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週刊少年ジャンプ17号感想 [WJ感想2011]


かどちんのJOJOノベライズktkr@常磐です。

西尾維新らが『ジョジョの奇妙な冒険』をノベライズするよー

 現在を代表する熱き作家たちが、『ジョジョの奇妙な冒険』の小説化に挑む!
 文字を武器にした真っ向勝負、ありえないッ豪華執筆陣のバトルに期待せよッ!!

 上遠野浩平 VS JOJO
 西尾維新 VS JOJO
 舞城王太郎 VS JOJO

 ※作家名は五十音順です

 http://www.araki-jojo.com/10/

元記事だけ見ると西尾先生のほうに注目が集まっているようですが、
個人的に期待大なのはむしろ上遠野先生のほうだったり。

なにせ上遠野先生のかなり昔の作品からしてジョジョネタ満載だったもんなあ。
てか自分の髪の毛を他人の頭に植え付けて操る女子高生とか、
特別な呼吸法で若い頃の肉体を保つ初老の紳士とか本当にどこのジョジョかとw

なお、タイトルに「ブギーポップ」とついているものの、彼(彼女?)自身はこのシリーズの
デウス・エクス・マキナ的な存在のため、彼の出番はほとんどが最終章の数ページ程度。
逆に言うと彼が現れたときがその物語の終わるときということで、ある意味わかりやすい。

能力バトルなのに彼には一切の能力が効かず、自身は無敵のワイヤーアクションで瞬殺、
そのうえ油断なし躊躇なし容赦なし、とおそらくラノベ界で一番中二力の高いキャラ

まあそれはともかく、元の作風からしてジョジョっぽい上に自ら「ラノベ界一のJOJOオタ」を自認
する上遠野先生ならきっと気合の入ったノベライズになると期待しています。うーん楽しみ。


ちなみに自分の髪の毛を他人の頭に植え付けて操る女子高生と、
特別な呼吸法で若い頃の肉体を保つ初老の紳士が出てくる作品はこちら


ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート (電撃文庫)

ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート (電撃文庫)

  • 作者: 上遠野 浩平
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 文庫

嗚呼、ゾーラギゾーラギ、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ17号感想■■■

【巻頭カラー】『トリコE』

■襲い来る回復アイテムたち

先週(すでに先々週ですが)の説明ではイマイチ感覚的にわかりづらいと思ったか
HP残量メーターまで登場してますますRPG化しつつあるトリコ。


タイガーファング「グルル…」
トリコ「ズ…」
ゼブラ「じゅる…」


広島県の香川健二クン福井県の山本玄太クンも、よもや自分のモンスターが
トリコたちの「回復アイテム」として使われようとは思ってなかったに違いないw
まあこの辺の使いどころは難しいですよね、結局どう扱われようが食われるんだし。

しかし本当にこの食事シーン見ていると料理人の存在が微妙になりますね。
それとももしここに小松がいれば、トリコやゼブラが「マズイ」と言って捨てた部位でも
美味しいところを見つけ出して調理することができるんでしょうか。



■小松絶体絶命!

…といっても新しい土地で小松がピンチになるのは伝統芸みたいなものですし、
最近はむしろ「小松なら絶対に死にそうにない」くらいの安心感すら覚えます。

ところでこういうダンジョンのなかで本のような風化しやすいものが存在する場合、
大体において「罠」だったり「本そのものが本体」だったりすることが多いのですが、
さて、今回は一体どういう結末となるのか。

まあ小松の強運から想像するに、またこれが目的の場所を見つける鍵となるのかもね。




『ONE PIECE』

■サンジ復活

新世界編における「二年間の成長」で唯一マイナス方向への進化を見せていたサンジでしたが、
流石にここまでだと今後の展開に差し支えると判断したか、それとも尾田っちが飽きたのか、
ようやく2年前の変態レベルにまでまき戻すことに成功した模様です。

つーか結局何のための設定だったんですかねあれは。



■アーロンとジンベエ

ジンベエ曰く、アーロンを東の海に解き放ったのはジンベエその人とのこと。
おそらくは虐げられている魚人の地位向上のためにと思ってやったことなんだろうけど
反動で「魚人優越種」の考えにまで暴走したのは彼にとって計算違いだったらしい。

しかし今更アーロンを持ち上げられてもなあ…
だって”東の海”時代のルフィにやられる程度の実力ですよ?
そんなヤツここで持ち出されてもなあ…なんだその…困る。

そういえば、アーロンって倒されたあとどうなったんだっけ?




