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週刊少年ジャンプ42号感想 [WJ感想2007]

世は全てこともなし@常磐です


「永夜抄」購入以来、東方系のいろんな派生作品を見たり聴いたりするのが楽しいです。
まあ何事も嵌りたてが一番楽しいと言いますからね。

多少の散財ややりすぎによる肩こりもまた心地よい痛みです。


―――しかし、だからと言って、




たった一週間でこれはどうかと。


微妙にいろんなところが病んでるなーとか思いつつ、
ようやく4面まで行けるようになりました今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ42号感想■■■


【巻頭カラー】『銀魂』

■巻頭カラー

主人公老人化真っ只中の巻頭カラー。
いろんな意味で読者の期待を裏切らない空知先生のこと、ここは米寿オールスター
全員集合巻頭カラーか、と思いきや、


いままでで一番格好つけた銀さんの姿が。


いや格好いいんだけどね…なんか凄くガッカリしたのは何故だろう…



■サブタイトル

そういえば最近注目してなかったんですが、このシリーズタイトルがやけに短くね?
と思ったんでちょっとタイトルをさかのぼってみました。
  • 第百七十五訓 一人の時間も大事
  • 第百七十七訓 老いてなお盛ん
  • 第百七十八訓 子供の夏休みが始まると大人もなんだかワクワクする
  • 第百七十九訓 美とは夏の果実の如き物
  • 第百八十訓   腰は曲がってもまっすぐに
  • 第百八十一訓 男は一人で月見酒
とりあえず、手元にジャンプが残っているものだけ。
列挙してみてアレですが、調べてみたら特にこのシリーズに限って短いわけじゃないし、
このシリーズ内でも長いサブタイトルはあるわけで、

あえて取り上げて考察するほどの一大事ではないようです、あはは。



■みんなの未来像

銀さんに桂、亀梨にマダオはともかく、神楽に九ちゃんの老婆姿を見せておきながら
お妙の老け顔を意地でも見せないのは何故だろう。
そういえば最後まで新八も年取らなかったし。


それはそうと九ばーちゃん可愛いよね。


じいさん方は頭はマトモでも体が動かず、バーサン方は身体は元気だがボケている。
どっちが幸せな未来なのだろうか…(考えたくねえ)。



■銀、ヅラ復活

ワクチンはあくまで「予防」であってもうすでに感染した人には意味ないんじゃないかな…?
という野暮な突っ込みはなしにして、ようやく銀さんとヅラが復活です。

次週完結…?
感動系で終わるかギャグで終わるか。




『NARUTO』

■これ以上はもう吐かねえ

あれほどあっさりベラベラと喋っておいて
いまさら「これ以上は吐かねえ」と言っても説得力ありませんよ

別の尋問方法を試したらあっさり口を割る確率80%

だいたいあの男の試すような目つきが気に食わん。
「どうせできないだろ?」みたいな相手の反応をうかがう目が嫌だ。
それにあっさりと乗るジライヤも嫌。


なんかもー全体的にgdgdだな。



■うちはマダラ

gdgdはありますが、とりあえず方々に広がりきった伏線を回収しようとしている姿勢は
それなりに評価できるポイントかと思います。

しかし伏線を回収するたびに「スゴイ」と思われていたものが妙に矮小化されている気が
するのは何故だろうか…。


例:九尾

 里を全滅の危機に追いやった天災
 ↓
 封印されナルトと口げんか
 ↓
 息子に力を与えるために一部だけ封印された
 ↓
 何者かに口寄せされた存在だった


これだけの過程を経ると、今更「九尾が完全に覚醒すると大変なことに」と言われても、
まったく恐ろしいものとは思えなくなってしまうのですが。

ジャンプでは各キャラクターの「強さのインフレ」が問題化して久しいですが、
ことナルトに関しては「強さのデフレスパイラル」が止まりそうにありません。


自分が強くなるんじゃなく相手が弱くなるバトル物って、何。




『アイシールド21』

■ドブロクとアメフト部

以前から不憫なやつだとは思ってましたが、本格的に栗田が不憫すぎです。
他の運動部にいいように使われた上に、うるさいからとか面倒だからとかいうレベルで
一方的に廃部にされ、顧問はクビ、さらに数少ない備品を「自分で壊して処分しろ」とか…

