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週刊少年ジャンプ51号感想 [WJ感想2008]


「キミの記憶」を聞きながら@常磐です


P4は12月のアタマまで終了。
試験終了後エンディング分岐が来たので、あえてBADENDであろう選択肢を選んで
先に噂の「後味悪いアナザーED1」を見てみました。

うわ…確かにすっげー後味悪ィ…!

あのひとはアレだし仲間たちも…うん、確かにグッドエンドじゃないですね。
まあでもあの状況下での選択がこの結果を生むのはある意味ありかなーとも思いましたし、
必ずしも「バッドエンドではない」とは感じましたが。

で、当然その結果はリセットして今度は真エンドルートに進んでみて思ったのですが、
初回プレイでは多少抵抗があったとしても必ず最初はこのエンドを見たほうがいいと思いました。
理由はネタバレになってしまうので控えますが、もしプレイ前ならまずはこのEDを見てから
もう一つのEDまたは真エンドルートを選択することをオススメします。

ところで前作では世界の命運も自分の運命も全て主人公(自分)の選択次第で決定され
その行為の責任も結果も全て自分だけのもの
という感じでしたが、今回はどの結果でも
一蓮托生という感じで一人で全てを背負い込む必要がないというのは気が楽です。


いやあ仲間ってホント素晴らしいですよね!今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ51号感想■■■


【巻頭カラー】『アイシールド21』

■世界編突入

どうやらネタとか最終回オチでもなく本気で世界編に突入する模様。

よく考えてみればセナが入学してから1年弱で弱小アメフト部が最強のチームを破って
全国大会優勝という目的を果たしてしまった
時点でもう次の目標は世界しかないわけで。

だからこの展開をまったく予想してなかったかといえば嘘になりますが。
やっぱり全国大会優勝で綺麗に終わったほうが良かったんじゃないかなあと思うのは
スラダンやテニス様が同じような形で大団円を迎えたことの影響か。

まあスラムダンクに関してはもともと山王戦に勝たせる予定ではなかったらしいし、
テニス様に関してはあの神の子との最終決戦が世界の頂上決戦だったからいいのですが。

よく考えたらキャプテン翼とかも世界編やってたし、むしろこっちがスタンダード?
世界編ともなれば今度は国民性に溢れた新チームとかも出てくるだろうし、
阿含や進、大和との共闘とかは普通に燃える展開だからいいんですけどね。

しかし一抹の不安がぬぐえない今日この頃。
…gdgdになって中途半端に打ち切り終了とかにならないよな…


■最強のアメリカチーム

ああなんかすごくカマセになりそうな予感がする…!
でなければ関東大会1回戦の再来で初戦から日本チームと対戦(そして敗退)とか。

てか実際アメフトって世界でどれだけの国に浸透してるんですかね。
野球とか日本やアメリカではメジャースポーツだから、てっきり世界中でやられてるかと思ったら
実際はオリンピックの種目から外される程度には競技人口が少ないことがわかっちゃったし。

せめてセナvsパンサーの再戦だけは実現させて下さい、お願いします。




『ONE PIECE』

■やっぱり最後は宴会で

もうワンピ恒例となったシメの宴会もやはりルフィ一人ではなんとも物足りない感じ。
おさわり展開キタ━━(゚∀゚)━━!!と思ったらルフィが触られるほうだし。

しかしゴム人間の手触りって一体どんな感じなんですかねえ。
ゴム製のバランスボールみたいに普段はふにゃふにゃでも力を込めると固くなって
刺激を与えると長くなったり大きくなったり形を変えたりする
のでしょうか。

…いやゴムの話ですよ?



■やっと物語が動き出す

そういえばルフィはまだエースの処刑の話は知らなかったんでしだっけ。

スリラーパークにてビブルカードを見てエースが死の危機にあると分かっていても、
エースの海賊としてのプライドを優先しあえて見捨てる(?)ことを選んだルフィですが
さすがにその理由が「処刑」ともなると黙っていられなくなったらしい。

とはいえ今はルフィ自身も自分の失策により仲間をバラバラに引き離され、
死んではいないにしろ仲間達がどんな状況にあるかわからない状態ななか、
今は一刻も早く仲間と合流することがルフィ海賊団にとっての最優先事項

しかしエースは自分にとってたった一人の(かどうかはわからんが)兄貴であり、
ビブルカードを託したのもいつかルフィたちが新世界に来ることがあれば
いつでも会えるようにと自分の事を思ってしたことと思えばここで放置するのは心苦しい。

そんな船長としての責任と、エースの弟としての感情、兄のプライドと
現在自分がおかれている状況(天竜人を手にかけたことで最重要指名手配)を
秤にかけた結果得られた結論は、


ルフィ「悪い…みんな…オレちょっと寄り道してくよ!
    
