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週刊少年ジャンプ1号感想 [WJ感想2014]


帝のアゴが気になって仕方がない@常盤です。


「かぐや姫の物語」見てきました。


たぶん原作通りでした。


と言ってもこの原作の「かぐや姫の物語」はもちろん、原点の「竹取物語」も有名な
エピソードくらいしか知らないんですが、多くの人がイメージする「かぐや姫」を
エンターテイメントとして映像化するならこれが一つの完成形なのかも、という感じ。

実際ネタバレとか言われても有名なエピソードばかりだしなあ…ある意味本当に
原作通りなので逆に意外だったというか。予告映像にあったかぐやが駆け抜ける
シーンだけは一瞬羅生門でも始まるかと思ったけどそんなことはなかったし、
別に月からUFOが降りてきて妖怪大戦争が勃発することもなかったし(当たり前)。

結局かぐやは何のために来たのかとか「罪と罰」って何だったのかとか、ある程度
推測は出来るけどいろいろと突っ込みたいところもありましたが、良く考えると原典の
竹取物語自体が「そういうもの」として、おそらく多くの日本文学研究家たちを悩ませて
きたんだから、こちらも「そういうもの」と受け取っておくしかないのかなあと。


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あと女童ちゃんが可愛かったです。
美人なのはかぐやですが、彼女にはトトロとかコダマ的な可愛さがあると思う。


ただまあ1回見たら満足かな、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ1号感想■■■

【新連載】『アイアンナイト』

■でびるまーん

日常の崩壊、荒れ果てた都市、魑魅魍魎の跋扈に主人公の覚醒と戦う決意…と
ハチが4話かけてやったことを(それでもずいぶん早いと思っていたのに)たったの
1話でやってのけたことにはびっくりしました。早さもさることながらその既視感に。

ハチがメガテンならこちらはデビルマンって程度の違いはありましたが。
まあ日常崩壊・世界崩壊系の話となると大抵この2つが王道だから、結局のところ
似たような話になってしまうのは仕方ないと思うので、あとは見せ方でいかに違いを
出すかというところに注目してたものの…うーん、特に目新しい点はなかったな、と。

クリーチャーの描写は結構絶望感があって悪くないけれど、肝心の主人公の覚醒後の
姿が非常にダサい。ハチのそれとは別の意味でダサイ。絶望的にダサイ。
あと全体的に絵が荒すぎて何をしてるのか分からないので、変身後の彼がどれだけ
強いのかが映像として見えてこないのが厳しいなあ。バトルものなのに。

崩壊後の世界がどうなったのかとか、学校や家族はどうなったのかとかの説明は
おそらく来週以降にされるだろうからそれを待つとしても、少なくとも現時点では
何故か彼を残してみんないなくなっていて(それもたった1日で)、でもまだ生きて
どこかにはいるらしい。いったいどういう状況なんだろこれ。

黒板のメッセージも普通なら連絡先とか行方不明の家族に向けた伝言とかを残して
おくものだと思うのに、なぜか「負けるな」だの「明日はきっと来る」だの、どちらかと
いうと不特定多数に向けたメッセージばかりでちょっと違和感がありますし。

この違和感が作劇上のミスではなくわざとやっているならば、おそらく街の人たちは
全員あの場所で死ぬか、怪物化して我を失ってしまう前に最後に遺した言葉だという
可能性もありますがどうなのかねえ、そんなにハードな世界観でいくのかなこの作品は。

まあ1話だけで評価を下すのは早計ですし、2・3話の展開次第ですかね。




『暗殺教室』

■渚、キレる。

うん、まあキレますよね、いかに温厚な渚クンとはいえこれはキレる。仕方ない。

鷹岡が黒幕と分かった時点で渚クンに土下座を要求することも、渚クンがそれを
受けることも、そして鷹岡が最悪の形でその誠意を裏切ることも全く予想通りだった
のに、ここまで人を不快にさせる事が出来るとは。鷹岡の表情・言動・行動すべてが
胸くそ悪い。松井先生って本当に人の心をえぐる展開が得意だよな(褒め言葉)。

だからこそ渚クンには次週完膚なきまでに鷹岡を「ブッ殺」してくれることを
期待したいのですが、いかんせん素の実力では敵わないのは分かってますからね。
旅行前の訓練がどれだけの成果を上げるのかもわからないし。
ブチ切れたことが彼にとってプラスに働くのかマイナスに働くのかもわからない。

とはいえ生来の暗殺の才能に加えてロヴロさんの訓練、そして初めて意識した
明確な「殺意」…これがうまく作用すれば鷹岡を再び絶望に落とすことも可能かも
しれないと思うと今からもうゾクゾクします。