しかしその程度で人一人辞職させることとかできるのでしょうかね?
まあドブロクのことだから売り言葉に買い言葉で辞めざるを得なくなったという
可能性もありますが。



■ヒル魔アメフト初挑戦

で、ボロ負け
この辺はリアルで良かったです。

最近ヒル魔のスーパーマン化が著しかったので、さすがにここで勝ったとか顰蹙モノ。
しかし一切の試合描写がなかったために、この敗北でヒル魔にどういう心境の変化があって
「アメフトを本格的にやる気に」なったのかがよくわからない。

特に彼がアメフトを楽しんだと言う描写もないしなぁ…


ヒル魔は作戦以外での心情描写が恐ろしく少ないキャラなだけに、
こういう「きっかけ」となる出来事の描写はしっかり描いてくれないと全てが唐突に見えて
読んでる方としては「?」ばかりが浮かんできてしまう結果となります。

「やるからには勝つ」といいながら、セナたちが入部するまでは負け続けだったわけで…
よく今まで続いたなあ、とそれが一番の不思議です。



『家庭教師ヒットマンREBORN!』

■円卓のマフィア

いきなり登場人物が増えた。
まあ本筋に絡んでくるのはボスと正一、ユニにグロくらいだろうと思うけど。

それにしても10年バズーカも死ぬ気弾も「架空の兵器」扱いだったのね。
登場当初からなんの疑問もなく使われていたからそんなこと思いもしませんでしたが
よく考えるとありえないオーバーテクノロジであることは確かですね。



■グロくんとユニ

なんだかブリーチみたいなオサレなヒトキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

特にグロ君にはザエルアポロさんと似た空気を感じます。
やはり部下をガリガリ食って(食欲的な意味で)もりもり元気になるのでしょうか。

外道でも鬼畜でもなく「下種」だというあたりもいいですね。



■7の三乗(トゥリニセッチ)

ボスが「究極権力のカギ」といって出してきた石版には
3種類の「七つの○○」をはめ込むための穴が。

以前この感想にて「おしゃぶりといいリングといい『7』と言う数字に意味はあるのか」
といった感じのことを書いた覚えがあるのですが、まさか本当に意味があったとは。

一番上にはアルコバレーノの証である7つのおしゃぶりが。
あいている2つはラル・ミルチとリボーンの分でしょうか。
いやでもこの時代のリボーンはすでに死んでるんじゃなかったでしたっけ?

右下はおなじみボンゴレリング、後一つもリング系のようですがなんですかね。
ああそうか、これが「ツナがボンゴレリングを処分しようとした理由」というわけか。

武器であり仲間の証でもあるボンゴレリングをボスの一方的な決定で処分するなんてことを
いくら10年後とはいえツナが本気でする理由がどうにも考え付かなかったので
ずっと疑問に思っていたのですが、そういうことなら納得かも。


「究極権力」って、ツナが一番嫌いそうな肩書きだし。



■マフィアごっこ

ここまで来てもまだ「マフィアごっこ」と思っている山本がすげぇ。
すごいというよりも不思議すぎる。

てかリング争奪戦の時点でとっくに気付いているのかと思ったのですが。
ツナも自覚したことだし、そろそろ彼にもマフィアの一員としての自覚が必要ではないかと。

リボーンの真の姿が、それを促すきっかけになるのかな。



■ヴァリアー

XANXUSとか雨の人とか王子とかクルー?

10年前は敵として、敵のままで別れた彼らですが、現在はどんな関係になってるのですかね。
そういえばランチアさんはどうなったのかな。




『BLEACH』

■ネル変貌

いきなり巨乳おねーさんに変貌したネル。

一気に手足も伸びて服はどうするのかと一瞬不安と期待が入り混じり…
その答えは。


あっさり上下に二分割


いやまあそうだとは思ったけどね…



■ネルは元3番

登場するなりノイトラさんを圧倒するネル。
てかネルの仮面を割ったのはノイトラさんじゃなかったのか?

