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週刊少年ジャンプ44号感想 [WJ感想2019]


京都暑かった@常磐です。


というわけで2回目のサークル参加も無事終了しました。
委託予定の分も全部送ったから完売はもちろんしなかったけど
既刊と併せて前回よりもたくさん捌けたよ!やったね!

初めての時と比べてだいぶ慣れて~なんてことを言いたかったのですが
東京以外のイベント参加なんてほぼ未経験のため、荷物の送り方どころか
自分自身の送り方にすら苦戦する始末。まあ旅行みたいで楽しかったけど。

ちなみにJR東海のこだま一泊プランで行ったのですが、24000円という普通に買えば
往復運賃にも満たない予算で結構いい宿(駅近・大浴場あり)に泊まれてびっくり。


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ただやっぱりこだまはキツかったですね・・・のぞみなら2時間で行けるところを
こだまだと約4時間って長すぎ。往復差分4時間あればまだまだ京都観光もできたし
客層もなんかこう・・・騒がしい感じで「寝ながら帰る」という雰囲気でもない。
(各駅停車だから乗り換え前提で入れ替わりが激しいということもある)

仕方ないのですみっこでこっそり原稿やってましたが、脇をのぞみに抜かれる度に
揺れること揺れること。そういえばのぞみってほとんど揺れなかったよな・・・。
(往復2000円ずつ追加すればのぞみに変更可能)


次があったら絶対のぞみ、今週のジャンプ感想です。



■■■週刊少年ジャンプ44号感想■■


【巻頭カラー】『ONE PIECE』

■サカヅキさんの苦悩

上からの唐突な命令による七武海の解体(に伴う高額賞金頸の激増)、
これまではあり得ないとされていた四皇同士の同盟結成の報せ。
あとよくわからないけど革命軍の方にも何か動きがあるんでしたっけ?

サカヅキさんの胃が自らのマグマで穴が開かないか心配です。



■歴代大海賊の賞金

ルフィの賞金額がもう10億を超えていたので、七武海はともかく四皇や海賊王は
70億か100億クラスなのかな~と思っていたら、40億~55億と意外にすぐに
追いつきそうな数字でびっくり。いやまだまだ遠い存在なのは分かるけど。

以前クロコダイルが8000万だった時「賞金額は政府に対する脅威度で決まり
強さの指標ではない」とあったけど、マムやカイドウはどう見ても強さ=脅威度
なタイプだから、この額はちょっと意外でした。

思えば尾田先生、あんまり数字的なハッタリを使うことがない気がしますね。
王道ジャンプ漫画なんだからわたしの戦闘力は53万ですも捕獲レベル6万も
ワシの波動球は48式まであるぞもやってておかしくないのにやってない。

これは尾田先生のポリシーなのかな。



■ワの国の秘密

あーもしかしてマムとカイドウが手を組んだ理由って、単なる気まぐれとか
たまたまウマがあったとかではなく、実はワノ国自体に何か秘密があって
利害が一致した可能性もあるのか・・・。

正直四皇とかシャンクスを除いて知性も理性もあるのかってくらいに
感情的に動く暴君のイメージしかないからその可能性は全く頭になかったわ。

実際そのイメージ通り、ただの暴君同士の気まぐれだったとしても
それはそれでミスリードとしては上等だし、どっちもあり得るってのが楽しい。

毎度のことながら章の始まりは楽しすぎるぞワンピ!
問題はその間の「待て」の時間が長すぎることなんだ・・・本当に・・・。




『Dr.STONE』

■カリギュラ効果

そういえばゲームの方のカリギュラ積んでたな。
イベントも終わったしP5Rまでにクリアできるだろうか…。

まあそれはともかく凄いなメンタリスト。もうネゴシエーター名乗ってもいいんじゃね?
いくら今まで魑魅魍魎が跋扈する芸能界をその手先と口先で乗り切っていたとしても
所詮は平和な現代日本、一手間違えれば自分の首どころか仲間の命すら失うという
状況でよくぞ自分のペースを保てたな、ちょっと感動しました。

