劇場版ONE PIECE『カラクリ城のメカ巨兵』感想
ブログがようやく軽くなってきた@常磐です。
※これは3/5のブログを日付だけ変えて再アップしただけのものです。
観てきたそのままの勢いで書いているところもあるのでご容赦。
今年のワンピ映画『カラクリ城のメカ巨兵』を観にいきました。
レビュに行く前にまずこれだけは書いておかなければならないと思うので。
以下映画ネタバレです。
未見の方、見る予定のある方は見ないほうがよろしいかと思います。
また、作品に批判的な文章も含みますので、その点もあわせてご了承ください。
では問題ない方ドゾー
↓
※これは3/5のブログを日付だけ変えて再アップしただけのものです。
観てきたそのままの勢いで書いているところもあるのでご容赦。
今年のワンピ映画『カラクリ城のメカ巨兵』を観にいきました。
レビュに行く前にまずこれだけは書いておかなければならないと思うので。
以下映画ネタバレです。
未見の方、見る予定のある方は見ないほうがよろしいかと思います。
また、作品に批判的な文章も含みますので、その点もあわせてご了承ください。
では問題ない方ドゾー
↓
■■■劇場版ONE PIECE『カラクリ城のメカ巨兵』■■■
初日池袋最後の回(16:30)に行ってきました。
座席はほぼ満席、客層は小学生よりは上の中高生女子が多い傾向。
ちなみに私の見たワンピース映画は今回で6回目。
今までで一番好きなのは前作の「オマツリ男爵と秘密の島」ですが、やはり一番のワンピ作品と呼べるのは「デッドエンドの冒険」だと思っているいちワンピファンです。
■オープニング(冒険のはじまり)
ナミの胸がぶるんっと揺れるのが気になって気になって。
右を向いてぶるん。
左を向いてぶるん。
時には効果音までつけてぶるん。
俯瞰図では胸の前にでかいスイカを二つ抱えているようにも見えます。
この胸ぶるんがオープニングの強引な展開から目をそらすための
製作スタッフが仕掛けた罠だとしたら、
まったく大成功だと思います。
■ばばあ登場
旅行に出かけたら海賊に捕まって困っていた。
嵐で海賊船が難破したのでその隙に宝箱の中に隠れた。
そこをちょうど通りかかったルフィ海賊団にお宝として回収された。
島まで送ってほしいと言ったら渋られたので、自分の島につたわる
「海の王の金の冠」の伝説をエサに島までの航海を交渉。
案の定ルフィがノリノリになってばーさんの島「メカ島」に行くことが決定!
…と、事態のあまりのご都合主義に、ばーさんの行動がルフィたちを島に
連れてくるための罠かと想像したのですが、
全然そんなことはありませんでした。
そもそも、何でばーさんひとりで何ほいほいグランドラインを一人旅?
っていうか結局一人旅の理由も不明だったし、あの島におけるポジションも微妙で…
よくわからん。
■ラチェット登場
黄色い丸レンズのサングラス(ワイパー付き)に、
貧弱そうな手足と白い肌
用途が最後まで分からなかったマフラーと
工具の代わりに代えのサングラスが出てくるドカンズボン。
声を稲垣吾郎がやっているのともあわせてインテリっぽく見えますが、
実はただのバカ……に見せかけて実はすごい切れ者……かとおもったら、
やっぱりただのバカでした。
ゴム動力のグライダーで颯爽とバーサンをメリー号から回収したときが一番の見せ場か。
「おかーーーちゃーーーん!!」の叫び声は結構笑えましたがwwww
■島の防御装置
メカ好きの領主・ラチェット製作の防犯装置。
スイッチ一つで無数の人形が矢をつがえ、いっせいに打ち出す装置。
四方八方から無数の矢が向かってくるシーンに、
昨年の映画のクライマックスを思い出したのは私だけではないはず。
しかし今回は、ゾロの一刀三十六煩悩鳳であっさり蹴散らされてしまいました。
……何かちょっとヤダ……。
■ディナーへ招待
ラチェット某がどんなに頭をひねらせても解けなかった「ゆらり唄」の暗号を
ルフィたちが解いたことを知り、利用しようと考えたラチェットのとった行動は…
ディナーへご招待。
えっ、なんで?
