テニスアニメ感想 #26『青学最強の男<後編>』 [アニメ感想]
そういえば明日はFF12の発売日ですね@常磐です。
買ってもどうせやる暇ないですけど。
買ってもどうせやる暇ないですけど。
■■■テニスアニメ感想 #25『青学最強の男<後編>』■■■
■オープニング
という先週の禅問答に引き続きまして、
ドロップショットではじまりました今週のテニスの王子様。
■南次郎のつぶやき
そういえばアメリカのどこかの州の州法では、「12歳以下の子供の一人歩き(子供だけも含む)や一人での留守番を禁止する」というのがあるそうで。
まあこれは巣立ちや大人云々ではなく、単に治安上の問題なんでしょうけど。
■スミレの回想
壁…壁かぁ…。
リョーマの現在の”壁”は間違いなく越前南次郎ですよね。
そう簡単には越えられそうもない高い壁ですが…。
■越前の回想
高架下コートの試合を回想するリョーマ。
普通のラリーに見えますが、どうやらリョーマのほうが追い詰められている様子。
そして…
手塚「見せてみろ、越前リョーマにしかできないテニスを!」
手塚光っタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
そして、神々しいまでの光を放ちながら、彼が放ったショットは…零式ドロップ。
なんかこう…竜巻を巻きあげるスマッシュとか、恐竜を滅ぼすショットとかとちがって
えらく地味ですが……しかしテニスとしてはまったく正しいプレイ。
感動すら覚えます。
■かえりみち
リョーマは徒歩で家まで帰ったようですが、手塚と大石は電車で帰宅。
…うん、まあ…このずっと後になって実は全然全力じゃなかったことが判明するのですがね。
とりあえず、この時点(コンディション)での全力だったってことで。
そういえば、原作では彼らが電車内でこの会話を交わしている最中、
試合の終わったコートで一人壁打ちをするリョーマの姿があったと思ったのですが。
なんでカットしてしまったのでしょうか。
■再び試合の回想
部活をサボり、一人帰宅するリョーマ。
電車の走る音が引き金になったかのように、手塚の言葉を思い出すリョーマ。
「ゲームセットだ、越前」、そして…
なぜ書き文字。
■その頃の青学テニス部
越前や手塚が2日も続けて休むことを不審に思った桃城が、
1年トリオに探りを入れつつ、「何かあるな」と勘ぐり始めたとき、
おおっ、海堂が珍しくいいことを!!
このへん、先輩後輩関係についての2人の考え方の違いが良く出てていいですね。
■またまた回想
今度は手塚があの試合を回想。
6回も「打って来い」言わなくても(ノ∀`)
■手塚の理由
口数が少ないうえに、端的過ぎて聞いているほうも理解できない点が多かった、
今回の試合における手塚の動機と理由が、ここでようやく明かされました。
なるほどね、そういう風に手塚は考えたわけか。
別に人マネでも目標が親父を倒すことでもいいんじゃね?とか思ってましたが、
要するに手塚は越前に「親父のテニス以外の世界」を見せたかったということか。
確かに親父のコピーのままでも、たいていの相手には勝つことはできるし、コピーを極めれば世界を狙うことだって不可能ではないかもしれない。
親父にだって時がたって力が衰えた頃には、たとえコピーのままでも勝てる日が来るだろう。
しかしそれでは、いつまでたってもリョーマの世界には自分と父親しか存在しない。
親父を倒したら何もなくなってしまうくらいに狭くて寂しい世界。
つまり手塚は、その2人だけの世界に無理矢理割り込んでいって、そこから今までは見えなかった(見ようともしなかった?)新しい世界を見せてやろう、と考えた、と。
そのためには、多少荒っぽくても自分との実力の差を見せ付けてやる必要があった、と。
そういう解釈でいいのかな…?