交渉の理想は相手を打ち負かすことでも諦めさせることでもなく、
相手を買った気にさせて自分の用意した最低限のハードルだけは越えさせる、か。
今回彼が使ったテクニックは自分には使いこなせないだろうけど、
この精神だけは心の中に留めておきたい。要求さえ通れば勝ちなんだよ。

最近よく見る、相手を馬鹿にしてマウントを取り、表面上は勝った気になっても
無駄に敵を作っただけで結果的には負けだってことですね。
(まあ嫌いな相手を喜ばせるのはたとえ表向きだとしても嫌なのはわかるけど)

そして一時的な共犯関係とはいえ、味方となったモズの頼もしいこと。
司のような潔癖な理想主義者でもなく、氷月のようなニヒルな現実主義者でもない
純粋に自分の欲望のためだけに付き合える相手の信頼感よ。
あとちゃんと頭もいい、これ一番大事。

てか稲垣先生は悪人を描いているときが一番輝いてますよね。
ヒル魔しかり千空しかり、ゲンにモズに・・・あ、別の意味でイバラもか。




『鬼滅の刃』

■弟の想い・継国兄弟編

縁壱さん、無口そうな外見と冨岡さんばりに口下手そうな印象から
てっきり兄弟間の会話のすれ違いによるディスコミュニケーションの悲劇とばかり
思ってましたが、今回のを見る限り弟の想いは兄にしっかり伝わっていたけれど
お兄ちゃんが「ヤダヤダそんなの認められない」と駄々こねただけの結果だと
言うことがわかりましたね、やっぱり鬼になるやつは皆どこか小物なんだな…。


(画像)


てか以前から思ってたんですが継国兄弟、兄が巌勝で弟が縁壱って
まるで弟の方が兄(というか跡継ぎ)っぽい名前ですよね。
もしかしたらその辺も兄が弟コンプをこじらせた原因の一つだったりするのかな。

周囲が弟のことを天才だ、神童だなどともてはやし、軽んじられていた兄の自分を
その弟だけが「兄上のようになりたいです」とかだったらなかなか複雑だろうな。
逆に兄もまた周囲から認められていたけど、ずっと弟には敵わないという思いを
抱きながらその賞賛を受けていたってのも悪くない。そしてどちらも救いがない。

てか幼少期の縁壱めちゃくちゃ可愛いな!
髪質が違うだけで無一郎そっくりですね、やはり親戚なんだなあ。
ちょうどツイッターの継国兄弟仲良し漫画(二次創作)でちび黒死牟をみたばかり
だったので今回のショタ縁壱には違う意味で興奮しそうになりました。



■弟の想い・不死川兄弟編

そんな黒死牟さんのことだから、てっきり1対1の剣技での対決にこだわって
集団戦で寄ってたかって可哀想な儂自分を殴り殺そうとする彼らの強さは
認めないかと思いましたが、そういうところは意外と柔軟なんですね。

そして改めて無一郎と玄耶はここで終わりか…。いやまだ玄耶はワンチャンある
かもしれないけど、ダメ押しに腕まで切られた無一郎はさすがにここで終わりだろう。
むしろ今まで生きて戦っていた方がおかしい。さすがは継国兄弟の末裔か。

一方で完全においたわしやになっている兄がもう一人。そう不死川実耶です。
冷血な兄の仮面をかなぐり捨てて弟にその心情を暴露したにもかかわらず
ガン無視され自分より先に死なれてしまった彼の心中やいかに。

守りたかったものの象徴を失ってもなお戦う力を振り絞れたのは
岩柱の言葉や柱としての責務ももちろんあったけど、目的を同じとする弟の
想いと覚悟が伝わったからだと個人的には思いたい。



■彼が求めたもの

大方の読者の予想通り首切りすらも克服し、醜くあがき続ける黒死牟。
その姿にかつての威厳はなく、十二鬼月ですらない下級の鬼のような姿で
縁壱でなくとも「おいたわしや」と言いたくなる風貌になってしまいました。

そしてその気持ちは黒死牟さん自身も同じだったようで、見た目の醜さはもちろん
本来死んでいるはずの傷を受けてなお生き延びようとあがく醜さを見せつけられ
初めて自分自身の空虚さを見つめなおしたって感じですかね。

