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週刊少年ジャンプ33号感想 [WJ感想2014]


まだP4GA見れてない@常盤です。


無事台北旅行から帰ってきました。

出発の日が台風でどうなるかと思いましたが、直前で過ぎ去ってくれたので無事出発。
行ってからも何事もあったりなかったりしたけれど、一応旅の思い出の範疇かなと。
白菜も帰ってきてたし、気になっていた台北101の超高速エレベーターにも乗れたし、
台湾料理は美味しかったし、まあ楽しかったんじゃないでしょうか。

ところで台北101のマスコット「ダンパーベイビー」ですが

140716.jpg

どうみてもT○NGAです、本当にありがとうございました。
(超高層ビルの揺れを低減させるための巨大球体・ダンパーがモチーフらしいが・・・)

しかしとにかく暑かった…さすがは亜熱帯、温度はともかく湿度が半端ネエわ。
日本の夏がサウナならあっちはミストサウナ。まるで至近距離で霧吹きをかけられている
ような気分で不快指数測定不能。やっぱり夏はキツかったね、それだけは失敗だったかも。


トイレ事情だけは耐えられそうにない、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ33号感想■■■

【新連載】『三つ首コンドル』

■タイトルだけでは思い出せなかったけど、そういえば何となく覚えてるわコレ。

確か「美しさ」にとにかくこだわる盗賊の首領が主人公で、内容的にはいたって王道の
怪盗モノだったけど、その「美しさ」へのこだわりが独特で印象に残ってたような。
(しかしそれが思い出せないあたり、やっぱりそこまで印象深くないのかもしれない)

で、本編を読んでみたわけですが・・・あれぇ・・・これってこんな作品だったっけ?

まず絵が雑。読切のときは上手いとは言わないまでも十分連載レベルには達していた
気がしたけど、この1話見る限りはとてもそうは思えないなあ。特にヒロイン?の子が
ヤバいですね、下手というより雑。何で余裕があるはずの1話目からこんななの。

ストーリーについてはツッコミどころが多すぎて・・・不審者の目撃証言があったのに
何故魔宮の警備を離れるのか。ストーリー的なご都合主義なのはわかるけど、
もうちょっと自然な感じで入れようよ・・・主人公が宝箱に入ってたのだって彼女を魔宮に
入れるための辻褄合わせだろうと予想できてしまう時点でもう終わってる。

罠も魔法の矢印にしたせいでチープ感が増し、ヒロインもちょっと雰囲気がぼろぼろに
なっているだけでほぼ無傷でクリアしてるからぜんぜん恐ろしさを感じないしなあ。
ラストのバトルに至っては全く美しくない。罠の解除も攻撃の見極めも本人の力ではなく
魔女の遺産の力だし、トドメの一撃も道具頼り、肝心の黒鳥はどう見ても黒炭。

読切の内容はよく覚えてないけど、それでも主人公の美へのこだわりには何か
光るものを感じたはずなのに。今は何を評価してたのかすら思い出せません。




『火の丸相撲』

■にばんめ!

いやあ驚いた…何に驚いたってその掲載順に。

いくら今週はワンピ休載とはいえ暗殺もソーマもナルトも(ついでにトリコとかも)健在、
しかも今回は運命の8話(新連載補正が消えると言われている回)で、カラーでもない。
なのにこの順位。何があったの、何が起こっているの!?ひょっとして騙されてるの?

・・・とまあ動揺するのはこれくらいにして。

いやでも本当に嬉しいですね。もちろんいい作品だとは思っていたし応援もしてたけど
それが一般的に受けるかどうかは微妙なラインだったからなあ、主に題材的な意味で。
そのことを抜きにしても自分の好きなものが高評価なのは純粋に嬉しい。

つーかぶっちゃけ男ばっかで、ヒロインは一応いるはずだけど未だ登場の気配すらなく、
絵もすっきりして読みやすいけど決して一般受けするような絵柄でもないのに、
よく受けたもんだよなあ・・・。