『NARUTO』

■便利な扇

あれ、強大な忍具って使えるものが限られるとか、
使うには膨大なチャクラが必要だとかそういう制約ないんでしたっけ?
冒頭でテマリが普通に「伝説の忍具」である例の扇を使ってるんですけど。



■アスマvs猪鹿蝶

そして相変わらず穢土転生の「元の記憶を残す」はマイナス面にしか働いてないなあ。
すでにほとんどの実力者のゾンビが未練を断ち切って完全成仏、今回のアスマ先生に
至っては戦っている間中敵にアドバイスしたり挑発したりと来たもんだ。

いやもちろんその行為が逆にチョージの躊躇いを増幅させているのは確かですけどね、
多分チョージはアスマが完全な殺戮マシーンとなっても躊躇するだろうし、シカマルといのは
最初から殺る気満々(は流石に言い過ぎか)だから結局意味はないわけで。

それともこういうお涙頂戴バトルがカブトさんの好みなのかしら。
彼らの背後でビデオを取りながら(;´Д`)ハァハァ 言っているカブトさんを想像したら萌えたw



■チョージの孵化

普通「サナギが孵化して蝶になる」シーンを描くとしたら、もうすこしこう…「蝶」のイメージが
似合うキャラを使うんだろうけど、ここであえてチョージを使うのが岸本先生クォリティ。

…と思ったけど、多分久保先生なら最悪にナルシストなキャラに生えさせるだろうし、
空知先生なら間違いなくおっさんに生やすだろうと容易に想像できてしまう自分が嫌だw

逆に普通に美少女キャラに蝶の翅をつけるだろうと思えるのが尾田先生
生える場所が普通と違うのが大石先生、全員の背中に生やすのが秋本先生で…

幻であるはずの羽根で本当に空を飛ぶのが許斐先生




『SKET DANCE』

最近は「忍者」というとナルトや古典のそれではなく、以前レビュしたブララグ小説版の
「ニンジャ」の方が思い出されてしまうから困るw

ちなみにその「ニンジャ」とは、もともとは普通の少年だったのですが、とあるインチキ通販を
真に受けて「一日一回葦を飛び越える」や「濡れた半紙の上を歩く」と言った無茶な修行を
本当に実践しクリアしてしまった結果、人とは思えない超人的な能力を身につけた
というオチで、
今回のキリ君の行動を見る限り彼もそのクチのような気がしてきました。
(ブララグ小説版1巻のネタバレのため一応反転)

特に手作りの隠れ蓑を自作するところとか。




『magico』

前回の犬耳少女が生まれつきの犬娘ではなく、
単にマロウニの魔法で犬化されてただけだと知ったときの衝撃といったら…!

しかもそのまま親元に帰しちゃうのかよ!いや確かに元が人間なら親もいるだろうけどさ、
そのまま彼女らをシオンの城に住まわせて擬似親子関係を形成するエマとか、
それを見て嫉妬するシオンとニヤニヤ見てるだけの猫とか、そういうのを期待してたのに!

まあまだ新婚だし、2人きりでいちゃいちゃしたいという気持ちもわかりますけどね…。




『ブリーチ』

月島さんの能力を「斬った」ではなく「挟んだ」と表現したのは上手いなあと思いました。
そういえば彼の武器はしおりが変化したものでしたっけ、一体彼女のどこに何を挟んだのか
そしてそれが彼女にどう影響してくるのか、ネタ晴らしの「なん…だと…」な瞬間に期待です。

なんとなく愛染サマの「鏡花水月」並のチート能力になりそうな予感。




【センターカラー】『ワンピ×トリココラボマンガ』


ルフィとトリコがグルメ島で出会い、食材を探して料理して食べた


以上。




『いぬまるだしっ』

「魔法少女」ネタというだけで敏感に反応してしまう自分が嫌だ…orz

ちょっと前までなら「魔法少女」といえば全ての女の子の憧れ的な存在だったはずだったのに
いまや「呪い」の代名詞と化しているあたりにQB…いや虚淵さんの罪深さを感じますね。

