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週刊少年ジャンプ33号感想 [WJ感想2012]


特撮博物館に行ってきました@常磐です。

会場が家からそう遠くなくて、値段も割と手頃で、「実写巨神兵って何?」と興味もあったけど
せいぜい「巨神兵東京に現る」の短編映画がメインで展示モノとしては小規模だろうと
あまり大した期待はしないでとりあえず行ってみたわけですが―――


すみません、すげえ面白かったです。


ゴジラとか日本沈没とかウルトラマンとか当時の特撮ブームの頃につくられた模型の数々の
精巧さとか、その設計図(もちろん当時はアナログ)のあまりの精密さとか、その制作過程における
いい意味で馬鹿でマニアックなこだわりとかなんかもういろいろ凄かった。

また一つ一つの展示について庵野館長(安野モヨコ画)による熱いコメントがついてたので
当時を全く知らない、特撮についても特に思い入れのない自分にも何か熱い思いが伝わってきて
思わず帰り道にTSUTAYAで「日本沈没」のDVDを探してしまったり(残念ながらなかったけど)。

短編映画「巨神兵東京に現る」は、それ自体特にストーリー性はほとんどなく、
単に巨神兵が東京をぶっ壊してそのあと世界を火の七日間に包むだけの話で、
まあ確かにすごいけど、現在のCG映像技術なら普通だよね、と思ったわけですが。

本当にすごいと思うのはこの後のメイキング展示を見てからでして。
現実ではおよそありえないあのシーンやあのシーンまでも一切CGを使わずに特撮技術や
撮影技術(照明とか特殊撮影とか)だけで作り上げたという事実には本当にびっくり。

そしてそれを作っている最中の監督や職人たちがまるで子供のようにはしゃぎながら
あーでもないこーでもないと試行錯誤しつつ作っているのが分かって、微笑ましいやら
(いい意味で)馬鹿だなあと妙に優しい気持ちになってしまうやらで…面白かったです。

ゆっくり見てた自覚はあったけど、会場出てふと時計見たら2時間半くらい経ってたし。
これだけのボリュームがあって1400円なら全然安いものだと思いました。


個人的に巨神兵は少し腐っているくらいが可愛いと思う、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ33号感想■■■


【巻頭カラー】『SKET DANCE』

■祝!5周年

ああそうなんですかそれはおめでとうございます(棒)



■スイッチオン

ようやくついにスイッチ「オン」の物語が始まるんですね。

スイッチ「オフ」の話があったのは一体何年前の話だったかなあ。
あの頃はなかなか上がらない掲載順を不安に思いながらもそれなりに応援してて
当時急展開に面食らいつつも「この人こんな話も描けたのか」と感心したものですが。

とはいえほのぼのギャグ(当時はそう思っていた)メインのこの作品でシリアスが続くことは
掲載順的にも得策ではないから、幕間に日常話を挟んで読者が落ち着いてきたところで
「オン」の話をやるんだろうと勝手に予想していたんですが、まさかこんなにも間が空くとは。

それだけ作者にとっても読者にとっても大事に温められてきた、いわば「最後の切り札」
であり、今週の話はまさに「待ってました!」という展開のはずなのですが…


ごめん全く、これっぽっちも興味がわかないわ。


いや…「興味ない」とはまた違うんですよね…少なくても当時の自分ならば、
この「オン」の話がどんなつまらないご都合主義だろうが、どんな主人公マンセー話だろうが
許容するくらいの寛容さはあったと思うんですよ。でも今は無理、きっと無理。

なんでだろうなー、何であの時すぐにでも「オン」をやってくれなかったんだろうなー。
もうあの時の気持ちでは読めないよ、本当に残念です。



■本編

で、本編についてですが、多分あの依頼人が犯人なんじゃないかなあと。
あからさまに出てきてた根暗そうな男は裏サイトの荒れっぷりには関わっているけど
本質的な部分では関係のないミスリード要員なんでしょう、メタ的な意味で。

正直あんまり期待はしていないけど、いつも通りの小悪党オチや過剰な主人公マンセー、
過去の殺人事件を適当に流す、などの展開予想を覆して一人の人間の成長物語として
まとめてくれたらこの作品を見直すかもしれない。

まあそんなことにはならないんだろうけどなー。




『ONE PIECE』

■均衡と戦乱

舞台がただのグランドラインから新世界になり、ルフィ達を取り巻く環境も「ただの海賊」から
「世界を変えるほどの”力”をもつ集団」に変わってくると、物語のスケールもいちいちデカく
なってきて、面白いと思う反面なんとも窮屈な印象を受けます。

なんというか、核ミサイルのスイッチの前で取っ組み合いの喧嘩を見ているような感覚というか
お前らそんなことやってる場合じゃないだろという気持ちと、いいぞもっとやれという気持ちが
ないまぜになって、正直自分でもどっちがメインなんだかよく分からなくなってしまって。

それでも尾田先生のことだから、終盤にはきちんとルフィの行動原理に納得しつつ、
「いいぞもっとやれ」的な勧善懲悪の単純な図式にまとめてくれるとは思うんですが、
少なくとも今の時点ではどう動くことが最善なのかすらよく分からなくて困惑します。

確かにマスターのしていることは世界的に見れば戦乱と混沌を招くだけの「悪」であり
海軍にとっても破壊すべき「悪」であることは確かなのですが、これから世界を狙おうという
海賊たちにとっては一考の価値のある提案であり、世界政府にとってはこれを自分たちで
独占することができれば更なる支配の強固につながるだろうと考えてもおかしくはない。

