週刊少年ジャンプ27号感想

「涼宮ハルヒの驚愕」読了しました＠常磐です


前作「分裂」から約４年、いや私がハルヒを読み始めたのは割と最近なので、実のところ
そこまで待ったわけじゃないのですが、まあ待たされただけの価値は十分にあったかと。
「分裂」ではあまり好きになれなかった佐々木さんが終わり頃には好きになってた不思議。


さて話は変わりますが、ペンタブレットを新調しました。



intuos4コミスタ・イラスタ付属モデル、３９，８００円也。


ちなみに今まで使ってたヤツは先日土曜の昼食（坦々麺）に入水自殺しお陀仏にorz
いやあ…まさかペンがあんなにも綺麗におっこちるとは思わなかったね、ビックリだ。
でもまあ本体は無事なんで、オークションかなにかでひょっこり出てくるのを待つ予定。

てか誰か「GD-0608-U」のペンをジャンク品でもいいからお持ちの方はいませんか？
ペンだけなら千円・・・いや２千円くらいまでなら出すよ！


来週あたり秋葉原のジャンク屋も覗いてみよう、今週のジャンプ感想です。

■■■週刊少年ジャンプ27号感想■■■

【巻頭カラー】『SKET DANCE』

■もう恋なんてしないなんて

先週の感想で「せめてモモカを傷つけない返事を」と願った自分ですが、
結果として普通に振られるよりも哀しくなる結果となってしまいました。

･･･まああの「グリン」の衝撃はそうそう忘れられるものじゃないしなあ。
ていうかそのシーンの印象が強すぎて、一体何がどうなってああいう展開になったのか
全然思い出せないんですが、女の嫉妬が原因でよかったんでしたっけ？

それにしても、あのエピソードからもう２年以上経ってしまったんですね。
当時はすごく気になったし続きを早くやってくれと言う気持ちでいっぱいでしたが、
ヒメコやボッスンの過去編の破綻ぶりにどんどんどうでも良くなってきて、
最近ではむしろやらない方がいいんじゃないかと言う気持ちの方が強かったのですが。

少なくとも彼がこの気持ちを清算しない限りモモカとも結城さんとも進展がないことが
今回のことで分かってしまったので、今はもう一刻も早く「スイッチオン」の物語を終えて
次のステップに進む準備に入ってもらいたい気持ちでいっぱいです。



■家族同然の付き合い

で、後半のボッスンとヒメコに関しては予想を少しも超えない展開でしたね。
まあもともと進展なんて期待もしてなかったし、そもそもどうでもいいし。

あ、でもボッスン家族がヒメコを家族同然に見ているってのは新たな発見だったかな。
彼女たちならきっと、朝ボッスンを起こしに行ったとき彼の隣にヒメコが寝ていたとしても
平気な顔で起こしたのちに、普通に一緒に朝食を食べていってらっしゃいするに違いない。

って、想像したら何かイラっときた。

『トリコ』

しかしなんでトリコで出てくる食事はこんなに美味しくなさそうなんだろう…。

前回のメロウコーラはギリギリでしたが、今回のポテトネズミとか食欲失せますよもう。
（デザイン自体は読者投稿でも、それをもう少し美味しそうに描いてくれてもいいだろうに）
そしてアレだけ苦労して手に入れた「宝石の肉」が今や普通にフリカケの具材になって
しまっているという哀しさ。てかフリカケって。いくらなんでもフリカケって。

ところで「運」の値が高ければ戦闘を回避できるというのは世界樹でもありましたね。
罠にはまって泣いている子カモノハシを助けたら親に襲われ全滅。という初見殺しの罠も
パーティに運の高いメンバーがいれば回避できるんだそうで・・・そんなの分かるかー！

まあゲームと違って彼らはコンティニューできないわけで。
レベルの低い頃の強大な敵との遭遇は生存前提のイベント戦闘に留めておいて、
もっと強くなってから挑むというのはＲＰＧの王道ですからね。

そう考えてみると世界樹とかウィズとかってほんっと容赦ねえよな…。

『銀魂』

■宇宙蓮逢軍

実のところ私はガンダム関係には全然明るくないのでネタの半分も分からなかったの
ですが、「ゲルググ！」には笑ってしまったｗｗｗなんだこの言語感覚ｗｗｗ。

思えば銀魂のアニメはガンダムのお膝元であるサンライズが製作しているわけで、
この話がアニメ化されるときにはさぞかしリアルなガンダム…いや玩侍が見られるの
だろうと思うと、いまからもうｗｋｔｋです。

