週刊少年ジャンプ４５号感想 その２

そうだ、区役所行こう＠常磐です


先ほど帰ってきて玄関を開けたら、おそらくドアに挟まっていたらしい紙がピラリと落ちてきて、
はて何の紙だろうか、なにか宅急便でも来てたかな、と読んでみたところ


平成１９年度住民税申告のお願い


あうちっ！
てかそんなの来てたっけ？　すっかり忘れてた…＿|￣|○


一気に旅行気分から引き戻された、今週のジャンプ感想です。

■■■週刊少年ジャンプ４５号感想　その２■■■

【巻頭カラー】『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■人気投票結果発表

さて、今シリーズが始まってすぐ位に募集された第３回キャラクター人気投票結果発表。
前回（第２回）は味方キャラ部門と敵キャラ部門に分けて募集していましたが、
今回は女性キャラと男性キャラとに分けて募集した模様（よく覚えてない）。

それでは、女性キャラ部門

　１位：クローム髑髏
　２位：ラル・ミルチ
　３位：三浦ハル

２位以下に圧倒的大差をつけてクローム髑髏が１位。

まあただでさえ女性キャラが少ないうえ、守護者の中でただ一人の女性ですからね。
妥当といえば妥当なのかも、よくわからんけど。

むしろラル・ミルチの２位が意外だ、何があった。


続いて、大体予想はついている男性キャラ部門

　１位：雲雀恭弥
　２位：ツナ
　３位：骸

…

……


………


あまりにも予想通りというか、やっぱりこれなのか、という感じ。

前回敵キャラ１位が骸で味方キャラ１位が雲雀だったっけ。…うん、まったく予想通りだ。
むしろこの中でなんとか２位をキープしたツナを褒めるべきか。



■ムクロウ出オチ

さて、フクロウに憑依して颯爽と登場した骸ならぬムクロウですが、

ほんの数ページ先には
「ギィッ」と悲鳴をあげて倒されるムクロウの姿が。

弱ッ、ムクロウ弱ッ!



■骸復活

クロームのボンゴレリングと彼女の思いに応えて、ついに骸復活。
しかも犬と千草まであわせて登場させるおまけつき。

ところで数年前にグロ君が殺したという「骸」は彼の本体なのかね？
１０年後のクロームが生きているということは、骸は死んでないということになるらしいのですが、
彼女と骸との関係は複雑すぎてよくわかりません。

しかしラストの「思い」はクローム自身の思いというよりは
女性読者の思いという気がするのは私だけか。

アオリは「（女性）読者の思いに応えて骸復活」が正しいと思う。

『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■オーズｖｓ海賊団

ツノが刺さって抜けなくなったオーズに目を光らせてボコりにいく彼らの表情が
実に楽しそうでいいですね。

とくにゾロ、刀を舐めるんじゃありません！

動けるようになったとたん蜘蛛の子を散らすように退却する姿が
微妙に小物っぽくて素敵です。



■暴君・バーソロミューくま

さて、一方のサニー号では大物が君臨中。
雰囲気は聖書などを携えて穏やかに見えますが、過去には残虐の限りを尽くしたらしい。
”暴君”とまで呼ばれたからには、仲間内からも恐れられていたのでしょうか。

絶対服従の仲間を人工的に作り出し、その戦闘能力を武器にするモリアとは
対極にあるように見えて実は結構似ているのかも。


それはともかく、会うなりいきなりペローナに旅行先の希望を聞くくま。
思わずノリノリで答えてしまうペローナ様がちょっとカワイイ。
状況から見て彼の能力は触れたものをどこかへ飛ばす能力というところか。

なんかすごく反則くさい。



■くまの目的

あのペローナ様をまるで肩のほこりを払うようにあっさりと排除し、ナミに質問するくま。
彼の目的はエースの弟であるルフィにあるらしい。

なんですかね、まさかルフィに「エースの死」でも伝えにきたのでしょうか。
いや私もまさかエースが死んだとは思ってないのですが、あの状況ではどちらが勝っても
負けたほうは跡形も残らないと思えるので。

終始ギャグテイストで突き進んできたこのスリラーパーク編が
一気に緊張感みなぎる展開になってきました。

『NARUTO』

■修行時代

多くの感想サイトで予想されていますが、今回の弥彦・長門・小南が
現在の十吾・ペイン・小南（これは変わらず）ということで間違いなさそうです。

ただの戦争孤児だった彼らがどんな経緯を経てあんなヤクザな人間になってしまったのか
その理由がジライヤとの生活にある…かと思ったら

終始ほのぼのとした師弟関係で終了していました。

うん、ジライヤは悪くなかったよ、疑ってゴメン。


いくつかの感想サイトので「あそこまで育てておいて置いていくなんて無責任だ」
という意見もありましたが、一応彼らは敵国の子供なわけで。
生きる術と戦う術、特殊能力を制御する術（これが本題なわけだが）を学ぶことができた
だけでも彼らは幸運だったといえるでしょう。

