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週刊少年ジャンプ48号感想 [WJ感想2019]


冬コミ用ネーム終了@常磐です。


今回は4コマではなく物語形式で40ページくらいになる予想。
内容についてはこれまでとほとんど変わらず主人公中心ギャグです。
ネームの時点で背景とか結構あってこれ描けるのかなと不安なのですが
これを乗り越えられればまた次のステップに進むことができる…はず。

それはそうと今週末はP5R発売ですね。


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発売までできるだけ情報は入れないようにしているので、Twitterやらここやらで
事前情報で分かっている追加要素にスゲースゲー言ってても温かい目で見守って
くれるとうれしい。あと原稿作業もあるのできっとクリア遅いけどネタバレ勘弁な!


まあまずは冬コミ当選しないとな…今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ48号感想■■


【巻頭カラー】『Dr.STONE』

■危機一髪

先週ラスト野茨の不敵な笑みがもたらした侵攻軍最大のピンチは
投擲角度のわずかな違和感に一瞬で気づいた龍水の機転と
経験と科学的知識に裏付けられた(?)千空の勘により
ギリギリの状態でしたが何とか回避することに成功しました。

残念ながら船は奪われてしまいましたが、これで一番厄介な相手が島から離れて
くれたので、逆に島全体を掌握&石化武器ゲット&モズ出し抜きの大チャンス到来。

…って、うん、いや、この作品って割と毎回こういう感じでピンチが長引かないのが
魅力の一つでもあるわけで。特に今回は一瞬の失敗が全滅ゲームオーバーだから
失敗イベントの一つとして終わらせるわけにもいかないってのもわかってるんだけど。

しかしここまで神視点の最適行動をやっちゃうのはちょっとどうかと。
せめて先週の時点でモズ以外の誰かがイバラの不審な行動に気づくとか
実はそのことも含めて計画のうちだったとかにしてくれたらよかったのに。

マグマの暴走も当初の予定ならば大失敗の元凶となりかねなかったのが
このアクシデントによりいい方向に転がったってのも若干ご都合主義でね。

さすがに今回は「神の見えざる手」が見え見えすぎる展開でした。



■番外編

ちょうど今アニメで白夜編がやっているところでこの番外編ですか。
アニメ見たついでに原作も読み返したけど、やっぱりこの辺のネタ晴らし最高だし
最後の千空の涙も含めてなかなかクるものがありましたね。

原作でも白夜がやたらと千空の名前を連呼してたと思ってたけど、
アニメになるとそれがより顕著で笑ってしまった。一体白夜の中での千空って
どれだけヒーローでスーパーマンなんだろ、いや実際スーパーマンだったけど。

てか白夜の功績まじヤバイしな。石神村と百物語が一番のMVPだけど
そのあとも実はレコード遺してたりレアメタル遺してたり、どれ一つ欠けても
この物語は先に進めないか最悪頓挫するかだったので本当に偉大すぎる。

…え、それもご都合主義だろうって?そこはいいんだよ前フリあるから。


閑話休題


そして肝心の番外編ですが、本編の片手間とは思えないくらいの描きこみぶりに
boichi先生の化け物さを改めて痛感。特に宇宙ステーションや船の描写がやばい。
そういえば白夜編掲載当時「せっかく取材したのにほとんど描けなくて残念」とか
コミックスの作者近影で言ってたっけ。

しかしこれ結局のところ悲劇が待ち受けている過去編なんだよなあ。
あと「なんでまだ文明が残ってるはずなのにナイタール液つくらなかったの」とか
「どうやってあの人数から3700年も子孫残せたの」とか、マジレスされると困る
要素もあるんで、そこらへんどうごまかすのかはちょっと気になるところ。

まあその辺はきちんと稲垣先生が監修してるらしいから大丈夫か。




『ONE PIECE』

おでんさん、経歴以外は意外と普通の見た目だった…。
そういえばビッグマムの幼少期もちょっとでかいくらいのモブ顔少女だったしな。

あと何度も船出してるのに失敗してた理由は妨害や海軍などの外的要因ではなく
単に航海の才能がなかったことが判明。あのルフィですら最初の島にはたどりついた
のに…いやあれもただ漂流してただけか。

