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週刊少年ジャンプ25号感想 [WJ感想2009]


黄色、決してではない@常磐です。


ペルソナはまだカーマ宮殿あたりをウロウロしております。
うう…落とし穴なんて嫌いだ…。
やっぱり攻略本買うべきだろうか(花畑本(PS版攻略本)はどこかに消えました)

落とし穴といえば、落ちたときに主人公が叫ぶ「うぁ~」だか「ヴァー!」だかのSEは
今回のPSP版ではなくなってしまったんですね。地味に気に入ってただけに残念。

しかし10年ぶり(私のペルソナ経験は罪→異聞録→罰→P3→P4の順)にやってみると
当時は気づかなかったさまざまな発見がありますな。
特に当時はクリアするのに精一杯でストーリーを追う余裕なんてなかったし、悪魔出現から
異界化までの流れが急すぎて理解すること自体を放棄していたような覚えが。

改めて見るとぼっちゃまは傲慢だしマークは役立たずだしエリーは不謹慎で主人公は空気。
そしてマキちゃんは…真相を知ってからだと……まったく笑えないw
まあ彼らはこの事件で成長するし、続編でフォローもあるから別にいいんですけどね。

「ペルソナ」という作品は初代から一貫して「己の心と向き合う」ことをテーマにした
作品だったのだなあと改めて感じました。


ぉれとれた大地れるのだぁっ! 今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ25号感想■■■


【新連載】『AKABOSHI-異聞水滸伝-』

■表紙

作者は「野球版ヒカルの碁」とも呼ばれた「OVER TIME」天野洋一先生の新作。
天野先生だとリボーンとかぶってしまうので、以降は洋一先生と呼ばせていただきます。

前作はやたらと目つきの悪い主人公が「鷹は飛ぶんじゃ」と言っていたのと
もう一人の主人公が空気だった位しか覚えてなくて、新作はもうちょっと親しみやすいキャラ
であることを期待しつつ表紙を見たら、やっぱり目つきの悪い主人公で笑ったw

なるほど、これが洋一先生のスタイルってわけね。



■巻頭カラー

そして表紙をめくるといつになく気合の入った巻頭カラーに圧巻。


02-03.jpg


荘厳な龍とその背に乗る主人公と思われる少年に、
背景にスクリーンのように浮かぶ個性のありそうな人物たち。
PS3新作ソフト「異聞水滸伝」のジャケットだと言われても違和感なさそう。

最近こういう細部にまでこだわったカラーの新連載ってなかったからなあ。
正直この表紙だけで満足してしまっている私がいる。



■異聞水滸伝

原作(?)は中国四大奇書のひとつである水滸伝。
水滸伝と言うと某ゲームしか知らないのですが、実際の(原典となった)水滸伝は、官僚を
リストラされた36人の男たちが国に反逆するもので、内容もかなり暴力的で悲惨な話のようです。

あまりに悲惨で救いのない内容のため、15Cごろに再編纂され内容も書き換えられて、
「腐敗した官僚社会を憂いた108人の英雄たちが国を救う」という、なんとも庶民が
好きそうな勧善懲悪の英雄譚になってしまったようですが。

ジャンプで中国古典を原作にした作品と言うと(あまりに有名になりすぎた西遊記を除くと)
フジリューの封神演義が真っ先に思い浮かびますが、あれも残酷描写と殺戮描写満載の物語を
仙人と封神に置き換えて、宝貝中心のバトルものとして上手く少年漫画的に作られていましたっけ。
フジリューのやたらと緊張感のない絵柄でもいい意味でソフト描写に仕上がってたし。

さて、この作品は果たしてどんな方向に行くんですかね。


ところで今回のタイトルとなっている「異聞水滸伝」について。
「異聞」と聞くと最近異聞録の名を冠されたものの誰もその名で呼ばないアレとか
逆に異聞録の名をはずされたためにどう呼んで良いのかわからないアレとかが
思い浮かびますが、要するに「普通に語られている内容と違う珍しい話」という意味らしい。