どうあがいても絶望。




『バクマン』

うわあ七峰チームの「裏会議」エゲツねえ…

表向きは「先生応援してます!」「今までで最高の話になるはず」とか書いておきながら
裏のメンバーだけのチャットでは「七峰透を見てるほうが面白い」とか「もうダメだろ」とか
「君達は本当にけしからんな(笑)」とかいやもう本当にエゲツねえ…。

そしてここで新たな事実が発覚。「シンジツの教室」で七峰くんに協力していたメンバーは
連載にあたって協力者を増やしたことですでに全員がいなくなっているとのこと。
おいおいおい、じゃあまさか七峰くんは全く実績のない相手と組んで連載を始めたのかよw

それでもわずかに残っていた七峰くんに協力的だったメンバーも、中井さんの暴走により
掲載順で嘘をついていたことがバレてしまい、一人また一人と去って完全にゼロに。
そんな時にやってきた直接対決の結果はやはり惨敗で…なにこれこわい。


ついに全てを失ってしまった七峰くん、果たして彼に救いはあるのか(笑)




『エニグマ』

■今週のエニグマまとめ


スミオ「タケマルさんの能力でこのモニターを逆再生するのだっ!」
ひいな「待ってスミオ君、まずはこの怪しい椅子を調べてみない?」
タケマル「わかった、じゃあ俺の能力で…」
ひいな「そんなことしなくても…えいっ!(バキバキメキメキ)
     あったわ、パスワードよ!」
スミオ・タケマル「うぉぉぉ…やったぜひいなさん!」


↑これだけで済んだ話だよね。


つーかあれだけ怪しい椅子がある時点でどうせそこにあるんだろ、と思ったら
本当に、なんのひねりもなくその椅子にあるんだから本当にもうどうしろと。

そしてスミオ…いくら彼の能力が必要だと言っても、相当な痛みと出血を伴う行為を
強要するのは主人公として…いや人間としてどうかと思うぞ、さすがに。
あと椅子の中からパスをゲットするのにもわざわざ彼の能力を使わなくても
適当な道具を使って壊せばできただろうに、何故あえて大変な方を選ぶかなあ、マゾ?


しかしあれだけのモニターと拷問用の椅子まで用意しておいて、モニターの映像は
ほとんどがフェイクで椅子は壊されるためにある
ってどういうことかと。

そこはせめてひいなさんあたりを座らせて「制限時間内に見つけないと電流がくる」とか
椅子を壊す理由も「ひいなさんを傷つけずに解放させる方法はそれしかなかった」とか
緊張感を演出する方法がいくらでもあったろうに、なんでこんな形になっちゃうかな。

「革靴の男」も彼らをここに導いた以外に何もなかったしなあ…。
この作品のガッカリ感は今に始まったことではないですが、今週は本当に脱力モノでした。




『めだかボックス』

プラスマイナスの戦いが終わったら、次はイコールですか…もういいよ、ホント。

そういえば西尾先生もジョジョ小説版を書くんですよね。
正直上遠野先生や舞城先生はある程度作風がわかっているから安心できますが、
西尾先生の場合作風がわかっているからこそ安心できない雰囲気があるんですよね。

とりあえず発売されたら3種類全部買って読み比べてみようかな。
それぞれがどういう視点でジョジョを見て、どう表現するのかを比較しながら読んでみたい。
で、気が向いたらここででもレビュするかも。

…ってこれ全然めだかの感想じゃないな、まあいいか。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


今回も節電対策として紙のメモに書いた感想を写す方法をとったのですが、
結局これ書き写す手間の分余計に時間がかかりますね(PC起動時間は短いですけど)

以前持ち運びにはでかすぎて諦めたけどやっぱりポメラとか買ったほうがいいかなあ。
小型モデルとか新しいのも出ているようだし、ちょっと現物見てよさそうなら買うかも。


それでは。




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コメント 5

真馬

>NARUTO
アスマ先生の言ってることとやってることの違いっぷりがなんかシュールw

あと、心転身の術を何故アスマ本人に使わないのかが気になる。(穢土転生された肉体にも有効なのは金角で実証済みだし)

>銀魂

お茶の間で女性を『メス豚』呼ばわりできるアニメは銀魂だけっ!

