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週刊少年ジャンプ34号感想(後半) [WJ感想2008]


チロルチョコの塩バニラが好きです@常磐です


とりあえず温泉という名のヒマ地獄から帰ってまいりました。
せっかくだから買っただけで読まずにいた本を大量に持ってって読んでたら
ギアスの事すら忘れててアチャー!

あわててTVつけて何とか後半10分くらいは見れたけど、


え…何これ…一体何が起きてそうなったの…?


ウチのオンボロVHSが何とか頑張ってることを期待しつつ、今週のジャンプ感想残りです。




■■■週刊少年ジャンプ34号感想■■■


前半はこちら



【特別企画】『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

■ジャンプ40周年記念スペシャル

30年間の皆勤記録を更新しつつ、スペシャル企画と通常連載。
スペシャルと通常連載を併せた合計ページ数67Pにはさすがに脱帽です。


まあ通常連載は相変わらずだったけどね!


それはそうとカラーページの秋本先生の描いた(?)アレンが酷すぎて笑えるw



■ジャンプの歴史

こういうのを紹介できる機会も滅多にないので箇条書き
  • サンデー・マガジンに遅れること約8年
  • 創刊当初は隔週(月二回)発行だった
  • グラビアを使わず「漫画だけ」で勝負
  • 初期の作品群はエログロバイオレンスなんでもありのカオス
  • 他の週刊誌より20円高かった
  • カセット方式=現在のアンケサバイバル方式は当初から
  • コンセプト「友情・努力・勝利」も読者アンケートからの統計
  • 「ジャンプ」の名の由来は「どこまでも伸びていく」イメージから
    (ボツ案に「チャンピオン」「キング」等があったらしい)

サバイバル方式は当初からだったというのは驚いた。
まあベテラン勢がある程度優遇されていたのは確かだろうけど、多くの作品を新人だけで
まかなっていた(他誌に取られて使えなかったという話もあるが)らしいですね。

それにしてもJOJO・北斗の拳・男塾と劇画系の作品の紹介している次のページに
星矢・電影少女・ドラゴンボールというすっきり系の作品が並んでいるのはまさにカオス。

てか、これ以降劇画系はJOJOを除いて姿を消し、JOJOもまた劇画系から
どこかシュールなデザインを楽しむ画風となって生き残り、以降はるろ剣、遊戯・ワンピと
完全にアニメ風の線のスッキリとした作品だけが残りましたね。

この間、一体ジャンプに何があったんだ。



うち「こち亀」関連のこぼれ話
  • 連載当初はクォリティにこだわっていた(ペン入れ6日)
  • キャラの顔変わりすぎ(今更か)

実際のところ秋本先生の絵は年々劣化してるとしか言いようがないのですが…。
個人的には「Mr.Clice」連載当初あたりの絵が一番好きです。

この間見たら何か酷いことになってたなあ…クリス…好きだったのに…。




『ぬらりひょんの孫』

■紫鏡におわれるカナちゃん

先週「鬼切丸」との類似点を指摘したこの作品ですが、
何でこんなに恐怖感の演出がイマイチなんだろうと色々考えてみたところ
あまりに登場人物のキャラが可愛らしすぎるからという結論に至りました。

やっぱりホラーをやるにはホラーらしい絵ってのがあるんだなぁ。
ムヒョとか、内容は微妙な回が多かったけど「ねっとりとした恐怖感」の演出という点に
おいてはあの画風が素晴らしくマッチしていましたし。


…と思ったら


080721_1.jpg
【呪い人形】のあまりの不気味さに認識変更。


うーん、そうすると「恐怖の表情」があまりにも崩れないから怖くないのかな?



■紫鏡の恐怖

狙いをつけた子供を追いかけて鏡の中に閉じ込め、
最終的には「神隠し」的な形で連れ去っていく…という恐ろしい妖怪のはずですが


紫鏡「鬼…ごっこぉ~…」
紫鏡「カナちゃん…いたぁ…」
紫鏡「誰も…来れないよ…」
カナ「いやぁぁぁああああ!」
紫鏡「ここは…オデとカナちゃんだけ…
    ねぅえええカナちゃんんんん」

カナ「はぅわっ
    いや…吸い込まれ…あぅわ…」


どう見てもロリコン変態に襲われてている最中の中学生の図です。
本当にありがとうございました。


まあ「妖怪」とは別の意味での怖さは感じたけどなー。




『ダブルアーツ』

■エルーの秘策

シスター・ハイネの断末魔の絶叫に何とか間に合ったキリとエルー。
そのままキリが彼女の手を繋ぎ、さあ両手に花で協会本部へ向かうのか、と思ったら


エルーがハイネを治療してトロイを治療


と予想外の展開に。


あれ? 何かもうこれが「世界を救う」手段のような気がしてきたよ?

