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週刊少年ジャンプ46号感想 [WJ感想2019]


台風19号接近中@常磐です。


前回の台風15号がなんだかんだで自分のところは無難に過ぎて行ったので
何か微妙に緊張感がないのですが、前回も今回も自分の住んでいる地域は
ハザードマップ常時真っ青の臨海地区なので・・・なんだ、なるようになれとしか。

てか毎回いろいろ言われつつも被害が大きいのは意外と埼玉とかの内陸地区で
犠牲エリアとか呼ばれている江戸川墨田江東葛飾あたりはわりと無難に終わる
ことが多いので、内心今回もそうなるのではないかと若干ナメてる自覚はある。

まあ自分トコが無事でも周囲がダメだったら意味がないので、今はとにかく何事も
ないように・・・は無理だろうけど、できる限り被害が少なく終わることを祈ります。


電子版がこれだけありがたいと思ったことはない、今週のジャンプ感想です。




■■■週刊少年ジャンプ46号感想■■■


【巻頭カラー】『僕のヒーローアカデミア』

■ジーニストさんの綱渡り

ジーニストさん二重スパイが明らかになった時は、これ二重スパイを装って
実際は裏切っているか状況によっては裏切るのでは・・・と思っていましたが、
予想以上に危ない綱渡りをしているのを見て考えを改めました。

でもこれバレたらヴィラン陣営だけじゃなくヒーロー陣営からも恨みを買う可能性
低くないよね・・・いくら情報を流しているとはいえヴィラン陣営から信頼を得るには
ある程度の悪事は見て見ぬフリをする必要があるだろうし。

あまり多くの人にその事実を知られるわけにも行かないから、激昂した雄英生あたりに
襲われたらどうしたらいいやら。応戦して倒してもだめだしやられるわけにもいかないし。

てか映画とかだと大体こういうポジションって全面戦争の直前で死ぬんだよなあ。
キャラクターとしては美味しいけど、ここまで二重スパイとしての苦悩を見せられた
あとだと、たとえ酷い目にあっても何とか生き延びて欲しい。



■個性の進化

以前から言われてたことだけど、ここまで「個性」が戦略兵器並みになってしまうと
もうヒーローとかヴィランとか分けて考えるような状況じゃないよね。

かなり昔・・・この作品が始まった頃に書いたかもしれませんが
この手の「全人類超能力者の世界」でいかにして秩序を保つか、をものすごく真面目に
考えた結果、とんでもなくグロテスクな世界になってしまった作品がありましてね、
「新世界より」って言うんですけど。

この世界もそろそろそれを考える時期に来ているのかもしれない。
(いやもちろんジャンプだからそうはならないのは分かってるけど)




『鬼滅の刃』

■笛の行方

縁壱が幼少期の宣言通り兄上からもらった笛を後生大事に持っていたのは
予想通りでしたが、それを拾った黒死牟がも今までずっと持ち歩いていたのは…
なんかもう・・・兄から弟への感情がでかすぎて怖い!もう勘弁して!

てか先週「手作りの笛という手間のかかるものを送る時点で~」とか書いたのですが
その後他の方の感想で「何かあったらこれを吹いて自分を呼べ」ということだった
のではないかというのを見ていろいろともうダメでした。確かに耳の聞こえない(はず)の
弟に笛なんて贈っても意味ないもんな・・・兄上、お前、そういうとこだぞ。

そう考えてあらためて先週の話を読み返してみると、お兄ちゃん(内心はともかく)
表面上は優しい兄上そのものだもんな。縁壱にしてみれば忌み子として隔離されて
何かを買って与える事すら禁じられている自分にわざわざ会いに来てくれて、
きっと双六や凧揚げで遊んでくれて、さらには手作りの笛までくれたわけで。

鬼狩りとして再会するまでの間もずっと兄上からもらった笛を心の支えにして
生きてきたのが容易に分かるからこそ兄の感情とのギャップが痛い。
せめて7つのうちにその内心の声を言葉に出せるくらいの幼さがあればよかったのに。



■巌勝視点の縁壱

完成された人格者で誰からも信頼されて呼吸や技も惜しみなく人に教え
剣士として他に並ぶものはなく、自分の痣や技もすべて彼から与えられたもの…って
完全に神格化しちゃってるよ…憧れは理解から最も遠い感情を地で行ってるよ。

それでも弟と並んで鬼狩りしている時は多少は充実してたのかな・・・
今はまだ差があるけど鍛錬していけばいつかは並べるはず、と思っていた矢先に
痣を持つものは25で死ぬと知らされた時の絶望やいかに。

無惨さえ倒せれば自分の未来なんてどうでもいいと覚悟を決めている今の鬼殺隊の
柱たちとは違って、当時の巌勝さんにとっては鬼狩りはついでで本当の目的は
弟と一緒に戦える事だったんだろうし。

だからまあ無惨さまの勧誘にあっさり乗ってしまったのも分からなくもない。
というか無惨さま相手が一番絶望しているところにつけ込むのが上手すぎる。
そういえば塁のときも半天狗のときもそんな感じだったな、童磨玉壺は語られてないし
アカザ(狛治)の時は強引なヘッドハンティング(文字通りの意味で)だったけど。

きっとこのあと兄上を鬼にされてぶち切れた縁壱さんに瀕死まで追い込まれるのかな。
で、それ以来必要がないと出てこない臆病者に成り下がった、と。
不死の能力がある分、見つかりさえしなければ勝ちですもんね。


閑話休題


しかし結局巌勝さんは自分自身以外何も残せなかったんだな・・・。
一度は家をついで妻子もできたけど、結局それを捨てて身一つで出て行ったわけで。
(子孫である無一郎の家が武家でもなんでもないあたり普通に落ちぶれたと思われる)
唯一残った子孫も自分で切り刻んで殺してしまったんだもんなあ。

