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テニスOVA感想 #1『帰ってきた王子様』 [アニメ感想]

DEATH BOXでかっ!@常磐です。

まだ封を開いてはいないのですが、やっぱり普通のイラスト集だけでもよかったかも…。


ところで最近、テニス様の真の魅力にとりつかれた人たちによる「テニスの王子様」論評が盛んに行われております(ウチもそのひとつ)が、それはあくまでネット上での感想に限られていると思っていたのですが、ついに公式に「ネタ漫画」と評する雑誌を発見してしまいました。


<<2006/04/30 発行『KINO』vol.1 p20-21より>>
カルト漫画の風格。理屈でいえば、テレビアニメに続いて今年は実写映画化、と言う大ヒット作をつかまえて「カルト」はないだろう。しかし、『テニスの王子様』をめぐる激しい賛否両論、熱狂的な支持と同時にある軽蔑のまなざし、その歴史上例を見ない在りかたを目の当たりにして浮かんでくるのは、カルトという言葉に他ならない。
と、いきなりの「カルト」扱い。
そしてすでにネット上では「COOL」の言葉に集約される『テニスの王子様』の魅力にも言及。
テニプリの何がそこまで人を駆り立てるのか。ひとまず言えるのはそこにテニスを期待しては駄目だということだ。(中略)テニプリの場合、主眼が置かれるのはテニスというゲームの面白さを伝えることよりも、「クールに勝利するカッコよさ」を見せることだ。王子様は悩まない。王子様はテニスをやるために生まれた王子様なので、「なぜテニスなのか」は問題にならない。もちろん勝つのはあたりまえ。
うはww言っちゃったww
しかしこれはまだ前フリ。テニス様へのツッコミはさらに激しさを増します。
そこを押し進めた結果、テニプリはスポーツマンがであることをやめ、少年ジャンプのお家芸「必殺技勝負の超人漫画」と化した。消える魔球分身の術
「無我の境地」って何!?「百錬自得の極み」ってワケわかんないから!
このあたりでもう大爆笑ww
本当にもうワケわかんないから!!

そして最後は偉大なる許斐先生についても言及。
加えて特筆すべきは、過剰なファンサービスや本人の露出から判断するに、許斐剛はどうやらこれをヤケクソや開き直りでなく百パーセント本気でやっているらしいということだ。(中略)天然は無敵、ということをこれほどまでに感じさせる作品は他にない。
「天然は無敵」とは言いえて妙ですね。

しかしちょっと不安なのは、ネット上ならともかく、こうして普通に人の目に触れるところにこのような論評が目立つようになると、ほかならぬ許斐先生が己の天然さを自覚してしまうのではないかということです。そう考えるとうれしい反面、ちょっと複雑な気持ちですね。

許斐先生にはいつまでもそのままでいてほしい、そう願ってやみません。



それでは、かなり間が空いてしまいましたが、OVA『テニスの王子様』1巻感想です。



■■■OVA感想 #1『帰ってきた王子様』■■■

中途半端にTVアニメの最終回を引きずるなだとか、
またトンデモ演出満載になるんじゃないだろうかとか、
始まる前はいろいろ不安な点もありましたが、

とりあえず、結構面白かったのでよかったです。

なお、このOVAから、タイトルロールの最後から


「日本テニス協会推薦」の文字が消えました。


まー今まであったことのほうが謎だったんですが…。


テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇 1

テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇 1

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2006/03/24
  • メディア: DVD



■オープニング

登場人物紹介、と言う感じのオープニング。

カルピンに頭を踏み台に蹴飛ばされる越前にちょっとワロタw



この辺はさすがはOVAと言うべきか、非常に絵がきれいですね。

そして他校紹介の最初は氷帝。
跡部サマの顔を見るだけで笑いが止まらなくなるのはどうにもなりません。

お次は比嘉。
…のはずなのですが、木手のリターンを受けた手塚の背中から、




エンジェルウィ―――ング!!

が出現した時には正直どうしようかとおもいました。
(もしかして「百錬自得の極み」のイメージはエンジェルウィングなのか?)


ちなみに沖縄代表の集合シーンは結構かっこいいです。


撮影場所のイメージは米軍基地前あたりでしょうか。麦藁帽子の田仁志様にドキドキですw

そして立海&四天宝寺、金太郎登場。
オープニングでのつかみはいい感じだと思いました。。



■全国大会開幕

止め絵での入場シーン。
まったく原作どおり…と思いつつも、そういえば越前クンがいないんですな。



■一週間前

全国大会トーナメント抽選会の図。

一番の注目どころはやはりこのシーンでしょう。



真田「そういうことは真正面向いて言え!