てか彼のいう「醜さ」はたぶん自分の内面とか生き汚さに多くかかっていると
思うんだけど、見た目の「醜さ」も結構ショックだったんじゃないかなーと。
鬼になって目は増えてしまったけど、それ以外の外見は人の頃と変わらない
ようにしてたしね、そう・・・弟とそっくりな自分の姿を

きっと黒死牟さんはあの時弟に殺されていたほうが幸せだったんだろうな。
終わるべき時に終わることが出来なくて、でもその時以上の終わり方を見つける
ことが出来なくてずるずると・・・まるでガチャ沼のようだ、知らんけど。

いずれにせよ赫刀の傷と心が折れかけたことにより自己崩壊が始まった今
さすがに生き延びるのは難しいと思うんだけど…どうかなあ。
猗窩座消滅直前に無惨様ラインが来たところ見ると、今回も黒死牟に
さらに切羽詰まったメッセージが送られてくる可能性は高いわけで・・・。

い、いやさすがにこれでもう終わりだよね!
黒死牟をもう解放させてあげて、無惨様っ!



■アニメ終了→劇場版へ

ところで最終回の無限城パワハラ会議凄かったですね!
UFOお得意のぐるぐる作画をフルに活用してマシマシで不気味でしたよ無惨様!

思えばあれらが殺されずに生き延び、炭次郎のところに向かって行ってたら
どんな展開になってたんでしょうか、もしかしたら間延びしてグダグダになっていた
可能性もあるわけで・・・そう考えると無惨様グッジョブ!よくぞ間引きしてくれた!!

実際この後の無限列車編で鬼滅の人気が不動のものになったというのが
割とファンの間でも共通認識だと思うんですよね。さすがだぜ煉獄のアニキ!

だからこの最終回で無限列車映画化決定と聞いて一瞬めちゃくちゃ喜んだけど
同時にこれと似たような終わり方をして未だに一切音沙汰のない作品を思い出して
ちょっとだけ不安になりました。知ってます?活撃刀剣乱舞って言うんですけど。

まあそちらと違ってこれは原作もあるし、円盤の売り上げも考えれば間違いなく
鬼滅の方が優先されるだろうという妙な確信はあるから心配してませんが。
今はぶっちゃけ活撃よりもこっちの方が個人的優先順位は高いですし。

それにしても最近は本当に映画化される作品が増えたよな。
実際テレビアニメよりも興収やらグッズやら円盤やらで稼げるようですし、
制作サイドとしても余裕をもってクォリティの高い作品が作れるといいことづくめ。
(今回の鬼滅がテレビで劇場版クォリティだったのはとりあえず置いておく)

ファンとしても映画なら確実に質の高い作品が作られることは期待できるしね!
(P3M、その節は誠にありがとうございました)
まあ1回1900円はお財布には厳しいけどな!でも行くけどな!

しかし時代は変わるものですね、ちょっと前まではジャンプアニメと言ったら
最低1年以上の夕方枠を確保して、絵の質はある程度諦めて、原作のストックが
なくなれば無駄に引き延ばしたりアニオリを入れたりして時間を稼ぎ・・・というのが
あたりまえだったのに。今や深夜も分割も「続きは劇場版で!」もアリなんだから。
(当時からクソみたいな縛りだと思ってたんでむしろ歓迎してますが)

まあ何はともかく、TVシリーズ完走お疲れ様でした。




『約束のネバーランド』

ああなるほど、何であの状況でノーマンだけが生き延びられたのか
さすがにご都合主義すぎじゃないかと思ってましたが、そういう理由だったのか。
(そこまで物語が続かなければ死んだままでいいし、なかなかいい塩梅)

エマたちは間に合わなかったことに衝撃を受けているようだけど
この女王がいる限りどんな約束も反故にされるだけだからこれはもう必要な犠牲
だったとしか言えないよね。いやエマに「犠牲」という言葉が許されないのは分かるが。

てかエマはあの鬼側に対して不利すぎる「約束」をどう説明しに来たんだろう。
まさかそのまま素直に伝えてさよならなんてことはないだろうし、彼女のことだから
一応ちゃんとした取引条件は用意してあると思いたいけど…

