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週刊少年ジャンプ42号感想 [WJ感想2012]


ドメスティック失礼いたしまぁす!@常磐です。


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エロティック乱入いたしますとかファンタスティック突入いたしますとか
エレクトリックお暇いたしますとかいろいろ考えてみたけど結局普通のに落ち着きました。
・・・どのへんが落ち着いたのかはツッコまないでくれるとありがたい。

しかし自分の描いたP4U番長絵を見返してみると、足蹴にはされるわ物体Xは食わされるわ
鋼のシスコン番長だわと結構ひどい目にあう番長しか描いてないのに気付いて苦笑い。

1枚くらい素直にカッコいいP4U番長を描きたい、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ42号感想■■■


【新連載】『クロスマネジ』

■ラクロス部マネージャー

読切版ではヒロインの陰謀でマネージャーにされたのがきっかけだったのと
主人公の性格が今よりもやる気なし組の仲間だったところが違うだけで
全体的な流れはほとんど同じでしたかね、この第1話は。

相変わらず背景の描きこみとかキャラの表情とかが細かくて私好みなのですが
この状況からどうやって話を膨らませるのかが見えなくてちょっと不安な感じ。

まあハイキュー!も第一話の時点ではそう思ってたけど気づいたら面白くなってたし
適度にラブコメ要素も交えながら爽やか青春ものに仕上げれば、そういうのが
好きな層も取り込める…んじゃないかなあ。

何気にこれ以前の読切の頃から期待していた作者なので(作品名は忘れたが
KAITOという名前だけは覚えてた)
頑張って欲しいと思っています。




『暗殺教室』

■トリッキーな伏兵

・・・に、この間の毒殺眼鏡っ娘が入ってたのにちょっと笑ったw
そうかー殺せんせーのカテゴリではカルマ君も彼女も同じポジションなのかー。

個人的に竹森君あたりが面白い豹変をしてくれるのではないかと期待してる。



■格差社会の練習

それにしてもこの全校集会はヤバイ、陰湿すぎていろんな意味でヤバい。
何がヤバイってあからさますぎて効果が薄いのがヤバイ。
あまりに子供じみてて嫌がらせを受ける側すら呆れてしまうのがヤバイ。

そしてその醜態を国のトップと地上最悪の生物に見せつけてるのがヤバイ。


校長はE組への嫌がらせが薄れることを危険視しているようだけど
もう少しやり方を考えないと嫌がらせする側も受ける側もハイリスクローリターンな
結果になってしまうと思います。それくらいやり方があまりにも幼稚すぎる。



■渚クンマジ渚クン

最近個性的な生徒や先生の影で存在感の薄くなっていた感のある彼ですが、
やっぱり彼こそが暗殺教室を象徴するキャラだよなあと思えた今週の一コマでした。

たぶん条件さえそろえば、彼が一番確実に人を殺せる。
たとえ相手が殺せんせーじゃなくても殺せる。
そんな雰囲気が彼にはある。




『黒子のバスケ』

■赤司のバスケ

敵チームに対しては王様のように君臨したかと思いきや
チームメイトに対してはまるで聖人のように身体を張って導く…

「自分で自分の目をくりぬく」とかマジキチなこと言っているところを除けば、
赤司クンはキセキの中で一番チームプレイに特化した選手という印象を受けました。
でもこれもまた彼の能力の一端に過ぎなくて、実際の彼の能力は当初予想した通り
敵も味方も自分の思い通りに操る能力なんじゃないかなあ。

しかしチームメイトがあれだけ動揺したってことは以前もそんなことがあったんだろうな。
いくらキセキの世代とはいえ1年で主将とかやるからには当然上級生からの軋轢も
あっただろうし、「無冠の五将」はキセキにお株を奪われたがために「無冠」なんだから
初対面では間違いなく衝突があっただろうと思われるわけで。

