでもいいところで勝手に死ぬのは勘弁してほしい

これでまた無駄に「謎」が引き伸ばされる…orz

てかクロス全部しゃべってから死ねやゴラア!
もしこれが自殺とかだったらキレますよ、ホント。




『魔人探偵脳噛ネウロ』

■ジェニュインの過去

ハリウッドのトップスターだった頃からすでに人を支配し続けていたジェニュイン。


ジェニュイン「私を支配できる者などいはしない」


支配することに慣れ、いつしか「支配されること」に憧れるようになった彼女の前に
現れたのはもちろんあの男、シックス。
そのSっぷりにあっという間に虜になって…ってやっぱりMじゃん。


わざわざアヤ・エイジアのCDを聞いて「くだらない」と吐き捨てたのは
後に新生アヤの歌声に調教される伏線だと信じてやまない私がいます。

まだ諦めてないよ!



■ネウロの本性

薬物で強化された自分の狂信者たちを操り、ネウロを追い詰めていくジェニュイン。
一応「元は人間」である以上、手加減するほかないネウロの苦戦する様子を見て
つい彼女が口走ってしまったNGワード「調教」

その彼を対象とするにはあまりに意外な言葉に、一瞬言葉を失ったものの、


080805_2.jpg
ネウロ「 ほ  う 


とどこの「魍魎の匣」かと思えるセリフを吐きながら
今までに見たことのない邪悪な笑みを浮かべて彼女をを見つめるネウロと
そのあまりの邪悪さに思わずしり込みしてしまうジェニュイン。

勝負あったな。


ネウロ「一分で終らせるぞv
     その上でもう一度言ってもらおう
     
誰が 誰を 調教するのか


あまりに期待通りの展開にwktkが止まりません。




『ダブルアーツ』

ようやくタイトルの元となった単語が出てきたのにすでにドベから2番目…
やばい協会本部に着くまで連載持つ気がしない。

ダブルアーツ完成→さあ協会本部へ→僕たちの冒険はこれからだ!

と激しくそうなりそうな予感にgkbrです。
せめてトロイの謎だけは解明してから終わってほしいなぁ…。




『どがしかでん』

そして連載10週目で順調にこの位置まで落ち着いたこの作品。
最後まであきらめないでがんばってほしいんだぜ!




『ピューと吹くジャガー』

さやかちゃんが普通にピヨ彦に気があることに驚いた
人気のないところに連れ込まれて「これもいいかも」って完全に脈ありだよピヨ彦!

そして今回は純粋な善意で応援しているような気がしなくもないジャガーさんですが
ひそかに「はい残念俺でしたー」オチも期待している私がいる。




- - - - - - - - - -




今週は以上。

どれも結構面白かったとか書いておきながら微妙にノリが悪くてスイマセン。
あとでちょっと直すかも。


それでは。




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コメント 5

NO NAME

感想なんでこういうのは野暮かもしれませんが、間違いがいくつか見受けられましたので指摘を。
トリコ
捕獲レベルは28でなく21です。後、小林でなく小松です。

ワンピース
ルフィたちのところのくまもレーザーを撃ってます。

銀魂
蹴りは木刀で防いでました。頭のほうは手で押されたときについています。
まあ、それでも不自然といえば不自然ですが。
by NO NAME (2008-08-06 18:29) 

常磐

>NO NAME 様
コメントありがとうございました

>トリコとワンピ
間違い修正しました。
スイマセン…色々勘違いと読み違えガあったようで…

>銀魂
あ、そうだったんですね。
さすがにケリに耐えられたら人間じゃないと思いましたが
まあそれくらいなら許容範囲かな


ご指摘ありがとうございました。
by 常磐 (2008-08-06 20:19) 

XYZ

>アレは出てくるんですかね、アレは。
ダンテ?

>刀を使い慣れてない忍って一体何ですか。
多分、水月は自分を基準にしてるんでしょう
首切り包丁を使いこなせないヘタレな自分を省みての発言だと思います


>ナルト
刀の持ち方(片足しか満足に動かせる部分が無いから、次にどうやって動くのかモロバレ)がアレだけど
先週の棒立ちコンビネーションに比べれば及第点でしたね

最後に八尾から刀をぶっ刺されまくったサスケですけど
幻術や変わり身で無事でした♪
でないことを祈ります
……まあ、幻術や分ryをやってなかったらやってなかったで、「なんで使わなかったの?」って感想が出てくるかもしれませんが

そして相変わらず観戦しかしてない役立たず三人……こいつら何の為に居るんだ?
by XYZ (2008-08-06 23:51) 

常磐

>XYZ 様

>ダンテ?
そのとおりです。
いや、隠すことじゃないですねw

>水月
真剣は切れあじがある分扱いやすいし素人から玄人まで幅広く使われている基本武器対して研無刀は見た目なんかは真剣とほとんど変わらねぇがあえて切れないように鋭く研がない分硬度と重量をかなり増加させて切るより破壊を目的とした玄人好みの扱いにくすぎる武器使いこなせねぇとなまくら刀より弱いただの鉄くずみてぇなもんだってのに何であのガキは?…

ということですね、わかります。


>vs八尾さん
いやまあ内容がモロバレなのはわかってるのですが
最近ワンピもブリーチも変身とかワンパン決着とかばかりで肉弾戦に飢えていたもので、今回のナルトのバトルが純粋に嬉しかったんですよ。

できればこの戦いだけは純粋に体術だけで決着をつけてもらいたいけど無理だろうな…まあ今週ちょっと燃えた攻防戦が幻術じゃないことを祈るばかりです。

>役立たず3人
敵も味方も紳士たれ。
by 常磐 (2008-08-07 08:17) 

ヒデブ

>XYZさん
>(片足しか満足に動かせる部分が無いから、次にどうやって動くのかモロバレ)
そういやその通りですね
あれじゃ体当たりしかできないのに、剣筋が読めないとか言っちゃった子は・・・・・・
by ヒデブ (2008-08-07 10:29) 

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