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週刊少年ジャンプ2号感想 [WJ感想2010]


ワンピ映画が人気すぎてびっくりした。


まあ尾田先生総指揮というだけで話題になることはわかっていましたが、
まさか公開2日間の興収が2009年下半期最高とは…ちょっとびっくりです。
てか公開2日目で前作の全興収分を超えたってスタッフ心中複雑だろそれwww

しかし本誌に前売りに新聞にとあれだけ煽っておいて、おまけに0巻というファン垂涎の
特典がつくとなれば当然前回以上の観客が見込まれるのは予想してしかるべきなのに、
上映館数は前回(チョッパー編リメイク)の2/3程度なんですね、そりゃ混みますわ。

心配されてた「0巻」も増刷が決まって、売り切れたところには引換券が配られるというし
来週以降は落ち着いて少しずつ数字を伸ばしていく感じかな?


あのボリュームでさらに40分削ったと聞いてびっくり、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ2号感想■■■

【巻頭カラー】『ONE PIECE』

■巻頭カラー

長ソファに足を組んで寝そべり、チェリーならぬリンゴをついばむルフィ。
やけにセクシーなヒールとどこかなまめかしい手つきが妙にオカマっぽいと思ったのは
最新刊SBSにて「尾田先生の描いた性転換ワンピース」を見たからでしょうか。


091215_1.jpg


他のメンバーもありましたが、ナミとロビンがとにかくオトコマエで笑ったw
ゾロとサンジはスイーツ(笑)でウソップとチョッパーの可愛さにメロメロになりつつ、
ほとんど変わらないフランキーとブルックの安定感に「ああ、いつもの尾田っちだ」と安心。

しっかし、映画に本編にカラーにSBSと、本当にすごいバイタリティですよねこの人。
もう12年目に入るというのに未だ衰えをしらない尾田先生の底力には脱帽です。



■先週の補足

まず先週「ちょっとご都合主義かも」とか書きました白ヒゲの”切り札”の件ですが、
あの感想を書いたあとにいくつかの感想サイトや掲示板を見てみたら、「あれはエースを
連れて退却するための船では?」
という意見があってなるほどと思いました。

確かに普通に考えてあんな近距離の海戦やって船が無事に済むとは思えないし
何より海に沈めるコーティング船なら脱出にも最適ですよね、なるほどなあ。
最近のワンピは本当に展開の一つ一つに隙がないから困る。

しかしその脱出用の船を乗り込むために使ったということは…もう背水の陣というわけか。
人数だけなら白ヒゲが圧倒的に有利だけど、そもそも大将クラスに数は問題じゃないし。
なにより場所が海軍本部なのだから相手に地の利もある。

すでに死亡フラグビンビンな白ひげさんですが、果たしてどう決着がつくのか。



■ルフィ退場?

そしてここで先陣を切ってきたルフィにもついに疲労の限界が。
CP9と同じく”指銃”や”月歩”を使う中将たちに取り囲まれ、トドメの黄猿キックで虫の息。

しかしこっぴどく痛めつけはしたものの、腹を撃つだけで殺しはせず、逆に(ルフィにとって
味方である)白ひげのほうに蹴り飛ばすとは、ずいぶん甘いことしますね、黄猿は。
「無謀なだけのゴミクズ」の言葉にも、どこかルフィを哀れんでいる感じが見受けられるし。


黄猿「白ひげの采配にもヤキが回ったもんだ」
イワ「だから言わんこっちゃナッシブル! 息はあるの!?」
白ヒゲ「ほざくだけの威勢の塊…若く無様…そういうバカは好きだぜ」
ジン「ルフィ君をよろしく頼むぞ、ワシはここを死に場所と決めとる!」


なんというか、海軍も海賊も革命軍も何だかんだいってルフィには甘いよね。
まあルフィが死んだら物語が終わっちゃうんだけどさ!



■総力戦の消耗戦

いままで様々な作戦や謀略をめぐらしてきた両者ですが、ここまできたら消耗戦。
白ひげやジョズ、三大将に七武海もなく、とにかく総力を尽くして戦うのみ。

てか映画観てあらためて思ったのですが、尾田っちってタイマンバトルよりもこういう混戦や
群集劇の方が得意なんじゃないだろうか。タイマンならどちらかが必ず勝利しなきゃだけど、
群像劇なら個人では負けてもチームが勝てばいいわけで。

しかし混乱の隙にエースを奪還しようとしたマルコは「最強の海兵」ガープに阻まれ失敗。


ガープ「ここを通りたきゃあ…わしを殺していけい!」


ああああんたまで死亡フラグ立てないでくださいよガープさん!
この能力者全盛時代の海賊時代、非能力者で最強クラスのアンタは貴重なんですから!