なるほど、女神異聞録とは「女神転生の物語の中の珍しい話」ということだったのかと
いまさらながらに知った次第でありました。



■主人公は義賊

…らしいのですが、目つきの悪さと言動のせいでどうにも悪人にしか見えません。

「108人の英雄」と言うからには、ゲームでおなじみの英雄譚のほうの水滸伝を原作にしている
はずなのですが、彼を見ているとむしろ原典の「官吏をリストラされたならず者集団」のほうが
似合っているような気がしてならないのは私だけか。

こういう「生き残りたければ戦え、弱いやつは死ね」的な考え方のキャラは結構好きですけど
これが主人公となると人助けひとつするにもいちいち動機付けが必要になるから、途端に扱い
にくくなるんですよね。

まあ彼に命令できる「首領」がいるらしいからその辺に期待か。



■宝剣「伏魔の剣」

真剣は切れ味がある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている武士の基本武器
対して研無刀は見た目なんかは真剣とほとんど変わらねぇがあえて斬れない様に鋭く研がない分
硬度と重量をかなり増加させて斬るより破壊を目的とした玄人好みの…


研無刀ですね、わかります。


少年漫画では刃さえついていなければ鉄の棒で思いっきりぶん殴っても死なないのです。



■絵はすばらしい

絵に関しては…いやーすごいですね。

緻密に描かれた背景に、表情豊かな登場人物、特に街の破壊シーンと主人公のポーズは圧巻で、
一つ一つのコマが格好よすぎるほどにカッコいい。

しかし決めゴマがあまりに完成した一枚絵であるがゆえに、その間をつなぐ戦闘描写が
剣の軌跡と走る火の玉だけではなにをやっているかイマイチわからないのが残念。

まあ下手に戦闘描写を細かくしてもナルトみたいに冗長になるだけなので、
雑魚を蹴散らすだけの今回ならこの程度の描写でもいい気もしますが。

しかし最初からこんな気合入れた作画で週刊連載が持つんでしょうかね。
D.Gray-manの星野先生も初回からありえないくらいに綺麗な絵で圧倒されましたけど、
その無理がたたったのか現在はアレですしw

まあ連載経験者とはいえ短期打ち切りを経験した洋一先生のことですから、
軌道に乗るまでは多少無理してでも高クォリティを保たなければという気持ちは分かります。

黒子1巻の藤巻先生のコメントにもあったとおり、下手に出し惜しみして後で後悔するよりも
最初から全力疾走ですべてを出し切るくらいの意気込みでやっている作者には好感がもてるし
実際そのほうが人気がでることは黒子がすでに証明してるわけで。

とはいえ今現在の「全力投球」は主に絵のほうにのみ重点を置いている感じなので
今後の展開でいかに続きが気になるヒキができるかに期待したい。


というわけで、次回に早速「最大の敵」が出てくるようですが、さてどうなるか。




『ONE PIECE』

■黒ヒゲ参戦

レベル2ではバギー煽動による囚人たちが一斉蜂起し、
レベル4では七武海2名とルフィ、イワさんと億超えの凶悪犯が逃走中。
その上さらに正面から黒ヒゲまで参戦と、もうありえないを通り越して驚天動地の事態に
もはや泡を吹いて気絶するしかないハンニャバル。

そんな絶望的な状況の中、彼も読者も予想してこなかったところから援軍が。


マゼラン「今レベル2で暴れだしたバカ共の処置を終えた
      この階は出口もふさぎ、直全員が動けなくなる
      黒ヒゲの目的は全く分からんが、もう手は打ってある
      海軍本部に援軍は頼めない、我々だけで何としても切り抜ける
      お前達はレベル4の鎮圧に全力を注げ
      俺が行くまで持ちこたえろ…!!


か、かっこいい…!

なにこのシビれるほどカッコよくて責任感のある男は!
オマケに通信をつないだときにはすでに問題の一つを片付けているとか!
そりゃ思わずあのハンニャバルさんも泣いて惚れ直しますよ!