まあストーリーがしっかりしててキャラも魅力的で、何より読みやすく分かりやすい、
と基本をしっかり押さえているんだからむしろ受けなきゃおかしいくらいなのかも。

何はともあれ、これで少なくとも短期で終了はなくなったと考えていいですかね。
まだ最初のライバル対決が始まったばかりだし、このまま行ってくれるといいなあ。



■鬼丸vs宗近

さて本編。

佐汰くんが相撲を始めるきっかけとなったのが潮くんの相撲で、
しかし彼が頂点を取る頃はちょうど潮くんは体格による伸び悩みで、表彰台はおろか
同じ舞台にすら立てない状態だった…というのは素直に燃える展開ですね。

どちらかが避けていたわけでも、怪我や病気で出られない状態だったわけでもなく、
お互いがお互いに戦いたいと願っていたのにそれが叶わなかったとか、すげーイイ。
そしてそんな積もり積もった2人の感情が剥きだしになった立ち合いはもう鳥肌もの。

てかこの作品最初の「本気の試合」がここまで頂上決戦でいいのだろうか。
まあ三工の藤田しかり王城の進しかり、最初に立ちはだかったライバルが
最後の方でラスボスとして立ちふさがるというのは割とよくある王道展開なのかも。

今回はどっちを勝たせるのかなー。
やっぱり今回は主人公に花を持たせて次回佐汰くんのリベンジ展開かねぇ。
引き分けもないし勝負は一瞬でつくし、相撲って意外とジャンプ向きな題材なのかも。




『暗殺教室』

ビッチ先生と烏間先生を巡るE組と殺せんせーのほのぼの恋愛模様…かと思いきや
いきなりシリアスに振れたな、確かに先週の展開からするとこれが正しいのだが。

まー学生気分っていうか、実際に学生で学業が本分であることを第一にしなければ
ならないE組のメンバーと違ってビッチ先生は純粋にその暗殺能力を買われてここに
来ているんだし、その彼女が暗殺そっちのけで自分の青春を楽しもうとするのは
やっぱりいろいろと駄目なんだろう、それでなくても最近緊張感がなくなってるし。

とはいえこの緊張感はちょっとヤバい気がしますね。
もしあの花屋が本当に「死神」だったとすれば今週ラストの間合いでは彼女はもう
死んだも同然。これが松井作品でさえなければまだ何とかなる予感もあるけど、
ここで更なる緊張感を生むためにあっさりビッチ先生を殺しそうな気もして恐ろしい。

何事もなく終わってくれと思いつつ、一方で何か取り返しのつかない事態が起こって
今後の展開が大きく動いてくれることを期待する気持ち
も半分くらいあって、
そのどっちにも進んでほしくない二律背反、諸行無常。

どの作品にも必ず始まりがあって終わりがあるけれど、この作品は特に最初の時点で
1年間という終わりが決められているから、多少の寄り道はあってもいつかはそこに
立ち向かわなければいけないんだよなあ。それがそろそろやってきてもおかしくない。

このエピソードがその分岐点となるのか、それともただの一エピソードで終わるのか
その辺を見極める意味でも次週の展開が気になる所です。




『僕のヒーローアカデミア』

■個性は受け継がれるもの

え、なんだ、受け継げちゃうんだ個性って・・・で、受け継いじゃうんだ主人公・・・。

まあでもその「個性」を受け継ぐためには某デスマーチばりの努力が必要で、
受験勉強の合間を縫ってゴミ拾いに勤しんで筋力付けて細マッチョくらいになった
ところでようやく能力受託の資格が得られる、という展開は悪くはなかったのですが。
いかんせん第1話の展開で「無能力者がヒーローになる」話を期待してただけに
こうあっさりと能力者の一人になってしまったのは非常にがっかりでした。

多分能力は使えても1日数分とか、正体を知られてはいけないとかそういう縛りはある
んだろうけど、それにしたってなんかこう…うまく言えないけど何か違うんだよなあ…。

どうせこうなるならせめて個性譲渡云々の部分だけでも1話に持ってくれば
「無能力者がどうやってヒーローに?」なんて余計な期待をすることもなかったのに。

いやある意味予想通りの展開だったんだけど、何だろうなこのがっかり感。




『HUNTER×HUNTER』

最近のハンタは全盛期のデスノ並にテキストが多くて読むのがちょっと辛い><

個人的にはクラピカがまだノストラード組の一員だったことにビックリでした。
ボスとあのお嬢さんはどうしてるんですかね、彼女の能力がクロロに奪われたことで
すっかり落ちぶれたものと思ってましたが、クラピカが支えていたのか…。

一方のジン&パリストン側はもう何をやっているのかよく分からん。
てか「1か月後」って何よ、この人たち信頼関係を築き上げるために1か月もずっと
お話とかゲームとかやってたの? わけがわからないよ!