>バクマン。
七峰の堕ちっぷりがハンパじゃない(汗

それにしても、現在の戦力(支持者)のレベルが以前より低いにしても『ストックしておいたアイディアを次の話に応用する』は話自体を作る上では基本中の基本だからなぁ。

実際、作中で七峰自身にアイディアを出す才能or発想力が無いといった描写が皆無なので正直、この掲載順を踏まえたとしてもここまで八方塞なのはイマイチ腑に落ちないというか。

>ぬらりひょんの孫
山本ェ・・・百物語組はいろんな意味で京妖怪の真逆を突っ走ってるな。

るろ剣の『夷腕坊』みたく中の人(完全版限定)に期待するしか・・・

>家庭教師ヒットマンREBORN!
あの『手紙』の件が完全にスルーされとるw結局あの演出は何だったんだww

>めだかボックス
今の時点でフラスコ計画(だったっけ?)と安心院さんの接点が見えないんだが・・・まさか安心院さんがフラスコ計画の発案者でその目的が「自分と同等のスペック(能力)を持つ人間を生み出す事」とかだったりしないよな・・・(めだかちゃんに続いて今度は『善吉を洗脳』とかマジ勘弁(汗)

by 真馬 (2011-04-07 20:12) 

真馬流

↑『流』を忘れた・・・(泣
by 真馬流 (2011-04-07 20:15) 

ムクロン

トリコ
>小松なら~
メルク包丁の存在で本人の戦闘レベルはともかく
殺傷能力だけなら作中トップクラスですからね・・・
・・・下手したら道を自分の手で切り開くと言う言葉を”文字通り”やりかねませんし

バクマン
・・・中井ェ・・・
七峰クンの運命はどうなるのか、そして問題となったの手法は今後どうなるのか)

エニグマ
壊す事はアリでも今の体力じゃ厳しい状態かもしれなかったのかもしれませんね(頑丈だったら忘れやすいですがゲーム自体の制限時間もあることですし)

めだかボックス
・・・・・・フーアーユー?(イコール連中に対して)
・・・このまま連載終了に持ち込まれそうな気も
by ムクロン (2011-04-09 22:07) 

常磐

>真馬流さま
>ナルト
「お、俺の手が勝手に…」一歩間違えればただの中二病ですね。
エド転生で心に反して身体を動かされているアスマ先生の心を心転身で
乗っ取ったら果たして身体の主導権はどっちのものになるんでしょうかね。

>銀魂
本当に銀魂はアニメスタッフに恵まれていますなあ

>バクマン。
結局今回のことでわかったのは七峰メソッドが悪いということではなく
七峰くん自身の統率能力と参加者のモラルに問題があったというわけで
まあ上手い落としどころと言えなくもないけど、何か卑怯な気もします。

つーか結局のところガモウ先生のさじ加減ひとつだからなあ…

>リボーン
天野「手紙…ああ、そんなのもあったね(笑)」

>めだか
それよりも相変わらず懲りない理事長の浅はかさには笑いました。
きっと来週にはまた予想外の事を言われて(´・ω・`)ショボーンとしているに違いないw

しかしよく考えてみるとめだかちゃんも「悪平等」ですよね。
とすると次シリーズのラストはめだかちゃんが安心院さんたちの能力を
学園中のキャラに分配して「これで全てが平等になった」で終了かな

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2011-04-10 11:56) 

常磐

>ムクロンさま
>トリコ
>・・・下手したら道を自分の手で切り開く
素で「自分の手を切り開く」と読んでしまった…

>バクマン
今回の話では七峰メソッド自体の否定はされませんでしたが
「週刊でこのやり方をやることは事実上不可能」ということで
今後これを踏襲する作家は(作品中では)出てこないと思われます。
作中で一番”頭がいい”設定のシュージン自身も「無理」と言ってますし。

七峰クンの今後は気になるところですが、中井さんは…どうでもいいや。

>エニグマ
>制限時間
それこそ巻き戻している時間がもったいな…いやそれはいいとして
確かに「手に入るっ…!」のタケマルさんはカッコ良かったからまあいいか。

>めだか
今週掲載順最後だったしちょうど球磨川戦終わるしで連載終了には
ちょうどいいタイミングだったと思うんですけどねえ。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2011-04-10 12:03) 

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