そしてルフィ達は「世界を狙う海賊」であり、海軍とは敵対しているし、完全な善人でもない。
かといって世界を支配したいとか他人を傷つけたいとかそういう考えは持ってないから
マスターの考えとは相反する…相反する…けど敵対ではないかもしれない。

そこの難しい落としどころを、子供の拉致とキンエモン関連の因縁、ローの因縁含めて
どのあたりに持ってくるかが今後の見どころになるのかな。

まあ尾田先生のことだから(2度目)たぶん大丈夫だとは思うんですけどね。




『斉木楠雄のΨ難』

■だいたい斉木クンのせい

昔某所であった何でもかんでもシックスのせいにするスレを思い出した。

世の中の悪いことはすべてシックスのせいで
理不尽なことはすべて範馬勇次郎のせいで
宇宙がつまらないことはすべて安心院さんのせいで
お約束的なことはすべて斉木クンのせい

ということですね、わかります。


つまり私が会社でなかなか給料が上がらないのも
結構な数こなしているのになかなか画力が上がらないのも
最近急に肩こりが酷くなってきたのも

きっと斉木クンのせいなのでしょう、なんてひどい奴なんだ!




『黒子のバスケ』

■さようなら灰崎クン

結局灰崎クンはちょっと素行が悪くて人相が悪いだけのただの凡人だったのか。
赤司クンが彼を退部させたのも何か問題を起こしたとかそういう理由ではなく、
単に彼自身のプライドを気遣ってのものだったとはねえ。

てか彼が登場してから今まででやった「悪事」と言えば
  • 火神の師匠にインネンつけた
  • 黒子の肉団子を奪った(中学時代)
  • 試合中に相手の得意技を奪った(あくまでそういう能力)
  • 中学時代の黄瀬の彼女を奪った
  • 足を痛めている黄瀬の脚を狙った ←new!
  • 負けてムカついたんで闇討ちしようとして青峰に返り討ち ←new!
ち、小さい…小さすぎるぞ灰崎クン!
まあ多くが予想していた「黄瀬負けフラグ」を裏切ってくれたのはちょっと嬉しかったけど
結果的に灰崎クンの小ささが際立ってしまってお気の毒。



■キセキの世代

そして今回の件で株をグッとあげたのが青峰と赤司。

まあ青峰クンについてはなんだかんだいって仲間思いのいいヤツだってのは分かってたから
今回のも普通に見れたのですが、初登場であれだけのイカレっぷりを見せつけた赤司クンが
少なくとも中学時代は「キセキの世代のキャプテン」として一本筋が通っていたんですね。

そういえば黄瀬も初登場時はチャラかったくせに今では作中一番の努力家として描かれてるし
初登場時は変人イヤミ野郎だった緑間クンは、変態ツンデレで意外とおせっかいだと分かったし
紫原クンは一番厄介に見えて実は一番素直なただのガキ大将だったことがわかったし。
黒子クンは言わずもがな。何気にキセキの中では一番キレやすい熱血漢だったりするし。

こうしてみると「キセキの世代」って本当に大事に描かれてるなあと思いますね。
どれ一人としてキャラを被らせることなく、能力も全く違っていて、その分野では最強。
誠凛メンバーや無冠の五将もキャラとしては決して弱いわけではないのですが、
やっぱりキセキの世代の作中でのスター性には負けるんだよなあ。

だからやっぱりキセキ同士の戦いが一番燃えるのです。



■ベスト4

前回の予想覆されておいてなんですが、緑間君の死亡フラグパねえ。

ブリーチ風に言うならオサレ指数が2ケタくらい負けている気がする、赤司クンに。
負けるのは仕方ないけど、せめて以前の青峰vs黄瀬くらいには見どころのある
いい試合になって欲しいと切に願います。アーメン。




『ハイキュー!』

旭さんは本当に幸せ者だなあ。

コートの中では彼を全力で支えてくれる仲間がいて、
コートの外でも彼を奮起させようとする仲間がいて、
そんな自分のプレイを見て発奮する後輩たちがいて。

この試合終わったら彼泣いちゃうんじゃないだろうかとふと思った。




『めだかボックス』

先週自分で建てた死亡フラグを今週速攻で回収する善吉さんパネエw

安心院さんが悔しそうに「先手を打たれた」と言ったのは、彼が死んだ瞬間を狙って
自分の世界に連れてきて、ついでにいろいろからかってやろうかと思ってたのに、
それより先に婚約者たちの手によって封印されてしまったとかそんな感じかな。

めだかちゃんの涙は、本来であれば彼女に同情すべきシーンだとは思うのですが
いかんせん人の命がDB以上に軽いこの世界では茶番にしか思えないのが残念。
(だって仲間たちが本気になればいくらでも復活させる方法はあるし)

まあ何はともかく善吉君が退場してくれてホッとしているのは事実ですけどね。
彼が出張るとつまんないんだもんなー、かといって「もう一人の主人公」って扱いだから
こういう場面で出さないわけにもいかないし。だったらいっそ囚われのヒロインにでもなって
くれたほうがよっぽど安心してみてられるのは私だけだろうか。

そろそろ不知火コンビの実力も見たいところ。





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今週は以上。


P4Gはちまちま進めてようやく5月に入りました(難易度ノーマル)。

無印ではイマイチ適当にやってたシャッフルタイムもオールゲットのギャンブル性により
より面白いものになっているし、合体もスキルが自由に選べるようになったことで
○×ゲームに余計な時間を使わなくて済むようになったのが嬉しい。

しかし本当にいろんなところが細かく違うので、すべてのイベントを拾おうと思うと
どうしても時間がかかってしまうんですよね(町の人に片っ端から話を聞いたりとか)。


120714.jpg


行きはよいよい、帰りはこわい。


それでは。




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