てっきり後ろからこっそりついて行く作戦かと思っていましたが、どうやら表面上は協力しつつ後で掠め取る作戦を取った模様。
ところで、映画前半ここまで通して、とにかくナミが暴君ですね。
うるさい奴や邪魔な奴は殴る蹴るぶっ飛ばす、とやりたい放題。
まあそうしたいくらいルフィとウソップとチョッパーがうるさいという事はあるんですが。
個人的にはサンジのメロリンが行き過ぎててウザかった。
ナミが一緒に叩き潰して欲しい、と思うほどに。
■そろって怪しい洞窟へ
GM号からラチェットのゴム動力スクリューの小船に乗り換え、怪しい洞窟へ直行。
あれ?なんでメリー号で行かないの?と思ったら、理由はすぐ分かりました。
しばらく進んだその先には、人一人通れるか通れないかくらいの細道に。
やばい、このままではぶつかってしまう!
そんなとき、ルフィのとった行動は…
ゴム動力をぶち壊し、
自分の腕をねじって動力とし、
いきなり急加速!
なんでやねん!!
そんなスピードで突っ込んだら、角度によっては正面衝突して大破するだけだぞ!
…しかし勢いに乗った小船は、両サイドを削りながらも、なんとか先の広い道に。
ここでようやく、わざわざディナーに招待されてまでラチェットと協力した理由が分かりました。
なるほど、確かにメリー号では通れないばかりか、壊してしまうことにもなりますからね。
しかし、こういう力技だけで解決する方法って、なんだかなぁ…_| ̄|○
■その先は滝
やっと窮地を抜けたかに見えたその先には、下が見えないほどの高さの滝が待っていました。
船を止める余裕もなく、哀れ船は滝つぼに向かってまっしぐら…と思いきや、
風船のようにふくらんだルフィを、
カカト落としで蹴り落とし、
その上に船が落ちる!
それが小船のクッションとなって衝撃を吸収。
なんかもう上手いんだかひどいんだか良くわからなくなってきました…。
いや笑えましたけどねw
■ゆらり唄の解読
船を捨て、洞窟内部を徒歩で歩くこと数分。
大きな湖のある広場に到着。
と、ロビンがそのそばにゆらり唄の続きを発見。
それを聞いたラチェット
ルフィ除く麦わら海賊団がえらく常識人にみえたのは気のせいじゃない。
■湖の底の抜け道
なんだかんだあって湖の水がなくなった後、ロビンがその湖底に抜け道を発見。
興味があるので行きたい、という言葉に、チョッパー、サンジが同行。
他のメンバーは「もり」を探すためにその場に居残り。
ナミ、ごもっとも。
島の領主であり、ラスボスでもある男がこんなにバカでいいのかなぁ…。
■古い神殿
抜け道を抜けた3人がたどり着いた先は、この島で一番古い神殿のある高台。
ところでここでなにか手がかりを見つけた瞬間のロビンの顔が、グレイみたいで怖かった。
さて、ロビンの解読によりこの島の正体が明らかにされます。
実は、陸地だと思われていたこの島は……
実は巨大な亀の甲羅の上だったのだ!!
な、なんだってーっ!?