内部の問題はあくまで自治の範囲内として自分達の力で処理しつつ、
外部からの不確定要素はかつての看守長を使って処理させることで、海軍本部への
対面にもきっちり気を使っているあたりがさらに有能な感じでGJ。

まあ結局シリュウさんはマゼラン署長との約束をあっさり破って看守達を
斬り捨て御免したわけですが、この程度は彼も計算していたのだろうと思えるほどに
今週のマゼランさんは頭の回転の速いすばらしい署長だったと思いました。

1日の2/3はトイレとか、彼のいない間にニューカマーランドを作られてしまったとか
いろいろ失態もあったけど、そんなの大したことないじゃんと思えるカッコよさ。

こんな人署長がいるのなら、確かにインペルダウンは難攻不落ですよ!



■地獄のヘル・ウィンク

先週ラストでただでさえでかい顔をさらに大きくしてますます化物になったイワさんですが、
どうやらそれにはちゃんと意味があったらしく、ウィンク一つでブルゴリ部隊を瞬殺。
いやあなんて恐ろしい技なんだヘル・ウィンク。物理的にも肉体的にも大ダメージだぜ。

しかしそれで突破できたと思ったのもつかの間、即座にワンランク上の獄卒獣が
大量に投入され、囚人達のうれしい悲鳴はあっという間に阿鼻叫喚の生き地獄へ。
このあたり、インペルサイドも一切手加減なしって感じで嬉しいですね。

だがやはり”彼ら”は格が違った。


ルフィ「ギア3”ゴムゴムの巨人の銃(ギガントピストル)”!」
ジンベエ「魚人空手、”五千枚瓦正拳”!!」
クロコ「…”砂嵐(サーブルス)”!!」


先週のラストに勝るとも劣らない圧倒的なパワーで獄卒獣を圧倒。、
ついに舞台はマゼランの待つ(と思われる)レベル3へ。



■総評

いやー今週もとにかくwktkの連続でした。

すでにエースは船に乗せられ、そのままでも追いつけるかどうかすら分からないのに
マゼランにシリュウに、その上黒ヒゲとかw

黒ヒゲが一体何の目的で七武海の任務を放棄して来たのかは分かりませんが
(目的がルフィの首だとしてもわざわざ捕まっているところに乗り込むのも変だし)
なんにせよルフィにとってあまりいい状況とはいえません。


そして今回思いっきり株を上げたのがマゼラン署長。

ヤバイな~こんな状況だってのにマゼランさんを応援したくなって来たぜ。
少なくとも彼がルフィの味方になったりする可能性は皆無ですからねえ。
ハンニャバルの動向も含めて今後の展開が一番気になるキャラだったりもする。

何かもうみんな…みんなカッコイイよ!!




『NARUTO』

■長門覚醒

弥彦の死についに輪廻眼を覚醒した長門。

どうでもいいけど○○○○で抜かれた忍者たちの魂の描写がシュールすぎて
笑えばいいのか驚けばいいのか良く分かりませんでした。

そしてそんな輪廻眼の圧倒的な力を目の当たりにし、これは敵わないと長はドロン
生きるか死ぬかのところで使えなかったと思えば、こんなところであっさり使えてたりと、
相変わらずドロンの使用基準が良く分かりません。

結局助かる可能性もあった部下全部見捨てて逃走したわけだしね。
先週の稚拙な人質作戦といい、子供ばかりの組織に地位を奪われることを恐れる小心さといい、
大国小国関係なく、こんなトップの下になってしまった雨隠れの忍やその領民がカワイソウです。

長門はまず最初にこの男から粛清すべきだったんじゃないだろうか。



■ペインの痛み

もう毎回書いていてそろそろ飽きてきたのですが、結局のところ彼のいう「痛み」とは、
「戦争に両親と仲間殺された俺不幸」「俺たちが不幸なのに木の葉が平和なんてムカつく」
ということを、だらだら映像つきで説明されただけでした。

しかもそれの半分以上が己の浅はかさと油断が招いたものなわけで…
正直「信義則」の通じる普通の取引ならともかく、虚偽裏切りが当然のようにある戦場で
己の失敗をまるでつらつら並べ立てられても、とても同情できそうにありません。

