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週刊少年ジャンプ30号感想 [WJ感想2019]


無事入稿完了@常磐です。


そんなわけで来る7月21日のアトラスオンリーイベントに初めてサークル参加
することとなりました。ちゃんと本も出るよ!主人公4人がメインのギャグだよ!

・・・とジャンプ感想のカテゴリで言ってもアレなのですが
さすがに一つも売れないのは寂しいので一人でもいいから誰か来てください><


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そして今めちゃくちゃ首から肩から背中から腰がヤバイくらい痛いんですが・・・
やはり低いちゃぶ台で長時間はヤバかったかなあ、でも今これしかないし。


作業環境の改善が急務、今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ30号感想■■


【巻頭カラー】『ハイキュー!』

■人外の世界へようこそ

東峰さんのアレはスポーツ漫画でよく言われているところの「ゾーンに入った」という
状態でいいのかな。でも彼が「化物」の例として挙げていたメンバーはどいつもこいつも
素の状態でどこか違う世界にイッてしまっている奴らばかりだからちょっと違うかも。

ようこそ、妖怪ゾーンへ。



■世界の景色

以前も書いた気がしますが、バレーボールほど「一瞬の判断力」が求められるスポーツも
そうないと思います。例えばアタックの瞬間だけでもブロックの高さと厚み、向こう側の
レシーバーの位置と体勢、相手の目線は今どこにあってどこに落とすのが確実なのか。
そしてそれが分かったところで今のボールの位置と体勢から狙うことは可能なのか。
そんなことを考えなければいけないわけだから本当に無理ゲー。

これがさらにセッターともなると、見てから判断するのではなく相手の動きと
味方の位置からある程度予想したうえでトスを上げなきゃならないんだからヤバイ。
そう思うと初期の変人速攻がどれだけ神業というかトンデモ技だったかということが
よくわかりますね。今も一応通用してはいるのかな、だったらいいな。

ジャンプのスポーツものはとかく技が派手になりがちで、受ける側もそのリアクションの
激しさで強さを表現することが多いのですが、この作品はどちらかというとキャラの内面
世界をイメージとして具現化することでそのヤバさが示されている印象。

トンデモになりすぎず、かといって現実は少し超えていく、ちょうどいい塩梅ですね。




『鬼滅の刃』

■童磨の初恋

先週のラストではまだ終わらないだろうと思っていた童磨でしたが、
蓋を開けてみれば再生しないままあっさり終了。氷の藻屑となりました。
まあこれは彼自身の「何事にも執着しない=自分の命すら未練がない」という
彼自身の性質ともマッチしていたからまあ納得かな、と思っていたら。

最後の最期でしのぶさんに告白www

でもよく考えてみれば、童磨にとってしのぶさんは首も斬れないか弱い乙女でありながら
自分を殺すために毒や体術を磨いて、しまいには自分に食べられるために自らを毒の塊
に作り替えたわけですし。憎しみも一周回って純愛に見えた・・・んじゃないかな童磨には。

人間だったころから相も執着も恐怖も何も感じることなく生きていた彼が
今わの際になってようやく得られた感情が「恋」だったとか意外過ぎて笑えますね。
でもそれがとても童磨らしい、ある意味猗窩座とは正反対の理由で好きになりました。

ところでしのぶさん、童磨に「とっととくたばれクソ野郎」はたぶんご褒美。



■カナヲの涙

カナヲの目が異様に良かった理由が予想以上に重ぉい…。

てか「当たり所が悪ければ」ってセリフがもうね、つまり完全によけてはダメなんですよ
適度に殴られて適度に怪我をしないと許してもらえないけど、当たり所が悪いと死ぬ。
そしてこの地獄は我慢し続けていればいつかは終わるというものではない。
彼女はたまたま通りがかった姉妹に助けられたけど大抵は死ぬまで続く。痛い。

しのぶもカナヲがそういう境遇の子だから泣かなくてもそれを責めることはなかったし
読者にとっても同情こそすれ責める気なんてかけらも起こらなかったけれど
カナヲにとってはずっとこのことが負い目だったんだろうなと思うとまた痛い。

今度はちゃんと泣けて良かったね、というべきか。
同じ泣くなら二人とも生き残って仇討ちを果たせた喜びの涙が良かったね、というべきか。
まあ童磨の中のしのぶを見る限り前者なんだろうなと。




『ONE PIECE』

キャーおりんさんカッコいいー!

考えてみれば当然の話でしたが、やはり手も足も出ませんでしたねクイーンさん。
まあ相手が悪すぎた。いくら記憶を失って覇気も悪魔の実の能力も使えなくても
ナチュラルボーンは改心のビッグマムにクイーン如きが敵うわけがないのでした。

一方で記憶を失っているせいで一部弱体化しているビッグマムを稽古の相手台に
しようとするルフィにはちょっと怒りを覚えます。お前がやりたくてもできなかったことを
あっさりとやってのけたんだぞおりんさんは!ていうかここで下手に反撃してマムの
記憶が戻ったらどうすんの!ていうかマムいじめんなバカー!

・・・あれ?