ネクタイの着崩し加減、深々とかぶった帽子、そして二日酔いの3日目くらいの目つきは、
まるでプロ野球の観戦帰りに水道橋の近くのおでん屋で飲んでるオヤジを連想させます。

帰りたがる息子は切原あたりのイメージで。



■手塚登場

そんな緊張感あふれるところに、満を持して手塚登場。

そういえば、ここで手塚が帰ってきたということは、
TV版で手塚がすでに帰還している、という話はなかったことになっているのでしょうか?
だとしたらちょっとうれしいかも。

まあそれはともかく、この手塚が降りてくるシーン。
原作のときも思いましたが、一人ジャージ姿で降りてくる手塚が浮いてる…浮いてる…。

そして―


門脇「ワシのスーパーテニスをもってすれば…」

スーパーテニスの人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
さらに―


リチャード坂田「AHAHAHAHAHAHA!!!」

AHAHAHAHAHAの人もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!


なんというか、もう、変態さんいらっしゃーいって感じですなww

思えばこのころは、たくさん出てくる他校軍団にちょっとだけ胸躍らせたものでしたねぇ。
結局比嘉と四天宝寺以外はろくに試合描写すらされませんでしたがorz


うーん、COOL。



■越前in成田エアポート

日付は戻って全国大会初日と同じ日。
一人アメリカから日本へ帰ってきたのは、ご存知われらが主人公

ところで彼は、ひとりで帰ってきたんでしょうかね?
たしかアニメの最終回では家族ぐるみでアメリカに渡ったと記憶しているのですが。
(寺も引き払って完全に移住したんじゃなかったでしたっけ?)

それにしてもえらく軽装だなオイ。



■1回戦開始

原作と違い、初日は1回戦のみの予定らしいです。
試合ができなくてつまらない、という桃城や菊丸に対して、


乾「一回戦は曲者ぞろいの六角中、九州を制した比嘉中、
   完全復活した橘率いる不動峰、リベンジを誓う氷帝学園など
   注目校が早くも登場する。そのほか、愛知の夢里ヶ丘や、
   北海道の椿川学園なども不気味な存在だ」


と、久々にデータマンらしきことを言う乾。
しかし、各選手のデータについては、この1回戦で調べるとのこと。

ちなみに、「北海道の椿川」は、原作では『リョーマのガールフレンド』で登場した寿葉のいる学校。
しかし、このあたりは原作どおりできないところでもあるわけで、OVA版ではどう料理するのかが非常に気になります(「邪魔だメス猫」とかもどうなるのだろうか)

ところで緑山は完全スルーですか_| ̄|○



■葵vs知念

アニメの知念君は思ったよりまともそうでちょっと残念。
原作で彼の顔を初めて見たときの驚きと言ったらなかったのですが…。

と思って、ちょっと原作と比べてみました。

OVA→ 原作→

うーん、そんなに変わらないのになぁ…。
何が違うんでしょうか、やはり後ろ髪のなびきぐあい??

しかし、「はいでぇー」や、「かってんぐわぁ~」は健在でうれしい限り。



■そのころの主人公

さて、主人公なんていてもいなくても話が進むのがこの漫画(アニメ)の魅力ですが、
まあちょっとくらいは主人公の話題も、ってことで、タクシーで移動中の越前クン。


運転手「そういや、この前全米オープンで日本人の中学生が
     活躍したんだってさ、君もがんばれよ」
越前「…はぁ…」


そういえば、結局どこまで勝ち進めたんでしょうかね?彼。
予選突破したまでは覚えてるんですけど。



■なぜか立海

結局葵はストレート負けし、六角絶体絶命。

そんな状況を知ってか知らずか、立海の皆さんの立ち話。


切原「で、沖縄武術とは、何の関係があるんスか?」
柳「つまり、テニスに沖縄武術を取り入れることによって、
  まったく予想のつかない動きで攻めてくるということだ」


って、ぜんぜん意味がわかりません!
(まー許斐先生の説明に意味を求めたら終わりなのですが…)

とはいえ、「この1回戦で全選手のデータを集める」と宣言したに対し、
もうすでに比嘉中のデータについては調べてある

やはりデータマンとしての能力は柳>乾のようです。



■そして六角

そんなことを話しているうちに、あっという間に負けが決まってしまった六角。
消化試合を一生懸命やっている佐伯が哀しい。

瞬間移動をする比嘉中メンバーに助言をするオジイ。
「瞬間移動は錯覚に過ぎない」という言葉を聞いて、安心したのもつかの間。


ド ゴ ッ ! !