…って、なんだそれだけか。
だってそのテの話なんて、フツーにワンピ世界とかでは転がってそうですし。
っていうか実のところ、初めに出てきた「カメポース」とチョッパーの聞いた「声」とで、何となく推察できちゃったんですよね。
■そのころのルフィたち
「みどりのもり」とは、水の中で苔むして緑色になった”銛”のことでした。
そこにナミが「サンダーボルトテンポ」で落雷を起こし、条件はすべて完了。
一瞬の間をおいて、次の瞬間。
ピカッと銛が輝いたかと思ったら、いきなり大地が大きく揺れだす。
どうやらこれまでの一連の行動は、すべてこの島を形成している亀(シマガメというらしい)を
眠りから覚ますための儀式だったらしい。
いきなり画がCGになり、島の動き始めた描写を見せた後、
これまたCGにより、亀の首が浮き上がり、眼が開く。
この眼がちょっと前に見たホラー映画の演出っぽくて、ちょっと気持ち悪かったです。
■ラチェットの野望
今回のこの冒険が宝を探すことではなくシマガメを起こすことだったと告白し、
いきなり自分の野望を語りだすラチェット。
その野望とは――――
あああああ、カワイソウな子がここにおる。
亀を使ってどうこう…と、自信満々に語る彼に、ナミからの厳しいツッコミが。
ありがとう、ナミ。なんかすげぇほっとしました。
■おなじみルフィの啖呵
そして、「宝なぞもともと存在しない!」といったラチェットに対し、
おなじみルフィの断言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!…と言いたいところですが、
いや…なんか本質はそこじゃない気がするんですけど。
宝があるのかないのかとかそういうことじゃなく、こう…カメを使ってどうやって世界征服なんてするのかとか、いやむしろルフィには「俺が海賊王になるんだからお前じゃだめだ」とでも言ってくれたほうがまだすっきりしたような…。
シリアスな顔で言えば言うほど、セリフが空々しく聞こえます。
…というかですね、この時点ではまだラチェットに多少は期待していた向きがありまして、
口では「世界征服」とかあほなこと言っているけど、本当はなにか別の意図があってそれをカモフラージュするためにアホの仮面をかぶっているんだなとか思っていたんです。
……まだこの時は。
■計画開始
さて、ルフィの追撃を逃れて元の城に戻ってきたラチェット。
一体彼はどうやってカメを自在に操るのか、と思ったら…
城の頭からワイヤーを出し、
カメをぐるぐる巻きにして、
それを引っ張って動かす。
………_| ̄|○
メカとかぜんぜん関係ないじゃん!!
せめて雷を打ち込んだのだから、島中に張り巡らせたラインかなんかで電気的に操るとか、
頭部近くに城があるのだから、直接頭に働きかけて運動中枢をのっとるとか、
そういうのを想像していたんですが………ワイヤーですかそうですか。
なんか一気に脱力orz
■ルフィ突入
さて、ぐるぐる巻きにして無理矢理動かしているのですから、当然カメは痛がります。
その声を聞いたチョッパー、「早く助けてあげなきゃ!」と主張。
かくして、
なぜかカメを動かしただけで
世界を獲った気になった発明バカ
と、
約束破られてムカツク+亀がかわいそう
という理由で戦いを挑むルフィ海賊団
の戦いが切って落とされました!
……しょぼっ(ぼそっ)。
■ばーさん再び
城突入直後、あっさり罠にはまり、ダストシュートに落とされるルフィ海賊団。
そんなピンチ(?)に彼らを助けたのが、冒頭のばーさんとその執事の2人。
彼女らはラチェットたちの非礼を詫びたのち、
息子を甘やかしすぎだ!ばーさん!!
というか、スタッフが必死にこの戦いに意味を持たせようとしている気がする…!
■城内の戦い
ルフィは単独行動で先に行き、ゾロ、ナミ、サンジ、ロビンの4人で後を追う状況。
(チョッパーは亀が気になるため、ウソップはメリー号が気になるため一時離脱)
しかしゾロに先頭を任せたのが失敗だったのか、いきなり罠にかかる4人。
一瞬にしてゾロとナミが高い城の窓から身を投げることに―――。
かろうじてロビンに助けられたサンジの顔に、絶望に近い表情が浮かぶ―――
……って、
え?君ら高いところから落ちたら死ぬの?