それにしても前半アレだけふざけておきながら後半はちゃっかりシリアス展開で
しかも攘夷時代の面影を持ち出してくるとか反則でしょう！？

「仁」の放送終了までに坂本のかっこいい姿は拝めるのか、次回に期待です。

『べるぜバブ』

ああやっぱり男鹿・ベル・ヒルダの擬似親子話は楽しいなあ。

以前はベル坊が可愛いからだとばかり思っていたのですが、ベル坊が可愛くなくなって
男鹿が可愛くなってもやっぱり楽しい。うん、やっぱりこの３人の関係が好きなんだと確認。

「ゴメン待った～？」とか久々登場ＭＫ５マイナス１とか、さりげなく姫抱っこされてしまう
男鹿（の身体）とかベル坊におんぶされる男鹿（の身体）とか、そしてすでにそんな状況を
受け入れてしまっている生徒達とか･･･ああもう！ああもう！ああもう！（落ち着け）

しっかし田村先生、女の子可愛く描くようになったよなあ。
連載始まった当初はヒルダとかあまりに可愛くなくて正直どうしたものかと思いましたが、
ラストのコマの葵ちゃんとか普通に…いやかなり可愛いと思いました。

次回はこんなに可愛い葵ちゃんが異変真っ只中の男鹿と出会う…うーん楽しみです。

【センターカラー】『magico』

センターカラーで注目させておいて直後に少女を拷問とは･･･
しかも手法は刃物を使わない締め付け拷問…まったくいい趣味をしておりますな、オイ。

そして後半は「裸になって犬の真似をしながら土下座する男」かよ！
もうセンターカラーも３度目（４度目だっけ）で掲載順的にも余裕があるはずなのに
こうして新規読者の獲得に貪欲な姿勢にはとことん頭が下がります。

初期の黒子の時も書いたけど、実績のない新人が生き残るにはこれくらい頑張らないと
ダメなんだろうなあ…エニグマとかはよく分からないけど。

『バクマン。』

■ターゲットは「ＣＲＯＷ」

ここを含め多くの感想サイトでも予想された通り、新妻先生の「終わらせたい作品」
というのは「＋ＮＡＴＵＲＡＬ」でも「ＰＣＰ」でもなく、ましてや既存の連載作品でもなく
彼が一人で生み出し、現在も絶好調連載中の「ＣＲＯＷ」でした。

というかエイジの話を聞く限り、彼がこの発言をした時点（ほぼ初登場のころ）には
「自分の終わらせたい作品は自分自身の連載作品」だと決まっていたようですね。
確かにＤＢしかり幽白しかりスラダン…はよく分からないけど、どれも「終わり」と
思われる一山を超えてもまだダラダラと（失礼）連載してたもんなあ。

まあ人気作品はそれだけで雑誌を支えていると言っても過言ではないから、
ある程度引き伸ばしを要求されるのは仕方のないことですが、やはり製作者としては
できれば一番人気のあるうちに終わらせたい、という気持ちは何となく分かります。

なので今回ので奮起したサイシューたちにはアレですが、エイジには是非残り５週連続で
１位をとり、その後も１位をとり続け、見事自作品にトドメをさしてもらいたいですね。
現実のジャンプとは違い、新人作品が群雄割拠のバクマン世界では難しそうですが、
戦争編真っ只中のワンピは１位を決して譲らなかったらしいから、不可能ではないはず。

頑張れ、新妻師匠！



■やる気のない湊浦さん

･･･にしても前回の吉田氏とは対称的な湊浦氏のやる気のなさはなんなんだ…。

そりゃ確かに最近低迷しているとのことだし、他の作品もあるから一つに注力できない
ってのはわかるけど、それにしたって原稿に意見を出すどころか常に上の空で、
考えていることは別の作品と自分の保身って…本当にダメすぎて泣けてくる。

大体「＋ＮＡＴＵＲＡＬ」は文学思考でガチガチに凝り固まっていた岩瀬女史を
服部氏が少年漫画風にするためにいろいろとアドバイスしたからこそできた作品で
いわば編集者も原作者の一人だったはずなのにこの態度、ああ本当にムカつく。

