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週刊少年ジャンプ43号感想 [WJ感想2011]


なんだか急に涼しくなりましたね@常磐です。


涼しいというか、普通に寒いんですけど、なんですかこれ?
いやあのうだるような暑さと比べたら全然過ごしやすくていいんですけど、
季節の変わり目って、昔はもう少し穏やかだった気がするんだけどなあ。

それとは関係ないですが最近マシンの不調が無視できない段階にまでなってきました。
起動するたびに「ヴィィィィン…」という不快な音してて、それでも今までは再起動すれば
収まっていたのですが、ここ数日は2回3回くらいの再起動では直らなくなってきて、
時には強制終了でしか落とせないときもあって…なにこれこわい。

プリンタは吸収パッドの限界と同時にインク詰まりで結局新しいのを買うことになったし
マウスもキーボードも不調でこの間新しくしたばかりだし…PC関連機器という物は
一つが死ぬと連鎖的にお亡くなりになる呪いでもかかっているのでしょうかね。


絵を描いている最中の突然死が一番怖い、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ43号感想■■■


【巻頭カラー】『黒子のバスケ』

■表紙

ま・さ・か・のW表紙&アニメ化決定ktkr。
まあめだかに関しては以前からリーク情報があってアニメ化は秒読みだと聞いていたから
それほどの驚きはないのですが、まさか黒子もとは…あら、なんだかニヤニヤしちゃう。

なんにせよ、連載当初からひそかに応援していた作品と、最近になって好きになってきた
作品のアニメ化ですからこれは素直にうれしいニュース。なにが嬉しいって少なくとも
アニメが放送されている間は打ち切りの心配をしなくてもいいですしね!

…とにかく、藤巻先生、西尾先生、暁月先生、おめでとうございます。



■本編

…と冒頭で「応援している」と言っておきながら最近はあまり感想を書いてなかったり。

ジャンプのスポーツ漫画で「ゾーン」というと「手塚ゾーン」「跡部キングダム」
といった単語しか浮かばないあたり相当テニス様に毒されているとは思いますが、
要するに集中しすぎてトランス状態に入ったとかそういう感じでいいんですかね。

しかしただでさえオフェンス最強である青峰がついに本気を出して、その上でゾーンに
突入したというだけでもかなりのインフレなのに、さらに火神が覚醒して青峰の本気に
追いつき、そして同じくゾーンに突入とか…なんかもうインフレとか言うレベルじゃねえなw

つーかこれまだウィンターカップの序盤も序盤なんですよね?
この上さらに黄瀬のリベンジや紫原の隠された能力にまだまだ謎だらけの赤司もいる
というのにこの時点でここまでインフレしちゃって大丈夫なのでしょうか。

これが許斐先生であれば素直に「次はどんな能力なのかwktk」できるところですが
果たして藤巻先生にこれ以上の引き出しがあるのか…いや、ジャンプスポーツ漫画の
本流を進もうという藤巻先生ならきっとやってくれるはず。

アニメ化で地位が安泰になろうとも、出し惜しみしない藤巻先生が好きです。




『NARUTO』

最近あんまり感想書いてないですが、今の展開は普通に面白いんだよなあ。
逆に普通に面白いからこそ感想が書きにくいということもあるんですが。

戦闘中、敵味方問わずしゃべりまくる欠点を「敵の言いなりになりたくないから」と
きちんと理由づけをするあたりはすごく丁寧に描いているなあという感じがしますし、
今回それをやめた理由も大物っぽくてすごく良かったと思います。
サポート程度とはいえ、一対多の集団戦もやってたし。

つーか岸本先生はこういう泥臭い肉弾戦を描かせたらすごい面白いんですよね。
ロック・リーしかり、キラービーや雷影などの体術メインのバトル展開しかり。

これが主人公が登場して必殺技合戦になると途端につまらなくなるから困ります。




『BLEACH』

雪緒にしろダーティーブーツの彼女にしろ、完現術の面々はみんな過去にトラウマを
持っているという設定なんでしたっけ? よく覚えてないんですが。

個人的には「過去話の暴露中に攻撃」という展開はブリーチにしては珍しいなと思ったり。
まあシロちゃんの過去回想のオサレ度と比較すれば瞬殺されても仕方がないくらいに
非オサレな過去だったから仕方ないところではありますが。