『アクタージュ』

■カリン様と

山之上女史の演技指導が演出家というよりも亀仙人やカリン様のそれで笑ったw
ラストの「あなたはもっと強くなる」のセリフとかもう絶対そういう意味で書いてるだろ。
まあ相手がすでにかめはめ波を習得している孫悟空だから仕方ないが。

しかし銀河鉄道であれだけイメージを具体化できていた夜凪が
普段ではコロボックル一つ信じられない常識的な考えの持ち主とはちょっと意外ですね。
てか学校編での友達との付き合い方もそうだけど、彼女のできることとできないことの
境界線が今一つよくわからない。まあ別にいいけど。

王賀美が存在しないものを強引にあるように見せるオラオラ野郎なら
夜凪はある(と自分が信じている)ものをあるがままに受け止めることで
周囲にもそれが「ある」と錯覚させる自然体の流れか。

いずれにせよこういうアプローチの方法は非常に面白いと思いました。
正直山にのぼって演出家と話したくらいで王賀美に対抗できる武器なんて得られる
はずがないと思ってましたが、まさか芭蕉扇を持って帰ることができるとは。
これは下山後の直接対決が楽しみですね。

王賀美も成長した夜凪を見て、それを開花させた山之上女史にどう反応するか見ものだし。
ていうかそろそろ天知さんを解放してあげて欲しい(そろそろ気の毒になってきた)




『チェンソーマン』

マキマさん一体何者だよ・・・てかもうこの人だけでいいんじゃないだろうか・・・

・・・と思いましたが、今回の能力の発動条件をよく見てみると

・呪い殺すためにはその対象の名前が必要
・一人殺すためには代償として別の人間の命が必要
・神社などの神聖な環境が必要?

と準備に時間がかかりそうなので、正直あまり使い勝手は良くないのかもしれない。
しかしその効果は絶大で、先週まであれだけ彼らを苦しめた相手を文字通り掌の上で
挟んで潰してねじ切って終了。しかも東京と京都という距離を超えて。マジヤバイ。

てか凄惨な現場とは対照的に儀式を執り行うマキマさんがあまりにも神聖すぎて
もしかしたら彼女は悪魔ではなく神(と呼ばれる何か)と契約しているのかもしれない
※メガテン的発想

ところで肝心の刀マンと蛇女が生き残ったのは何でですかねマキマさん。
単に名前を知らなかったのか、人間は殺せるがデビルバスターは殺せないのか
まさか実はお仲間だったりしませんよねマキマさん!




『呪術廻戦』

■まさかの恋バナ

ちょっと前の野球回といい今回の恋バナといい、呪術の幕間劇は面白いなあ。

ラストで裕子ちゃんが身を引いた理由が一瞬わからず「?」だったんですが
つまり彼女は自分の姿が可愛くなったことで虎杖から何か違う反応(要するに好意)が
引き出せると思っていたけれど、虎杖は中学時代と変わらず彼女の内面だけを見ていて
彼女はかつて彼女が嫌いだった奴らと同じ考えになってしまった、と気づいたと。

この辺なんかこー分かるんですが言葉で説明するのすっげ―難しい。
でもとりあえず言えることは他人や虎杖本人に指摘される前に自分で気づけて良かったね
ってところかな。きっと彼女はもっともっと可愛くなれる。虎杖にふさわしい自分になるために。



■仲良し1年ズ

まあそれはそれとして、先週に引き続き1年太刀の仲良しっぷりが強調された回でしたね。

優子(初対面2コマ目にして名前呼び)ちゃんとの会話から秒で察する野薔薇に始まり
突然呼び出されて不機嫌極まりなかったのに、虎杖の話題をふられた途端に
積極的に会話に参加してくる伏黒、そして虎杖のファインプレイに10点をあげる2人・・・
どれをとっても可愛い青春の風景で感動しました。お前ら本当に仲いいな!

野薔薇のもやもやはラストでただの焦りだったと宣言してたけど
こちらとしては天地がランバダを踊る展開でも一向にかまわん!
仮にそうなっても釘崎野薔薇は釘崎野薔薇だ!この作品一の兄貴にしてヒロインだ!



■・・・あれ?

とそんな感じでとにかくホンワカした閑話だったわけですが。

あれこれもしかして次のエピソードのためのフリじゃないよね?
継か次のエピソードで彼女が呪霊化したりその犠牲者になったりするフラグじゃないよね?
来週冒頭のナレーションで彼女が死んだことを知らされるという展開じゃないよね?

世界観が世界観だけに急に不安になってきたぞ。




『僕たちは勉強ができない』

あーやっぱり文乃と理珠はお互いがお互いのコンプ持ちか・・・
とするとラストのテスト問題には彼女が絡んでいそうだなあ。

思えば最初はお互い「何がわからないのかがわからない」で教えあうことすら
出来なかった二人がこうやって自分の得意分野と苦手分野を分かち合うという
こと自体が相当な成長ですよね。思えばここから始まったんだよな僕勉は。

このままだとクリスマスは理珠のものか、まあ最後は全員集合になるんだろうが。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


ちなみにパソコンデスクでの作業は仕事で慣れているせいかそこまででもない。
やはりいままでのPC+ペンタブからipadにしたのが原因なんだろうなあ。
でも一度ipadでのお絵描きに慣れてしまうともう戻れないんですよね。
(仕上げとかはキーボードやマウスの使えるPC作業の方が楽なのだが)


それでは。





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