過去のワの国は日本の江戸時代のいいところを詰め込んだ感じで素敵ですね。
当時はそこまで豊かでもなかったし治安もそんなに良くなかったようですが、
世界最大の都市として世界最大の人口を抱えて200年近くも安定した社会を
築いていたのだからもうちょっとクローズアップされてもいいと思う。
(物語的に戦国とか幕末の方が面白いのはわかるが)

今週見る限りではワクワクしかないけれど、これもまた破滅へとつながる過去のお話。
おでんや光月家の魅力を高めつつ、読者に対しいかにカイドウへのヘイトをためるか
尾田先生のことだからさぞえぐい展開を用意していると思うと今から楽しみです。





『鬼滅の刃』

■二人の訃報

扉の二人の背中が辛い…つらぁい…。

カラスによる2人の死亡確定のニュースが文章化されなかったのがせめてもの救いですが
それを受けた炭治郎の表情が悲しすぎてまた泣けてくる。

思えば無一郎と玄弥って、弟的ポジの善逸や伊之助と違って等身大で笑いあえる
貴重な友人枠だったんだよなあ。きっとそれは無一郎と玄弥にとっても同じで、
だからこそ死地に赴くことも厭わなかったし、死んでも「幸せだった」と言えたのだと…

あれ、なんだろう、おかしいな、目の前がゆがんでる。



■復活

今週のサブタイトル「恢復」ってそういう…意味か…。

先週の二人死亡の余韻もなく、まるでゴミのように殺されていく一般隊員たち。
いや確かに彼らの力を合わせても無一郎ひとりにも満たないとは思うけど
こんな風に意味なく殺されてしかも無惨復活の糧にされるとかひどすぎる。

つーか本当に顔だけはいいよなこの臆病者は!
こんな大物ぶっているけど、かつては縁壱の怒りに触れて尻もちついて逃げ出したし
のこのこと産屋敷邸に乗り込んで爆殺されかけたんですよこのイケメン。

そして珠世さま…殺されるだけじゃなく無惨に食われてしまうとは。
とはいえ珠世さんのことだから何もしかけを残してないとは思えないので、
しのぶと同じくどこか決定的なところで効いてくることに期待します。
でないと報われねえ。

あと愈史郎はもしかしたら珠世さまが死んだら一緒に死ぬのかと思いましたが
(愈史郎は珠世さんが鬼にした唯一の存在)彼女の死に猛烈に苦しんでいたものの
特に死ぬようなことはない模様。まあある意味もうすぐ死ぬ気がしますが。




『チェンソーマン』

■ボムの悪魔

台風の悪魔もビビるレゼさんの正体は爆弾の悪魔だったかー。
確かに銃と並んで人間におそれられる存在、納得がいきました。

てかそういうのと比べるとデンジの「チェンソーの悪魔」ってそこまで恐れられるほどの
ものかなあという気がするんですよね、いやチェンソ―怖いけど、銃や爆弾と比べても
そこまで万人に恐れられるものと認識されてる気がしないんですが。

それともチェンソ―はただのカモフラで、実際はもっと恐ろしい存在の悪魔だったり
するのかな、いつだったかの夢で「こっちに来ちゃだめだ」ってポチタが言ってたし。


そして今週のMVPは間違いなくビームくん。
自分よりはるかに格上の悪魔からご主人を守るとかさすがは忠犬だね!サメだけど!