とはいえ、各地で噂されている通りこの戦いが「旧時代の遺物を一掃するための物語」
だとすれば、白ひげだけでなくセンゴクやガープもまたこのエピソードで消えるべき人物。
ワンピだから死ぬことはないにせよ、第一線から退く可能性は高そうです。

ところで最終ページ端っこでこっそり「おじいちゃん!」と書かれているアオリには笑ったw
さすがにここまで来るといくら編集でも余計な茶々は入れられないという感じですね。


そしてもう何度も言ってる気がするけどいい加減動けよエース!




『NARUTO』

■写輪眼コレクターダンゾウ

てか他の相手ならともかく、マダラやサスケにそれを見せるのは逆効果じゃないだろうか。
彼らはいつだって写輪眼の副作用による失明や精神破壊におびえているわけで。
それを回避する唯一の方法が「誰かから写輪眼を奪う」ことなんだから。

ダンゾウがどれだけ写輪眼を使いこなせるのかはわかりませんが、たった一つの技でも
使った後はしばらく倒れて動けなくなってしまうほどに燃費の悪い術ばかりの写輪眼。

ダンゾウさんのご冥福をお祈りいたします。




『BLEACH』

■平子vs藍染


平子「お前は俺の能力知らんやろ、
    俺もお前と同じ能力なんだぜ(意訳)」


一体こいつは何を言っているんだ…?


普通ならばここは「同じ能力と見せかけて実は全然違う能力」と考えるところですが、
ことブリーチでは本当に自分の能力を解説しただけという可能性が高いから怖いw
それとも「戦いの前に自分の能力を宣言しなければならない」という制約でもあるのでしょうか。

「先に能力を見せてはいけない」オサレバトル、先手の平子に果たして勝ち目はあるのか。



■東仙の悲鳴

先週は「ペプシマンw」などと思わず笑ってしまった東仙の仮面ですが、
今週でそれが横に裂けて彼の口だけがむき出しになり、


東仙「ならば正義とは何だ!
    愛する友を殺した者を許すことか!
    ソレは確かに善だろう! 美しいことだ!
    目も当てられぬほどにな!
    だが善であることが即ち正義なのか!?  違う!
    亡き者の無念も晴らさず安寧に生きながらえる事こそ
   
悪だ!!


と、血を吐くような叫びをあげる姿を見て認識を改めました。

思えば東仙は常に目を隠している都合上、どうしても感情が伝わりにくい顔になるのですが、
それを逆に無貌の仮面で覆って口だけを露出することで、下手に顔全体を見せるよりも
よっぽど感情が豊かに見えるのですね、ちょっとびっくり。

日頃オサレオサレと半ば揶揄するかのように言われていますが、
こういう一番大事なポイントは決してハズさない久保師匠はさすがだと思いました。




『バクマン。』

■テレビアニメ化決定

それ自体はめでたいことですが…よりによってNHK教育とは…。

まあ初めのころの痛々しい言動は「中学生日記」っぽくていいのかもしれませんが
問題はそれが高校、大学、そして今に至るまで全く変わってないってのがなあ…。

特に先週の蒼樹さんと中井さんのくだりや、妙にいやらしい点も多々あるジャンプの内情、
ほとんど挫折することなく増長したまま成功していく登場人物たち…
どう考えても「教育」には良くない内容が盛りだくさんだと思うのですが。

まあそんな事言ったらNHK教育でやれるジャンプ作品なんてないんですけどね。



■何だかんだで解決

先週物議をかもした中井さんに関しては完全スルーで、なんやかんやで無事決着。

結局最後まで謝らなかったシュージンとか、どこまでも上から目線の亜豆とか
突っ込みたいところは多々ありましたが、とりあえず蒼樹さんがかわいかったのと、
見吉がちゃんと報われてくれたからまあいいか。

しかしあらためて見返してみるとこの一連の騒動って、サイシューとかは結局オマケで
全ては蒼樹さんの成長フラグだったような気がしなくもない。

頑なで、恋を知らず、自分の世界に凝り固まっていた彼女が、初恋に失恋に侮辱に挫折、
かつての自分を写したような存在(岩瀬女史)や自分とは全く違う少女(見吉)と出会い、
気づけばこんなに魅力的な女性になっていたわけで。

特に「私は怪しい者ではありませーん!」の彼女はめちゃくちゃ可愛かった。
思えば彼女が登場した当時、あるいはハイドアの連載が終わった頃の彼女から
こんな可愛い女性になることを一体誰が想像しただろうか。

そういう意味ではまんまと大場先生の策に乗せられてしまった感じですね。
くやしいっ…でも、感じちゃうっ!(ビクンビクン)




『家庭教師ヒットマンREBORN!』


…って全部幻術かよ!