しかも木の葉を憎む理由が「戦争と全く関係のない依頼金が回りまわって戦争の資金に」って…
そりゃ”金は天下の回り物”なんだからそうなるのは必然じゃないかと。
その理屈だと、波の国で橋を架ける手伝いをして得られた金すら戦争の資金になっちゃうよ。

大体、彼らの周囲に戦争が絶えないのは彼らのせいでもあるんじゃないかなあ。
そりゃ確かに大国に挟まれた小国はいさかいが絶えないのかもしれないけど、
木の葉と砂という、2つの大国がある程度交流をもっている現在、逆に緩衝地帯での
揉め事はご法度のはず。

これは勝手な推測ですが、彼らが国家間の停戦協定を無視して武装集団を作ったり
大蛇丸のような反国家的組織に協力したりしたせいで、かえって彼らの周りに争いが
絶えなくなる結果となったんじゃないかとも考えられますね。

仲間が「戦争に巻き込まれて死んだ」ではなく「戦いで死んだ」と言っているあたり
彼らが戦いに直接加担していることは明らかですし。
…つーか戦争で仲間が死んでいくのなんて当たり間でしょうが。
むしろそこは仲間を失わせるような戦いを命じたリーダーである長門の責任じゃね?

彼は、言葉を重ねれば重ねるほど自分にかえってきていることに気づいているのだろうか。
正直これ以上痛々しくなる前に黙らせて楽にさせてあげたい気持ちでいっぱいなのですが。

そうか、なるほど、これが「痛み」か…。



■ナルトの答え

そんな自己満足たっぷりの長門の恨み節を最後までさえぎることなく聞き終えたナルト。
中二病満載の彼の理屈にも決して反論することなく、むしろどんどん追い詰められたような
表情になっていくナルトは、さぞや長門にとって理想的なサンドバックだったことでしょう。

さて、彼の事情を知ったナルトの「答え」とは…


ナルト「アンタ達のことは理解した
     それでもやっぱりお前らは許せねェ…
     でもエロ仙人は俺のことを信じて託してくれた
     ならオレは…
エロ仙人の信じたことを信じてみる
     それがオレの答えだ」


あれ、なんか回想前と何も変わってなくね?




【センターカラー】『めだかボックス』

■はちきれんばかりの理想を胸に

はちきれそうなのはお前の胸だと言いたいのですね、分かります。
でもなんか彼女のおっぱいにはエロスを感じないんだよなあ。
これがとらぶるとかだったら「うわエロ!」と思う気がするのですが。

とりあえず、ものすごく硬そうなんですよね、アレ。
ちょっとあとに載っているとらぶるのララのと比べると本当にそう思う。

なんだか、あそこだけ別の生き物みたいだ。



■改造制服とジャージ

私には服のセンスとかは良く分からないのですが、
制服の下にジャージは普通にカッコ悪いと思う。

そもそも彼らの改造制服自体そんなに格好いいと思えない…。



■推理にならない推理モノ

今回は犯人探しということでスケットダンス的な地道な捜査かとおもいきや、
実際はネウロ的な安楽椅子探偵状態で、部屋から一歩も出ることなく犯人を断定し
あとは先週も披露した「上から目線性善説」であっさり解決、感動もなにもないw

でもまあ「おもわずやっちゃったけどそのあとですごく後悔」してる諫早女史の
気持ちは良く分かるわけで、めだかの迫力に負けて自白しまくりの困惑状態な
彼女には同情の余地があるかな、とは思いましたが。

しかしそれはそれとして罪は罪なんだからきちんと罰を与えるべきじゃないか…
と思ったら、その辺は今までずっと善吉が担当していたんですね。

なるほど、案外いいコンビなの、か、も…?