老人虐待キタ━━━━ヽ( ;´Д`)ノ━━━━━!!!!

いやぁ、さすがにこれはアニメではやらないかもしれない、と思っていたのですが、
ちゃんとやりましたねー、すごいです。

この分ならちゃんと跡部サマの○○もやってくれそうで楽しみです。



■越前乱入

騒然とするコート内で、転がるボールをつかむ誰かの手。
思い出したように相手コートに声をかける甲斐くんの目の先には―――見知らぬ少年が。

その少年はおもむろにボールを放り上げラケットを振りかぶり…




ガシャーン!


と、思いっきりやりおった。
そしてこの一言。


越前「ごめんちゃい
    手元が狂ったみたい、本当は顔に当てたかったんだけどw」


性格悪い越前キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

しっかし、普通こんなことしたら普通は退場になるのではないだろうか、と思いましたが、




傍若無人な彼らを気にしつつも、止めない審判。


これが全国レベルの審判だ!


こんな程度を気にしてちゃ、照明落下には耐えられないぜ!!



■佐伯vs甲斐再開

さて、オジイの助言も得て、甲斐クンを左右に振る佐伯。
しかし―――


審判「ゲームアンドマッチ、比嘉中甲斐 6-4!」


あっさり負けタ━━━━ヽ( ; ´ Д ` )ノ━━━━━!!!!

うーん、原作どおりとはいえ、驚くほどのCOOLっぷりだw
普通はここで一矢報いるくらいが普通なのに、このかませ犬っぷりときたらwwww



■帰り道

無事初日も終わった帰り道。
…ってあれ?「初日から注目校が早くも登場する」は結局スルーですかそうですか。


さて、帰ってきた越前の扱いについて話し合う青学メンバー。


河村「でもさぁ、越前は明日の本番には間に合ったわけだけど
    オーダー決めなおさなくていいのか?」

スミレ「確かに全米オープンを経験した越前は、ウチの強力な戦力になる
     しかし、全国は団体戦だ。試合前日と言うこの時期にオーダーを
     変えることは大きなリスクになる」


ってそんな、ダブルスもシングルスも平気でコロコロ替えるスミレちゃんにそういわれちゃ…。
そんな話を、ずっと手首を気にしながら、思いつめた顔をして聞いている大石。


大石「先生、今から越前と試合をさせてもらえませんか
    その試合で越前が全ゲームを取ったら、
    越前をレギュラー入りさせてください」

スミレ「本気なのかい?」
大石「…はい」


と、本人のあずかり知らぬところでいろいろ決まりそうな状況に,、
あわてて割り入る越前。


越前「ちょっと待ってください
    オレ、試合に出るつもりなんてないッスよ
    みんなを応援するつもりで、帰ってきたんですから」


いい子ちゃん越前キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

って、オイ!
あんな派手な登場して比嘉中にケンカ売っといて、いまさら「応援するつもり」もないだろw
そんなキャラ越前じゃねーwwww

しかし逆に越前を挑発して挑戦を受けさせる大石。

かなり強引な展開ですけど、まあいいか。



■大石の思惑

青学テニスコートにて。


大石「(全国大会は…オレの夢だ…だが、俺だけの夢ではない…)」


越前のリターンを受けながら、挿入される手塚(1年時)との思い出を回想する大石。
さわやか笑顔の手塚がキモイです。


大石「(青学が全国で勝って優勝する!そのためには…)」


気づけばあっという間に5-0。
「こんなのいつもの大石じゃない」と叫ぶ菊丸。
なんとか盛り返しつつも、手首を押えてうめく大石に、COOLドライブを披露しゲームセット。


海堂「何だ…あのドライブ…」


あれ?ひょっとしてアニメでは初披露ですか??