つーか原作者は違うとは言ってもこれも一応「新妻エイジ作品」の一つでしょうに。
自社の看板作家が「ヘボな原作つけられて人気低迷」とか言われてもいいのかね？

まあ彼のダメ編集ぶりは今に始まったことじゃないですが、今回は特に鼻につきました。

『めだかボックス』

■Ｃルート

久しぶりの雲仙さんの出現にテンパっている喜界島ちゃんが可愛い。
てかこのシリーズ入って以来、皆何だかやたらと脱ぎたがる傾向が強くないですかね？



■Ｓルート

「一番嫌いな人物を記名投票」ってこのメンバーなら楽勝じゃないかなあ。
クマーは嫌われることがアイデンティティみたいなもんだし、阿久根は多分気にしないし、
財部ちゃんは最初から本音と建前がダダ漏れだし、鰐塚だけはちょっと分かりませんが。


――あと今回の話とは全然関係ありませんけど、今ほどこの「陶片追放制度」が
復活してくれないかなあと思うことはないですね。

誰とはあえて言わないけど、誰とは。

『エニグマ』

今週は何だかわけが分からなくて逆に面白かったです。


ただでさえ上下が分からなくて状況がつかめないのに、突然現れる椅子やドアなどで
余計に何が起こっているのかわからない状態になってみたりとか。

そしてわざわざ自分のいる方を下にして校舎を回転しておきながら椅子やスミオが
落ちてくると「何だと！」と驚いてみたり、「アレには決して近づけないからな！」
とまるで下手なクイズ番組みたいなヒントを出してみたりする綺島先生とか。

いきなり出てきた携帯チャンネル[es]に親切な圏外メッセージと「お前のことを
絶対に読んでやる」といつの間にか目的が変わっている彼らの行動とか。


一体こいつらは何がしたいのかと頭をひねる展開は、そのまんまこの作品が
一体何をゴールにしているのかが分からないのと似ていて何だか笑えました。

『保健室の死神』

■アガペー

何も拒まず、何も求めないなら人形でもいいんじゃないかなあと思った今週。
しかし神様ってのは時に愛する子羊たち（人間）に罰を与えたりもしますよね？
それもまた「相手のため」だと心から思っていればアガペーとして成立するのかな？

それにしてもこのコマのマリヤは本当に気味が悪いね。もう何度も言ってるけど。



■ハデスｖｓアキラ（亡失）

そしてこっちも目を抉ってみたり腕から目が生えたりクルクル踊ってみたりと
マリヤとは違う意味で大暴走。こんなのと戦わなければいけないハデス先生お気の毒。

ところで当時のアキラはどのへんが「素晴らしかった」んでしょうね。
アキラとマリヤと亡失が守りたかった「アキラの素晴らしさ」がまるで見えないせいで
そのために戦っているはずの彼らが滑稽にしか映らないのが残念です。

まあ歪んだ彼らのこだわりなんて、どうせ歪んでで一般人には理解できないんだろうけど。
…と、ここまで書いたらさすがに偏見かな？

『メルヘン王子グリム』

いつの間にこんな後ろの方まで…

最近ほとんどスルーしてたんで、今回出てきた巨乳の女子とかイソッペと白雪との
恋の進展具合とかは全然分からなかったのですが、ラスト２ページの「本当は怖い
アルプスの少女ハイジ」が本当に怖くてびっくりしました（特にクララ）。

渡辺先生の画力がそれほどでもなかったためトラウマにはなりませんでしたが、
もしこれが小畑先生とか古舘先生（四ツ谷先輩の人）とかだったらどんなハイジやクララに
なっていたのだろうと想像するとちょっと残念でもあります。何だろうこの気持ち…

おし～えて～おじい～さん～♪

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今週は以上


世界樹３は深都に到着し、サブクラスが選べるところまで来ました。
で、早速悩んでます…どうしよう…サブクラス…。

とりあえず火力強化の面でバリスタウロブチはサブクラスをゾディアックにして
火氷雷攻撃の属性強化を図る方向で決定したのですが、他のメンバーが決まらない。
メテオ持ちのゾディアックほむらはウォリアーがオススメと攻略本にか書かれていたけど
シノビやバリスタも捨てがたいし、あと誰か一人はビーストキングつけたいし…。