ああもう、早く次回が読みたい。


あと今回の展開とは全く関係ないんですが、全裸で手足を縛られて生き埋めに
されている茅野ちゃんのイメージにちょっと萌えてしまったのは内緒です。

目隠しされて全裸でコンクリ詰めにされた状態で強引に生かされるとか…
ああ、なんてひどいことをするんだ鷹岡め!(棒読み)




『食劇のソーマ』

田所ちゃんがすっかり成長しちゃって頼もしいような残念なような。
アンコウの吊るし切りは料理モノでは必ず見かける定番のネタだけど、
やるとすればソーマかえりなあたりだろうと思っていたのでちょっと意外でした。

つーてもまだ捌いただけですしね、そのアンコウをどう料理するのかが本番。
単なるパフォーマンスだけで終わらないことを願いたいです。




『黒子のバスケ』

■頑張ったチワワ

味方サイドの反応より敵サイドの反応の方が面白いww

黛クンの呆れ顔とか動揺しすぎて滂沱するヒゲ男とか、そして何より赤司クンの顔がw
そういえば不敵な笑顔とか不遜な表情は見たことあったけど、こんな風に困惑している
赤司君の顔を見るのは初めてかもしれない。それを引き出しただけでも降旗GJ!

それはそれとして降旗くんだって立派な誠凛のメンバーなわけで。
いくら見た目が弱いからってフリーにするとは流石に油断が過ぎるんじゃないで
しょうか赤司クン。策士の名が泣きますぜ赤司クン。

まあこの奇策も通じるのはせいぜい1Qが限界だろうし、この先どうするんでしょうね。
結局のところ黒子クンが何とか使えるようにならない限りは反撃の芽はなさそうだけど
一体どうすれば彼が再び活躍できるようになるのか見当もつきません。

本当、どうするんだろ。




『ワールドトリガー』

いやいや、ついに、44話目にしてようやく近界の内情が語られるのか。
そういえばレプリカの正体も今回初めて読者に知られたんでしたっけ、長かったなあ。

最近はソルキャだのハチだのアイアンだのといった展開の早い作品に慣れてしまった
せいか、こういうスローペースな作品があるとちょっとホッとしますね。ぶっちゃけ
よくこのペースでここまでやってこれたもんだという驚きもありますが。

実際、始まった当初、DQNとの戦いだけで初めの3話のほとんどを費やした時には
こりゃ絶対短期終了だなと思ったものです。分からないものですねえ人気って。

まあそれはともかく、次週ついに近界の状況が語られることで、ようやくこの物語も
本来の目的であるネイバーとの戦いに映る時が来たということでしょうか。




『ソウルキャッチャーズ』

■神峰メンタルクリニック

どうも、神峰メンタルクリニックのお時間です。

今回の患者さんは木戸雅先輩…人に合わせることが得意で、難易度の高い
オーボエにすら自分を合わせることで完璧に吹きこなす、天才的なオーボエ奏者です。

しかし人に合わせるために、常に自分自身を遠くに飛ばして周囲の状況を伺っている
日々に疲れ、吹奏楽部を辞める決断をしましたが、それもまた周囲を混乱させるとわかり、
辞めることをやめた…というのが先週までのお話です。

そんな木戸先輩に必要なのは「自分のことを必要だと言ってくれる居場所」だと
判断した神峰は早速行動に移そうとしましたが、普段ほとんど交流のない自分が
いくら彼女の必要性を訴えたところで遠いところにいる彼女の心には届かない。

ではどうすればいいのか、と考えた末に彼は荒療治を決断しました。
それは自分が憎まれ役になることで他の部員に彼女を庇わせ、
彼女がどれだけ必要とされているかを彼女自身にわからせようとする事です。

ただこれには一つ問題があり、誰か一人でも神峰に同調する者がいると逆効果に
なってしまうと言うことですが、彼は今までの経験から少なくとも攻略済メンバーは
きっと本気で怒ってくれると信頼していた
ので問題はなかったようです。

でも念のため僕が率先して神峰に突っかかることで他の部員を誘導することで
予想以上の結果を出すことができました。(もちろん事前に打ち合わせなどをしていた
わけではありませんが、神峰の表情と言動からやりたいことを察知して乗ってみたまでです)