結局グレたけど。

『アイシールド２１』

■暴君・我王

確かに暴言を吐いた天狗先輩はカスですが、試合前に大事な選手を再起不能にする
チームメイトと、それを容認するリーダーってのはどうよ？
鼻が折れても応急手当だけして放置しておく彼らに、最近話題の某相撲部屋を思い出す。

神龍寺のときも思いましたが、数名の天才のために凡才が理不尽な扱いを受ける展開と
それを容認する指導者（またはリーダー）という構図はどうにかならんもんかと思う。

はっきりいって、嫌いです。



■交換していた未来

ヒル魔「番場キッドのかわりに阿含高見が我王にブチ殺されて
　　　　　結局決勝は泥門ｖｓ白秋だ」

あーあ、ヒル魔自ら我王＞阿含・高見と認めちゃった。
今までの経験上ヒル魔の言葉はほぼ作者の主張と一致していると思われますから
つまり作品中で我王＞阿含・高見と認めたも同然…て、


ふざけんな。


阿含の神速の判断力は早撃ちキッドのそれを明らかに上回るし、
高見は自分の実力を知っているがゆえに決して油断したりはしない。
力には力で押すタイプの番場と、油断した末に自爆したキッドを同列に並べるなといいたい。

負けたキッドだって負けた理由は我王にではなく己の油断があったためで、
油断したキッドにはフォローのしようがないが、それをもって我王＞キッドとは思えない。

確かに結果が伴わなければ何をいっても負け犬の遠吠えでしかないが、
勝ち負けだけで個々人の強さを勝手にランク付けしないでほしいと思う。

まあもしあそこでもし入れ替えていたとしたら、決勝は神龍ｖｓ泥門だったんだろうな。



■栗田とヒル魔が

ポジションチェンジ、だったりしたら笑うかも。
確かにＱＢさえ倒されなければいいんだし、これはこれでありかもしれませんね。

しかしよく考えればヒル魔さえ倒せば泥門はほぼ死んだも同然なわけで、
ヒル魔がラインなんかに行ったらあっという間につぶされて終わりか。

それにしても精子だの恍惚だの、我王はろくな表現がないなあ。

『銀魂』

はじめは普通の生活がしたい鬱蔵を救うために、兄貴が引きこもりのふりをさせて
こっそり脱出させたのかと思いましたが、すでに彼は死亡しているとのこと。

どう見ても悪役ヅラの兄貴ですが、実はそれも演技で鬱蔵は生きているとか
普通にあったりするから銀魂はあなどれない。


果たして鬱蔵は生きているのか。
死んだとすれば自殺なのか他殺なのか、気になるところです。

『魔人探偵脳噛ネウロ』

■アニメ放送中

前々回のエントリにも書いたとおり、原作どおりなれど微妙な滑り出しで始まったアニメ。
言うなれば時速500km/hは出せるだろうと思われたモンスターカーが
いざ走り出してみれば時速80km/h程度の安全運転だったという感じで、
良くも悪くも昨今のジャンプアニメの典型か。

特にＯＰなどは「ファンの作ったＭＡＤのほうが出来がいい」とまでいわれる始末。
まあ映像から音楽から自由に使える（本当はよくないけど）ＭＡＤと、
しがらみや予算や大人の都合などいろいろあるだろう実際のアニメとは立場が違いますからね。

まあぶっちゃけ、私もＭＡＤの方が好きですが。
特に音楽なんて、まさにネウロのために書き下ろした新作かと思いましたよ。
こんな作品と比較してしまうのは少々卑怯というか、あまりに分が悪すぎる。

これからのオリジナル展開にヒステリア、噛み切り美容師、そして本当の第一話の展開に期待。



■×【けいさつ】

さて３週連続でお送りしてきたネウロショートストーリーも今週で終了。
第一回は恋愛模様、第二回は犯罪者、そして第三回は警察関係者。

ほぼレギュラーメンバーと化している笹塚、笛吹ではなく筑紫と匪口を持ってくるあたりに
松井先生のこだわりというか意地みたいなものを感じます。



■筑紫候平

時間かっきり、スケジュールどおりの男、筑紫。
能面のような彼の無表情がどこかシックスに似ている気がしたのは私だけだろうか。

それにしても笛吹の萌えポイントがいまいちわかりません。



■匪口

行動の是非はともかく、上司の変貌ぷりには少し胸がすっとしました。
「しつけもしないで死んだ親を恨め」とか世の中には言っていいことと悪いことがあるし。

まあ「あいつの葬式もＴシャツで行ってやろ」という匪口も同類ですが。

家族を惨殺された笹塚に「家族が死んだからどうした」と言い放った笛吹といい、
無能なだけじゃなく空気読めない言動と行動を繰り返す石垣といい、
まったくネウロ世界の警察関係者にはろくなのがいませんな。