まあオサレ度MAXで登場したネルがオサレ度を地に落としまくったノイトラさんに
負ける要素があるわけないんですがねー。

それにしても序列とか何とか言う前に、同士討ちが多すぎですよ十刃。
一護たちが何もしなくても、計画を前に自滅するような気がする。


なるほど、だから藍染さんは自室待機を命じたのか。




『テニスの王子様』

■ついにデビル化


切原「テメーも赤く染めてやろうか?」


と、ムヒョの亡霊たちなどはるかに上回るホラーなセリフでデビル赤也登場。
全身を赤く染め、それ以上に顔面と目を赤く染め上げた彼はまさしく”悪魔”そのもの。
すでにテニスマンガどころかギャグマンガですらありません。



■周囲の反応

ムヒョの『魔王』以上に終末観漂うその姿に誰もがこの世の終わりを予感した…
そんなときの彼らの反応やいかに!?

まずはすっかり毒気の抜けた、普通人代表、越前クンの反応。


越前「な、何ですかあの人! 怖すぎじゃないですか」


対して、テニヌ人代表、不二の反応。


不二「彼は何処まで進化するんだ…」


どっちがおかしいかは説明するまでもないですね。
この変化を「進化」と捉えてこそ真のテニスプレイヤーとなることができるのです。

なりたくもねー。



■狙われた乾先輩

さて、意外に冷静なデビル切原。
迎え撃つ気満々の海堂ではなく、データテニスを奪われ放心状態のパートナーを狙うあたり
鬼畜と言おうか凶悪と言おうか。

しかもこの2ページではボールの姿が一切かかれていないため、どうみても直接ラケットで
ぶちのめしているようにしか見えません。
最後とか乾を狙って稲妻落としてるだけだしね。

○○式波動球のように相手が観客席まで吹っ飛ぶ処刑的行為ではないにせよ、
コートという小さな空間でいたぶられる乾先輩はのその姿は、まさに拷問そのもの。
今週はネウロにもベルモンドにも拷問プレイがなかったからとはいえ、
こんなところで拷問分を補給する必要はないと思うんですが。



■海堂デビル化

パートナーの死を目の当たりにし、海堂先輩の中の何かがはじけた…!


初めはただのとぼけた先輩だと思ってました。
俺に負けたのに練習メニューを組んでくれたことはありがたかったけど
その後先輩が
その倍以上のメニューをこなしていたと聞いて
凹んだこともありました。
悔しくて一人河原でスイング練習してたら、どこで見てたのか急にやってきて
春先の冷たい川の中でやれとか言われたときはちょっと辛かったです。
でも諦めずに頑張ってたらいきなり
「(ダブルス)やらないか」
言われたんで、思わず
「断る」と言ってしまいました。
だって
キモかったから。
でも何だかんだいってダブルス組むことになって、一緒に練習する機会も増えたけど、
ランニングではいつも先輩はチャリでした。
ウォーターフォールはどうだ?と同意を求められ、どう答えようかと悩んでたら、
「いい名前だ」と
自己解決されたときはちょっと寂しかったです。
手塚部長と組んで挑んだ四天宝寺戦ではついに
データだけの男になってました。
本当に、何もしてなかったなぁ…。

(海堂薫 心の日記より抜粋)


よく考えたら海堂ってなんで乾とダブルス組んでんだろ。
練習メニュー云々以外はあまり彼にとってメリットがないような。
むしろ「海堂に粘りや精神力を学んだんでね」の通り、乾の方がいい影響を受けてる感じ。

とはいえ、さすがに長年のパートナーをいたぶられればキレもする。


海堂「止めろ――――!!


叫びと共に全身が赤く変貌し、瞳孔が全開、髪は白くなり、悪魔の笑みがこぼれたその瞬間、


乾「止めろ海堂…」


「データは取れた、反撃だ」といういつもの言葉に、自分を取り戻す(?)海堂。
しかしそう断言した本人は力尽きコートと仲良しに。

データに命をかける男の生き様を見ました。




『魔人探偵脳噛ネウロ』

■料理テロ、弥子母

あの弥子が怯えるほどの料理とは一体どれほどのものなのか。
予想されるレベルでは「塩と砂糖を間違える」「電子レンジに生卵をぶち込む」「可哀想な卵」
程度の惨状を予想していたのですが…

まずは、


ドリルで攪拌!


そして。


隠し味に昆虫!


続いて、


無機物投入!