赤司クンが洛山で今の地位を築き上げるためにどれだけの人と彼の血が流れたのか…
そしてこれからの緑間、黒子との戦いでどれだけの血が流れるのか…

そんなキセキ戦国時代的な展開を期待したい今日この頃。


あ、しつこいようですが赤司クンの目からはビームが出ると信じています。
この予想だけは自信があるよ。絶対出るよ。きっとだよ。




『SKET DANCE』

■ダブスタいくない

スイッチと同じように不良を懲らしめたくて裏サイトを作ったオタク男(名前忘れた)や
依頼時点で自分の罪を隠してはいたものの最終的には反省していた依頼人に対しては
お前の正義は間違ってるだのしょっぱい悪人だのと散々に罵ったくせに

その裏サイトをのっとってオタク男のやっていた以上に直接的な暴力をさせたうえ
そのリスクをすべてオタク男に負わせていたスイッチに関しては「お前は悪くない」って
ダブルスタンダードにもほどがありませんかねボッスンさん。

なんかもう「スイッチが自分の仲間になる」という結果が大前提なせいで、
何とかしてスイッチ:いいヤツ、他の奴ら:悪いヤツに仕立てようとしているのはわかるけど
どう贔屓目に見てもダブスタです。てか他の奴らを下げたってスイッチの株は上がらんよ…。

てかスイッチ「オフ」の時点ではスイッチは完全な「被害者」で、実際は何も悪くないのに
自分は悪いと思っている彼をどう主人公が救うのかが一番の見どころだったはずなのに
いつの間にやら完全な「加害者」となってしまったスイッチを「被害者」たるボッスンが
許すという展開になっていて、なんか思いっきり論点を外された気分。

そりゃたしかにさあ、何も悪くない相手を救うよりも何か悪いことをした奴を許す方が
話を作る側としても簡単なのはわかるけど…なんつーか卑怯だよなあ。



■脳内弟との会話

そして今回一番キモかったのがスイッチとスイッチ弟との脳内会話。
「兄ちゃんが扉を開くにはきっかけが必要」「あの人についていけば?」と、弟のセリフが
とことんボッスンの次の行為に都合のいいようになっていて笑ったけど、よく考えてみれば
本当に弟の霊がそこにいるはずもなく、スイッチが自分の脳内で作り上げた弟なわけで。

つまり彼は心の表層では「俺のせいで弟が死んだ、だから俺は幸せになってはいけない」
と言いながら、脳内弟には「兄ちゃんが自分を責めると僕も自分を責めちゃうよ」とか
「兄ちゃんに必要なのはきっかけだけだね」とか言わせてるのか…最悪に気持ち悪いな。

もうこういう奴はいっそP4のシャドウ的な奴に本音を全部ぶちまけさせちゃったほうが
あとくされが無くなってすっきりするんじゃないかな、本人的にも読者的にも。


スイッチ「俺のせいで弟が死んだ、だから俺だけ幸せにはなれない」
シャドウ「俺のせい…だぁ? 本当はそんなこと思ってないくせに」
スイッチ「誰だ!?」
シャドウ「我は影…真なる我…
      お前は本当は自分が悪いなんてこれっぽっちも思ってない
      『弟を失ったカワイソウな自分』に酔っているだけさ」

スイッチ「なんだと!?」
シャドウ「表向きは自分を責めるような言葉を吐きながら
      夢の中で弟に『兄ちゃんは悪くない』と慰められるのは
      さぞや気分が良かっただろう…なぁ、俺?」

スイッチ「違う!」
シャドウ「でも『自分は悪くない』と認めてしまったら
      外に出なきゃいけないから必死で否定してるんだよな?」

スイッチ「違う! 俺は本当に弟のために…」
シャドウ「とっとと認めてしまえば楽なのに
      中途半端に弟への罪悪感とか事件の責任もあるから
      今更認めるのも恥ずかしいしみっともない
      だから誰かに『お前は悪くないんだ』と言ってほしい…
      でも普通に言われても素直には肯定できないから
      いっそ肯定せざるを得ないくらいに激しく奪ってほしい…
      …って白馬の王子様を待つお姫様気取りか? なあ俺?」