まあこの悩む時間が一番楽しかったりもするんですがね。


それでは。

コメント 4

世界樹３、サブクラス解禁おめでとうございます。
キャラの成長幅が大幅に広がり、優柔不断な私には苦痛だった覚えもありますが、やはり楽しかったですね。あれ。
ぶっちゃけスキルの振り方を考えればどんなサブでも活用できたりしますので、
モンクあんこ+ファランクスで槍装備にしたり、
ゾディほむら+パイレーツで銃装備にしたりと遊んでも面白そうですね。楽しければそれが最善です。

あと知ってるかもですが、ファーマーにサブクラスのスキルPも合わせてコモン「聞きかじりの経験」に全振りで放置すると後々便利な子に…

『トリコ』
スタージュンの登場で、な、なんて少年漫画みたいなライバル登場なんだ！と、読んだときは驚愕を覚えました。
こういう、読者にも緊張感が分かるって言う表現はやっぱいいなあ、とも思ったり。
というか、イケメンである事を無視してもこういうカッコイイライバルってあんま見ないよなあ最近のジャンプ、。

あ、でもバクマンの新妻エイジはライバルという位置づけで好きなキャラだと気が付きました。
ただしサイシュー、てめーらは駄目だ。

『magico』
とりあえず常磐さんの目の付け所がシャープすぎて驚愕を覚えてます。
いや、これが読者の当たり前の感想なのか？！分からなくなってきた！
しかしまあ、そういう盛り上がりどころ(？)は置いといて、最後の教会に乗り込む二人の図はカッコよかったです。
by のーねーむ (2011-06-14 18:53) 

＞トリコ
そういえば、結局美食會のメンバーがセンチュリースープを飲むシーンは描かれませんでしたね。

＞銀魂
『自分の作品がアニメ化された』という事実をここまで有効活用ｗした作者がいただろうかｗｗ

＞バクマン。
「大丈夫、絶対にだっ！」すら言わなくなった三浦の存在価値って一体・・・

あと、ちょっと見ない間に岩瀬さんの顔立ちがえらく中性的になったというか。

＞BLEACH
今週の感想
何なんだよっ?！→ドンっ！！

感想を書くときの使用文字数が『一桁』になる日も近い気がする。

＞奇怪噺 花咲一休
確かに発想は面白いけど・・・これってやっぱり同時じゃな（ｒｙ

＞メルヘン王子グリム
ハイジの主題歌って捉え方次第では確かにホラーな気がする（汗

by 真馬流 (2011-06-16 17:41) 

>のーねーむ様
>世界樹
アドバイスありがとうございます。何とか頑張ってみました。
「聞きかじり～」というかコモンスキルの存在を最近になって知ったので
まだそっちに回せるスキルポイントがないんですよね、困ったもんだ。

>トリコ＆バクマン
島袋先生は絵にインパクトがある分緊張感のあるシーンを描くのがとても
上手いと思います。反対に全然それがないのがエニグマ…まあいいか。
しかしサイシューは誰かにたきつけられないと本気になれないのかね。
一人でがんばって１位をとった新妻先生を見習(ry

>magico
え、な、何かズレてますか？　そんなことないですよね！？
普段のラブコメもいいけどたまにはこういう普通の少年漫画的展開も
いいものですよね、さすがは新規読者を逃がさないマジコ。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2011-06-19 23:46) 

>真馬流さま
>トリコ
アレだけ苦労して獲ってきた「宝石の肉」も今週で陳腐化しちゃいましたし、
センチュリースープもそのうちコンソメキューブみたいな形で店に並ぶんじゃ
ないでしょうかね。てかいろんなものがインフレしてるなこの作品は。

>銀魂
いまアニメではビラ子の話しをやってるんでしたっけ。
まああまり急いでもまた追い越しちゃうんでのんびりやって欲しいですが、
これだけはどうなるか早く見てみたいｗ

>バクマン。
てかこの話で岩瀬＆港浦さんだけ蚊帳の外なんですよね。
本当にどこまでダメ編集ぶりを貫くつもりなんだ港浦氏・・・

>一休
確かにｗｗｗでも相手がそれを認めたなら勝ちみたいだからいいのかな？

>グリム
「教えておじいさん」→「何でそこにいるのに聞かないの？」
→「だっておじいさんはもう・・・！」本当だ、これだけで十分ホラーになる！

コメントありがとうございました。

by 常磐 (2011-06-19 23:56)