仕上げに


着色に油絵の具!


ラストは、


直 火 !


なんというかもうありとあらゆる意味で、


あ り え な い


これまでで数々のヒロインが「致命的な料理技術」を見せ付けられてきましたが、
ここまで壊滅的かつ斬新な調理を見たのはこれが初めてかもしれない。

そういえばドラマCDとかで「赤絵の具を混ぜて毒殺」とかあったような…
あわや殺人兵器



■夏祭りの思い出

時期が時期だったら表に出せないネタですね。
てか本気でアニメ化する気があるのかなこのマンガ。
いくらデスノと同じ深夜枠だとしても、危なすぎだろコレ。



■母の一言

まあ、紆余曲折爆発オチはありましたが、ラストは親子愛でシメ。

しかし「悩んでいる娘を励ますために頑張る母親」なんて
こんな普通のエピソードをここまでシュールな大事件に変貌させるとは
松井先生のパワーにはいつも圧倒させられます。

ところで、あの料理はネウロに食べさせれば意外に喜ぶかもしれない。
悪意も謎もこもってないけど、「瘴気」だけはふんだんにありそうな予感。



■次回も番外編、そしてアニメ化記念センターカラー

次は誰が主役になるんでしょうかね?
個人的には至郎田シェフの再登場を期待しているのですが。

やっぱりアヤか吾代あたりかな…。




『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

■超短縮スポーツ

サドンデス野球は結構面白いと思う。
毎回毎回9回表裏みたいな緊張感は観ていても面白そうだし。

でも1球でチェンジとか三角ベースはやりすぎだろう。
ランナー1、2塁になっただけで「長い…」とかありえないし。



■超長期間スポーツ

逆に100回野球は普通に「24時間テレビ」あたりでやりそうな予感。

4組同時ボクシングとか15組合戦剣道は「合戦みたい」じゃなくて、
チームプレイにして本当に合戦にすれば結構面白いんじゃないかと思いました。
判定が大変そうだけど、そこはもう「立っていた者勝ち」で。

両さんあたりが余裕で優勝しそうだ。




『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』

先週が長編終了直後の息抜き回ということで、
今週からがようやくムヒョとロージーの魔法律相談事務所通常営業の開始です。


で、久しぶりの霊障相談の内容は…フツーにコワかったです。

霊が映ったシーンの映像のボリュームを上げていくとノイズと一緒に
霊の声が聞こえるとか、よくあるネタですが怖かった。

ムヒョは何気にこういう演出が上手かったんだと言うことを忘れてました。




『SKET DANCE』

展開はベタな銀魂っぽかったけど面白かった
こういう話をチマチマ描いていけば地味に生き残るんじゃないかなあとか思ったり。

最近シリアスに寄りすぎの銀魂や超常能力者バトルの続く他作品のなかで
一種の息抜き空間としてまだもうちょっといて欲しい。


掲載順とかは気にすんな!(無理)




『SKET DANCE』

作品中では目立たなくても社会的には勝ち組な不動君。

雑誌の取材を受けて、同業者(たぶんステージ関係者か何か)と演奏会の打合せをして
偉い人(多分作曲家かパトロン)の激励を受けて年4、5回の定期的な演奏会を開く…

音楽関係のことは良く分かりませんが、それなりに成功者としての階段を
順調に歩んでいるようです。

国民的大スターだったのにジャガーさんと関わって以来転落の一途をたどったポギーとは
正反対の人生ですね、羨ましいです。


鳩は消えます 悲しみは消えません
あの人は消えました 思い出は消えません
炎はきれいに消えました ただしお家も消えました
何から何まで消えました 嫌なことだけ消えません―――


高(ナントカ)不動君には普通の幸せを掴み取ってもらいたい。




- - - - - - - - - -



今週は以上。


又聞き情報であれですが、近いうちに「HUNTER×HUNTER」が連載再開だとか?

普通ならこれだけ一方的に、しかも一年半と言う長期間休載した作家など
打ち切られて当然なわけですが、そうも行かないところが最近のジャンプなんですね…

実際新人の中でもそこそこいいものはあると思うのですが、それでもハンターの方が
面白そうだと思う時点でやっぱり切れないんだろうなぁ。


それでは。




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