と素で思ってしまいました。
(だってあのときとかあのときとか、何か普通に大丈夫だった記憶が…)
ともかく、ゾロが刀でブレーキをかけてナミを受け止め、
クッションのあるトロッコに落ちたおかげでなんとか無傷。
…って、
やっぱり死にそうにないじゃん。
普通なら打撲程度じゃすみませんがな。
■その頃の島民
島中に張り巡らされたワイヤーと、動いている島の現状を見た島民の反応は、
と、のんきなもんです。
っていうか、なんかこれが普通の反応なのかも。
きっと住民もときどき思い出したように「俺は世界征服がしたいんだ―――!!」と叫ぶ
ラチェットをほほえましく見守っているのでしょう。
■最上階到着
ラチェットとルフィとがなんかアホな戦いをしている間に
無人となった総司令室にサンジとロビンが登場
すばらしくイヤな予感がします。
■城崩壊
で、なんやかやあってラチェットを倒したルフィのもとへ駆け寄る仲間達
ロビンちゃん、なかなか辛辣です。
結局内部からの操作は不可能となったため、城をぶっ壊して止めよう、ということに。
しかしこれだけ巨大なものを一人で壊すとなればさすがに骨が折れる。
そこで彼らの取った方法とは…
ウソップが砲弾を撃ち、
サンジがそれを蹴り上げ、
ゾロがそれを上にはじき返し、
ルフィが砲弾を軸に回転して、
肉色の丸ノコカッターに。
どう見ても表面積増えてんじゃん!!…とツッコミするのももう疲れ気味。
かくして、ルフィカッター(名前忘れたので勝手に命名)によりカラクリ城は真っ二つにされ、
ラチェットの野望は露と消えたのでありました。
■エンディング
拘束の解かれた亀は無事近くの島で産卵を終え、
ラチェットはローバにおしりペンペンされ(それだけでいいのか…?)、
ルフィ海賊団は島を後にすることとなりました。
結局ラチェットは最後までバカでヘタレなままだった…_| ̄|○
■お宝発見
黄金の王冠とは、シマガメが産み落とすタマゴが孵化して子ガメが生まれたときにできる
金色をしたタマゴの殻のことでした。
ああ、このオチはちょっと予測できなかったなぁ…。
まあ大どんでん返しというよりは、ちゃぶ台ひっくり返した程度の衝撃だったですけどね。
めでたしめでたし。
■総評
えーぶっちゃけ本音を言うとイマイチでした。
ドキドキワクワクの冒険モノって感じもしないし、謎解きの緊迫感ってのもあんまり…。
島が実は巨大な亀だった、ってのもアリガチでなんだかなぁ…という感じ。
なにより、ラチェットがアホすぎてどうにもならない。
でかい亀を動かすことができたところで、一体なにができるというのだろうか。
ワンピ世界で「世界征服」と銘打ちたかったら、
せめてポーネグリフか古代兵器でももってこいや!
現在原作で世界政府を相手にケンカを売っていることを思い出して、
ほのぼのしたエピソードにむしろなごんでしまったりして。
しかし、まー文句ばかりでもなんなんで、いくつか良かった点を。
ナミとロビンが非常に綺麗に描かれてて良かったです。
特にロビン。原作ともTV版とも違う色気があって、見張り台での姿には正直見惚れました。
ナミも良かったのですが、別のイキモノのようなでかい胸の揺れが気になってもう…!