雪と氷の対決は、アツくなった方の負け。
彼の安易な挑発に乗ってしまった時点で彼の負けは決まっていたのでしょう。




【センターカラー】『めだかボックス』

■祝・アニメ化

そしてこちらもアニメ化おめでとうなセンターカラー。

まあ西尾先生にとっては数あるアニメ化作品の一つなだけで、
それほど大した話ではないのかもしれませんが、一応おめでとうございます。



■善吉糾弾

先週はめだかの言動がおかしいとか善吉があまりにも小物化しすぎとか、そもそもこれで
別れたら今までの展開はなんだったのよとか、いろいろ突っ込みたいこともありましたが


安心院「で、誰が相手でも言えるような
     そんな台詞で恩着せがましく
     きみはめだかちゃんを縛り付けるのかい?」


このセリフでそんな些細なことはどうでもよくなりました。

そうだよなー、善吉って要するにめだかの金魚のフンでそれなりにがんばっちゃいるけど
肝心なところで小物だったり、めだかの力をまるで自分のもののように自慢するところとか
ずっと嫌いだったんだよねー。なにが「これがめだかちゃんの真骨頂」だよ、と。

しかし今回安心院さんにこのセリフを言わせたってことは西尾先生は初めから善吉を
そういうキャラとして描いてたってことになるのだろうか。だとしたらちょっと悔しいかも。

まあ安心院さんはこの作中の中でも一番のメタキャラですしね。
いわば読者や作者といった神視点で物事を判断できる立場だから、あとからいくらでも
「すべて計算通りだったんだよ」ということのできるずるいキャラでもあるわけで。

…なんにせよ、今週はずっとスルーされ続けてきた(コミックスのオマケではあったけど)
善吉の「気持ち悪さ」を指摘してくれたことでだいぶすっきりしました。

もっと早くやるべきだったような気もしますが、まあいいか。



■主人公の条件

めだかに路傍の石を見るような目で見られ、たった一つの拠り所すらなくし、
悩む善吉を前に安心院さんが示した「ジャンプの主人公像」とは――


地球育ちのサイヤ人、孫悟空のように強く
宇宙海賊コブラのようにダンディで
シティーハンター冴羽遼のように頼り甲斐があり
北斗神拳伝承者、ケンシロウのように愛に生き
天才バスケットマン、桜木花道のように努力家で
テニスの王子様、越前リョーマのように小気味よく
サッカーの申し子、大空翼のように爽やかで
セクシーコマンドー部長、花中島マサルのように剽軽で
電影少女の再生者、弄内洋太のようにピュアで
現代の本因坊秀策、進藤ヒカルのように懸命で
表裏一体の決闘者、武藤遊戯のように伝説となり
帝拳高校の番長、前田太尊のように仲間思いで
男塾総代、剣桃太郎のように漢気に満ち
小さき勇者、ダイのように勇気を持ち
正義超人、キン肉マンのように友情に厚く
ジョースター家の末裔、空条承太郎のようにクールで
霊界探偵、浦飯幽助のように型破りで
崑崙山一の策士、太公望のように機転が利き
青銅聖闘士、ペガサス星矢のように熱血で
人斬り抜刀斎、緋村剣心のように優しく
大ふへん者、前田慶次のように傾く


――ごめんなさい、正直西尾先生を舐めておりました。

私もかなりジャンプ歴は長い方だと思いますし、これらの主人公の全員をリアルタイムで
知っているくらいには読み込んでいるつもりですが、とはいえ「思いつく限りの主人公を
挙げろ」
と言われてこれだけの数が簡潔な説明とともに出せるかと言えば…たぶん無理。
先週に引き続きここ最近西尾先生には謝ってばっかりだなあ、いや参った参った。

あと個人的に「小気味よい」という表現はまさしく越前君を表すのにピッタリな言葉だと
思いました。そしてルフィやナルト、トリコや一護など現在誌上で活躍中のヒーロー達の
名前が出てこないのは、これもまた安心院さんの罠だったりするのかしら。

つまり「現在の主人公になりたいなら、この誘いに乗ってはダメだよ」とか…?