スイッチ「違う違う違う!!」
シャドウ「何が違う? 俺はお前だよ、お前のことはよーく知ってる」
スイッチ「違う…お前なんて…お前なんて、俺じゃない!!」


ダダダンダダダンダッダダ…♪(あの音楽)
ペルソナは原初の弟殺しで有名なカインあたりでいいんじゃないかな。



■バリバリバリ

いや、もう普通に犯罪だろコレ。

相手が自分の思い通りにならないからって外から窓を蹴り破って侵入とか
それストーカーの中でも最悪の部類だから。むしろ押し込み強盗の部類だから。
いくらその強引さが当時のスイッチにとって救いだったとしても普通に犯罪だから。

スケダンって基本リアル路線のはずなのに時々むちゃくちゃするよね。




『ハイキュー!』

■慣れてくる

あまりに変幻自在すぎてディフェンス不可と思われていた影山→日向の速攻ですが
来ることがわかってさえいれば総合力で上回る音駒の方に一日の長があったようです。

しかしいくら他の守りを固めたところで一人が日向のためにつきっきりになるわけで。
たとえ日向がフェイントで他のアタッカーが打つことになっても他3人のブロッカーが
止めてくれるだろうという信頼感と、日向へのマークについている彼がそう遠くないうちに
日向を完全にブロックできるだろうという信頼感がなければおよそできない作戦ですね。

もちろんそれでもブロックが分散させられていることには変わりはないわけで、
結局ブロックを抜けてきたアタックはレシーバーが何とかつながなきゃいけない。
つまり、レシーブもブロックも平均以上をキープしなければならないということ。

また、司令塔である孤爪クンを生かす攻撃をするためには、彼ができるだけ動かない
ように、そして十分に相手を観察する余裕ができるようにと精密なプレイが要求されるし
孤爪クンもそれにこたえて、相手の攻撃や防御に応じたフェイントや作戦を組みたてて
いくことで、チームを確実に勝利へと導く…。

烏野のようにサーブやレシーブに突出した選手はいないけれど、どのメンバーも
平均以上に役目をこなせる音駒だからこそできる作戦と言ってもいいでしょう。
というか、ある意味これこそがバレーボールの理想形だよね。
うーん…どうやったら勝てるのかな、コレ…。


とりあえず考えられるところとしては日向がただ「人のいないところ」に移動するだけじゃなく
もう少し考えて動けと指示するか、あるいは今週影山がやったようにただ力いっぱい打つ
だけじゃなく緩急織り交ぜて打てと指示するか。

いずれにせよ今までの「誰もいないところに行って思いっきり打つ」という戦略はもう
使えないので、烏野は作戦の変更を余儀なくされるとは思われますが、果たして日向が
それを実行することができるのかは難しいところ。

だとすると音駒相手でも通用する影山のアタックの能力を生かして、菅原さんをセッターに
して旭日、影山、日向の3種砲台でさらにブロックを分散させるとかってどうかなあ。
状況によって影山がセッターにチェンジして日向砲台を殺戮させて…ってあれ、
1チームに2人のセッターってありなんだっけ?ルール違反?


まあなんにせよ、「個々の実力差をチーム全体の総合力で抑え付ける」という
ジャンプスポーツものではあまり見ない試合をここまでわかりやすく描いてくれたという
意味でもこの試合は素晴らしいと思いました。

毎回毎回試合を通じて彼らの課題がどんどん浮き彫りになって来るしね。
それを一つずつクリアして強くなっていく過程が見れるというのは凄く読んでて楽しいし、
黒子やテニスと言った超人バトルモノにはない別の緊張感があるのがうれしい。

次週はついに巻頭カラーだそうで、烏野の反撃期待しています。




『めだかボックス』

■デレ不知火

展開的にもう少し引っ張るかと思われた不知火があっさりデレて、めだかちゃんに救いを
求めたのもつかの間、不知火の里の「闇」と呼ばれる存在が彼らを分かつ――

本来であれば凄い感動する展開なのかもしれないけど一向に心が動かないのは
私が不知火に対してほんの欠片ほどの興味も持ってないからなんだろうなあ。

それはともかくあの安心院さんをもって「15秒しか持たない」と言わせる侵入者に期待。
このままいっきに不知火を含めた悪平等の存在意義が語られればなおGOOD。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