シスターの反対の手をキリが握った上で、患者やシスターのトロイを「吸引」。
トロイは発作が起きない限りは無害なので、キリと繋いでいる間はシスターは死なない。

もし万が一のことがあってシスターがキリから離れてしまっても
他のシスターが代わりにキリと手を繋ぎトロイを治療していけば、最終的に全てのトロイが
「キリと手を繋いでいるシスター」の元に集まって、トロイは消滅。

うん、悪くない。


まあこの場合「キリが生きている」ことが絶対条件となるわけだけど
何らかの方法でキリと同じフレア体質の人間を量産することが出来れば…

何か急に生々しい話になりそうですね。


そもそも「トロイ」自体が一体どんな存在なのかがわかってないからなあ…。
「触るだけで感染る」というのはいいとして、「相手から病原体を吸い取る」とか
「許容量を超えたら発病」とか、本当に一体どんな存在なのか。

ウィルス性なら蓄積なんてすることなく体内で勝手に増殖してアウトなんだろうし、
そもそも「吸い取る」という発想自体現代の病気のカテゴリーからは考えられない症状で。


この物語が終わるまでに「トロイ」の謎について言及される日が来るのだろうか。
それまで連載がもつ気がしないのだが…。




『とらぶる』

■服が透けて見えるメガネ

世の全ての男性が望んだ夢のアイテムがここに…!

それにしてもリト君は連載初期と比べてずいぶんと女体に慣れたもんですね。
連載当初は春菜ちゃんの水着姿を想像するだけ「ボン!」だったのに。
今じゃ現実に見えても「ボン!」どころか目をそらすにも至りませんよ!


そして相変わらず沙姫さまは期待を裏切らない。



■オチ

そしてオチは目の前で男の姿に戻ったリン(レン)の全裸で嘔吐して終了。
いやいくら全裸とはいえお前自分の体で見慣れてるだろ?


彼にとっての衝撃度が 女の裸<<男の裸 だったことに一番驚きました。




『PSYREN』

■アゲハ人気者


アゲハ「おぬしすごすぎるでござるぞ!」
アゲハ「どうか俺を弟子にしてください!」
アゲハ「お前たちは天才だ~!」


相手が子供だろうが著名な音楽家だろうが、彼が「これは自分よりも上だ」
思った人間には素直に敬意を払えるところがアゲハ君のいいところ。

天樹院の子供たちは、お互いに競争しあい高めあってきた仲間ではあっても、
こういう直接的に「尊敬」を受けたのは初めてだったんだろうなぁ…。
まあカイル君はどっちかっていうと「遊び相手が出来た」ことに喜んでいる感じですが。

特にフレデリカ嬢


フレデリカ「…フン、勝手にすれば?
       私は協力しないからね!」
フレデリカ「ぐぞ~~
       アタシだって褒められていいはずよ~~」
フレデリカ「フン…わかってるわよ…」


なつきたいのに素直になつけない、彼女のツンデレっぷりがカワイイ。
今はツンだけだけど、きっと雨宮さん以上のデレッぷりを見せてくれるはず。



■サイレンにいける権利

マツリ先生のモノローグでサイレン世界とは「セーブ回数に制限のあるRPG」という
仮説がより現実味を帯びてきた気がしました。

ゲームを「クリア」なのか「タイムオーバー」なのか、
それは今後明かされるサイレンの秘密に関わってくるのでしょうな。


そしてエルモアの子供たちはいつサイレン世界に入るのか。






- - - - - - - - - -




以上、ジャンプ感想後半でした。


ようやく面白くなってきたサイレンとネウロが酷い掲載順で、
同じパターンをただ繰り返しているだけの「準看板」クラスが高い位置に付く…。

ジャンプのアンケートシステムは紙面の刷新という意味では非常に合理的とは思うけど
同時に酷く非効率的だと思うのはこんな時ですね。

いっそ最初から10週と決めた短期集中連載作品でもやったほうが
起承転結がハッキリしていて面白い作品ができるような気がするけど。


どれだけ革新的な歴史的経緯があったとしても、40年も経過すれば
それ自体が「古臭い慣習」というしがらみとなって最終的には足をすくわれる…

ある意味「こち亀」はまさにジャンプの象徴か。


それでは。




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