おれ、エースを助けに行きてェ!


おお、ついに本音が出たか。

まあ人間自分の感情に正直なのが一番ですよ。
実際スリラーパークでエースのビブルカードを見たときも表面上は飄々としてたけど
内心はどこかためらいのあるようにも見えたし。

とはいえ言いようによっては仲間より兄を優先したともとれる発言にはちょっとビックリ。
まあもしここに仲間がいればきっと「俺たちよりも兄貴を助けに行け」と言うだろうけど、
そうなると逆に「仲間と合流するのが先決だ」と船長としての責任を優先させそうだし。

ある意味、仲間から離れたからこそ初めて自分の気持ちに正直になれたんですかね。



■死に至る病

さて、一刻の猶予も許されないというときになんと蛇姫が熱病に。
その症状から一瞬かつてナミが感染したあの病気にでもかかったのかと思いましたが、


蛇姫「わらわは…どこまでもゆきます


いやまあこの展開は正直蛇姫が登場した時点で予想がついてましたがね…
てかアルビダといい蛇姫といい、ワンピ世界の美女連中はどうしてこう…こう…


チクショウ!




『トリコ』

■GTロボの正体

あの変な存在は着ぐるみやサイボーグなどではなく、遠隔操作による完全なロボットらしい。
あまりのリアルさに動きだけでなく、操縦者の実力や存在感までもがマシンを通して
遠隔地に伝わるというからもうムチャクチャなオーバーテクノロジーですね。

何でそんなリアルに作る必要があるのかと疑問に思いましたが、よく考えてみたらトリコたちの
「狩り」はその身体的能力よりも彼ら自身のスタンドにも似た存在感が一番の武器という感じ
ですから、それが相手に伝わらないのでは確かに威力も半減ですし。

そして初登場時でアレだけトリコをビビらせたGTロボに、先週所長がある程度対応できたのも
「操縦者の違い」による実力差が存在するとすれば納得もいきます。

元々の使用目的が医療目的だったとすればリアルさを追求した理由もわかりますし、
結構この作品、いろいろ荒唐無稽にみえて意外に裏設定はしっかりしてますよね。

しかし危険レベルのインフレは…まあいいか。



■バトルウルフの親子愛

先週のラストではあのまま死ぬかと思われたバトルウルフの母親でしたが、
今回の展開を見る限り急いで治療すれば普通に復活しそうです。

所長もてっきりあのまま死亡かと思ったらあっさり復活したし。




『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■捕まった仲間たち

幻騎士さんの言ってたことはブラフでもなんでもなかったのか…。

山本を余裕で倒して10年後ヒバリを追い払って中坊ヒバリの暴走から抜け出し、
ツナともいい勝負した上に、最終的には理屈はわからないけどボンゴレ全員捕獲とか…
ちょっとスペック高すぎないだろうか幻騎士さん。

なんかもう私の中で幻騎士さんの株がストップ高です。



■10年後ボンゴレの行方

最初の獄寺に始まり、てっきり10年前の世界で入江正一を探しているものかと
思われていた10年後ボンゴレメンバーですが、実際は原子分解(笑)された状態で
同じ時代の装置の中に閉じ込められていたとのこと。

思いだしてみれば初めにリボーンが10年バズーカを喰らって10年後に行ったとき
そこに10年後のリボーンが現れなかったのは、てっきりリボーンが10年後には存在して
ないからだとばかり思っていましたが、一応その頃からこっそり伏線は張っていたんですね。

あと不明な原理についてはもうすべて「トリニセッチ」で説明をつけるつもりらしい。



■入江正一の豹変

大空以外のボンゴレリングをすべて奪われ、仲間も捕らえられて絶体絶命のツナ。
たとえ彼らの指示に従ってリングを渡したところで自分も仲間も命の保障はなく、
かといってそのまま仲間達を見殺しになんてできるはずもなく。

とりあえずリングだけは渡して起死回生のチャンスを狙うしかない――と思ったら、


正一「良くここまで来たね、君たちを待ってたんだ
   
僕は君たちの味方だよ


何か超展開ktkr…って工工エエエエエ( ゚ Д ゚ )エエエエエ工工

ちょ、まっ、だっ、だって入江正一が彼らの敵であることはツナがこの世界に来て最初に
10年後獄寺がツナに説明していたことじゃなかったでしたっけ?