対する縁壱さんは、日の呼吸から派生した技は今でも使われているし
日の呼吸自体も竈門家の神楽として受け継がれているんだから。

てか歴戦の剣士ですら難しくて受け継がれなかった日の呼吸を神楽の形とはいえ
習得して子孫まで伝えてきた竈門一族こそ何者だよ。



■日の呼吸狩り

そして今回の話で何故ただの炭焼きの家に過ぎない竈門一家が、無惨自らの手で
惨殺されたのかも語られましたね。なるほど日の呼吸の一派は無惨さまと黒死牟が
率先して殺しにかかっていたってことか。

まあ肝心の炭次郎を逃がして、妹を人を襲わない鬼にしてしまったというところは
どうにも詰めの甘い無惨さまならではという気もしますが。・・・いや無惨さま的には
一人鬼にしておけば残った家族がいてもそれが食い殺してくれると思ったのかな。

でもなぜかその鬼は飢餓の誘惑に耐えて長男を殺さず、長男はその妹を人間に
戻すため、日の呼吸の素養を持って鬼殺隊に入ってしまった、と。
何もかもが裏目に出てるなあ無惨さま、いっそ気の毒に思えてくる。嘘です。

なんにせよこの終わり方で黒死牟復活!とはならなさそうなので
残る敵はザコを除けば琵琶女とラスボスだけですね。
アニメ化効果でこれだけ盛り上がって売れまくっている作品がそう遠くないうちに
終わってしまうのはもったいない気もしますが、それくらいがちょうどいいかもね。




『約束のネバーランド』

ええ・・・そこで折れちゃうんだノーマン。

いやノーマンの苦悩は良く分かるし、ちゃんと本音を話して3人が和解したことは
素直に嬉しいと思うんですが、もうここまで始めちゃったものを今更中断ってのは
ちょっとかなり厳しいんじゃないかと。ルビコンはもう渡ったんだぞ!

そもそもエマが○○と結んだ約束も鬼側にとっては一方的に不利な条件だしな・・・
まさかこのままめでたしめでたしになる事はないだろうけど、落としどころ次第では
作品自体の評価が酷い事になりかねないので何とか乗り切って欲しい。

これも最終章のはず・・・だよなあ。




『ハイキュー!』

敗北はしたもののハイキューらしいさわやかな終わり方に、
ああこれなら2年生編もきっと楽しいことになるんだろうな、ちょっと寂しいけど、
と思いながらページをめくったら


数 年 後


今週で一番びっくりしたわ。


ちなみに巻末コメントを見ると「後もう少しだけお付き合いください」の文字。
そうか・・・もうこの試合でやるべきことはすべて終わったんだな・・・。

鬼滅、ネバラン、そしてハイキューと中堅の中でも上位の作品(アニメ化も成功)が
終わりに向かっているのを感じるのは非常に寂しいですが、鬼滅の感想でも書いたとおり
好きな作品こそ変に引き伸ばしなどせず綺麗に終わって欲しいので…複雑です。




『呪術廻戦』

扉絵の3馬鹿の安心感。

五条過去編も終わってみれば悪くなかったし、物語としてかなり核心に触れるネタバレも
あったから必要だった事はわかるんだけど、やっぱりこの3人がいてこその呪術だよなと。

そして内通者はメカ丸か。言われてみればそこまで違和感はなかったかな。
彼の願いはたとえ呪力がなくなっても健康な身体を手に入れることですし。
現代医学では彼を治せず、かといって呪術では彼を治すつもりはない。

実際メカ丸くんの日常の苦痛を想像するだけでちょっとした拷問だもんな・・・
普通の人間なら一日中モルヒネ漬けで朦朧とベッドに横たわっているレベルだよ。
死柄木といい彼といい登場人物に無駄に過剰な苦痛を与えるのやめて><
(でも自分の妄想内では結構やらかすのであまり強くはいえない)

鬱屈した展開が続いたから来週くらいは3馬鹿を中心とした楽しい話が読みたいな。
でもきっとあんまり明るくないんだろうな・・・。




『僕たちは勉強ができない』

■先輩を翻弄する理珠

人の心の理解を深め、自分の恋心を自覚した理珠の強キャラ感よ。
あの先輩ですらも動揺させるとは・・・本当にずいぶん変わったな・・・。

でも、なんだろう、理珠の持っていた彼女だけの魅力が失われてしまったような
あのクソ鈍感でそれがゆえに無自覚で素直な積極性が良かったのに
それを全部意図的に行ってしまったらちょっと…ねえ?

とはいえあのままでは結局卒業まで彼女は自分のもやもやにも気づけず
ヒロインレースに参戦できないまま終わるのは確実だったから仕方ないけど…

なんだろう、こう・・・加減かなあ、加減が効いてなくて残酷です!



『アクタージュ』

今のジャンプで縁壱、死柄木に次ぐ攻撃力を持つといわれている夜凪。

王賀美くんはそのタレント性とさらに観客の応援という小細工をもって
何とか対応しようとしてますが


気をつけろ、たぶんあと3段階くらい変身残してる


今の怒りの表情が消え、完全な無になった時、きっと全てが終わる。




- - - - - - - - - -


今週は以上。


ジャンプ感想書いてる場合じゃないという話もありそうですが
何かやってないと落ち着かないので勘弁してください。

ていうか…うわああ外が何かスゲー風になってきた(現在22時)。
でも先日の15号もこれくらいの風はあったし、日付が変わるくらいまでに通り過ぎて
くれれば今回も何とか乗り切れるはず・・・多分、きっと、お願い!


それでは。




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