■善吉の選択

普通に考えれば善吉の選択肢はないわけですし、今のめだかちゃん依存の彼が少しでも
変わる可能性があるならば誘いに乗って欲しいところですが、何せ相手は安心院さんだから
なあ…上記のような理由をつけて「断ることが主人公の条件」とか言いそうな気もする。

ただ、先週も書いたように、私の中で善吉はかなり「どうでもいい」キャラなので、
このまま箸にも棒にもかからず、安心院さんに適当な女性をあてがわれて、
ひそかに物語の舞台から退場
してくれても別にいいんだけどね。

さぁて、どうする善吉クン?




『斉木楠雄のφ難』

斉木君自体は、最初の読切から通してずっと無愛想でムッツリ野郎なのに、
何故か彼の周りには「見た目はアレだけど実はいいヤツ」良い奴が集まってくる不思議。
斉木君もそんな彼らに影響されてか少しずついい奴になってきているようですし、
できればこのまま不定期連載でほんわかとした世界を描いて行って欲しいなあ。

それはともかく便所飯ネタはマジやめてください、悲しくなるから(私が)。




『銀魂』

そういえばみのもんたが芸能界を引退するそうですね。
空知予言者伝説にまた新たな1ページが。

本編についてはこういう話を描かせたら空知先生の右に出る者はいないという感じ。
一つ一つの回想エピソードにもオチを用意するとか、空知先生はネタの出し惜しみという
言葉を知らないんじゃないかと思う今日この頃でした。




『バクマン。』

七峰クンの負けた理由は「ジャンプらしくないから」
そしてもう一つは「キャラクターに心がないから」

あー、はいはい、そうですよねー、心がこもってなきゃだめですよねー。
ただ何となくだけどバクマンの中でガモウ先生が一番心を込めて描いているのは
七峰クンのようなキャラだと思うのは私だけでしょうか。

…まあ、その想像を差し引いてもやっぱり今回のオチは酷いけどね。




『HUNTER×HUNTER』

王様とコムギの最期の会話は効果と手抜きのぎりぎりのラインだとは思いますが
それでも最後の最後まできちんと描いて(?)くれたので私的には満足です。
画面が黒いのは王も(もちろんコムギも)目が見えない状態になっているからで、
それでも最後まで軍儀を打って終わろうとする姿が美しい、と…

批判は覚悟の上なんだろうけど、やっぱりうまいことやったなあと思いました。


後半の会長選挙については副会長派はどうなったのかという疑問はあるものの
蟻編が終わったら作品そのものも終わるんじゃないかという不安がありましたので
この展開は素直に歓迎したいところです。

ところでゴンさんはどうなったのかな、かな?




『エニグマ』

も、もう突っ込むことすらままならない…!

とりあえずエニグマさんの願いの叶え方のひねくれっぷりには


111004.jpg


これを思い出しました。




『スターズ』

主人公含め主要キャラみんな合格かあ…。

まあ主人公は分かる、あれだけ目立ってたし月面では特別な役割を果たしてたし。
深見、宙地も分かります、彼らは無難に「合格すべき存在」として出てきたんだから。
ペロペロマルカやその相棒の女性もまあ納得でしょう、あの深見についてこられる
という時点できっと彼女らも優秀だったんだろう、そうに違いない。

つまり問題は…記念受験のめぐると失敗続きの土神クンなんだよなあ。
百歩譲ってめぐるはまだいい、運も実力のうちともいうし。問題は海底探索はもとより
それ以前の試験についても目立った活躍のなかった土神クンが合格って正直どうかと。

それとも今回は「受からせるための試験」で、よっぽどの失態がなければ不合格に
ならない程度の内容だったとか――さすがにそれはないか。

まあこの作品は主人公が宇宙飛行士になるための努力とかそういうのを描くのではなく
「選ばれし者」であるところの主人公が地球外生命体や宇宙の謎とどう向き合うのか
というところなんだろうからこの辺さらっと流すのは仕方ないのかもしれませんがね。

しかし試験が終わってしまったら彼の「次元力」をどう生かすつもりなのかなあ。
今回のラボの女性が今後にかかわってくるのだろうとは予想できますが、
それを深めていくとまた火星から遠ざかってしまいそうで心配です。

主に掲載順的な意味で。





- - - - - - - - - -


今週は以上。


時間がかかった割には短くてスミマセン。
とにかく黒子めだかはアニメ化おめでとう。
そしてスターズマジコはもうちょっと頑張れ。


それでは。




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ムクロン

それにしても冷えますね
個人的にはいい具合の冷えなんですが・・・・・・
店に入れば暖房で喉と皮膚が・・・・

この中でコケるアニメは一体・・・

バクマン
七峰はヤンジャンとかなら化ける気が・・・
それにしても
心と言うのは”少年ジャンプ”にとって重要なものなのか?