この作品の女性キャラはどいつもこいつもまともじゃないので、アキ先輩とか彼とか
男キャラの方が信頼がおけてしまうのが切ないところ。(ぶっちゃけ天使くんですら
ほかの悪魔たちと比べるとまともに見えるという)





『呪術廻戦』

あれだけかっこいいロボットの中にいて、状況も見た目だけなら完全に優勢なのに
メカ丸本人はとにかく必死で、望みは「仲間のところに帰りたい」だけっていうのが
悲壮感たっぷりでとにかく応援したくなります。

仮に生き残ってもこれまで以上の苦しみが彼を待っているだろうけど
いっそのこと真人にグニィされて何もかも忘れてしまった方が幸せかもだけど
それでも何とか生き延びて仲間たちと再会してほしい。

でもきっと無理なんだろうなああああ!
せめて、せめて彼の残した何かが真人を倒すためのものでありますように…。




『アクタージュ』

物語が進むごとに凄みを増していく夜凪の演技と、それについていくのがやっとの王賀美。
まるで初日の顔合わせの逆パターンですが、違うのはここがやり直しのきく練習ではなく
まさに本番そのものであるということ。

ライバルも共演者も演出家も王賀美に「変わること」を要求しているのに対し
自分はあくまで自分として勝負する、と譲らない王賀美。果たしてどっちが正解だ?

普通に考えればここで素直に王賀美が自分の過ち(?)を認めて変わることを受け入れ
役者として新たなステップを踏み出す…ところですが、それはもうアキラ君でやったしな。
アクタージュという物語としては、彼はあくまで自分であることを譲らず、それでいて
何とか夜凪に対抗するすべを身に着ける、ってのが王道なんだろうが。

つーても天才である主人公が自分自身を削ってまで生み出した今の羅刹女を
同じく天才だとしてもまだ何も失っていない王賀美が越えるには、今の彼女を
超えるくらいの何か代償を支払わなければ納得がいかないわけで。

たとえるならゴンさん化したゴンをそれまでのピトーが倒せるかって話で。
…なんでバトル漫画で例えているのかちょっとよくわかんないけど。




『ミタマセキュ霊ティ』

序盤はミタマがボケてハゼレナが突っ込むタイプのギャグでしたが、
ここ数週ですっかり立場が逆転した様子、まあこっちの方が安定してるけど。

そして先週ラストで物々しく登場した悪の組織っぽい集団は
大方の読者の予想通りハゼレナの力の前にあっという間に平伏しましたね…
まさかゾピロがあそこまで活躍するとは思わなかったけど。

ハゼレナが徐々にミタマに対して好意を抱きつつあるのに対して
ミタマはハゼレナに対するドキドキを完全に恐怖感であると認識。
このあたりのすれ違いをどう処理していくのか…別に処理しなくてもいいけど。

とりあえずハゼレナはいいネクロマンサーになれると思いました。




『神緒ゆいは髪を結い』

前回は全身の骨バッキバキに内蔵損傷で即入院からの車いすコース、
そして今回は両手両足全損の疑似ダルマ状態でのキスで大逆転とか
椎橋先生、何気に鍵人くんに対してゆがんだ性癖ぶつけてませんか…?

てかこれジャンプだからかろうじて手足がつながってたけど、ほかの媒体だったら
絶対両手足切断されてた気がする…よかったね鍵人くん、ここがジャンプで。

まあ好きなキャラをひどい目にあわせたいってのは捜索中よくある衝動で
自分的にも性癖ドストライクだったのでめちゃくちゃゾクゾクしたんですが、
冷静に見返してみるとヤバイよな…本当、なんで生きてんの…。


素の能力値では助版連中はもちろん、下手したらエビちゃんにすら劣るであろう
「普通の人間」でしかないかれが、容姿性格強運の主人公補正だけを武器
戦う姿は純粋に格好いいし、最近のジャンプでは逆に新しく感じます。

とはいえジャンプなので、彼もいつかは「実は〇〇の血筋で~」とか突然の覚醒とか
そういう展開がいつ来てもおかしくないとは思うのですが、個人的には(出来るだけで
いいから)このまま唯一の一般人枠として頑張ってほしい。

他作品を例に出すのは気が引けるけど、夜桜さん家の主人公は2話目にして
早々に人間やめちゃったからちょっと残念でした。





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今週は以上。


そういえばもうすぐハロウィンですが、特にネタもないのでここで終了です。


それでは。





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