とりあえずラスト1ページで2人がすっかり仲良くなったのは分かった。




【最終回】『ステルス交響曲』

え、これも終わりなんだ…いやまあ先に逝ったソウルとiショウジョは移籍という形に
なっているから正確にはこれだけが終わりなわけですが…そっか、これも終わるのか。

しかし結局何がしたいのか最後まで分からないままでしたねこの作品は。
話の主軸も、展開の方向性も、主人公が誰なのかさえもよく分からないまま、
キャラがそれぞれ好き勝手やって、くっついたり離れたりして、何となく事件があって、と
群像劇というよりはブツ切りの短編集を見ているような感じでした。

あえて褒めるところを挙げるとするならキャラのブレの少なさか。
トロマもジグも暗殺者も院長先生も人魚もスライスさんも変に悪役ぶったりいい人ぶったり
することなく、彼らなりの信念に基づいて行動してるところは良かったと思いました。
・・・まあ、そのせいでこんな収拾のつかない終わりになってしまったとも言えますが。

ラストの「10年後の日本」はもう本当に何が何やら。
え、何? たったの十年でちょっと片田舎っぽい神保町が大都市になったの?
それともあの大量に押し寄せてきた竜のいた世界が現代日本だったの?

おそらく最初の構想では竜の世界とこちらの世界とがステルス交響曲して
メガテン4のナラクよろしく箱舟がスカイツリーでケガレビトがどうのとか
そんな感じの展開になる予定だったんでしょうね、見てみたかった気もしますが
その序盤も序盤でこんなgdgdなんだからあまり期待はできないなあ。

ただ構想自体は気になるので、成田先生にはぜひこれをノベライズしてほしいですね。
イラストはもちろん天野先生で。絶対買うよ。





- - - - - - - - - -


今週は以上。


旅行はその半分以上が目が痛くてろくに街の風景とか見る余裕がなかったのが残念。
(移動中のバスや電車では目を休めるためにほとんど閉じていたので)
初めは空気が悪いのかと思ったけど、それなら先に鼻に来るはずだから、
やっぱり強い紫外線とか線香やらの煙が原因なんだろうなあ、戻ってきたら治ったし。

なんにせよ、無事に過ごせて無事に帰ってこれて良かったです。


それでは。





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真馬流

常磐さん、海外旅行お疲れ様です!(お疲れ様って・・・

自分はこのマスコットキャラ?を見るのは初めてだったんですが
最初見た時は『色違いの目玉のお〇じ』とか『次世代型ツ〇ンビー』等を連想したのですがこの丸って口だったんですね、失礼しました(汗

>火ノ丸相撲
ここまでしっかり作り込んでて尚且つ、いい意味で『読み易い』作品って本当に久しぶりですよね。

ただ、ここまで安定してると連載が軌道に乗ったとしても「単行本全10巻で綺麗に完結」とかになりそうで違う意味で悲しい・・・。

>暗殺教室
結局、ビッチ先生が『仕事としてのハニートラップ』を実行したのって初登場時から数えてもせいぜい3~4回だけですよね、律にしてもそうですがやっぱり学校行事に直接参加できないのは痛い。

>トリコ
小松って食材の声が聞こえるのは別にいいんですけど、その食材に辿り着くまでの『移動』も、その過程で立ち塞がる障害の『排除』も全て人任せなのにも関わらず当の本人は「あそこに向かってくださいっ!!(キリッ」だからなぁ。

>ヒーローアカデミア
代々継承されてて能力もそのままに引き継がれていたんだとしたらオールマイトがデビューした際、伝説再び!とか~の再来とかって呼ばれてるハズですよね?

初期設定(まだ2話目だけど を尊重するなら↓

『後継者自身の身体能力に上乗せされるため代を重ねるたびに強さが増していくが、その一方で先代が負った『傷』も継承されてしまう』

とかにした方がよかったのでは?(これなら先代があまり目立たなかった理由にもなりますし、オールマイトが後継者を決められずにいた理由にもなる)

>ステルス交境曲
み・・・見なかったことに(ry

by 真馬流 (2014-07-18 00:48) 

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