■それにしても

今週もまた不知火さんがウザかったです。
彼女の存在がなければ犯人にたどり着かなかったとしても、やっぱり。

あと、善吉があれだけジャージにこだわる意味は最後までわかりませんでした。




『べるぜバブ』

今週はベル坊がかわいかったんでそれだけで満足でした。

たった一人で積み木のパズルに挑戦するベル坊…!
そしてその成功を遠くから見守る(近づけないから)パパとママのような男鹿とヒルダ。

順調に目的のブロックを手に取ったと思ったらベッドの下に置こうとしたり、
上手くはまらないブロックを思わずたたきつけてみたり…
そしてそんなベル坊の一挙手一投足を嘆いたり誇ったりって、なにこのほのぼの家族。

親戚の赤ちゃんとか、投稿ビデオとかでよく見る子育てのあるあるネタの連続に
思わずニヤニヤしてしまったのは私だけじゃないと思いたい。

そう、こういうネタが見たかったんだよ私は!




『バクマン。』

■平丸さんスゲエ

平丸さんの狂いっぷりが尋常じゃなくてびっくりした。

連載が始まってもいないのに「人生に失敗した」と嘆き、
「働きたくないのに週刊連載とか無理」とどこぞにニート君もびっくりの発言に、
さらには編集者に「生きてることは楽しいか!」と編集者に語る始末。

先週登場した時点からまともじゃないだろうとは思っていましたが、
よもや新妻先生がマトモに見えるほどの変人だったとは…。

彼の作品「ラッコ11号」はラッコ人間が屁理屈を言いながら世直ししていく話らしい。
あらゆる岩石に変化する両手を武器にして戦うとか、なんかもう背後の一コマみるだけで
すげえ面白そうに見えるんですけど。

ジャンプで説教モノというと銀魂とかスケットとか、最近ではめだかが思い出されますが、
重要なのはその内容よりも、いかにしてハッタリを聞かせて読者を無理やりに納得させられるか
だと思うわけで、絵描きよりも物書きとしての能力が問われそうな作品ですね。

そういう意味では物書きの西尾氏がめだかの原作を担当したのは上手いチョイスだと
思ったのですが、ここ2話の展開はツッコミどころが多すぎて説教も上滑り気味。

果たして彼の連載はどうなるのか、ぶっちゃけサイシューコンビより気になります。



■コージー復活

蒼樹さんNTR展開ktkr。

ってまあ別に蒼樹さんと中井さんは将来を誓い合った(ちょっと意味違)間柄でもないしな…。
この話を描いている小畑先生だって、初めの「CYBORGじいちゃんG」を除けばほぼ毎回
違う原作者の作品の作画をしていたのだから、こういう展開は十分にありえたわけで。

コージーの再登場が思いのほか早かったのは素直にうれしいのですが、
しかしよく考えるとコージーって作画専門タイプじゃないような…?

それに蒼樹&中井さんの金未来杯作品「hideout door」も担当氏との話によると
中井さんの絵はかなり高く評価されたものの、肝心の内容が分かりづらくてアンケは
それほど振るわなかったらしいし…。

もしかしてコージー原作・蒼樹さん作画になるのかな?

少なくとももうSQでの連載は決定事項らしいので、中井さんの出る幕なし。
次回予告の「中井さんの起こした最大の事件」とは一体何なのか…

見たいような見たくないような気持ちですね。




『黒子のバスケ』

先週のヒキで、てっきり今週は先輩の作戦実行かと思いきや、
前回の火神のスーパープレイのお返しとばかりに今週はずっと黒子のターン!

てか黒子としては普通にディフェンス内部に入ってボールをカットしてるだけなのに
相手には彼の姿が見えないからまるでボールが勝手に戻ってきたように見えるってのは
相変わらず反則的な能力ですね>ミスディレクション

ところで正邦は誠凛に対してマンツーマンディフェンスをしているはずなのに
黒子がいることに気付かないって…一体黒子のマークは誰がしてるんですかw


主将「おいあの透明人間一体誰がマークしてるんだ?
    津川! またお前遊んでるんじゃないだろうな」

津川「ヒドイっすよ主将~ オレ火神マークって言ったじゃないスか」
主将「そうか、じゃあ8番、お前は誰をマークしてるんだ?」
8番「オレはあのメガネの主将っス…抜かれましたけど」
5番「オレは5番です」
7番「オレは8番…ってじゃあ主将じゃないっスか?」