■南次郎vsリョーマ
南次郎の向こうに手塚を見るリョーマ。
そして…
越前も光っタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
そしてついに親父から1ポイント奪取。
珍しくもガッツポーズを決めた後、親父に向かって一言。
リョーマに必要なもの…それは「燃え立たせるってこと」でした。
「コイツ…生まれ変わるぞ」と嬉しそうな親父。
見ているこちらがワクワクするようなラストで終了。
■総評
いや、うん、本当、面白かったです。
テニスアニメの中でも特に評価の高い回だってが理解できる気がします。
原作では、試合描写も、手塚がなぜそんなことをしたのかの説明も、リョーマの葛藤(のようなもの)も、南次郎が思い悩むシーンもほとんどなく、数少ない原作引用が「青学の柱になれ」と「強くなりたい…もっと、もっと!」の2つのみ。
たったこれだけの原作部分を、ここまで膨らませて一つのストーリーに仕上げられる、
アニメスタッフの底力を感じました。
原作があまりにCOOL過ぎて、あっさり流しすぎだった、って事かもしれませんが。
何せ原作の越前クンの立ち直りの速さといったらなかったですからね。
(まあそのCOOLさが原作リョーマの魅力の一つではあるのですが)
その点、試合直後の壁打ちシーンをカットして葛藤する(ような)心情を描いたアニメスタッフの作戦勝ちというところでしょうか。
- - - - - - - - - - -
今週は以上。
次回はもうちょっと早くアップしたいですな。
それでは。
手塚「越前…お前はなぜテニスをする…なぜだ…なぜだ!」
越前「オレには倒したいヤツがいる」
手塚「倒したいものを倒すためにだけにテニスをする……
それだけでいいのか、越前!」
越前「オレには倒したいヤツがいる」
手塚「倒したいものを倒すためにだけにテニスをする……
それだけでいいのか、越前!」
という先週の禅問答に引き続きまして、
ドロップショットではじまりました今週のテニスの王子様。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2002/07/25
- メディア: DVD
■南次郎のつぶやき
南次郎「巣立ちの時期か…」
そういえばアメリカのどこかの州の州法では、「12歳以下の子供の一人歩き(子供だけも含む)や一人での留守番を禁止する」というのがあるそうで。
まあこれは巣立ちや大人云々ではなく、単に治安上の問題なんでしょうけど。
■スミレの回想
スミレ「超一流のプレイヤーはそうやって壁を乗り越えていくのさ
アイツの親父はそういうヤツだった」
手塚「しかし、越前がその壁を乗り越えたとき、
その先にはいったい何があるのでしょうか」
アイツの親父はそういうヤツだった」
手塚「しかし、越前がその壁を乗り越えたとき、
その先にはいったい何があるのでしょうか」
壁…壁かぁ…。
リョーマの現在の”壁”は間違いなく越前南次郎ですよね。
そう簡単には越えられそうもない高い壁ですが…。
■越前の回想
高架下コートの試合を回想するリョーマ。
普通のラリーに見えますが、どうやらリョーマのほうが追い詰められている様子。
そして…
手塚「見せてみろ、越前リョーマにしかできないテニスを!」
手塚光っタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
そして、神々しいまでの光を放ちながら、彼が放ったショットは…零式ドロップ。
なんかこう…竜巻を巻きあげるスマッシュとか、恐竜を滅ぼすショットとかとちがって
えらく地味ですが……しかしテニスとしてはまったく正しいプレイ。
感動すら覚えます。
■かえりみち
リョーマは徒歩で家まで帰ったようですが、手塚と大石は電車で帰宅。
大石「全力を出すとは聞いてなかったぞ」
手塚「俺の関節のことなど小さな問題に過ぎない」
大石「全力で行かなければやられていた…のか?」
手塚「必要な試合だった…
俺が本気でしてやらなければ何も残らない」
大石「手塚…越前は乗り越えてくれるだろうか…
あいつ負けたことなさそうだったし、ショックだったかも…」
手塚「俺の関節のことなど小さな問題に過ぎない」
大石「全力で行かなければやられていた…のか?」
手塚「必要な試合だった…
俺が本気でしてやらなければ何も残らない」
大石「手塚…越前は乗り越えてくれるだろうか…
あいつ負けたことなさそうだったし、ショックだったかも…」
…うん、まあ…このずっと後になって実は全然全力じゃなかったことが判明するのですがね。
とりあえず、この時点(コンディション)での全力だったってことで。
そういえば、原作では彼らが電車内でこの会話を交わしている最中、
試合の終わったコートで一人壁打ちをするリョーマの姿があったと思ったのですが。
なんでカットしてしまったのでしょうか。
■再び試合の回想
部活をサボり、一人帰宅するリョーマ。
電車の走る音が引き金になったかのように、手塚の言葉を思い出すリョーマ。
「ゲームセットだ、越前」、そして…
なぜ書き文字。
■その頃の青学テニス部
越前や手塚が2日も続けて休むことを不審に思った桃城が、
1年トリオに探りを入れつつ、「何かあるな」と勘ぐり始めたとき、
海堂「うるせえんだよ、こういうときは黙って見守るのが
先輩ってもんだろうが。
外野がぎゃーぎゃー騒ぐんじゃねぇ!」
先輩ってもんだろうが。
外野がぎゃーぎゃー騒ぐんじゃねぇ!」
おおっ、海堂が珍しくいいことを!!