いや確かに10年前はあれだけピュアな中学生だった彼が、たった10年でなぜあんなにも
荒んでしまったのかという点に関してはずっと疑問には思っていたのですが…

うーん、この展開はさすがに予想してなかったから天野先生GJと言ったところですが、
そうするとあれだけ孤軍奮闘していた幻騎士さんの立場がますますカワイソウなことに…。

がんばれ! 幻騎士さん!




『銀魂』

■犬神のつくりかた

前回の「SAW」パロもでしたが、もしかして空知先生は今ホラーがブームなんでしょうか。
そしてジャンプでは今は犬神ごっこがブームなのか。

長いネタフリにてっきり3日くらい徹夜した話かと思ったら一晩の話だったんですね。
そういえば私もごくたまにですが無性に目がさえて眠れなくなるときがありますけど、
そういうときの「一晩」ってまるで3日とか1週間くらいに長く感じるんですよね。

目を閉じては何か夢のような妄想のようなものに襲われて目が覚め、時計を見たら
さっき見たときから5分と過ぎてなかったときの絶望感といったら。

しかもそういう時って大概体調が悪いせいだったりもするから、暑かったり寒かったり
毛布がやたらと重かったり息苦しかったりで、生理的な金縛りとか起こっちゃったりして。
こういった弱ったときに限って自分が一番思い出したくないことが頭に浮かんでくるし。

そんな状況を何度も繰り返して、ふと背後に気配を感じてそちらに顔を向けてみると
そこには――


朝ァァァ!!


眠れないまま夜明けを迎える時の虚脱感はなんともいえないものがあります。


それはそうと今回の話はマジで「犬神の作りかた」ですな。
こういうカワイソウなヤツなんだからあまりいじめないでやってください椎橋先生。

あ、もう手遅れか。




『ぬらりひょんの孫』

■88人の嫁

東京での異変を孫とその部下に任せ、四国に現地調査にやってきたおじいちゃん。
子狸のイタズラを逆に脅して向かわせた先には、なんと玉章の父・現隠神刑部狸の姿が。

それにしても88人の妻に8人目の息子とか、お前は某ギアスの皇帝か!
(あ、もちろん悪逆童帝陛下のことじゃありませんよ、念のため)
やっぱり親父がアレだと息子も色々歪むのだろうか…と思ったら、こっちの親父さんは
結構いい人(狸)だし、実は総大将の部下だったとかフツーに小物っぽい。

親父さんの弁によると彼は数ある兄弟のなかでも並外れて神通力が強く、妖怪の王の器である
「畏れ」の力を持っていたが、あえてその能力を自重するようにと「玉章(たまず)」の名を
つけられたものの、彼はその扱いには不満であり、自らの力を誇示するように「玉章(たまず)」
名を変え、現在の妖怪の総大将であるぬらりひょんをぶっ潰すために家出しちゃった、と。


48.png
玉章「ムチ、犬神…オレは奴良組をぶっ壊す!」


そんなことをつらつら考えてたらなんとなく描きたくなったのでパロってみた。

思い返してみれば、いかにも悪役くさい雰囲気とか、スペックは高いのにツメが甘いところとか
勢いだけの中二病的な感じもなんとなく”彼”に似てるような気もしますね。

がんばれ玉章、悪役への道は細くて長くて、そして険しいぞ。




『バクマン』

■一コマごとに細かく指導

実際の編集者がどこまで新人漫画家に指導するものなのかはわかりませんが、
彼らのように伸びしろのある、でもイマイチ「マンガ的表現」に欠ける人材は
編集者が「育てる」存在としてはある意味理想的なのかもしれませんね。

逆にエイジ君のような自己完結型の天才タイプは下手に編集者の意見を入れると
かえってつまらなくなってしまう可能性があるから、きっとほとんど手出しは
されてないと思われます。

まあほとんどの人はここまで行くことすらできないんだけどな!



■プロになる時期

サイコーとしては亜豆との夢のために出来るだけ早くに連載を持って
アニメ化を果たしたいというのはわかるけど、確かに高校生でデビューってのは
早すぎるという編集者の言い分は非常によく分かります。

そもそも「先生」が高校生じゃアシスタントとかも雇えるとは思えないし
一人で週刊連載とか普通に不可能だろう、偏執的マンガ描きの新妻クンならともかく。

特に連載に関してはサイコーがちょっと先走りすぎている感もあるわけで
その辺はシュージンとよく相談したほうがいいような気がします。



■ひとときの別れ

それにしてもいくら娘のためとはいえアレだけでっかい家(間違いなく持ち家)を
引き払って新しい家(間違いなく同レベル)に引っ越すとかどんな金持ちだオイw

亜豆のことは自分が一番わかっていると言いながら、彼女の引っ越しを見吉経由で聞いたとき
「何で直接伝えてくれないんだ」と内心不満だらけのサイコーは間違いなく良く分かってない。
てか「わかってる」と言いつつ実は怖くてお互いの気持ちを確かめられないだけという感じ。