あとラチェット。確かに歴代の悪役と比較するとただのバカで考えなしですが、
その情けなさ加減が声の雰囲気とよくマッチしていてナイス。
今回、作画に関しては昨年に次ぐ綺麗さだったと思います(昨年は別格)。
でも、やっぱりイマイチだった。
だって心に残るものと言えば、冒頭のナミの胸と「おか――ちゃ――ん!!」くらいですから。
今日慌てて書いているのも、2、3日したら忘れてしまいそうだからという理由ですし。
過去に観たワンピ映画(ねじまき以降)のランク付けをするとすれば、
デッドエンド≧オマツリ>>>ねじまき>今作>チョッパー>>聖剣
ってところですかねぇ。
- - - - - - - -
あーなんか批判的なツッコミばっかりですみません。
そんな感じで。
以上です。
座席はほぼ満席、客層は小学生よりは上の中高生女子が多い傾向。
ちなみに私の見たワンピース映画は今回で6回目。
今までで一番好きなのは前作の「オマツリ男爵と秘密の島」ですが、やはり一番のワンピ作品と呼べるのは「デッドエンドの冒険」だと思っているいちワンピファンです。
■オープニング(冒険のはじまり)
ナミの胸がぶるんっと揺れるのが気になって気になって。
右を向いてぶるん。
左を向いてぶるん。
時には効果音までつけてぶるん。
俯瞰図では胸の前にでかいスイカを二つ抱えているようにも見えます。
この胸ぶるんがオープニングの強引な展開から目をそらすための
製作スタッフが仕掛けた罠だとしたら、
まったく大成功だと思います。
■ばばあ登場
旅行に出かけたら海賊に捕まって困っていた。
嵐で海賊船が難破したのでその隙に宝箱の中に隠れた。
そこをちょうど通りかかったルフィ海賊団にお宝として回収された。
島まで送ってほしいと言ったら渋られたので、自分の島につたわる
「海の王の金の冠」の伝説をエサに島までの航海を交渉。
案の定ルフィがノリノリになってばーさんの島「メカ島」に行くことが決定!
…と、事態のあまりのご都合主義に、ばーさんの行動がルフィたちを島に
連れてくるための罠かと想像したのですが、
全然そんなことはありませんでした。
そもそも、何でばーさんひとりで何ほいほいグランドラインを一人旅?
っていうか結局一人旅の理由も不明だったし、あの島におけるポジションも微妙で…
よくわからん。
■ラチェット登場
黄色い丸レンズのサングラス(ワイパー付き)に、
貧弱そうな手足と白い肌
用途が最後まで分からなかったマフラーと
工具の代わりに代えのサングラスが出てくるドカンズボン。
声を稲垣吾郎がやっているのともあわせてインテリっぽく見えますが、
実はただのバカ……に見せかけて実はすごい切れ者……かとおもったら、
やっぱりただのバカでした。
ゴム動力のグライダーで颯爽とバーサンをメリー号から回収したときが一番の見せ場か。
「おかーーーちゃーーーん!!」の叫び声は結構笑えましたがwwww
■島の防御装置
メカ好きの領主・ラチェット製作の防犯装置。
スイッチ一つで無数の人形が矢をつがえ、いっせいに打ち出す装置。
四方八方から無数の矢が向かってくるシーンに、
昨年の映画のクライマックスを思い出したのは私だけではないはず。
しかし今回は、ゾロの一刀三十六煩悩鳳であっさり蹴散らされてしまいました。
……何かちょっとヤダ……。
■ディナーへ招待
ラチェット某がどんなに頭をひねらせても解けなかった「ゆらり唄」の暗号を
ルフィたちが解いたことを知り、利用しようと考えたラチェットのとった行動は…
ディナーへご招待。
えっ、なんで?
てっきり後ろからこっそりついて行く作戦かと思っていましたが、どうやら表面上は協力しつつ後で掠め取る作戦を取った模様。
ところで、映画前半ここまで通して、とにかくナミが暴君ですね。
うるさい奴や邪魔な奴は殴る蹴るぶっ飛ばす、とやりたい放題。
まあそうしたいくらいルフィとウソップとチョッパーがうるさいという事はあるんですが。
個人的にはサンジのメロリンが行き過ぎててウザかった。
ナミが一緒に叩き潰して欲しい、と思うほどに。
■そろって怪しい洞窟へ
GM号からラチェットのゴム動力スクリューの小船に乗り換え、怪しい洞窟へ直行。
あれ?なんでメリー号で行かないの?と思ったら、理由はすぐ分かりました。
しばらく進んだその先には、人一人通れるか通れないかくらいの細道に。
やばい、このままではぶつかってしまう!
そんなとき、ルフィのとった行動は…
ゴム動力をぶち壊し、
自分の腕をねじって動力とし、
いきなり急加速!
なんでやねん!!
そんなスピードで突っ込んだら、角度によっては正面衝突して大破するだけだぞ!