このへん、先輩後輩関係についての2人の考え方の違いが良く出てていいですね。
■またまた回想
今度は手塚があの試合を回想。
手塚「越前…お前にしか打てない球を打って来い、打って来い
…打って来い…打って来い…打って来い…打って来い!!」
…打って来い…打って来い…打って来い…打って来い!!」
6回も「打って来い」言わなくても(ノ∀`)
■手塚の理由
口数が少ないうえに、端的過ぎて聞いているほうも理解できない点が多かった、
今回の試合における手塚の動機と理由が、ここでようやく明かされました。
手塚「才能は伸ばすためにある。これからのテニスは
一時代を築いたテニスプレイヤーに追いつくのではなく、
新しい時代を作るプレイヤーにならなければならない。
越前のテニスは越前南次郎のコピー…
しかしこのままではそれを超えることはできない。
世界には強い相手がいくらでもいる。
越前に見せたかった、俺のテニスを…
越前が新しいテニスを始めるためには必要だった。
たとえその代償が大きくても」
一時代を築いたテニスプレイヤーに追いつくのではなく、
新しい時代を作るプレイヤーにならなければならない。
越前のテニスは越前南次郎のコピー…
しかしこのままではそれを超えることはできない。
世界には強い相手がいくらでもいる。
越前に見せたかった、俺のテニスを…
越前が新しいテニスを始めるためには必要だった。
たとえその代償が大きくても」
なるほどね、そういう風に手塚は考えたわけか。
別に人マネでも目標が親父を倒すことでもいいんじゃね?とか思ってましたが、
要するに手塚は越前に「親父のテニス以外の世界」を見せたかったということか。
確かに親父のコピーのままでも、たいていの相手には勝つことはできるし、コピーを極めれば世界を狙うことだって不可能ではないかもしれない。
親父にだって時がたって力が衰えた頃には、たとえコピーのままでも勝てる日が来るだろう。
しかしそれでは、いつまでたってもリョーマの世界には自分と父親しか存在しない。
親父を倒したら何もなくなってしまうくらいに狭くて寂しい世界。
つまり手塚は、その2人だけの世界に無理矢理割り込んでいって、そこから今までは見えなかった(見ようともしなかった?)新しい世界を見せてやろう、と考えた、と。
そのためには、多少荒っぽくても自分との実力の差を見せ付けてやる必要があった、と。
そういう解釈でいいのかな…?
■南次郎vsリョーマ
南次郎の向こうに手塚を見るリョーマ。
そして…
リョーマ「見せてやる…俺だけのテニスを!」
越前も光っタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
そしてついに親父から1ポイント奪取。
珍しくもガッツポーズを決めた後、親父に向かって一言。
リョーマ「親父!強くなりたい…もっと…もっと!」
リョーマに必要なもの…それは「燃え立たせるってこと」でした。
「コイツ…生まれ変わるぞ」と嬉しそうな親父。
見ているこちらがワクワクするようなラストで終了。
■総評
いや、うん、本当、面白かったです。
テニスアニメの中でも特に評価の高い回だってが理解できる気がします。
原作では、試合描写も、手塚がなぜそんなことをしたのかの説明も、リョーマの葛藤(のようなもの)も、南次郎が思い悩むシーンもほとんどなく、数少ない原作引用が「青学の柱になれ」と「強くなりたい…もっと、もっと!」の2つのみ。
たったこれだけの原作部分を、ここまで膨らませて一つのストーリーに仕上げられる、
アニメスタッフの底力を感じました。
原作があまりにCOOL過ぎて、あっさり流しすぎだった、って事かもしれませんが。
何せ原作の越前クンの立ち直りの速さといったらなかったですからね。
(まあそのCOOLさが原作リョーマの魅力の一つではあるのですが)
その点、試合直後の壁打ちシーンをカットして葛藤する(ような)心情を描いたアニメスタッフの作戦勝ちというところでしょうか。
- - - - - - - - - - -
今週は以上。
次回はもうちょっと早くアップしたいですな。
それでは。
2006-03-15 23:07
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