交渉の基本は「相手をいい気持ちにさせる」ですよ?
権威を盾に不利な状況を押し付けようとするのは脅迫と変わらんですぜエマさん。




『ミタマセキュリティ』

最近ハードな展開の多いジャンプの中で唯一の癒し枠として楽しんでるんですが
ギャグマンガの感想ってすっげー書きにくいんでこれだけですみません。

そして応援もしてるんですが今週は鬼滅にストーンにアクタで枠が埋まってしまったので
心の中の4枠目に入れさせていただきました!本当にごめんなさい!

ハゼレナは大人しいだけかと思ってたけど、料理下手とか霊に関しては熱心とか
意外と面白い個性が出てきたな・・・逆に主人公はいい意味でも悪い意味でも
ブレないからもう少し意外な側面が見れる展開をキタイシテマス。




『僕たちは勉強ができない』

■センター自己採点は上々

・・・という一言で終わらせる受験漫画があるらしい。
いや僕勉は受験漫画じゃなかったですね、すみません勘違いでした。

とりあえず文理と先生との和解がこじれずに終わってよかったよかった。
どうせこれから成之関連でこじれにこじれる予定だしな!
まあ文理足しても先生一人の票に届かないから厳しいかもしれないけど!

個人的な好みは先生だけど、無難に軟着陸させるのなら文乃がいい自分です。
・・・理想は誰ともくっつかずのハーレムならぬ家族エンドですけど。




『アクタージュ』

■怒りの矛先

ああなんだ、やっぱり夜凪も先週の彼女の言葉がブラフである可能性には
気づいていたのか。さすがにそこまで単純じゃないよね、うん。

それは理解しつつも、その言葉を聞いた瞬間に爆発した「怒り」の感情は
これからの舞台に必要となるので、あえて真偽は問いたださず持続させることにした
・・・って相変わらずイカれてんな、どいつもこいつも。

人間の喜怒哀楽の中で「怒り」ってのは一番強い感情だろうになあ。
それもイライラとかムカムカとかのようなくすぶった感情ではなく、
いわゆる「キレる直前」レベルの爆発的な怒りをずっと持続させるわけでしょ?
アドレナリンとかコルチゾールとか脳内麻薬の過剰分泌で死ぬ奴だわこれ。

とりあえず山之上女史は万一のために鎮静剤ダース単位で用意しとけ。



■羅刹女開幕

そして開幕一番、まずは観客からビビらせていくスタイルの羅刹女。
そういえば「羅刹」ってそもそも人を食らう恐ろしい悪鬼のことでしたしね、なるほど納得。

観客をビビらせながらもそれを見ることすらしない姿はまさしく悪鬼羅刹。
前回のカムパネルラはカムパネルラで死者として悟り切った表情が怖かったけど
今回のは純粋に「怖い」。いーい顔してるなあ夜凪。こういう顔大好き。

さすがは現ジャンプで目からビームを出せそうな主人公ナンバーワン(当社調べ)。




『呪術廻戦』

最後に出てきた双子は前日譚の女子高生呪詛士かな。

あの時点でもかつて田舎で迫害されていたみたいなことは言われてたけど
せいぜい村八分とか石を投げられた程度かと思ってたんですが
まさか座敷牢に入れられて暴力を受け続けていたとは・・・悪い意味で予想外でした。

そういえば野薔薇も高専を死亡した動機が「田舎から出るため」だったよなあ。
まあ彼女のことだから多少の誹謗中傷や暴力なんかは鼻で跳ね除けられそうだが
まだそこまで力のない子供時代にそうなってしまったら悲惨よね。

彼女の憧れの「沙織ちゃん」は本当に村を追い出されただけなのか
それとも…?




- - - - - - - - - -


今週は以上。


そういえば値札用の大きめのポストイットが行方不明で、やむなく小畑健展にて購入した
新世界の神ふせんを持って行ったのですが、これが意外と汎用性高くて笑ったw


0930_2.jpg


他に使うあてもないし、なくなるまではこれ使っていこう。


それでは。





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