…しかし勢いに乗った小船は、両サイドを削りながらも、なんとか先の広い道に。
ここでようやく、わざわざディナーに招待されてまでラチェットと協力した理由が分かりました。
なるほど、確かにメリー号では通れないばかりか、壊してしまうことにもなりますからね。
しかし、こういう力技だけで解決する方法って、なんだかなぁ…_| ̄|○
■その先は滝
やっと窮地を抜けたかに見えたその先には、下が見えないほどの高さの滝が待っていました。
船を止める余裕もなく、哀れ船は滝つぼに向かってまっしぐら…と思いきや、
サンジ「ルフィ、ふくらめ!」
ルフィ「おう!」
ルフィ「おう!」
風船のようにふくらんだルフィを、
カカト落としで蹴り落とし、
その上に船が落ちる!
それが小船のクッションとなって衝撃を吸収。
なんかもう上手いんだかひどいんだか良くわからなくなってきました…。
いや笑えましたけどねw
■ゆらり唄の解読
船を捨て、洞窟内部を徒歩で歩くこと数分。
大きな湖のある広場に到着。
と、ロビンがそのそばにゆらり唄の続きを発見。
あおきみずがめ のみほすとき
みどりのもりに おちるいかずち
みどりのもりに おちるいかずち
それを聞いたラチェット
ラチェット「わかったぞ、この湖の水を飲み干すのです!
一人では無理ですがここには全部で10人いる!
みんなで飲み干せば…」
一人では無理ですがここには全部で10人いる!
みんなで飲み干せば…」
ルフィ除く麦わら海賊団がえらく常識人にみえたのは気のせいじゃない。
■湖の底の抜け道
なんだかんだあって湖の水がなくなった後、ロビンがその湖底に抜け道を発見。
興味があるので行きたい、という言葉に、チョッパー、サンジが同行。
他のメンバーは「もり」を探すためにその場に居残り。
ラチェット「うあああ!なんで森がないんだぁぁぁ!!」
ナミ「フツー、湖の底に森なんてあるわけないじゃない」
ナミ「フツー、湖の底に森なんてあるわけないじゃない」
ナミ、ごもっとも。
島の領主であり、ラスボスでもある男がこんなにバカでいいのかなぁ…。
■古い神殿
抜け道を抜けた3人がたどり着いた先は、この島で一番古い神殿のある高台。
ところでここでなにか手がかりを見つけた瞬間のロビンの顔が、グレイみたいで怖かった。
さて、ロビンの解読によりこの島の正体が明らかにされます。
実は、陸地だと思われていたこの島は……
実は巨大な亀の甲羅の上だったのだ!!
な、なんだってーっ!?
…って、なんだそれだけか。
だってそのテの話なんて、フツーにワンピ世界とかでは転がってそうですし。
っていうか実のところ、初めに出てきた「カメポース」とチョッパーの聞いた「声」とで、何となく推察できちゃったんですよね。
■そのころのルフィたち
「みどりのもり」とは、水の中で苔むして緑色になった”銛”のことでした。
そこにナミが「サンダーボルトテンポ」で落雷を起こし、条件はすべて完了。
一瞬の間をおいて、次の瞬間。
ピカッと銛が輝いたかと思ったら、いきなり大地が大きく揺れだす。
どうやらこれまでの一連の行動は、すべてこの島を形成している亀(シマガメというらしい)を
眠りから覚ますための儀式だったらしい。
いきなり画がCGになり、島の動き始めた描写を見せた後、
これまたCGにより、亀の首が浮き上がり、眼が開く。
この眼がちょっと前に見たホラー映画の演出っぽくて、ちょっと気持ち悪かったです。
■ラチェットの野望
今回のこの冒険が宝を探すことではなくシマガメを起こすことだったと告白し、