さてさて来週からはようやくいつものネウロ。
しかし主役は石垣…？


謎です。

【センターカラー】『初恋限定』

２つ年上のグラマーな美女がお隣さんで幼馴染
16と14という年齢になってもまだ窓で行き来する間柄
しかもそのときの服装がＴシャツにショートパンツのみ
初対面の人間が来ていても気にしない
進入時に男の股間に自分の胸をすりっと掠め、
寒いギャグで相手を眠らせるという特殊技能を持つ友人がいて
眠ったところで友人の前でキスしようとする男
「もっと絡み合いたい」と願ったらなぜかプロレス技でＫＯ


…なんてベタな。


あまりにもお約束展開のオンパレード過ぎて
どんなリアクションをとればいいか一瞬わからなくなりました。


とりあえず、笑っとけ笑っとけ。

【特別読切】『クレイモア』

■ジャンプＳＱ宣伝終了

さて、ギャグマンガ日和を筆頭にロザリオにクレイモアにと続いたジャンプＳＱ宣伝。
ＪＳＱの連載陣を見るたびに思う。

要するに古株を切りたかっただけか…？

月刊ジャンプ休刊の大人の事情が透けて見える哀しさ。
いや、現連載陣には罪はないのですが。



■本編

クレアの髪が短くなったわけ、でした。
てか一応クレイモアにも訓練時代ってのはあったのですね。

そういえばクレイモアって通常の人間よりも長く若いまま生きるらしいですが
髪の長さってのは生涯変わらないものなのでしょうか。

あーでも、髪を武器にしていた覚醒者もいましたっけ。



■そういえば

このあいだアニメの最終回（のクライマックス）をニコニコで見てしまったのですが、
アニメではオリジナルでプリシラｖｓクレアまでやっちゃってるんですね。

（以下ネタバレにつき反転）

とはいえ、さすがに本編で決着がついていないものをアニメで着けるわけにはいかないと
思ったからか、ひとまず決着はおあずけ…という終わり方だったのはいいのですが。


プリシラにトドメを刺そうとしたクレアをラキが止める


って展開は正直どうよ。

少なくとも本編では絶対にやってほしくない展開でした。


アニメオリジナルは地雷が多すぎる、いろんな意味で。

『SKET DANCE』

準備編では濃いキャラとテンポのいいコントで非常に楽しかったこの作品ですが、
本番編ではうってかわってなんとももやもやした終わり方になってしまいました。


衣装や舞台道具がすべて壊された時点で予想した展開としては

• 開き直って白雪姫を現代風にアレンジ
• 彼らの特殊能力（背景創造とか侍衣装とか呪いとか）で強引にそのまま続行
• ガラスの仮面風に「まるで背景が見えるようだ！」と熱演
• 事情を知った演劇部または生徒会がこっそり衣装や道具を支援

とかいろいろ考えたのですが、実際は演劇はあっさりとりやめ、代わりに


モモカとのエピソードを題材にした人形劇


ってなんっじゃそりゃあ！！


あんだけ一緒に練習したメルヘンちゃんやオカルトさんや侍君はクビですか。
先週の盛り上がりに一番貢献した濃いキャラ３人をあえて捨てる理由がわからない。


てか結局４人でやるなら先週の話丸々いらないじゃん！


確かにそれまではいろいろ準備して盛り上がっていたのが、直前で状況が変わって
予定とはまったく違うものになってしまうこともまた文化祭ではよくあることだけど、
そんな悲しい思い出まで思い出させてくれなくてもよかったです。

絶望した！　最低限文化的なオチに落ち着いたこの作品に絶望した！

『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』

魔法律家もアレだが警察もたいがいアレですな、ヒドすぎる。
いくら変なものを見たからって一般人の家に車で乗り込んでいきなり銃つきつけるとか。

足手まとい以前の問題だと思う。

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以上。

戻ってきてみたら思っていた以上のアクセス数にビックリしました。
nice!とかもいただいてしまってどうしたらいいかオロオロしてます。


えーと、本当にどうしたらいいんだろ…？


それでは、また。

コメント 2

REBORNの前回（敵味方別）のキャラ投票は、敵キャラ１位は骸でしたが、味方キャラ一位はツナがとってましたよ（雲雀は味方キャラ２位）
やはり女性読者は骸の登場が嬉しいのですかね…骸の登場はクロームの活躍が減ってしまうので個人的には悲しいです…
by 通りすがり (2007-10-15 02:55) 

通りすがり　様
>前回ツナ１位
あれ、そうでしたっけ…（調べてみる）…ホントだ！
勘違いしてました、ご指摘ありがとうございました！

確かに骸が具現化してしまうとクロームの存在意義がなくなってしまうわけで、なんとも複雑な立場ですなクロームは。
しかしクロームも女性キャラ１位を取ったわけですし、今後クローム中心の話となる可能性も……難しいかなぁｗ
by 常磐 (2007-10-16 01:06)