10話目にして早くもドベに到達してしまったタカマガハラに思うことはいくつかあったけど
どれも言語化すると陳腐になってしまうので今日はこの辺で。


それでは。




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コメント 6

無題

管理人さんとかには不評ですけど個人的には最近の展開はかなり面白いですね〉スケダン
後個人的にはペルソナの話よりもう少し感想書く作品を増やした方がいいかと思います。
by 無題 (2012-09-17 16:17) 

HIGE-PRIME

お久しぶりです、HIGE-PRIMEです。
 番長が酷い目にあうのは散々又掛けてきた罰なんじゃないかなぁとおもったり。
 つまりはP4(罪)とP4U(罰)って事でしょうか? 番長的に。
そして、遅ればせながらP4Uストーリー全クリアおめでとうございます。
 私の方はP4Gをようやくクリアしました。
 9月14日にクリアしたんで丁度3カ月遊んでた計算に。
 色々やれてないんし、俺の綾音ちゃんコミュも選んでないんで
 2週目やらなきゃなんですが、その前に少し積みゲー消化しようかと。
 P4Uとかソウルハッカーズとかロストヒーローズとか。
by HIGE-PRIME (2012-09-19 21:36) 

真馬流

>クロス・マネジ
読み切りの時から相変わらず良作な雰囲気を醸し出してるわけですが、何か『ちょうど1年間連載して綺麗に終わりそう』な予感が半端じゃない(汗

>暗殺教室
間違いなく国から金(口止め料?)をもらってるはずなのに、その上でちょっかい出そうとする校長マジ合理的w

>黒子のバスケ
赤司はもう、なんだ・・・強い言葉を使い過ぎてるとかじゃなくて、そもそもコイツだけ世界観が違うんじゃ・・・って思えてきた今日この頃。

>BLEACH
他人のオサレに便乗した挙句、自身の能力(斬魄刀)を盛大にディスってる事にすら気づかないとは・・・これだから素人は(苦笑

>家庭教師ヒットマンREBORN!
相変わらずキャラデザが予想の斜め上過ぎるww

by 真馬流 (2012-09-20 19:42) 

常磐

>無題様
うーん…正直スケットのシリアス回はあまり好きじゃないので
出来るだけその時は感想書かない方針だったんですけど
今回はあまりにもぶっとんだ内容だったので思わず書いてしまいました。
無題様には申し訳ありませんが今回のエピソードを普通に楽しむのは
ちょっと厳しいですね…なにか自分に興味のあるネタにでも置き換えないと。

ジャンプ感想が最近短めなのは…精進します。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2012-09-20 23:26) 

常磐

>HIGE-PRIME さま
P4Gクリアおめでとうございます。
こちらはまだミツオダンジョンを彷徨っています…戦闘楽しすぎるw
同じくハッカーズと世界樹4と罰の南条ルートを詰んでいる身としましては
出来るだけ早くクリアして次のに行くべきなのでしょうが、どうにも楽しすぎて
先に進むのがもったいなくなっちゃうんですよね。
ネタ絵とかも自分の中で熱があるうちに描きたいですし…。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2012-09-20 23:31) 

常磐

>真馬流さま
>クロマネ
その「普通に良作」ってのが一番難しいですよね。
ただ良作なだけで地味だとリリエンみたいに気づいたらドベにいてひっそりと
終わってしまう作品も多いですし。そうならないことを祈っています。

>暗殺教室
個人的には理事長がわざわざE組を隔離した理由が、単なる「優秀な生徒の
はけ口としての落ちこぼれクラス」というだけじゃなことを期待したいですね。
何気に生徒のレベルも高いですし>E組

>黒子のバスケ
彼ならきっとテニヌ界に行ってもいいセン行くと思います(最大級の褒め言葉)

>リボーン
そういえば秋アニメの「サイコパス」というのが天野先生のキャラデザだったん
ですが、一目見て天野先生とわかるキャラデザで笑ってしまいました。
脚本がまどかの虚淵さんということで結構期待しているんですが、
どうにも見るたびにリボーンがちらつきそうで困りますw

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2012-09-20 23:39) 

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