いきなり自分の野望を語りだすラチェット。
その野望とは――――
ラチェット「世界征服だ!!」
あああああ、カワイソウな子がここにおる。
亀を使ってどうこう…と、自信満々に語る彼に、ナミからの厳しいツッコミが。
ありがとう、ナミ。なんかすげぇほっとしました。
■おなじみルフィの啖呵
そして、「宝なぞもともと存在しない!」といったラチェットに対し、
ルフィ「宝はあるぞ!…(中略)…俺はそれを見つけてみせる!」
おなじみルフィの断言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!…と言いたいところですが、
いや…なんか本質はそこじゃない気がするんですけど。
宝があるのかないのかとかそういうことじゃなく、こう…カメを使ってどうやって世界征服なんてするのかとか、いやむしろルフィには「俺が海賊王になるんだからお前じゃだめだ」とでも言ってくれたほうがまだすっきりしたような…。
シリアスな顔で言えば言うほど、セリフが空々しく聞こえます。
…というかですね、この時点ではまだラチェットに多少は期待していた向きがありまして、
口では「世界征服」とかあほなこと言っているけど、本当はなにか別の意図があってそれをカモフラージュするためにアホの仮面をかぶっているんだなとか思っていたんです。
……まだこの時は。
■計画開始
さて、ルフィの追撃を逃れて元の城に戻ってきたラチェット。
一体彼はどうやってカメを自在に操るのか、と思ったら…
城の頭からワイヤーを出し、
カメをぐるぐる巻きにして、
それを引っ張って動かす。
………_| ̄|○
メカとかぜんぜん関係ないじゃん!!
せめて雷を打ち込んだのだから、島中に張り巡らせたラインかなんかで電気的に操るとか、
頭部近くに城があるのだから、直接頭に働きかけて運動中枢をのっとるとか、
そういうのを想像していたんですが………ワイヤーですかそうですか。
なんか一気に脱力orz
■ルフィ突入
さて、ぐるぐる巻きにして無理矢理動かしているのですから、当然カメは痛がります。
その声を聞いたチョッパー、「早く助けてあげなきゃ!」と主張。
かくして、
なぜかカメを動かしただけで
世界を獲った気になった発明バカ
と、
約束破られてムカツク+亀がかわいそう
という理由で戦いを挑むルフィ海賊団
の戦いが切って落とされました!
……しょぼっ(ぼそっ)。
■ばーさん再び
城突入直後、あっさり罠にはまり、ダストシュートに落とされるルフィ海賊団。
そんなピンチ(?)に彼らを助けたのが、冒頭のばーさんとその執事の2人。
彼女らはラチェットたちの非礼を詫びたのち、
ローバ「ラチェットを許してやってくだされ
そしてあやつを止めてくだされ
あと、この島の守り神である亀を助けてくだされ」
そしてあやつを止めてくだされ
あと、この島の守り神である亀を助けてくだされ」
息子を甘やかしすぎだ!ばーさん!!
というか、スタッフが必死にこの戦いに意味を持たせようとしている気がする…!
■城内の戦い
ルフィは単独行動で先に行き、ゾロ、ナミ、サンジ、ロビンの4人で後を追う状況。
(チョッパーは亀が気になるため、ウソップはメリー号が気になるため一時離脱)
しかしゾロに先頭を任せたのが失敗だったのか、いきなり罠にかかる4人。
一瞬にしてゾロとナミが高い城の窓から身を投げることに―――。
かろうじてロビンに助けられたサンジの顔に、絶望に近い表情が浮かぶ―――
……って、
え?君ら高いところから落ちたら死ぬの?