主将「いや違うぞ8番をマークしてたのは俺だ
    お前はてっきり残った1人のマークをしていると思ってたが…」

7番「えっ…だって主将、8番は任せるって言ったじゃないスか!」
主将「そんなことを言った覚えはないぞ」
8番「俺も4番は任せると…あれ、8番だったかな?」
5番「たしか俺は8番を…え…8番…?」
7番「俺は…俺は…ダレをマークしていたんだっけ…??」

津川「俺は最初からずっと火神っス」
主将「まて、ちょっと思い起こしてみよう
    俺たちは確かにマンツーマンでディフェンスをしていた
    なのにマークしていた相手が誰だったのか誰も覚えてない…」

津川「だから俺は火神ですってば」
主将「お前は黙ってろ
    …いくらなんでも一人に2人がマークについていれば気付くはず
    しかし誰一人として11番がフリーになったことに気付かなかったし
    そして誰も11番をマークした記憶がない」

8番「俺は…誰を…ダレ? ダレって何だ?」
7番「お…俺は…俺は何? ここは誰?」
5番「俺は…俺はマーク…マーク…正男?」

主将「み、みんな落ち着け! くそっ…一体なんなんだこの違和感は…
    まるで…まるで夢でも見ているような…
    何か大事なことを忘れているような…それもとても大事なことを…」

津川「ぶ、部長?
    い…一体なにが起こってるんだ?
    そしてなぜ俺だけが無事なんだ……これはまるで…」



黒子「ミスディレクション第2段階…”完全催眠”
火神「お前は十刃の親玉にでもなるつもりか」
黒子「大丈夫ですよ、火神君の相手だけは外しておきましたから」


うーん、私がネタを書くとどうしても黒子が黒くなるな、まあいいか。

とはいえ、黒子のミスディレクションもこの分じゃあと1Qが限度だろうし、
相手がそれに慣れる前に一度ベンチに下がりそうだから、いよいよ次こそ作戦開始かな?
いままで火神と黒子の影に隠れていてイマイチ目立たなかった彼ら2年生組の
実力と真価が明らかになることを期待したいですね。

そんな誠凛反撃の狼煙はセンターカラー…ってまたカラーかよ!

藤巻先生…そんなに働いて大丈夫なのだろうか。





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今週は以上。


さて、5月の改変も出揃って、いよいよジャンプも初夏突入。

新連載2本は絵に関してはどちらも申し分なし。
どこまでそのクォリティを保つことが出来るかは不安ですが、今はそんなことよりも
まず最初の10週を乗り切ることが大事なので、気を抜かず頑張っていただきたい。

内容については可もなく不可もなく、かといってインパクトもなく、まだまだ様子見といったところ。

ワンピは相変わらずの高クォリティ。
特にここ最近はワンピが読めただけで240円分の価値はあったと思えるほど。
既に連載から10年を経過しているのにこのエネルギーはどこから出てくるのか。

10週つきぬけが危惧されていたフープも今期は何とか踏みとどまってはいるものの、
相変わらずのドベ固定でこのままでは次期は確実に終わりそうな予感。

アイシールドもそろそろまとめの時期に入っているものの、終わりはまだ見えない感じ。
しかしクリスマスボウルの頃とクォリティは変わってないのに何でこんなに落ちたかなあ。
いや、逆に考えると神竜寺戦からずっと同じような展開を繰り返してきたツケが来たのかも。

許斐先生のように、試合を重ねるごとにさらに進化を遂げる展開を描き続けるのは
本当に才能と実力の引き出しがないと出来ないことなんだなあと改めて思いました。
(その許斐先生ですら、続編は週刊じゃなくてSQになったしな)

銀魂とスケットは相変わらず誰得な鬱展開過去編で、
ハンタとDグレは帰ってくる気配すら見せず、
ナルトブリーチは毎回同じことの繰り返し繰り返し繰り返し…

それでも黒子やトリコ、バクマンなどの中堅作品(黒子はまだ中堅とはいえないが)
地味だけど質の高い作品群を見ていると、「最近のジャンプは面白くなってきたな」
と感じるようにはなってきました。


それでは。




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