今回のやり取りにサスケvsイタチの不毛な幻術合戦を思い出したのは私だけじゃないと思う。


ヒバリ「もういいかい? 何勝手に殺してんの?」
了平「幻覚とやらは終わったのか?」
レヴィ「10秒貸せっつーから待っててやったが」
ルス「30秒もオーバーしてんじゃないの!」
※名前間違ってたらごめんなさい


いやお前ら40秒も敵がぼーっとしてたらそこ狙いなさいよ!
雨宮さんなら10秒あればやられたことすら気づかないままにフルボッコにしてますよ?

まったく…ところで骸の隣のカエルって誰だっけ?




『黒子のバスケ』

■黒子のバスケの限界

誠凛の圧倒的劣勢に、満を持して登場した主人公・黒子。
青峰はともかく他のメンバーにはまだまだ有効なミスディレクションとロングパスを武器に
火神だけじゃなく他のメンバーもサポートしつつ点差を縮めていこうとするも――


青峰「黒子(オマエ)のバスケじゃ、勝てねえよ」


中学時代の黒子を一番熟知している青峰がちょっと本気を出すだけで、黒子の持つ全ての
能力は封じられ、あっさり火神もろとも蹴散らされる黒子くん。

それにしても、そもそも「黒子のバスケ」って何のことでしたっけ?
個人技だけに頼らず「チームで勝つ」戦い方のこと?
それとも勝つことだけを目的とするのではなく「楽しんで勝つ」だったかな?

いずれにしろサポート特化型の黒子の能力では個人技だけで勝つことは不可能なわけで
チームメイトの力に頼らざるを得ないと思うののですが、一体彼にどうしろというのだ青峰は。

とはいえ、黄瀬、緑間、青峰とキセキの世代がそれぞれ中学時代とは比べ物にならない程の
「進化」を見せてきているというのに、黒子くんだけが中学時代とかわらないままではとても
敵うはずがないわけで、これはいよいよ黒子覚醒フラグでしょうか?

次回が楽しみです。




『めだかボックス』

それにしても最近の善吉のスネ夫っぷりはハンパないですね。
ためしに風紀委員会編からめだかちゃんに対するセリフを一部抜き出してみました。


「オレもむかついたぜ、やっちゃえめだかちゃん!」
「やりすぎだめだかちゃん」
「めだかちゃんアレだ! 分身!」
「まさかアレをやる気かめだかちゃん!」
「何やってんだよお前は!」


お前こそ何やってんだよ善吉。




『賢い犬リリエンタール』

以前家に先生が来た時から大体の予想はしていましたが、やはりてつこは不登校児のようで。
自宅の堂々とした態度からは想像できないほどに弱りきったてつこに向かう言葉の棘。
一体彼女の過去になにがあったのか。

しかし今までこの作品の世界があまりにもストレスフリーの「やさしい世界」だったせいか、
宇佐美のちょっとした言葉の暴力ですらも凶悪な棘に感じてしまいますね。

最終ページの「あんこくまじん」は目つきといい頭のおだんごといい宇佐美そのものですが、
それは「てつこを排除したい」と望む宇佐美が生んだものか、それともてつこの恐怖の産物か。

いずれにせよ今まで登場したような悪意のない無邪気な「産物」ではなく、
はっきりと害意を持っててつこを狙う「産物」となれば穏やかな解決は難しそうです。

まさかバトル化の兆しじゃないよな…。
掲載順も何気にまた下がっているし、ちょっと不安になってきました。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


そういえば今日は「ギャクマンガ日和出張版」もあったんでしたっけね。
自分の将来よりもタイムパラドックスについて真面目に考えるケンが面白かったです。


それでは。




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ムクロン

ワンピは退場フラグのオンパレードですね~

…この流れでドラゴンとか来てもおかしくないような…
っていうかレイリーさんはどう思っているのか(黄猿と普通に戦っている)

リボーン
…幻オチ便利ですよね~
了平も余力が普通にありそうな気が。
カエルは…フランですよ!明治製菓の(待て!!)

ダンゾウさん
線香の数は何本ですか?(誕生日ケーキに刺すロウソクか?)

めだかボックス
HDD首に下げているナウいファッションセンスがなんとも
…外付けじゃなくて”内蔵式”なのは何故なのか
by ムクロン (2009-12-15 23:14) 

常磐

ムクロン様
いつもコメントありがとうございます。

>ワンピ
革命軍にルーキーズ、麦わらの仲間たちとまだまだ期待できる参戦勢力が
たくさんありすぎて困るw

>リボーン
幻術オチはどうしてもナルトのトラウマが…
ダンゾウさんは目の数だけあげてあげればいいんじゃないかな!
by 常磐 (2009-12-19 21:13) 

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