だから今回かなり強引とはいえシュージンと見吉のおせっかいはGJ!
なんだか初めて彼らの中学生らしい一面を見たような気がする。

どうでもいい話ですが今回ラストの亜豆がサイコーに応えた「ずっと待ってる」の立ち絵は
小畑先生が今まで描いてきた女キャラのなかで一番かわいいと思いました。




『魔人探偵脳噛ネウロ』

■本城教授の本音

先週の時点では「まだ娘の死の真実を知るために」という理由もあって
シックスの部下あたりと協力したフリをして情報を流しているのかも、という
考えもありましたが、


本城「かつてあのお方に…娘を献上した時のように」


どうやら本心からシックスの信奉者だったようです。

とはいえ彼が娘を愛してなかったと言うわけではなく、むしろ愛していたからこそ
それを奪われ苦しむ姿を見たいと言うシックスの望みにこたえるために喜んで
娘を「悪意の薬」の実験台にした…ってやっぱりワケワカランわ。

そして娘への愛とシックスへの信奉、そして現在の自分自身を見つめて
狂気に満ちた笑顔で娘の名を叫ぶ本城博士。

そんな狂気の叫びを聞きながら、無残に死んでいった笹塚刑事や、情報でしか知らない
けれど聡明で幸せになれるはずだった刹那、そして彼女のために壊れた春川教授を思い、
今までにない嫌悪の表情を見せる弥子。

このまま外道のまま終わるのか、それともさらなる外道となるのか、と思った直後


本城「刹那…ごめん…
    あのお方は…悪くない
    悪いのは全部…私の弱さだ」


自ら首に毒物を注射し、血を吐きながら鉄橋から落下していく本城教授。
結局最後までシックスに信奉し、最期まで自分勝手に死んだ最低男で終わりました。

しかしこうして振り返ってみると、シックスの本当の恐ろしさとは彼自身の行為ではなく
Xや血族たちに埋め込まれているような強靭な不思議細胞でもなく、彼の前に立つだけで
彼の一番望むことをしたくなる強大なカリスマ性なのだということがよくわかります。

以前も書きましたが、基本的にヒーローより「魔王」のほうに高いスペックが要求されるわけで。

人を無条件でひきつけるカリスマだけでなく、冷静に状況を分析できる判断力と行動力、
土台を固めるための政治力や、有能な部下を見抜く洞察力、たとえ「正義の味方」にことごとく
作戦を潰されたとしても諦めない根気と明確な目的意識、そして最後にものを言う体力。

今のところそういう意味で現在のシックスは理想的な「魔王」であると言えますね。
最後の最期までこのポジションを維持したまま華々しく散ってくれることを期待しています。



■弥子崩壊

笹塚に続き本城博士の死を目の当たりにして完全に錯乱する弥子。
てかXに誘拐されてからずっと弥子にとってトラウマになりそうな出来事ばかりですね。

さすがに同情したくなります。



■ついに追い詰められた(?)葛西

しかしはたして「人間」の力で血族をとめることはできるのだろうか。
前回の笹塚さんくらい法律とか道徳とか無視して行動すればぎりぎりなんとかなりそうですが、
対峙している相手がどうにもツメの甘い笛吹さんだけにちょっと不安。

個人的に葛西さんのキャラは嫌いじゃないだけにもうちょっと粘って欲しいところ。




- - - - - - - - - -




今週は以上。

ところで今週はナルトとグレイマンが休載だったんですね。
一応ナルトは感想書くときに気付きましたがグレイマンは思い出しもできなかったヨ!

そういえば先週も掲載はされてたけど一部下書きのままって感じのページもあったっけ…。
その辺の事情とかも「バクマン」でやってくれないかなあ。


それでは。





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コメント 2

ルルララ☆

す、凄いですね~!
細かく感想が書いており・・・見入ってしまいましたw
by ルルララ☆ (2008-11-22 16:11) 

常磐

>ルルララ☆  様

コメント及びNICEありがとうございました。
まあ基本的に作品つまみ食いの上思いついたこと書いてるだけなんで…
他のジャンプ感想サイト様と比べるとまだまだ…

読んで楽しんでいただけたなら嬉しいです。
by 常磐 (2008-11-24 22:38) 

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