めだか
あじむとかの糾弾はともかく
何か最近は女尊男卑のような雰囲気が濃いような・・・

ジャンプを用いた例えがちょくちょく出てくる漫画ですが
こういった例え話を抜いたらこの作品はどうなるかが気になりますな


エニグマ
カニバルのパイですが順調に量産体制入ってますね
(保存場所はアレですが)
生き残ればジャンフェスのボッタクリスナック化も夢では無い・・・!

ハンター
さらば王!さらばコムギ!
最強クラスの会長が消えすぐに二人の最強がまた後を・・・
新キャラも気になりますがこの世界に王やネテロに匹敵する
個としての暴力を備える者はいるのだろうか・・・
by ムクロン (2011-10-05 01:29) 

真馬流

>NARUTO
この術って多分、蜃気楼とセットで使うのが本来の戦法なんでしょうね。

なんだかんだ言いつつ相手の事を終始気遣っていた二代目水影さんはなかなか良いおじさんキャラでしたw

>BLEACH
ゲーム感覚で戦ってんなら自分のコピーぐらい作っとけよ!っと思いましたが、オサレ的には『神=唯一の存在』ということでこういう展開にしたんだろうな。

>家庭教師ヒットマンREBORN!
一緒に心中した自分にすら未だに詳しい事情(ユニの母親の所在とか)を教えてくれない上に二言目に出てきたのが別の男の名前(ツナ)って・・・γマジ不憫(泣

>バクマン。
ガモウ先生「下手に引き延ばしても盛り上がりそうにないから早めに切り上げるか」

いい加減誰得展開はおなかいっぱいですよ先生・・・。

>HUNTER×HUNTER
王は良い父親になれただろうに(遠い目

あとはパームが王から被毒したかどうかだな。

by 真馬流 (2011-10-06 19:09) 

常磐

>ムクロン様
秋は花粉もあまりないし、過ごしやすいしで一番好きな季節です。

>バクマン
「心」の向かう方向が違いすぎるとかそんな感じなんですかねえ。
彼の目的は最初から最後まで「亜城木を超える」でしかないから
作品にもキャラにも何の思い入れがないのがダメだとか?

でもそれを言ったらアニメ化しか考えてないサイシューも
そんなに変わらないような気もするんですけどね。

>めだか
西尾先生がジャンプ大好きだということは良く分かりました。

>ハンター
個人的に「個としての最強」はもう全盛期のメルエムでいいんじゃ
ないかと思うんですが。だってそうでもしないと最終手段まで使った
おじいちゃんの立場が…そしてこんな結末に至った意味が…

まあ「種としての最強」は間違いなく人間だと分かったところで。

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2011-10-10 21:41) 

常磐

>真馬流さま
>NARUTO
やっぱり「影」になる人はそれなりに優秀なんでしょうかね
…ツナデはともかく。

>ブリーチ
つまり彼は「プレイヤーには残機はあるけどラスボスは一人だけ」
という何とも理不尽なゲームのルールに乗っ取っているということか!

>リボーン
それでも彼はロリコン道を全うしてくれると信じてる!

>バクマン。
結局PCPは続けるのか、それともやめて新しいのを描くのか
今はそれすらもあいまいになってしまいましたしねえ。
せめて七峰クンに一撃でも反撃のチャンスがあれば…

>ハンタ
何気にこの二人の子供なら、血筋と環境でかなり優秀な軍師や
念能力者が生まれただろうにと思うと全く残念でなりません。
ていうか、彼らがあまりに純粋すぎて汚れた「人間」の自分には
まっすぐ見ることすらできません><

コメントありがとうございました。
by 常磐 (2011-10-10 21:49) 

NARUTO DVD

いやあのうだるような暑さと比べたら全然過ごしやすくていいんですけど、
季節の変わり目って、昔はもう少し穏やかだった気がするんだけどなあ。
by NARUTO DVD (2011-11-23 14:50) 

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