と素で思ってしまいました。
(だってあのときとかあのときとか、何か普通に大丈夫だった記憶が…)
ともかく、ゾロが刀でブレーキをかけてナミを受け止め、
クッションのあるトロッコに落ちたおかげでなんとか無傷。
…って、
やっぱり死にそうにないじゃん。
普通なら打撲程度じゃすみませんがな。
■その頃の島民
島中に張り巡らされたワイヤーと、動いている島の現状を見た島民の反応は、
島民「なんだ、こりゃあ?」
島民「またラチェットさんがなにかやったのか?」
島民「そうみたいだねぇ」
島民「またラチェットさんがなにかやったのか?」
島民「そうみたいだねぇ」
と、のんきなもんです。
っていうか、なんかこれが普通の反応なのかも。
きっと住民もときどき思い出したように「俺は世界征服がしたいんだ―――!!」と叫ぶ
ラチェットをほほえましく見守っているのでしょう。
■最上階到着
ラチェットとルフィとがなんかアホな戦いをしている間に
無人となった総司令室にサンジとロビンが登場
サンジ「おれ、機械関係苦手なんだよな」
すばらしくイヤな予感がします。
■城崩壊
で、なんやかやあってラチェットを倒したルフィのもとへ駆け寄る仲間達
ナミ「上はどうしたのよ?」
サンジ「いやー、俺機械は苦手で……
一応どうにかしようとしたんだけど…」
ロビン「あら、破壊工作じゃなかったの?」
サンジ「いやー、俺機械は苦手で……
一応どうにかしようとしたんだけど…」
ロビン「あら、破壊工作じゃなかったの?」
ロビンちゃん、なかなか辛辣です。
結局内部からの操作は不可能となったため、城をぶっ壊して止めよう、ということに。
しかしこれだけ巨大なものを一人で壊すとなればさすがに骨が折れる。
そこで彼らの取った方法とは…
ウソップが砲弾を撃ち、
サンジがそれを蹴り上げ、
ゾロがそれを上にはじき返し、
ルフィが砲弾を軸に回転して、
肉色の丸ノコカッターに。
どう見ても表面積増えてんじゃん!!…とツッコミするのももう疲れ気味。
かくして、ルフィカッター(名前忘れたので勝手に命名)によりカラクリ城は真っ二つにされ、
ラチェットの野望は露と消えたのでありました。
■エンディング
拘束の解かれた亀は無事近くの島で産卵を終え、
ラチェットはローバにおしりペンペンされ(それだけでいいのか…?)、
ルフィ海賊団は島を後にすることとなりました。
結局ラチェットは最後までバカでヘタレなままだった…_| ̄|○
■お宝発見
黄金の王冠とは、シマガメが産み落とすタマゴが孵化して子ガメが生まれたときにできる
金色をしたタマゴの殻のことでした。
ああ、このオチはちょっと予測できなかったなぁ…。
まあ大どんでん返しというよりは、ちゃぶ台ひっくり返した程度の衝撃だったですけどね。
めでたしめでたし。
■総評
えーぶっちゃけ本音を言うとイマイチでした。
ドキドキワクワクの冒険モノって感じもしないし、謎解きの緊迫感ってのもあんまり…。
島が実は巨大な亀だった、ってのもアリガチでなんだかなぁ…という感じ。
なにより、ラチェットがアホすぎてどうにもならない。
でかい亀を動かすことができたところで、一体なにができるというのだろうか。
ワンピ世界で「世界征服」と銘打ちたかったら、
せめてポーネグリフか古代兵器でももってこいや!
現在原作で世界政府を相手にケンカを売っていることを思い出して、
ほのぼのしたエピソードにむしろなごんでしまったりして。
しかし、まー文句ばかりでもなんなんで、いくつか良かった点を。
ナミとロビンが非常に綺麗に描かれてて良かったです。
特にロビン。原作ともTV版とも違う色気があって、見張り台での姿には正直見惚れました。
ナミも良かったのですが、別のイキモノのようなでかい胸の揺れが気になってもう…!
あとラチェット。確かに歴代の悪役と比較するとただのバカで考えなしですが、
その情けなさ加減が声の雰囲気とよくマッチしていてナイス。
今回、作画に関しては昨年に次ぐ綺麗さだったと思います(昨年は別格)。
でも、やっぱりイマイチだった。
だって心に残るものと言えば、冒頭のナミの胸と「おか――ちゃ――ん!!」くらいですから。
今日慌てて書いているのも、2、3日したら忘れてしまいそうだからという理由ですし。
過去に観たワンピ映画(ねじまき以降)のランク付けをするとすれば、
デッドエンド≧オマツリ>>>ねじまき>今作>チョッパー>>聖剣
ってところですかねぇ。
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あーなんか批判的なツッコミばっかりですみません。
そんな感じで。
以上です。
2006-03-26 14:08
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