結果として神峰の計画は期待以上の成果を上げ、木戸先輩も新たな一歩を踏み出そうと
しています。おそらくこれでもう彼女は大丈夫でしょう。

以上、アンコン会場より刻阪がお送りしました。



■雅攻略編

しかし今回の話に関しては神海先生に完全に脱帽ですね。

雅攻略編が始まってからずっと、いくら神峰が超能力的な読心術の持ち主でも
今までほとんど絡みのない雅の心を変えることは難しいだろうと書いてきまして、
それでもまあ主人公補正で何とかするのかなあなんて漠然と考えていたのですが。

まさか自らが憎まれ役となって、周囲の仲間たちに説得させる方法を取るとは…。
確かにそれなら今まで絡みがないという問題もなくなるし、心からの本気の言葉
なのは一目瞭然だから彼女が疑う余地もない。まさしくベストアンサー。

それにしても相変わらずヘタなバトルマンガよりバトルマンガしてるよなこの作品はw
神峰のダメージの受け方とか完全に物理攻撃じゃねーか!暴君なんて胸からスタンド
出してるようにしか見えないし、部長のビンタはマジで痛そう。

思えば1話では嫌な心を向けられただけで逃げ出し、棟梁編ではちょっと強く
責められただけでgkbrし、柱のアオリにまで「メンタル弱め」とまで言われてしまっていた
神峰がいつの間にかここまで強くなってたとは…感慨深いですね。

しかしいくら勝算があったとはいえ、下手すりゃ雅先輩の居場所の前に
自分の居場所を失いそうなんですが大丈夫なのかな…まあ今回彼と対立したのは
攻略済みのメンバーばかりだし、雅が神峰の意図に気づいて和解することができれば
なし崩しに彼らとの信頼関係を回復できるとは信じてはおりますが。

それでもやっぱりこういうギスギスした展開は見てて辛いな…早く次回が読みたい。
足元に芽吹いた「芽」がどういう形をとるのかも気になりますし。




『恋のキューピッド焼野原塵』

■魔界最高の剣士・ロンシア

またも審判の門をくぐってトラブルメーカー登場かよ!と思ったら、意外に真面目で
ひたむきで、仕事のできる人でした。ゴルゴンさんといいい、見た目と中身のギャップ
のある奴が多いんだな魔界…。一番のギャップ萌えは塵ですけど。

まあ驚きというならこの掲載順なんですけどね…やっぱり最初の頃の絵で敬遠した人が
多かったのかなあ。かく言う私も一目見て引いちゃったしなあ、今は慣れたけど。
それなのに今週であと4人も新キャラ出す伏線とか一体どういうことなの…?

いや私自身はこれが終わるなんて思いたくないけど、この状況からの挽回は非常に
困難なことくらいは素人でもわかりますし、そんな時に更なる新キャラの伏線とか
まさか長谷川先生、本気でソードマスターでもやるつもりなのか…!?


そ、それはそれで面白いかもしれないけど、い、いやでもえーと…ファイト!




- - - - - - - - - -


今週は以上。


裏で艦これとかやってたせいでなかなか文章が進まなくて、
結局こんな時間になってしまいました申し訳ない。

来週は艦これの誘惑に負けずちゃんとやります。


それでは。




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コメント 2

真馬流

>アイアンナイト
話を壮大にしようとするのはいいんですが、その反動で肝心の内容の『密度』が読み切り以下に・・・。

>暗殺教室
相手が本心で謝罪してないってことは命令した本人が一番わかってるのでぶっちゃけ、謝罪する(形だけ)=挑発行為なんですよねぇ。

相手の思考を読み取れ!とまでは言いませんが今回出遅れてしまったのはある意味必然でした。

>NARUTO
結局、仮面が割れてからは終始『リン』しか言ってなったなこのラスボス(仮)w

>ハイキュー!!
部員数が少ないことを初めて感謝した瞬間であった。

>HACHI -東京23宮-
冗談抜きで似たような話しか描けない過ぎる(汗

by 真馬流 (2013-12-08 18:08) 

常磐

真馬流様
遅れましてすみません。
期を逸してしまってどうしようかと思ってるうちにこんな時間に…

>アイアンナイト
読切が本当に思い出せないんですがこんな感じだったんですかね。
その頃からデビルマンとか呼ばれてたんでしょうか。

>暗殺
>相手が本心で謝罪してないってことは命令した本人が一番わかってる
ああ成程、あの謝罪にはそういう意味もあったのか
渚クンも基本的にイイヤツですけどあの状況で謝罪を求められて
本心から謝れるわけないですしね

>ナルト
月の目計画とはなんだったのか

>ハチ
自分の持ち味が分かっていてそれ一本で勝負すると考えれば
決して悪いことではないのですがいかんせんもう飽きられているのは
事実なんですよね。ムヒョの頃は新鮮だったけど…

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2013-12-20 20:45) 

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