大石「竜崎先生…これが全国で勝てる最強のチームです」


原作では手塚を受け入れるのに対して言った言葉を、越前に向ける大石。

そういえば、原作ではこのシーン、なぜか越前一人だけが試合を見ないでどっかいったんだっけ。
珍しく感傷的に見えた越前クンが印象的でした。

…が、今回はその言葉を受ける本人だから仕方ないね。



ちなみに、もしこのまま原作どおりで行くと、たったの1日で大石復活!なのですがw
まあそのギャップもまたテニス様の魅力ということで。



■全国大会2日目

日付変わって比嘉vs青学。
「負け犬の仲間」とはやし立てる比嘉中メンバーに対して、


越前「こーいうの黙らせるの…楽しくないっスか」
桃城「あー、燃えすぎちゃっていけねーな、いけねーよ」


ということで第1話終了。

ざっとまとめると、まあ(アニメと原作の間に)紆余曲折ありましたが、
結局元の鞘に落ち着いてよかったね、というところでしょうか。

とりあえず次回以降は原作どおりの展開になるようで、期待します。



■次回予告

そして次回はいよいよわれらが田仁志様の登場です!
一瞬だけですが、キャリオカステップの田仁志様も観れましたよ!!



↑見よ、この勇姿!


とりあえず予約することに決定しました。





■■■OVA特典■■■

以下、セル版の特典映像です。

■キャストインタビュー

テニス様声優陣による、キャストインタビュー。
なんかアフレコそのまんまのノリですが、まあいいか。


皆川(越前)
なんか熱ある状態で収録やったらしいですね。
お疲れ様です。

リョーマとしての抱負は?と聞かれ、「勝つよ」と答えたのは非常に”らしい”と思いました。



津田(乾)
「原作でさっくりいった試合もじっくりやってほしい」とのこと
そういえば比嘉との試合では一コマの描写もなく終わりましたっけ。

アニメではどうなるんでしょうかね。



川本(河村)
Q.「誰と対戦したいですか?」
A.「シャラポワです」

テニヌプレイヤーとシャラポワはどっちが強いんだろう。



喜安(海堂)
コワい声作るのにすごい練習した、とのこと。
よく考えたら彼もまだ相当先まで出番がないわけで、大変ですな。



諏訪部(跡部)
そしてトリは跡部サマ。
収録時点ではまだ越前vs跡部戦の真っ只中だったらしい。

「跡部語録が原作でどんどん増えてるのを見ると、うれしい反面、恥ずかしい」
「氷の世界」「ほうら凍れ」「ファーハッハッハ」「ここに極めり」、どれも楽しみです。



■「全国大会レポート」観月&裕太編

本編を観月&不二裕太の解説つきで追う特別編。
観月に振り回される裕太がカワイソウ…かと思いきや、
意外と天然な不二裕太にやり込められている観月がカワイソウなオマケでしたw


観月「全国大会のデータを集めるためですよ」
裕太「でも観月さん、今年はウチは全国でないんだから
    データを集めても無駄なんじゃ…」

観月「…うっ…な、何を言っているんですか裕太君!」
裕太「だから、データを集めたって無駄だと…」
観月「何を言ってるんですか!
    もしかして君は、僕が自分のためだけに行動するような
    さもしい人間だと思っていませんか?」

裕太「…違うんですか?」
観月「はぁ…君はちっとも理解してないようですね
    いいですか?僕がやっていることは全て君達後輩のため、
    ルドルフのためなのです!
    いわば僕自身、自己犠牲の見本のような人間なのです」

裕太「観月さんってそんなキャラでしたっけ?」
観月「…何か言いました?」
裕太「い、いえ!なんでもありません」


と、まあ終始こんな感じで。
結構的確な突っ込みとかもあったりして、むしろ本編より笑えました。


アニメ的解釈もあるんだろうけど、こんな面白いキャラだったんですね、この2人。
全国での再登場がないのが残念です。




- - - - - - - - -


以上、そんな感じで。


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コメント 2

かずは

こんにちは♪
毎回毎回しつこくお邪魔してます。
楽しそうですねえ。テニプリOAV。あ、間違えたOVA。
噂じゃかなりすごいらしいアニメの方は1回も見たことないんですが、やっぱり楽しそう。エンジェルな手塚先輩が見てみたいです!

ところで、事後報告で申し訳ないんですが、うちのサイトにリンク張らせていただきました。(「読書とジャンプ」http://plaza.rakuten.co.jp/dokusyojump/
これからも、テニプリ感想楽しみにしてますね♪
by かずは (2006-05-02 22:09) 

常磐

コメントありがとうございます。
アニメご覧になったことがないということでしたら、5日にTVで劇場版が放映されるとの事ですので、もし見れる環境でしたらおすすめです。
テニス様の魅力にどっぷりつかってくださいw

あと、リンクもありがとうございます。
最近あんまり更新していないので申し訳ないのですが…。
ご期待に沿えるような感想が書けるよう精進いたします。
by 常磐 (2006-05-04 00:15) 

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